« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月31日 (木曜日)

クライバー・ブラームス交響曲第4番


ブラームス:交響曲第4番ホ短調
カルロス・クライバー指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

今日は、超珍しくブラームス。しかも、交響曲中でも地味じゃ地味じゃといわれているらしい4番。ウチにはブラームスの交響曲はこのCD一枚しかない。地味といわれても他に比べようがないのだが。1番はベートーヴェンと似ててあんまり好きじゃないし。

このCDはとっても好き。第1楽章のメロディなんかいかにも悲しげで胸がキュンとし。ウィーンの楽友協会の前のブラームス像の前を(クソ寒い中)ふらふらお散歩したことを思い出す。第3楽章も調子よい。これが地味なんて。

ロケーション的に全くぴったりなクライバーの演奏はモチロン素晴らしい。文句つけようなし。

ブラームスは相当お部屋をキタナクしていたらしい。お部屋に通されても座る椅子は全部楽譜と本でふさがっており。一つだけあいていた椅子に、ブラームスは初めて尋ねてきた客にうまいこと言ってなんとか座らせようとした。その椅子は掛けた瞬間足が天井のほうを向くという仕掛けになっていた。ブラームスはそれを見ては大喜びだったという。茶目っ気・・・というよりは趣味悪いぜブラームス。(三浦先生のご本をまたしても参考にさせていただきました)




-----

あなたは人気blogランキングへ投票したくなる・・・

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年5月30日 (水曜日)

ヴィシネグラツキー:24の前奏曲


ヴィシネグラツキー:<四分音ピアノのための作品集>
24の前奏曲、アンテグラシオン

アンリエット・ピュイグ=ロジェ、藤井一興(ピアノ)




昨日は、病院に行ってきました。
別に体の調子が悪いわけではなく(元気いっぱい!)。

何年か前、私はひょんなことで病院で検査を受けたところ、病気が発見され入院することになった。本当に青天の霹靂。体は全く元気だったからね。

しかし、運良くいい先生に恵まれ(医者との相性って大事なのよ)、病気も(あとになっていえることだが)たいしたものではなかったため、今も元気にしている。その先生は私の退院後の最後の検査のときに「5年後に念のため検査するからまた来なさい。」と言って下さった。

で、そろそろ行ったほうがいいかな~と思い、事前に予約をし(「ぴあ」並みの電話のかからなさ。SMAPかよ)行ってみたのですが。

自分にしてはアレはものごごろついてから最大のピンチだったし、先生は命の恩人くらいに思っていた。でも、たった2週間入院しただけだったから(・・・もしかして盲腸だった?くらい)・・・当然のことながら先生は私のことなんか覚えておらず。しかも予約時間から2時間も待たされて、その日の最後から2番目のお客だったので、先生はすっかりくたびれはてて、古いカルテをめくりながら「えーーーーーと。なんできたの?なんかあったの?」と。ありゃりゃなんだよ。まー、仕方ないか。

診て貰った結果、とくに異常なし。よかったあ。ホント。
(普段、あたしなんかどーでもいいやと思っていながら)体は大事だわね。ただ・・・4700円の診察料はイタイなあ。貧乏なもんで。


・・・。

で、まー。なんでもいいんだけど、かたづけものしながら見当たったCDから。ここのblogでは珍しくピアノ曲。ヴィシネグラツキーって作曲家の作品。このCD、ずいぶん前に買ったのに、いまだに現役盤(国内盤)で買えるってことが驚き。

イワン・ヴィシネグラツキー(Ivan Alexandrovich Wyschnegradsky, 1893-1979)はロシア帝国出身のフランスの作曲家。専ら微分音音楽の追究者として有名。四分音から始まり、最大十二分音までを編み出した。

微分音・・・。(当時)どんなもんかしら?と思いつつ購入。一時期おおいに話題になった記憶が。
このCDの曲は半音のさらに半分の音程が使われている。(CDのジャケット写真では、3段階になっているピアノを作曲者が弾いている。微分音ピアノ?)録音では普通のピアノと、4分の1音下げて(上げて?)調律してあるピアノを使って二人で弾いている。不協和音なんてもんじゃねー。

聴くと・・・すごーくキモチワルイ。二日酔いの朝、フラフラと会社に行くような感じである。地面がなんだかフワフワして足元がおぼつかないわ。なんだか風景が曲がって見えるし・・・みたいな感じ。もー、満員電車なんか乗るのはかなりキツイわね、ここまでくると。
でもロシア・アバンギャルドの作曲家だし、その手の時代の曲が好きな人だったらさほど違和感はない・・・と思う。全然オッケー。
が、24の前奏曲と言いながら・・・優雅なショパンのとは真逆な音楽。

これを聴きながら読書・・・とかblogを書く・・・とかはあまり奨められないが。実際聴きながら書いているんだけど、やっぱりちょっとヘンな感じでした。

-----

人気blogランキングは今何位だか。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月28日 (月曜日)

一周年記念・ゲロンティアスの夢

P1000756エルガー:「ゲロンティアスの夢」
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、リチャード・ルイス(テノール)、キム・ボルク(バス)
ハレ合唱団、シェフィールド・フィルハーモニック合唱団、アンブロシアン・シンガース、
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団




いやー、どうも。今日で一年だす、このblog。
長かったような、あっというまのような。

今まで全く何の反響もないblogだったらとっくの昔に終わっていたのでしょうが、皆様の暖かいご声援のおかげで、なんだか続いております。ありがとうございます。

が、実際のところ。
ホントに・・・部屋が狭くて(独身一人暮らしにはちょうどいい広さですが)これ以上CDが増えたら私のいるとこがなくなってしまうため、このごろCD買い控えをしております。なので、きっといつかネタ切れをしてしまうでしょう。はて。そうしたらどういう方向性でいくか。

blogは楽しくてやめる気はないのですが・・・。
以前書きましたとおり、ありもしない勝手な妄想(さいえんすふぃくしょん)で「恋愛カテゴリー」に乗り込むか。メダカかカメでも飼って「ペット(魚・水中の生き物)カテゴリー」に乗り込むか。それとも大借金をして「債務・借金カテゴリー」に・・・いや、もういいか。

というわけで、細々と続いていけばいいかなあと思います。

で、一周年を記念し、それにふさわしい楽曲としまして・・・何の関係もないけど、ゲロ夢。ここのblogに恒常的にいらしている方の中でも、ゲロ夢って聞いて「またぁ~。二日酔いで夢でも見たの?」とかあらぬ想像をする方がちょっといるかもしれない。

いや、この曲はね、そんな生易しいものではない。二日酔いどころか、死んでしまうのである。一人のゲロンティアスというナゾの男(聖職者なんだと思う)が死の床にいて、迫り来る死の恐怖と戦い、迎えに来た天使とともに迫り来る悪魔の群れに打ち勝ち昇天するという、ドラマティックな声楽曲なのであります。

この曲は、イメージ的には教会で歌われる宗教曲というよりは・・・そうねえ、マーラーの8番の第2部に近い感じ、かな? 天に召されて昇っていく人と天使たち・・・という設定は同じである。登場人物はぐっと少ないが。

・・・第1部で苦闘の末お亡くなりになった主人公ゲロンティアス。第2部でやっとお迎えの天使が登場。こんなふうに歌う。

私の仕事は終わりました、
務めは果たしました。
だから私は連れて行きます。
その者が住まうべき場所へと。
栄えある冠は手に入ったのです。
アレルヤ、
とこしえに。

・・・

出てきたばっかりなのに「終わりました」、とは。その後天国へ天使はゲロンティアスを連れていく。途中コワイコワイ悪魔の集団に出っくわすが(清らかな歌声を聞かせていた合唱団が人が変ったように、 「ハ!ハ!」とここでは本当にコワイです。一瞬ヒキます。)、二人は動じず。そして最後の審判。

この曲の演奏の出来不出来は、(勿論ジェロンティアスも重要であるが)天使役(アルト)にかかっていると私は思う。この天使はかわいらしい羽の生えたエンジェル(ピポピポ!森永マークのような)とは程遠い。知性的で、現在で言えば仕事バリバリの人事総務のベテランキャリアウーマンのようである。新入社員や離職した社員を不安のないようにサポート。知性的という点でソプラノよりもメゾやアルトの声のほうがピッタリくる。

イギリスの代表的なメゾ、ディム・ジャネットは知性的な声でこの役にぴったりである。(カスリーン・フェリアが全曲の録音を遺さなかったのは返す返すも残念。)

実は、このバルビローリ盤のほかにウチはボールト盤とサージェント盤があります。新しい録音盤は聴いたことがないのでわかりませんが、スタンダード的なのはバルビローリなのかな。(サー・コリンによるものはオッターが天使で相当よいらしいが、未聴・・・っつーかいいかげん買いなさいよアタシ。どんだけー。)

サージェント盤は録音が古いのであまり最初聴くにはアレなのですが、これもスタンダートな演奏かと。とくに天使役のクールな雰囲気はベイカーにない感じで結構好き。

ボールト盤は歌手がなかなか豪華で、ゲロンティアスをニコライ・ゲッダが歌っていたりする。肝心の天使役のヘレン・ワッツがイマイチな感じだが・・・年代のわりに録音もよいし(合唱の処理がとてもよい・・・弱音が綺麗)、これもかなりの名演だと思う。

ところで。
自作自演盤がこんなクアドロマニアなんて怪しいレーベルで二束三文で売っているのはどうかと思う。よいこのエルガリアンはエルガー・ボックスを買おうね。

-----

人気blogランキングへ今日くらいは入れてくれても。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007年5月27日 (日曜日)

タイ風ラインの黄金

おはようございます。
今更なのかもしれませんが、こんな素敵なものをみつけてしまいました。
ばってんさんのblogにトラックバック。

↓トムヤムクン食べて暮らしてるのか?ヴォータン。しかも声は見事であります。サワディッカー!



