エルガー・海の絵
エルガー:「海の絵」
ディム・ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、サー・ジョン・バルビローリ指揮/ロンドン交響楽団
美味しいラーメン店行脚シリーズ。
(大丈夫、ここは音楽blogだから。)
昨日は、テレビやネットでも「美味しいラーメン店人気投票」などというものには必ず上位にランクインされる名店「九段 斑鳩」に行ってみました。
まあ、6人並んでて15分待って入れました。4人ほど店員さんがいます。先週行ってみた「じらい屋」のあまりに狭い店内、店員1人できりもりという恐ろしい環境に慣れてしまい(結局あまりのうまさに一週間に3回行きました、私)、「斑鳩」の店内スペースの余裕、誘導する店員さんのスムーズさ、なんだか色々なことに感動してしまいました。「じらい屋」で「テーブルは客が自分で拭く」とか「目と目で合図して席を詰める」とか暗黙の了解でしていたことが、ここは店員がやってくれるのですから。
で、今回は「煮玉子らー麺」を頂きました。
えーっと、お味は。スープはお魚・コンブ系と鳥・豚骨系のダブルスープ。とろみのある美味しいスープですが、なんだかぬるいです。味を生かすようにわざとみたいですが、お客さんがヤケドをしないように店員がふーふーしてから出しているのかなあ?と思ったくらい。「じらい屋」の殺人的な熱さ(塩ラーメンで上あごをヤケドしました)に慣れているせいか、これはどうしたもんかと。
でも、人気店だけあってさすが。また行きたいです。でも、とりあえずまた「じらい屋」行こうっと。
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で、まー。あの。
今日もエルガーだよーん。
このバルビローリの2枚組CDのメインは「ゲロンティアスの夢」なんでしょうけど、ま、こっちはちょっとおいといて(またすぐ書きます)今日は大好きな「海の絵」。対訳を実家においてきてしまったのでちょっと右往左往しております。
全5曲は以下の通り。
『海の子守歌』(詩:ローデン・ノエル)
『港にて』(詩:アリス・エルガー)
『安息日の朝の海』(詩:エリザベス・ブラウニング)
『さんご礁のあるところ』(詩:リチャード・ガーネット)
『泳ぐ人』(詩:リンゼイ・ゴードン)
よく知らん詩人によるものです。ただ、2曲めはエルガーの奥さんのアリスさん作。
1曲目、ぞぞ~っとくるイギリスの海の夕暮れみたいな感じ。しんみり。
2曲目、大変チャーミング。夫唱婦随。
3曲目、この歌曲集の白眉はコレだと思う。エルガーらしい高貴さと、どこかワーグナーのマイスタージンガーを思わせる管弦楽。これはもう大好き。サー・ジョンも唸るよおお。
4曲目、どこか悲しげなような、優しい曲。
5曲目、3曲目同様スケールの大きい曲。「ラ~ヴ♪ラ~ヴ♪」とか「ハ~ンドインハ~ンド」とかちょっと聴いてて気恥ずかしくなる歌詞がなんとも素晴らしい。
ここでのディム・ジャネットは本当に素晴らしいの。5曲めで「シップ!」とか「シャロップ!」とかの歌詞ではぜったい唾飛んでると思う。ああ、好きよジャネット。
ところで、クララ・バットは人魚みたいなドレスを着て初演を勤めたという話を洩れ承った。どんなじゃ。
あ、さてぇ。
先日書きました、「エルガー・ボックス」(水越健一さんが解説)のジャケット写真、アマゾンには載ってたのでここに載せてみましょう。(すいません、リンク↓はタワレコです、あしからず)
ラッパ式吹き込みがちょっとカワイイね。買ってね。
エルガー ボックス/エドワード エルガー
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★祝! Cafe ELGAR 新装開店!5月27日開業!(店長さん本人シャイなため、そおっと宣伝。)
京都市中京区麩屋町通押小路上る橘町613番地の1(金曜定休)
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コメント
こんばんは。斑鳩は時おり前を通りますが、いつも行列に恐れをなして素通りでした。レポートありがと~。それにしても「じらい屋」好きね。
「海の絵」わたしも大好きです。気持ちいいですよね~。
末尾の京都の情報、朗報であります!絶対にそのために、出張するぞぉー。
投稿: yokochan | 2007年5月18日 (金曜日) 01時09分
>>yokochanさん
こんにちは!
斑鳩、混んでるときはTDLアトラクション並みの待ち時間と聞きます。そんなに並んでまで・・・とも思いますが、やっぱり有名なだけあって美味しいですよ。来週は九段にある「青葉」の支店にも行ってみようと企んでいます。
じらい屋はホント、美味しいです。先週3回行きました。(←マジで)
Cafe ELGARは7:30~17:00金曜定休だそうです。京都ご出張の際は是非。エルガーの素晴らしさについて語り合って下さい。
投稿: naoping | 2007年5月19日 (土曜日) 10時11分