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2007年5月22日 (火曜日)

シュレーカー・「メムノン」序曲


シュレーカー:大オペラのための序曲「メムノン」
(ロマンティック組曲)
ウーヴェ・ムント指揮/ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団

うああ、もうすぐ。
このblogをはじめて、もうすぐ一年じゃないかああああ。
(第一回は2006年5月28日であるから)

すげーわ、実に。この私がこんなに続くとは。
しかも、書いたわ書いた約300記事。アホ雑談もあるけど、ほとんどCDレビュー&コンサート感想文。いかにヒマな一年だった・・・じゃなくてこの根気強さよ。素晴らしいではないですか(大自画自賛)、内容は支離滅裂でも、これだけ続いたってのは。っつーか、こんなにCD持ってるのか私。実はこの一年あんまりCD買ってないのですよ(←え)。

とはいうものの、別に一周年記念とかいって、読者の方々に大プレゼントとか、何か大きな企画とか、何も考えておりませぬ。それよりも、去年と何も境遇が変ってない自分が悲しく、恨めしい(泣)。いや、病気も怪我もせず健康で働いているのが一番幸せということなのか。なんだかわからない。

(最近は、金運UPを狙い、自分の部屋のと会社の3つのトイレを朝、ピッカピカに磨くことを日課としています。でも。でもー、何故なの? 最近金運が逆に低下。みんな、どうせ買うならここからCDを買っておくんなまし。 ←押し売り?

いや、そんなことはどうでも。今日はシュレーカー。エキセントリックな作曲家である。容貌はなんとなく背の高いマーラーという感じ。

過去記事:シュレーカー・烙印を押された人々

シュレーカーはかなりたくさん(10曲くらい?)オペラを書いておりますが、有名になったのはどれなんだろう、やっぱり「はるかなる響き」なんだろうか。(ウチにCDはすでに書いた「烙印・・・」と「はるかなる響き」と「狂える炎」のCDがあります。「宝探し」も実家にあると思ったんだけど、それこそ宝探ししないと。とはいうものの、ちっともblogに書かないのは、筋書きがなんだかよくわからなくてまとまらないってのが一因。)

その中で、歌劇「メムノン」ってのは未完の作品だという。序曲だけがこんなに「でっかくなっちゃった」わけで単独に演奏されている・・・のかどうかわからないが。
序曲で22分はさすがに長いから。オペラが始まる前に客が帰ってしまうかもしれない?

で、曲は・・・というと。そもそもオペラのほうはどんな筋書きかどうかわからないから、勝手に想像するしかない。

<あらすじ>(←勝手な想像なので、参考にせぬよう、いつもながら。)
むかしむかし、ある東洋の国。
ある独裁者によってこの国は支配されていて、人民は苦しめられている。独裁者は魔法の力を持っているために、皆は言うことを聞かざるを得ない。

そこへ、美しく立派な若者が現れる。このメムノンという金髪の背の高い青い目の若者は、どこか遠い西洋の国からはるばるこの国の人民を救うために右から左へやってきた。「欧米か!」と叫ぶ独裁者。気の弱い人民たちはそれをただやりすごすだけである。

「これではいけない!」
人民を集め、平和の素晴らしさを説く若者メムノン。しかし、力で独裁者をねじ伏せることは良くない、と考えたメムノンは人民の中から美しい婦女子だけを集め、芸術で独裁者を魅了し、平和を訴えようとする。そこへ彼の協力者でドラマーのファンキー末吉が登場。「オレがロックの素晴らしさを教えてやる」とドラムを叩くと、今まで無表情だった美少女たちはたちまち魅了されるのである。・・・

う~ん。なんだかわからなくなってきた。もういいや、やめた。

ということで(何が?)、オペラの序曲というより、R・シュトラウスの交響詩ばりの大管弦楽曲である。ただ、シュトラウスの亜流というわけでもなく、ちょいと怪しげな東洋のリズムや打楽器が登場し、そこが彼のテイストとなっていると思う。そこはかとない死の匂い。世紀末の怪しい香り。

作曲者原作(最初のオペラだけは違うらしい)の自己満足な判りにくい筋書きのために、全体的にあまり上演されない彼のオペラだが、管弦楽の素晴らしさでは天才だと思うがなあ。

R・シュトラウスにホフマンシュタールがいたように(またはベルクがよい原作を選ぶ才能があったように)、彼にもよい脚本家がいたらどんなによかったか。自分で作った筋書きというのが現在あまり上演されない一因ではないだろうか・・・と思う。
やっぱり大衆は基本的にはわかりやすいものを好むのである。惜しいなあ。

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今日、なんでこんなにアクセス数多いんだろう・・・?
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コメント

ブログ1周年ですか。おめでとうございます。
私は日記は全然続かないのですが、ブログは細々ながら続いています。
きっとコメント、トラックバックがいいのでしょうね。ブログの前にさるさる日記というレンタルウェブ日記(コメントが入れられない)を使っていたので、ブログの面白さがわかります。

シュレーカーの曲は1枚持っています。アルテノヴァが出している歌曲集です。
作風はどうだったか。。。もう一度聴いてみます。

投稿: ピースうさぎ | 2007年5月23日 (水曜日) 18時02分

>>ピースうさぎさん
コメントありがとうございます。丸一年までまだ何日かありますが・・・とりあえず3日坊主は免れました。ピースうさぎさんは私よりもっと長くblogはされているので、このblog始めた頃は目標とさせて頂いてましたが、コメントまで頂けるようになりました。いやっ自分なりにエライ!と思っています。(←またしても自画自賛)

投稿: naoping | 2007年5月23日 (水曜日) 20時25分

こんにちは。一周年おめでとうございます。
しかし300記事はすごい。ほとんど毎日更新ですね。
天声人語かnaopingさんか。ほぼ日刊音源雑記帖。

シュレーカーは、私ちょっと勘違いしていたんですが、
ナチスに殺されたんじゃないんですね。
1934年に脳出血で亡くなったんだとか。
ちなみに一曲も聴いたことありませんです。

投稿: 木曽のあばら屋 | 2007年5月23日 (水曜日) 22時31分

>>木曽さん
まいどどうも。ありがとうございます。
何かも~、怨念のように書き続けた一年でございました。「ほぼ毎イトイ」って感じですか。
2年目は「あら~、ブログなんか書く暇ないわ~毎日モテモテで~」で、週に1~2回更新みたいな感じでいきたいな、と思います。(←今んとこ、ないです)

うーん、ユダヤ人作曲家でも収容所→ガス室で死んだ人はそんなにいないんじゃないですかねえ。結構亡命したり、普通に死んでたりしてたみたいです。シュレーカー、オススメです。怪しげで。

投稿: naoping | 2007年5月24日 (木曜日) 19時54分

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