↓ラインの乙女たち。国籍がたぶんめちゃめちゃであります。



アルベリヒの化粧がヘンだ。ローゲ?がすげー普段着。


バンコクにはこんな素敵なオペラハウスがあるのね。今年はタイ旅行に行ってみようかと一瞬思いました。これ、今もやってるのかな?

-----

人気blogランキングへ投票してみて

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年5月26日 (土曜日)

第10回東京シティ・フィル定期演奏会

T0526_1 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第10回ティアラこうとう定期演奏会
團伊玖磨/管弦楽のための「飛天繚乱」
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェヘラザード」
飯守泰次郎指揮/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
新倉瞳(チェロ)



行ったことない、コンサートホール行脚の旅シリーズ(←そんなもんない)。

ティアラこうとう(江東区の公会堂)。まだ新しいから、とっても綺麗なホール。・・・と思ったら、6月1日より改装工事に入るらしい。いったいどこを直すのやら。住民税無駄使いってことないよね?住民税が6月から大幅に上がりますよ、国民の皆様。源泉徴収税と雇用保険料が下がったぶん、ということですが、何か目くらましでないこと???

えっと、これ音楽blogだから。

なんてったって、飯守さんはワタシのアイドル。曲目が「?」でも一応行っちゃう。それになんだかお値段が破格に安いれすし。(S席3500円、A席2800円)
ということで、奮発してS席買っちゃう。一階席前から6番目。しかし、ちょっと前過ぎた?かも。音がなんだかまとまらない。後ろだったらもうちょっと良かったのか・・・知るよしもなく。

いつもながら、飯守さんはかっこいい。巨匠って感じがする。いかにもゲージュツ家っぽいヘアスタイルと容貌が素晴らしい。指揮する姿はまるで操り人形のようだ、

一曲目。団伊玖磨先生の「飛天繚乱」。団先生は華族の出身だそうだ。だからなんだ。1991年の作品らしい。中国のシルクロードとかをイメージ。平山郁夫か。

出だし、ちょっとシマノフスキっぽくて「これはちょっとイケるかも?もしかして日本人作品デビュー?」と期待したが、だんだん日本人作品っぽくポンポコポンポコと打楽器が多用されると、「ああ、やっぱりキタか~」と意気消沈。フルートの難しそうなソロあたりから、私の周りは激しく睡魔に襲われてた・・・あの、土曜の昼下がりのコンサートは眠いですか?

2曲目。ドヴォコン。女のあたしからすると、ソリストがカワイイとかはどうでもいい気がするが、今日のソリストの新倉瞳さんは現役女子大生だとゆー。綺麗な色の緑のドレスで登場。アップにした髪に首の後ろの大きなリボンが映えるわ。いやー、超カワイイなあ。おじさん、演奏の出来なんかどーでもいいからもうテキトーに弾いて帰っていいから。なんて思っちゃイカン、私は演奏重視なのよ。

←デビューCD

それにしても、チェリストの女性奏者というのはなんともイイ感じですね。大きなドレスを着て座ってチェロを弾いていると、なんだかヨーロッパの宗教画みたいね。聖母マリア様のような。三角構図ですね。

ドヴォコン。ああ、これエルガーだったらなあ、と思いつつ鑑賞。でも、ドヴォコンも名曲だからよいですわ。胸がきゅうん。
飯守さんと新倉さんはまるで会社の重役とOLみたい。ソロの部分に入るときに飯守さんがちらっと新倉さんを見ると、新倉さんは「承知しました」とばかりパソコンをパシャパシャ・・・じゃなくてチェロをバリバリ弾く。難しそうな部分を弾いたあとのホッとした顔がまたよい。

あんまり、ドヴォコンは昔からハードに聴きこんでないので演奏どうのっていうのは言えないのだが(ウチは一枚しかCDはなし)、今日の演奏を聴いた限りではいい曲だなあと思いました。大変な拍手喝さいとブラヴォーでございました。

3曲目。シェヘラザード。・・・鬼門。私の鬼門。ロシア華やか系管弦楽曲が私のレパートリーにはないということをお気づきか。シェヘラザード、展覧会の絵、禿山の一夜、ピーターと狼?など。フィラ管が得意そうなのは皆無。チェコ音楽とともに、ロシア音楽は鬼門。

なんでかっていうと、曲を聴きながら考えた。

ウチの両親は(何度も書いているが)クラシックには無縁のヒトだ。普通、クラシックを聴く家では、子供に絵本を与えるようにここらへんの曲のLPを与えていたのでは?私はそんなものなかった。

(ウチは何もそういう素養がない家だったから、突然マーラーとか勝手に聴いてた。)

シェヘラザード、もしかして全部聴くの学校の音楽の時間以来かもしれん。もしくは、NHK-FMで小学生のときに聴いてたかもしれないが。

そーそー、ミキティが滑ってたな、シェヘラザードで。こんなもんなのよ私のシェヘラザード歴って。生演奏だから、迫力は素晴らしいけれどね。

でも。
ああ、こんな通俗名曲じゃなくて、飯守さんのワーグナーを聴きたいよう・・・。マイスタージンガー前奏曲とかでいいからさあ。
今度はホルストの「惑星」(冥王星オマケつき)を振るみたいですが・・・せめて・・・せめて「英雄の生涯」とか、ドイツもんをやってもらいたい。

それで、アンコールはなし。アレレ?

----

人気blogランキングへ投票しちゃったりなんかして

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年5月25日 (金曜日)

コルンゴルト・女王エリザベス

P1000755 コルンゴルト:映画音楽「女王エリザベス」(原題:The Private Lives of Elizabeth and Essex)
カール・ディヴィス指揮/ミュンヘン交響楽団

(完全版スコアによる世界初録音)








みなさんこんにちは。

唐突ですが。
不思議なことに最近は若い女の子ってカワイイなあってのも思うわけです。最近とくにカワイイなあって思うのはポッキーのCMに出ている、「とってもいいじゃん♪」って道頓堀?や、なんば花月?で踊りまくってる女の子です。名は知らんが。テレビ見ながらニコニコしちゃう。(あ、新垣結衣さんとおっしゃるのね・・・翌日確認)


・・・まあ、それはそれとして。音楽ブログだってば。

今日は、やっぱりコルンゴルトの映画音楽で。いやはや、うちにはまだあるんだわ。でもまだまだ他にオリジナル・スコアものCDはこの世(店に)にはあるんだから多分。廃盤にすぐなっちゃうから見つけたら即買いだ。実際、本日ご紹介のも今手に入るのかどうか。(前に書いたかもしれぬが)クラシックのCDよりも映画音楽のCDの購入はキビシイものなのである。

本日ご紹介のCDは、映画音楽界の巨匠、カール・ディヴィス指揮によるもの。カール・ディヴィスといえば、ふと思い出したのだが2年だか前、すみトリでチャップリンの「街の灯」(映画音楽もチャップリンである)を大スクリーンで上映しながら演奏したのがカール・ディヴィス指揮するところの新日本フィルであった。

画面を見ながらの生演奏って大好きな形態のコンサートである。著作権上の問題なのかなかなかやらないが、本当に感銘深いものなんである。

だけれども、最初は「うーん、やっぱり生演奏はいい!曲もいい!」と思いながら聴いているんだが。映画見ているうちに。
チャップリン扮するビンボーな男が、恋する盲目の女のためにお金を工面してあげようと、ボクシングのガチンコ勝負に挑戦するのだが・・・、その辺からもう、音楽のことはすっかり忘れて、もー笑うよ笑う。もう椅子ガタガタいっちゃうくらい爆笑。やっぱりチャップリンは面白い。

・・・ということで、このCDの「女王エリザベス」の演奏も大変素晴らしいのでありました。1991年録音というから音は鮮明ですし、迫力がすごい。まー、全体的にいつものコルンゴルト流のロマンティックなメロディ(出だしスター・ウォーズっぽい。勿論コルンゴルトのほうが先だけども)。

この「女王エリザベス」って映画は、日本では(劇場公開ではなく)テレビ放映されただけなんだそうな。勿論有名なエリザベスⅠ世の話です。(なんも見てないので筋書きを見ただけでコメントしなければならないが)何年か前、ケイト・ブランシェット演ずるエリザベス女王の映画を参考に。

生涯独身でヴァージン・クイーンと呼ばれ「イギリスと結婚した」(まあ、最近の私がじらい屋のラーメンと結婚したようなもので。ラーメン・クイーン。)エリザベス女王の年取ってからの、若い男との恋愛が主題のようである。エリザベスを演じるは大女優ベティ・デイヴィス、相手役のエセックス伯はエロール・フリンである。

老いを感じ始めたエリザベス女王は、若く自信家のエセックス伯爵と恋に落ちるが、エセックス伯はその強情さゆえ愛人の命令により断頭台の露と消える・・・という物語だとゆー。(早崎さんの本より)

この優れたスコアは1939年度のオスカー賞のノミネートを受けたという。その年にはなんと、あのマックス・スタイナー作曲の「風と共に去りぬ」も発表されている。だが、結局オスカー賞はどっちでもなくて、音楽賞はジョン・ウェイン主演の「駅馬車」のためのアメリカ民謡の編曲、作曲賞は「オズの魔法使い」の作曲のハーバート・ストザートって人だった。あらら、オーバーザレインボー。

----

人気blogランキングへ投票してみる

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月24日 (木曜日)

グレゴルの抒情交響曲は意外と。


ツェムリンスキー:抒情交響曲
カラン・アームストロング(ソプラノ)、イヴァン・クスニェル(バリトン)
ボフミル・グレゴル指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

過去記事:抒情交響曲

いやー、まあ。ここでは人気作曲家の一人、またもやツェムリンスキーだよん。こんなにみんなツェムリンスキーが好きなんて、このblogをするまで知らなかったのよ。

マーラーよりもウィーンっぽい。シェーンベルクよりもわかりやすい。聴くとウィーンに行きたくなる。・・・ウィーンのケーキが食べたくなる(←え)。

ウィーンで行ったケーキ屋(または食べたケーキ)。
カフェ・モーツァルト。カフェ・デメル。オーバーラー。カフェ・ムーゼウム。アイーダ。(有名なザッハーは行ってない。)

嗚呼。甘いもんが食べたい。

(テレビで「いきなり!黄金伝説。」で女お笑い芸人ハリセンボンちゃんたちが「行列ができるデザートベスト30」を食べつくしているのを見て、今日はどうも甘いものモード→トンカツ食べながら。
いや、そんな並ばなくても、私はシュークリームでいいんだわ。あのー、そうそう思い出したんですが、先日クソ面白くもない会社の飲み会の帰りに秋葉原駅構内で酔っ払った勢いで購入したモンプティシュってとこのシュークリームは最高ウマかったです。見かけたら買ってみて。ホントうまかったのよ。でも実は酔っ払ってたから何でもよかった。ホント誰でも良かったのよ、私は・・・許して。)

・・・でまあ。ジョジョーといえばシャイーだとかコンロンだったりするわけなんですが、今日はスプラフォンから出ていて国内盤のグレゴルを。私、コレは対訳が欲しいということのみで購入したってゆー、いわくつきの(何のいわくもない)一枚。

グレゴルって知らないんですが。有名な指揮者なんでしょうか。チェコの人。(1927年生まれ)
ドヴォルザークの交響曲全集や(名盤らしい)、パヴェル・ヴラニツキーといふ、ナゾの作曲家の交響曲を録音して居るやうだ。シヴイとこついてる、うむ。

私、2回目にウィーンに行った時のこと。何かを目指して歩きに歩いて、大きな通りに出たとき。道路標識に普通に「→プラハ」と書いてあった。当時、全く土地勘ナシ。でもウィーンてやっぱりチェコに近いんだと思った。ごめん、地図読めなくて。女だから。
そうかあ。どおりで、ヴァーツラフ・ノイマンはよくマーラーをするわけだ。変に納得。

というわけで、しばらくホッポリ投げていたこのグレゴル盤、聴いてみると意外となかなか宜しい。PCM録音(懐かしい響きだね)で音も宜しい。故ゲッツ・フリードリッヒの夫人、カラン・アームストロングはエロかっこいい歌唱。そーいえば舞台姿もよかったねええカラン。オペラ以外ではあまり歌は聴いたことはないが、この曲は似合っていると思う。やっぱり知らないバリトン歌手クスニェルは、ターフェルみたいに立派すぎないトコがよいかも。

因みにこのCD、私が購入したときは2000円もしたが、現在は たった1050円で買えます。しかも歌詞対訳つきで。まあ、なんということでしょう。対訳もってない人は買いましょ。



-----

人気blogランキングへ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年5月22日 (火曜日)

シュレーカー・「メムノン」序曲


シュレーカー:大オペラのための序曲「メムノン」
(ロマンティック組曲)
ウーヴェ・ムント指揮/ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団

うああ、もうすぐ。
このblogをはじめて、もうすぐ一年じゃないかああああ。
(第一回は2006年5月28日であるから)

すげーわ、実に。この私がこんなに続くとは。
しかも、書いたわ書いた約300記事。アホ雑談もあるけど、ほとんどCDレビュー&コンサート感想文。いかにヒマな一年だった・・・じゃなくてこの根気強さよ。素晴らしいではないですか(大自画自賛)、内容は支離滅裂でも、これだけ続いたってのは。っつーか、こんなにCD持ってるのか私。実はこの一年あんまりCD買ってないのですよ(←え)。

とはいうものの、別に一周年記念とかいって、読者の方々に大プレゼントとか、何か大きな企画とか、何も考えておりませぬ。それよりも、去年と何も境遇が変ってない自分が悲しく、恨めしい(泣)。いや、病気も怪我もせず健康で働いているのが一番幸せということなのか。なんだかわからない。

(最近は、金運UPを狙い、自分の部屋のと会社の3つのトイレを朝、ピッカピカに磨くことを日課としています。でも。でもー、何故なの? 最近金運が逆に低下。みんな、どうせ買うならここからCDを買っておくんなまし。 ←押し売り?

いや、そんなことはどうでも。今日はシュレーカー。エキセントリックな作曲家である。容貌はなんとなく背の高いマーラーという感じ。

過去記事:シュレーカー・烙印を押された人々

シュレーカーはかなりたくさん(10曲くらい?)オペラを書いておりますが、有名になったのはどれなんだろう、やっぱり「はるかなる響き」なんだろうか。(ウチにCDはすでに書いた「烙印・・・」と「はるかなる響き」と「狂える炎」のCDがあります。「宝探し」も実家にあると思ったんだけど、それこそ宝探ししないと。とはいうものの、ちっともblogに書かないのは、筋書きがなんだかよくわからなくてまとまらないってのが一因。)

その中で、歌劇「メムノン」ってのは未完の作品だという。序曲だけがこんなに「でっかくなっちゃった」わけで単独に演奏されている・・・のかどうかわからないが。
序曲で22分はさすがに長いから。オペラが始まる前に客が帰ってしまうかもしれない?

で、曲は・・・というと。そもそもオペラのほうはどんな筋書きかどうかわからないから、勝手に想像するしかない。

<あらすじ>(←勝手な想像なので、参考にせぬよう、いつもながら。)
むかしむかし、ある東洋の国。
ある独裁者によってこの国は支配されていて、人民は苦しめられている。独裁者は魔法の力を持っているために、皆は言うことを聞かざるを得ない。

そこへ、美しく立派な若者が現れる。このメムノンという金髪の背の高い青い目の若者は、どこか遠い西洋の国からはるばるこの国の人民を救うために右から左へやってきた。「欧米か!」と叫ぶ独裁者。気の弱い人民たちはそれをただやりすごすだけである。

「これではいけない!」
人民を集め、平和の素晴らしさを説く若者メムノン。しかし、力で独裁者をねじ伏せることは良くない、と考えたメムノンは人民の中から美しい婦女子だけを集め、芸術で独裁者を魅了し、平和を訴えようとする。そこへ彼の協力者でドラマーのファンキー末吉が登場。「オレがロックの素晴らしさを教えてやる」とドラムを叩くと、今まで無表情だった美少女たちはたちまち魅了されるのである。・・・

う~ん。なんだかわからなくなってきた。もういいや、やめた。

ということで(何が?)、オペラの序曲というより、R・シュトラウスの交響詩ばりの大管弦楽曲である。ただ、シュトラウスの亜流というわけでもなく、ちょいと怪しげな東洋のリズムや打楽器が登場し、そこが彼のテイストとなっていると思う。そこはかとない死の匂い。世紀末の怪しい香り。

作曲者原作(最初のオペラだけは違うらしい)の自己満足な判りにくい筋書きのために、全体的にあまり上演されない彼のオペラだが、管弦楽の素晴らしさでは天才だと思うがなあ。

R・シュトラウスにホフマンシュタールがいたように(またはベルクがよい原作を選ぶ才能があったように)、彼にもよい脚本家がいたらどんなによかったか。自分で作った筋書きというのが現在あまり上演されない一因ではないだろうか・・・と思う。
やっぱり大衆は基本的にはわかりやすいものを好むのである。惜しいなあ。

-----

今日、なんでこんなにアクセス数多いんだろう・・・?
人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年5月21日 (月曜日)

ディーリアス ・ シナラ

Pa0_0113ディーリアス:シナラ
トーマス・アレン(バリトン)
エリック・フェンビー指揮/ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ

(The Delius Collection Volume7)


初夏だねえ。過ごしやすくて、今が一番いい季節。

6月になってほしくない。
梅雨は嫌いだ。

なんでかっていうと。

今私が住んでいるところはとっても駅に近くて、その駅もとっても便利。しかし、家賃が安い(都心にしては)のである。

その安い理由はなんといっても日当たりが悪いということにある(他にも理由はあるんだけれど)。なんとなく一年中湿っぽい。押入れは書籍やCDは入れておくことができない(カビるので)。また、6月になると白い壁にカビが生えてくる。でもってカビキラーにまみれながら格闘。ね、涙ぐましいでしょ。

お風呂も今までずっとタイルがカビっぽくてやだった。しかし、風水を気にするようになり、「恋愛運をつかさどるのはなんといってもバスルーム」ということを知ってから、そりゃま、最初こそカビキラーとともに大格闘していたが、今では毎日たいした努力もせずに信じられないくらい美しいバスルームを保っている。築20年なので限界はあるが・・・ま、心がけというのは大事である。

ま、風水の効果のほどはおいといて。たははっ(汗&涙)

こんな初夏にぴったりな曲というとやっぱりディーリアスではないでしょうか。(←強引な展開)
この世の中にはディーリアスが大好きで、私なんかよりずううううっとお詳しい方が沢山いると思います。私はそんなに詳しくもないので、なんとはなしに感覚的にたまーに聴いているだけです。(区別つかない曲とかある。管弦楽の曲でイントロ・クイズとかしても答えられないと思う)

ま、ディーリアスの沢山ある曲の中で一番好きなのはどう考えても「田園詩曲」なんですが、この曲の与える雰囲気とそこはかとなく似ている「シナラ」って曲もやっぱり好きです。

この曲は最初は合唱曲集の「日没の歌」の中に収められる予定であったのですが、予定変更して独立した一曲となったようです。バリトンと管弦楽によるもので、「田園詩曲」と同じように圧倒的なノスタルジーが曲を支配しています。 (この日本語は合っているのかどうか。)

私の持っているCD・・・ユニコーンから出ているエリック・フェンビーのシリーズの7番目は、何故か解説書に歌詞も載ってない。内容は困ったことによくわからないので、最初のほうだけ歌詞を見つけてひっぱってきました。(すいません)

Cynara

Last night, ah, yesternight,
betwixt her lips and mine
There fell thy shadow, Cynara !
Thy breath was shed
Upon my soul between the kisses and the wine ;
And I was desolate and sick of an old passion ,
Yea , I was desolate and bowed my head :
I have been faithful to thee , Cynara !
in my fashion.

                            (アーネスト・ダウスン歌詞)



いい曲ね。ちょっとエロいかも。

トーマス・アレンの歌も勿論いいのだけど。
M・デイヴィス指揮の「村のロメジュリ」のLPの余白に、フェンビーによってでこの曲のことが語られており、ジョン・シャーリー=カークが歌っているのがちょっとだけ入っている。シャーリー=カークが好きなもんで、常々この音源の全曲が聴きたいと思っているんだけどCDはないのかな?

-----

人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007年5月20日 (日曜日)

ミトプー&シゲティのベルク

Pa0_0112 ベルク:ヴァイオリン協奏曲
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)ディミトリ・ミトロプーロス指揮/NBC交響楽団(1945年)

過去記事:ウェーベルン指揮のベルク・ヴァイオリン協奏曲





一昨日。
去年結婚した友人(女)と飲んでいたのであるが、すっかり結婚生活にも慣れた様子。まるっきりできなかった料理もそこそここなし、掃除・洗濯などの家事にも慣れたようである。

はー、よかったね。

しかし、彼女のいうことにゃ。

「もう一人でなんでもできるから、一人暮らしがしたくなった。だって私、ずっと親と住んでいて一人暮らししたことないのに結婚したじゃないですか。一人暮らし楽しそうだし」と。


へ。

ああ、そんな。そうなの?そんなこと思うの?新婚なのに?
あああああたしのほうが楽しそうなんて思うわけ?

女一人だと不便なことが多いぞ。蛍光灯を取り替えたり、クーラーのフィルターの掃除をしたりとか、天井にカビが生えたときとか。(背の高い)男がいたらどんなにいいかと思う。

(しかし脚立を買ったからこれは全て解消。ぜんぜんオッケー。)

でも一人暮らしもいいことはある。

昨日なんか、テレビで夜9時からシリアスな映画を見ていたんだけども、10時くらいになってウラ番組で「に~し~お~か~、すみこダヨ!」とか鞭を振り回している女や、 「♪ちゃらちゃんちゃんちゃらんちゃ~ん」とかムード歌謡をアカペラで歌う男が出演しているかと思ったら気になってしょうがない。でも、ま、一人なもんで、すかさずチャンネルを変えるということは可能だ。

が、結婚してたら、そういうわけにもいかない。そんなことをしたら張り倒されるだろう。

まあ、いいことなんてそのくらいだけれども。

さて、今日は「音楽の修道僧」と呼ばれ生涯不犯、清らかな独身を通したミトロプーロスである。 (三浦センセのご本によると)

まず、ジャケット写真(ピンボケでごめんなさい)。ミトプーが優男風シゲティと肩を組んでいかにも嬉しそう。でもなんだかシゲティは複雑な顔をしている。何かあったのか?

(どうもそんな風にしか見えない、今日この頃。き、気のせい?)

私は室内楽系に激しく疎いせいか(ごめんなさい)、ヴァイオリニストのことはあまり詳しくない。シゲティも有名だから名前はもちろん知っているが、一般的にどういう演奏をする人なのかこの演奏でしかわからない。

他にどういうCDを遺しているのかと調べていたら、バッハやモーツァルトも弾くが現代音楽(生きてた当時の)もよくする人・・・という印象。ちょいと昔のヴァイオリニストには珍しいタイプ。いかにも一般大衆が喜びそうな華やかな技巧派ではないようだ。

さてこの演奏。曲が曲だけに、ミトロプーロスとの組み合わせはかなりピッタリな感じがする。この指揮者から想像がつくように非常に求心的、求道的な演奏になっている。シゲティのヴァイオリンもぐいぐいと心に迫り、曲の本質を鋭くついていると私は思う。

1945年と録音が古く、しかもライブなので結構雑音が多いが、それが曲の雰囲気と合っているかも。この曲は大好きで、名盤も多いけれどこのCDはお気に入りの演奏の一つ。(あまり関係ないが、このCDでは次にバッハのハープシコード協奏曲の編曲版、モーツァルトの協奏曲3番がカップリングされている。全部続けて聴くとなぜかほっとする。心が癒される)

このCDは現役で今売ってるのかなあ?と思ったらARTONEというレーベルから出ている「ディミトリ・ミトロプーロス・ボックス」というのに入っているようです。4枚組だけど1689円てのはどうかと。やけに安いわ。

↓タワレコのHPを見ていたら、あ、これはちょっと聴いてみたいな、という感じがしましたす。有名な録音らしいけど。(バルトークとのライブ)



----

人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年5月19日 (土曜日)

クライバー・ボエーム再び

プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」 (DVD)
パヴァロッティ(ロドルフォ)、コトルバス(ミミ)、ポップ(ムゼッタ)、サッコマーニ(マルチェッロ)、ネステレンコ(コリーネ)、ジョルジェッティ(ショナール)他
カルロス・クライバー(指揮)、ミラノ・スカラ座管弦楽団、同合唱団
(1979年3月30日、ミラノ・スカラ座でのライヴ)
演出/フランコ・ゼッフィレッリ

過去記事:クライバーのボエーム1988

Pa0_0111 昨日はね、友人が「イタリアンが食べたい!」っていうので、いつものように「ぐるなび」で探して、行ってきました。

「ラボエム クアリタ」

左は入り口の写真。いやまあ、なんて素敵なの。ボエームに出てくるカフェ・モミュスのようだわ。お店は地下に下っていくのだが、中は結構広く、内装もとってもすてき。さらに地下2階は夜のヴェニスみたいに幻想的。ここが渋谷の中心地なんて。
(場所は渋谷HMVの向かい、COACHの隣)

こんな素敵なお店、カフェ・モミュス並みに伝票見て目玉が飛び出るんじゃないの?と思うかもしれないですが、そんなことはないのですよ。赤貧の私が行くのだから、そこはリーズナブルに決まってるでしょう。しかもなかなか美味しいときている。ピザは焼き釜で焼いているしね。生ビールはハートランド。ワインも美味しかったす。

そんな感じなので、若い女性客が80%くらい。カッポーも不思議なくらい少なく。殿方だけで行ったらかなり浮くと思う・・・。ま、部署内のOLさんでも連れておごって差し上げたら、もしかしたら部長(課長?)の株が上がるかもしれないね。

というわけで、今日はまたクライバー指揮による、「ボエーム」。しかもDVDの映像である。

この映像、DVDになるまえに一回VHSヴィデオテープの形で発売されて、「ものすごく音も映像も悪いけどクライバー・ファンは覚悟して買って」的なことが店で書いてあったのだけれど、その覚悟をはるかに凌駕する質の悪さであった。(世の殿方が有名女優の裏ヴィデオを画質を我慢して見る感じが初めてわかった)その後、このDVDが発売されて、ずいぶん改善されて見やすくなった(悪いことは悪いので少々の覚悟は必要)。音はやっぱり今ひとつ・・・。

(ところで、クライバーが日本で初めて「ボエーム」を指揮したときにNHKで録画を放映したのを子供ながらに観たのを覚えている。アレって残ってないのかしら~。)

ま、いうまでもなくスタンダードな名演だし名演出だから、改めて語るまでもないんだけど、一応。クライバーの指揮ぶりを幕の最初などで見ることができ、私が生で観たクライバーよりはるかに若く(←またしても自慢)ツヤツヤしている。

ミミはフレーニではなくてここではコトルバスが歌っている。
こないだ買った三浦先生の「演奏家ショートショート」にコトルバスとクライバーの相性のよさについて書かれている。コトルバスはあの薄幸そうな外見とは打って変わって結構「ずばり言うわよ!」的な歌手で、「非常に悪い指揮者とだとどうも私調子悪くて」などと言っている。それとは逆にクライバーとは「最高のフィーリング」になってしまうらしい。そうなのか~、やっぱりなあ。

そんな感じで、コトルバスは大変素晴らしい。フレーニのような声量はない(多分。生では聴いてないので)と思うが、外見・声からリアルにミミらしく肺病で死ぬ感じがちゃんとする。第4幕の死ぬ場面がめっぽううまい。

ムゼッタのルチア・ポップは、ファンからしたら「世界遺産」級の映像ではないだろうか。イタリア・オペラでは異質な感じの声だけれど、もーどーでもいい。だってポップだもん。

一方、殿方の歌手はパヴァロッティ、ネステレンコとベテランの素晴らしい声を聴くことが出来る。

・・・っつーか。
昔からこんなおっさんだらけのボエームをテレビ等で見てて、「この人たちはいい年こいて何を夢見ているのだろう、就職しろ。」と思っていた。

しかし何年か前、日本で見ることのできたサントリーホール・オペラでの(サバティーニ以外)リアル年齢な歌手による「ボエーム」(ヒッピー風の衣装がみんなとっても可愛かった。森マキさんのサイケな衣装も似合ってた)や、先ごろ教育テレビで見た新国での「ボエーム」(トレンディドラマみたいな気分で演出)など、方向性を違えた説得力のある上演を見ると、やっぱりこれって青春オペラなんだなあ、と今更納得した次第。



-----

人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年5月17日 (木曜日)

ラングストレム・交響曲第1番

Pa0_0110トューレ・ラングストレム:交響曲第1番嬰ハ短調「アウグスト・ストリンドベリ追悼」
レイフ・セーゲルスタム指揮/スウェーデン放送交響楽団

(瑞・STERLINGレーベル)

今日はスウェーデンの作曲家の交響曲を。
日本では本当に人気がない(と思う)、トューレ・ラングストレム。

テューレ・ラングストレム(1884-1947)はスウェーデンの作曲家。20世紀になってスウェーデンにモダニズムをもたらした最初の世代に属する。音楽評論家で指揮者でもあった。

ストックホルム出身で、ドイツに留学してベルリンとミュンヘンで音楽を学び、ハンス・プフィッツナーに師事。主として声楽とピアノのための曲をつくり、1922年から1925年までエーテボリ交響楽団の主席指揮者を務め、1924年にはスウェーデン作曲家協会を設立、1930年から1936年までスウェーデン王立歌劇場で広報の仕事に就いた。

初期の作品は「バッカス賛歌」などのように交響詩の形式をとった。それらの成功に続いて4つの交響曲の作曲に取り組んだ。第1番は1914年に作曲され、ストリンドベリの思い出にささげられた。第2番は1919年に作曲され、「祖国」の副題がつけられた。第3番は1929年で、副題は「星空の下の歌」。第4番は1936年で、副題は「祈り」である。他に3つのオペラを作曲している。(ウィキペディアより)



スウェーデンや北欧の歌手の歌曲集を買うと、たまにラングストレムの歌曲が入っていたりする。(交響曲第3番のもとになった?どっちが元になったのかわからないが同じメロディの歌曲「星の下の歌」がある。)コミック調?のものやら、女性が歌うような愛らしい歌もあり、全くつかみ所のない作曲家。

4つの交響曲はユロフスキによる全集があり、私はこれも持っているが、今日は単独で買ったセーゲルスタム指揮による1番。スウェーデンの作家ストリンドベリってのは全然知らないが、その人に捧げられたものらしい。

作風は何風というのだろう。具体的に何風って言えないんですよねえ。大体知られてないここらへんの年代の作曲家って「マーラー風?」とか「シュトラウス風?」とかになったりするんだけども。ちゃんと個性的であると思うのであります。全体的に男気のある力強い感じの曲ですが、ロマンティックでもあります。
(以前、どなたかのHPで「ラングストレムの交響曲は全然面白くない」と書いてあったのを読んで以来、「ワタシ、やっぱりヘンなのかしら」とか思ったり。)

一般的に面白いかどうか、あまり自信はないのですが、遠い東洋の島国でこんな曲を聴いている人もいますよ!ということをここに記録したいと思い、書いてみた次第であります。なんちて。




-----

人気blogランキングへ

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007年5月16日 (水曜日)

エルガー・海の絵

Pa0_0109エルガー:「海の絵」
ディム・ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、サー・ジョン・バルビローリ指揮/ロンドン交響楽団












美味しいラーメン店行脚シリーズ。
(大丈夫、ここは音楽blogだから。)

昨日は、テレビやネットでも「美味しいラーメン店人気投票」などというものには必ず上位にランクインされる名店「九段 斑鳩」に行ってみました。

まあ、6人並んでて15分待って入れました。4人ほど店員さんがいます。先週行ってみた「じらい屋」のあまりに狭い店内、店員1人できりもりという恐ろしい環境に慣れてしまい(結局あまりのうまさに一週間に3回行きました、私)、「斑鳩」の店内スペースの余裕、誘導する店員さんのスムーズさ、なんだか色々なことに感動してしまいました。「じらい屋」で「テーブルは客が自分で拭く」とか「目と目で合図して席を詰める」とか暗黙の了解でしていたことが、ここは店員がやってくれるのですから。

で、今回は「煮玉子らー麺」を頂きました。
えーっと、お味は。スープはお魚・コンブ系と鳥・豚骨系のダブルスープ。とろみのある美味しいスープですが、なんだかぬるいです。味を生かすようにわざとみたいですがお客さんがヤケドをしないように店員がふーふーしてから出しているのかなあ?と思ったくらい。「じらい屋」の殺人的な熱さ(塩ラーメンで上あごをヤケドしました)に慣れているせいか、これはどうしたもんかと。

でも、人気店だけあってさすが。また行きたいです。でも、とりあえずまた「じらい屋」行こうっと。

--

で、まー。あの。
今日もエルガーだよーん。

このバルビローリの2枚組CDのメインは「ゲロンティアスの夢」なんでしょうけど、ま、こっちはちょっとおいといて(またすぐ書きます)今日は大好きな「海の絵」。対訳を実家においてきてしまったのでちょっと右往左往しております。

全5曲は以下の通り。
『海の子守歌』(詩:ローデン・ノエル)
『港にて』(詩:アリス・エルガー)
『安息日の朝の海』(詩:エリザベス・ブラウニング)
『さんご礁のあるところ』(詩:リチャード・ガーネット)
『泳ぐ人』(詩:リンゼイ・ゴードン)

よく知らん詩人によるものです。ただ、2曲めはエルガーの奥さんのアリスさん作。

1曲目、ぞぞ~っとくるイギリスの海の夕暮れみたいな感じ。しんみり。
2曲目、大変チャーミング。夫唱婦随。
3曲目、この歌曲集の白眉はコレだと思う。エルガーらしい高貴さと、どこかワーグナーのマイスタージンガーを思わせる管弦楽。これはもう大好き。サー・ジョンも唸るよおお。
4曲目、どこか悲しげなような、優しい曲。
5曲目、3曲目同様スケールの大きい曲。「ラ~ヴ♪ラ~ヴ♪」とか「ハ~ンドインハ~ンド」とかちょっと聴いてて気恥ずかしくなる歌詞がなんとも素晴らしい。

ここでのディム・ジャネットは本当に素晴らしいの。5曲めで「シップ!」とか「シャロップ!」とかの歌詞ではぜったい唾飛んでると思う。ああ、好きよジャネット。

ところで、クララ・バットは人魚みたいなドレスを着て初演を勤めたという話を洩れ承った。どんなじゃ。


51ubataan1l
あ、さてぇ。
先日書きました、「エルガー・ボックス」(水越健一さんが解説)のジャケット写真、アマゾンには載ってたのでここに載せてみましょう。(すいません、リンク↓はタワレコです、あしからず)
ラッパ式吹き込みがちょっとカワイイね。買ってね。

エルガー ボックス/エドワード エルガー







---
★祝! Cafe ELGAR 新装開店!5月27日開業!(店長さん本人シャイなため、そおっと宣伝。)
京都市中京区麩屋町通押小路上る橘町613番地の1(金曜定休)

人気blogランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月14日 (月曜日)

ベーム・ヴォツェック

Pa0_0105ベルク:歌劇「ヴォツェック」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(ヴォツェック)、フリッツ・ヴンダーリヒ(アンドレス)、ゲルハルト・シュトルツェ(大尉)、イヴリン・リアー(マリー)他
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団、シェーネベルク少年合唱団、カール・ベーム指揮/ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
(1965年)


昨日は。浦和美園まで行って浦和レッズの試合を見ました。相手はガンバ大阪。

Pa0_0106 これだけ一面赤い人ばっかりだと、普通の服を着ているほうが目立って恥ずかしい。ということで、私たちは前回小野選手のユニフォームTシャツをイオンのショップで買いました。

が。

私は行くまで気が付かなかった。小野の背番号は今や変わっていました。18番から8番へ。「1」をマジックで塗って消そうかしらん。

が、他に着ている人も沢山いたので、気にしないで着ることに。

三都主がよりによってザルツブルグなんて行ってしまって(今頃モーツァルテウムで音楽の勉強をしているはずである ・・・うそ)、なんだか全体的にスピード感が前よりないような。ワシントン選手ばっかり活躍しているような気がするが・・・はて。

そんな試合もそっちのけで、私たちは食べてばっかりいた。駅からスタジアムの道々、ずいぶん沢山の屋台が並んでいる。「あれも・・・これも・・・」と言っているまに、ジャンボたこやき、焼きそば、揚げたてカレーパン、揚げたて鶏のから揚げ・・・とあれよあれよと買い込み、むしゃむしゃ。スタジアムの中でものを食べてる人なんかほとんどいない。みんな応援に一生懸命さ。

結局引き分けで終わり。観客の皆様はいっせいに「イオン」へ向かう(ここしかないので)。ということで巨大お買い物シティ「イオン」はキャパシティを遥かに超え、私たちは飲み屋にありつけず。

しょうがないので帰り道の後楽園で下車して蕎麦屋でビールを飲む。帰り道、野球観戦の帰りの集団を見て、
「・・・今度、野球にしようよ。巨人戦とか。」
「う~ん、いいねえ~野球も。」
ま、私達は食べて騒げればなんでもいいのである。

--

さて、またもや「ヴォツェック」。
私はいったいいくつのヴォツェックを持っているのであろう。まだblogに書いてないのもある。なんたってヴォツェックは作品が短いのがよい。そして短いながらなんとなく凄い充実感を味わえるので、オトク感がある。

このカール・ベーム盤の演奏はすでに古典中の古典。ベルクを聴きつつも、なんだか「フィデリオ」とか聴いているような落ち着いた気分にさせられる。こないだケーゲルのを聴いたばかりだけど、印象がまるで違うのである。

生真面目な印象のフィッシャー=ディースカウも、この録音の中ではしっくりはまっていて、なんだか古典音楽っぽい。

F=Dといえば。またしても、三浦先生の本のことで申し訳ないが(だって面白いんだもん)、F=Dと指揮者クレンペラーとの確執について書かれていた。色々なエピソードは既に有名であるけれど、本当にクレンペラーは面白い。多くの歌手に慕われたベームとはえらい違いである。

フィッシャー=ディースカウが指揮者としてデビューしようとしたころ、たまたまクレンペラーと顔を合わせた。
「ドクター・クレンペラー」と指揮者志向のバリトン歌手は呼びかけた。「来週、私がシューベルトの交響曲第9番をふるコンサートにご出席の栄をいただけませんでしょうか?」
「ゆけそうもないね」とクレンペラーは答えた。「ショルティの<冬の旅>にゆく約束をしちゃったのでねえ」 
(「演奏家ショートショート」三浦淳史著/「いじわるじいさんクレンペラー」より)

・・・ベームのこのCDに話を戻すと。なによりキャストが大変素晴らしい。私のアイドル、ゲルハルト・シュトルツェが大尉。も~、いいねえ。狂った感じがとてもよい。そしてなんともチャーミングだ。シュトルツェ、何やっても最高。
美声のヴンダーリッヒもなんとも豪華なキャスティング。リアーも情の深い場末の女を熱演。最後の少年合唱があんまり上手でないのが(たまたま)この曲を合っていてリアル感を増している。

このCDセット、後半なんと「ルル」も入っている(3幕はまだ発明されてなかったので2幕まで)。3枚組で、ベルクのオペラを2曲聴けてしまうのでなんとも便利な一組である・・・が、現在は2曲ともグラモフォンの「アルバン・ベルク全集」って10枚組に入っているのみであると思う。たった14400円で(出版されている)ベルクの全作品が手に入ってしまうなんて、いい時代ね!と思うべきなのか、単にベルクが遅筆で作品が少ないだけなのか・・・私にはわからない。


 ----

サッカーとベルクは勿論一見何の関係もないですが、本当にないです。
人気blogランキングへ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年5月12日 (土曜日)

ニールセン・仮面舞踏会

4988005231277ニールセン:歌劇「仮面舞踏会」
オーゲ・ハウグランド(イェロニムス)、スサネ・レースマーク(マグデローネ)、ゲルト=ヘニング・イエンセン(レアンダー)、ボー・スコウフス(ヘンリク)、ミカエル・クリステンセン(アーヴ)、クルト・ラウン(レオナード)、ヘンリエッテ・ボンネ=ハンセン(レオノーラ)、マリアネ・レルホルム(ペアニレ)
ウルフ・シルマー指揮/デンマーク放送交響楽団・合唱団



今日は、美容院行ってきたの。

(blog始める前、よく女性のブロガーが「今日は美容院に行ってきました。ちょっとイメチェンしちゃった!」なんて書いているのを見て、「赤の他人のアンタのイメチェンなんてなんで知らなきゃならんのだ!!」と憤っていたが・・・結局書いてしまう自分。)

で、美容師の男の子が「今日はどこかに出かけるんですか?」と、大抵いつも聞かれる質問を発した。『これから?おなかすいたからラーメン食べてお家に帰るだけよ』とか言ったら話が終わってしまうので、「あ、今日はとくにないけど、明日は浦和レッズの試合に行くのでそれの支度をするのよ」と。これに食いつかない青年はいない。「うわあ、いいなあ!どこで、どことですか?好きな選手は?」と来るぜ。なんだかちょっと自慢げだ、私。

しかし。楽しみにしていた試合、ちょっとブルーなのだ(チームは赤なのに)。

私の好きなギド・ブッフバルト監督が辞めて、新しい監督になった。スーツ姿もかっこいい優しそうなギド監督から、なんだか怖そうな顔のオジェックって監督になった。しかも、主力選手のワシントンと、近頃は小野選手とも確執があるっていうじゃないか。小野が明日試合に出なかったどうするんだ・・・お金返してって感じ。

・・・。

さてえ、今日は浦和レッズに因んでニールセン。浦和レッズに10年ほど前に半年ほど在籍してた選手にブライアン・スティーン・ニールセンって選手がいたよね!(・・・ていうのはたまたまウィキペディアに載ってたから書けるんだけど。そんなサッカー詳しくないです私)

ニールセンのこのオペラ、本国デンマークではよく上演されるようだが、日本ではヴェルディのオペラとと同じ名前になるので影に隠れがち(かな?)。歌詞がデンマーク語で発音しにくいため、デンマーク人じゃないと上演はムリかと。ドイツ語版とかあったら別だが。

<あらすじ>
舞台は1723年春のコペンハーゲン。(この年に限定なのはナゾ。)
前の晩、仮面舞踏会に行ったレアンダーと召使のヘンリク。レアンダーは昨晩出会った娘と恋に落ちてしまった。だが、レアンダーは父親イェロムニスがレオナードの娘を婚約者に決めてしまったので、全然会った事もない人と婚約なんて・・・と悩んでいる。

今夜も二人は仮面舞踏会に行く予定。レアンダーの母親マグデローネも「私も行きたいわ~」とノリノリだが、イェロムニスが部屋に入ってきて「仮面舞踏会なんて、父さんは許さんぞ!」と言い渡す。

その時レオナードが家にやってくる。レオナードが困り果てた表情で「実はウチの娘が仮面舞踏会で出会った若者と恋に落ちてしまって・・・」と話す。2人の父親は同じ悩みを抱えたことを知り、互いに慰めあう。

(ここらへんまで読めば、大抵の人は「はは~ん」と思うだろう。予想通りの展開が待っている)

仮面舞踏会の夜。見張り番のアーヴをまんまと買収し、舞踏会に乗り込んだレアンダーとヘンリク。そこへマグデローネも家を抜け出して参加。カンカンに怒ったイェロムニスはアーブとともに入り口でマスクを購入して舞踏会に侵入。

レアンダーは意中の娘と愛を語り合い、ヘンリクも娘の召使とイイ感じに。一方マグデローネも何故か来ていたレオナードといい仲になってイチャイチャ。イェロムニスは酔っ払って踊り子の女の子にちょっかいを出してたりもうタイヘン。そこで主催者が「今夜はこれでみんな仮面を取りましょう」と宣言。

そしたら、まあなんということでしょう。レアンダーと恋仲の娘は、婚約者として決められてたレオナードの娘レオノーラだったのです。全てが丸く収まり、幕。



--

ま、たわいもない話なんだけども、対訳を追って聴いているとちっちゃいギャグもちりばめられてて、結構楽しい。(逆に言えば、対訳ないとちょっと辛いかも)

曲のほうは、わりと演奏会で取り上げられる序曲や、バレエの音楽(雄鶏のダンス)は聴いててわくわくする。全体的に刺激的なところは何一つないけれど、安心して聴いていられる音楽である。

キャストはご覧の通りデンマークを代表する名前が並んでいる(と思う)。女ったらしの召使はスコウフスがぴったりな感じ。舞台で演じたらきっと本人も観客も楽しいだろう。ワーグナーの舞台で活躍のハウグランド(ヘウグラン)も酔っ払いの演技が上手で笑える。

また、以前このblogで取り上げた、ディーリアスの歌曲のデンマーク語版を歌っていたボンデ(ボンネ)=ハンセンがとってもチャーミングな歌声を聴かせている。

現在、国内盤は廃盤ですが輸入盤では売られているようです。ニールセンの交響曲のファンは結構多いと思うので、ご興味のある方はオペラも聴かれてはいかが。対訳ついてないけど。



-----

人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月11日 (金曜日)

ノーマン・デル・マーのRVW

724356513129ヴォーン=ウィリアムス:未知の土地へ
ノーフォーク狂詩曲第一番
トーマス・タリスの主題による幻想曲
ダイヴズとラザラズの5つの変奏曲
ウィンザーの森で

ノーマン・デル・マー指揮バーミンガム市交響楽団・CBSO合唱団 他

こないだ行ってみた「じらい屋」ってラーメン屋の醤油ラーメンがどうしてもまた食べたくなってしまったので(こゆい色の醤油ラーメン好きにはヒットである)、行ってしまった。

行った時間は同じ6時半だったが、こないだより混んでいてあと2人入ればもういっぱいである。っつーかあまりに狭すぎる。隣の人との間隔が狭いのでそういうのがダメな方はムリ。しかし結構女性客が多いのはナンデでしょう?

こないだ行ったときの店員さんとは違う、とってもカワイイ男の子がラーメンを作っていた。ってことは、こないだラーメン作ってた人が店主のオヤジだったのかな?ロック好きなオニイサンという印象であったのだが・・・。(ナゾ)

今回は醤油ラーメンに「とりたま」といふトッピングをしてみた。タマネギの厚めのスライスと鶏肉のソボロを炒めたもの。しかし・・・私のような少食な女性には多すぎると思う。山と積まれた具にちょっとヒイた。やっぱりとっても美味しかったけど・・・そして完食いたしましたけど・・・次回はまたさっぱりと醤油ラーメンに煮卵のトッピングだけにしよう。それにここの焼き豚はホントにうまいのよ。

ここはね、深夜12時過ぎたら「アイアムエッグマン!」って店主のオヤジに言うと(ストーンズ好きというが、ビートルズも好きなのかなあ?)煮卵タダでつけてくれるんだって。私はそんな恥ずかしいことするより100円払って煮卵食べます。

・・・。

だからぁ、音楽blogだっての!!今日はシブイなあ。指揮者も曲も渋すぎて泣けてきちゃうよ。でも好きなCDなのでいつか出てくると思ってた。

ノーマン・デル・マー(1919~1994)っていうと、知ってる人と知らない人がいると思う(なんだってそうだ)。デル・マーといえば、私は子供の頃から知っていた。といってもシブイ子供だったわけではなく、ホフナング音楽祭(の実況レコードを)をよくラジオで聴いていたからだ。デニス・ブレインがゴム・ホースを吹いた協奏曲とかね。

彼はロンドン生まれで、イギリス音楽の録音がほとんどだったみたいなもんで、例えば日本でデル・マーを知っていてよく聴いている方は、英国音楽好きでもかなりな人かな、と思う。(「エルガーはデル・マーに限るよ」なんて言いながらフォートナム&メイソンの紅茶飲んでたりしてな)私はそんなでもないですが。

彼の容貌は英国紳士というよりは、ロンドン・パブでビール出してくれそうな気のいいおっちゃんて感じである。

こないだ下北沢・古本ビビビで購入した三浦淳史先生の「演奏家ショート・ショート」にもデル・マーは出てくる。 「わが国での知名度は低いので、一応ご紹介させていただきますと・・・」と先生も前置きしてらっしゃいます。

このご本では、デル・マーのSPレコード&蓄音機マニアぶりが書かれている。78回転SPを5千枚秘蔵しているのだそうです。 「デル・マー氏によれば、LPの録音の完成度が高まるにつれて、実在しない架空のサウンドが生まれてきたというのである。(中略)・・・彼自身も何枚かのLP録音を行っているのだが、録音エンジニアといっしょに曲の細部をいじくり回すのが嫌いなため、一つの曲をワン・テイクでとってしまう。」・・・だって。ええ~、全部そうなのかしらん。じゃあもしかしてこのCDもそうなの?

このCD。実は前半はいつもほとんど聴いてない(ご、ごめんなさい)。もう大好きなのが最後に収録されている合唱曲集「ウィンザーの森で」”In Winsor Forest”であります。全5曲(どれも短いです)でシェイクスピアやジョンソンの詩に曲がつけられていますが、これがまあ、なんだか映画の一場面みたいに(私の頭の中にはシェイクスピアかなんかの劇映画の中でのその他大勢・・・召使の女性たちとか、農民たちが作業をしながらの合唱が浮かぶ)生き生きしていて大好きなのであります。

この曲、他にCDがあるのかも知らないんですが・・・。ま、例によって勝手な印象なのであまり参考になりませんが。

------

人気blogランキングへ

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年5月10日 (木曜日)

金さん!!

先日遊んだ、群馬在住の友人M子との会話。

M子「こないだウチにきてたコンサートチラシで、金(きん)さんって人が指揮者のコンサートが高崎であるんだけど、行こうかなあ。知ってる?金(きん)さん。」

「キン?それはキムさんでしょう。金聖響だよ!いいなあ。行きなよ!かっこいいじゃん金聖響。こないだ女優のミムラと結婚した人だよ。」

M子「キム・・・その人じゃないかもしれない。他のキムさんかも。家に帰ったらもう一回見てみる。(←何故か自信なげ)」

「他にキムさんっていったら・・・キム○ョンイル? んじゃ指揮者が出ていきなり観客は「マンセー!」って言っちゃうわけだ。曲にあわせてマスゲームしたり。手を叩きながら♪パンカスムニダ~とか歌っちゃうわけだ。オケはどこ?北朝○フィル?」

M子「(少し考えて)・・・それはね、シエナよ。前に行ったの、そのときは佐渡さんが指揮だったよ。あのね、コンサートの最後に観客も自分の持ってきた楽器で参加するの、星条旗よ永遠なれ。」

「それじゃ金聖響だよ、間違いない。(二人で歌う、「星条旗よ永遠なれ」の出だし)・・・何、その参加する楽器は何でもいいの?トランペットとかフルートとかじゃなくても。たとえば大正琴とか。」

M子「いや、それは全然アリよ。」

「ええ・・・?蛇皮線とか?尺八とかも?」

M子「全然アリだと思う。」

「そう・・・じゃ、私は琵琶もって参加しようかな・・・琵琶法師のカッコして。 もってないけど、琵琶。

M子「いいと思う。でも・・・やっぱり本当に金聖響かどうかはわかんないから、群馬に戻ったらメールするネ!」


・・・こんなボケた会話のできる、M子よ永遠なれ!!



------

クリック、プリーズ。
人気blogランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 9日 (水曜日)

デュ・プレ&バルビのエルガー

P1000754エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)、サー・ジョン・バルビローリ指揮/ロンドン交響楽団

最近、朝昼晩の自炊にどうしても飽きてきて、ここ2日間夜は外食にしている。いくらシェフ並みの料理の腕前(?)でも、自分の味付けというのはワンパターンで、こう毎日だとうんざりしてくる。

昨日行ったのは、知る人ぞ知るラーメン店「じらい屋」。取材お断りの店。
http://www.jiraiya-ramen.jp/

休みの日に行っても、行列が出来てたり、いっぱいで入れなかったため、昨日は6時半ころ行ってみたら、お客さんは誰もいなかった(よかった)。なんたってこの店はとっても狭くてカウンター7席しかないこと、店のオヤジは(夜はお弟子さんがやっているようだ)ラーメンは副業としてやっているらしく、店は開いてたり開いてなかったりというテキトーぶりなのでなかなかラーメンにありつけない感じである。そこが人気なのかしら~。

Jiraiya っつーことで私が行ったときは作ってくれたのはお弟子さんだったようだ。初めてなのでシンプルなメニューで醤油ラーメン。スープはみたところ真っ黒だけど意外とさっぱり。ぶあついチャーシューの上にネギがたくさん乗っている。メンマもびんづめのとかじゃなくて手製っぽい。
次回は野菜の乗った塩ラーメンか、醤油ラーメンに「とりたま」というトッピングにしようか、迷っている。できればおやじのいる昼間に行ってみたい。(トッピングなしだったら650円で食べられるのは有難い。写真はライブドアグルメより借りたす。)

えーっと、何のblogだっけ?音楽blogだし。
そんな私の「お一人様」のさみしい楽しいひとときのお供となるのが、先日下北沢で買ったみうらじゅん・・・じゃなくて三浦淳史先生の「演奏家ショートショート」。ラーメン屋でこういう本を読んでいるとなんだかハイソサエティな感じ・・・でもないか。

私の年代やそれ以上の年代の音楽ファンは、大抵三浦先生の文章を読んで育ったものだと思う(よね?)。そんな先生の筆致が懐かしい・・・。オペラ・バッフ(ペラキチ)なんて言い回しとかね。

そんな楽しい懐かしい文章の中には、当然ながらイギリス人音楽家が多く登場する。ジャクリーヌ・デュ・プレも、あの忌まわしきMSを発病して引退のあと、7年後にステージに復帰(チェロではないけど)、夫であるバレンボイムの棒でプロコフィエフの「ピーターと狼」の語りを担当したというエピソードが書かれている。

で、まー。本日紹介のこのCDも、国内盤なので三浦先生の愛情あふれる解説が付いている。私が持ってるこのCD(エンジェル・ベスト100)が発売された頃はジャッキーはすでにお亡くなりになっていた。享年42歳。

久しぶりに聴くこのCD。実は私は同じバルビローリ指揮でもナヴァラ&ハレ管をもっぱら聴いている。こっちも素晴らしいです、シブイ。男気があるっつーか。ジャケットもシブイし。デュ・プレのような第2楽章のチャーミングさはないが。

実際、ジャッキーの演奏はなんだか聴いているのが辛くなる。あまりにも力いっぱいで(バルビローリと似ているのかも)。それと、私が勝手に思っているだけかもしれないけれど彼女の恐ろしき運命、将来が見え隠れする演奏に少々怯えてしまうのである。とても平静に聴いてはいられない。(以前、衛星放送で彼女の発病後の映像を見たことがあるが、静かな表情とはうらはらにとても辛いものだった。)

それに、彼女の死後に彼女のことを描いた映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」のことも思い出してイヤな気持ちになる。(「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に次ぐ、観なければよかったと思う音楽映画。)

・・・でも。
私の主観はさておきこの演奏は、言うまでもなく最上のものである。エルガーを聴くなら絶対に外せない名盤である。

----

人気blogランキングへ

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2007年5月 7日 (月曜日)

バルビ&ベルリン・フィル「復活」


マーラー:交響曲第2番ハ短調 「復活」
マリア・シュターダー(ソプラノ)、ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、サー・ジョン・バルビローリ指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、Chor der St.Hedwigs-Kathedrale,berlin
(1965年、ライヴ)(モノラル)

GWが終わってしまった。

出社してみたら。結構休み中暑かったせいか、手入れをしていたポインセチアの二鉢のうち一鉢のポインの青い葉っぱが枯れてしまっていた。半泣き。でも、枯れたのは葉っぱだけで、赤い葉っぱと中心の茎の部分は青かったのでなんとか持ち直しそう。がんばれ。
ごめんね、ポイン&セチア。(←漫才師みたいな名前だ。ポインでぇ~す、セチアでぇ~す))

4日ぶりに会った直属上司はタヒチにでも行ったのかと思うほど、真っ黒に日焼けしていた。単に中学生の娘のテニスの応援に行っただけだったのだが、女性でそれはどうかと思うが。タヒチ・ノアノア・ゴーギャンって感じだった。

それに比べて私は相変わらずウーパールーパーのように真っ白なままだ。


さあて。
このところ、オペラ&コルンゴルト関係が続いたので、たまには交響曲を。マーラーはこのblogを始めたころ記事をよく書いてたんだけど、あんまり反応がなかったなー。今より全然アクセス数少なかったせいか。

ところで。
昔、一頃、マーラーとブルックナーは同じ交響曲作曲家ってことで分野的に一緒くたにされてた記憶がある。これがまあ、私には間違いのもと。マーラーとブルックナーはまるで違うと思う。マーラーは声楽入れたり、編成がでっかかったりバラエティに富んでいて私には面白い。それに対し真面目なブルックナーが(モーツァルトとともに)いまだに鬼門なのである。現在住んでいる部屋にはブルックナーのCDはなんと一つもないのである。ダメなの私。

まあ、最近は開き直って「ま、なんでもかんでも聴くのは節操がないかも」と、ニガテなものはムリして聴かないことにしています。シベリウスの交響曲も何故かほとんど聴きません。ベルグルンドやバルビローリのCD買って挑戦したことはあるんだけどな。

さあて、バルビローリの「復活」。モノラルだけれど、テスタメントの復刻がうまいんだか、そんなに違和感なく聴ける。
それにしても。今更ながらベルリン・フィルは本当にうまいもんだ。やっぱり相性がいいのか。バルビローリのCDを聴いていると、結構ヘタなオケを振ってるときがあって「こ、これってどうなの?わざとはずした?聞き違い?」とか不安になることがあり。

ウチにはシュトゥットガルトのもあるんだけれど・・・時間がないので聴き返さないが(EMI盤。テスタメント盤が2枚組で「復活」一曲しか入ってないのに対し、EMI盤は2枚組に復活のほか、マイスタージンガー前奏曲、エニグマ変奏曲、マ・メール・ロア、蝶々さんの第一幕の最後の部分が入っていて、まるで節操がない。ドイツ・イギリス・フランス・オーストリア・イタリアとまるで国連。)。

ベルリン・フィル盤はジャネット・ベイカーのソロが聴けるのも大変ありがたい。クレンペラー盤のフェリアーの独唱を思い出す。こーごーしい。

それにしても、終楽章のバルビ名物「唸り声」がいつにも増してコ、コワイ。それだけ力を込めてやっているのだ、と思うが。力いっぱいな演奏は素晴らしい。でも、ちょっぴりコワイ。
トントン、おとうさん大丈夫ですか?お粥ができたわよ。いつもすまないね~ウウウウウ~

全曲聴いて、オペラなんかと比べたらそんなに長いもんでもないのだが、ちょっと疲れてしまった。肩こり。「復活」はいつも本当に全力投球な曲だ。

------

人気blogランキングへ

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007年5月 6日 (日曜日)

カイルベルト・影の無い女

P1000751 R・シュトラウス:歌劇「影の無い女」
ジェス・トーマス(皇帝)、イングリット・ビョーナー(皇后)、マルタ・メードル(乳母)、ハンス・ホッター(伝令師)、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バラク)、インゲ・ボルク(その妻)その他
ヨーゼフ・カイルベルト指揮/バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
(1963年、ライヴ)

過去記事:ベーム・影の無い女



実家に昨日帰って戻ってきました。目的は母の日用(来週は用があるので)に手作り激ウマカレーとバラの花を届けるってのだったのですけど、ちょっと頭にあったのは、カイルベルト指揮の「影の無い女」(ついでにショルティと新しいほうのサヴァリッシュ)を持ってくるってこと。

カイルベルト盤は多分、今売ってない(←自慢げ)。私のフラウ・コレクション(そんな大層なもんでもない。全部持ってるわけじゃないし)の中でもキャストがすげえものの一つ。旧サヴァリッシュ盤とちょっと重なっている人もいるけれど。

カイルベルトといえば、去年の「ステレオ・リング」で思いがけず株を上げたが(一部上場間違いなしである)、昔はそんなに人気のある指揮者でもなかったと思う。申し訳ないが、実直な手堅い指揮者だがなんだかちょっとイナカっぽい?指揮をする人という印象が(私は)あった。

この影の無い女でも、なんともゆっくりめの指揮で、サヴァリッシュやベームの指揮に耳慣れている者にとってははじめはちょっとアレ?という感じ。しかし慣れればたっぷりとシュトラウス・サウンドを堪能。オケはバイエルンだから悪いはずはなく。第3幕最後のオケ部分など素晴らしい。(録音はライブながら意外とよい。ステレオ感たっぷり。録音や歌唱に年代のわりに古さを感じないのが不思議。リマスターがうまくいっているのだろう。)

それにしても、まあ、歌手の豪華さよ。歌劇の内容がどうこうより(というかいまだに本当の意味はよくわからない)、何も考えずにこの素晴らしい歌の洪水に呑まれたい。第1幕冒頭のメードル&ホッターの共演だけでももうこれはタワレコに払ったお金分は惜しくない感じである。メードルはやや盛りを過ぎている感じだが、ホッターはまだまだ堂々たるもんである。歌うとこ少なくて残念。

P1000752 ついで、ジェス・トーマスの皇帝ですが、これも堂々たるもん。とくに1幕はいったいどうしたの?的なはりきりようである。テノールにとってこの皇帝という役は歌っててキモチイイのだろうか。録音に残っているルネ・コロやジェームズ・キング王子もなんとも気持ちよさそうに歌っているが。

ビョーナーはなかなか良い録音の少ない歌手なので、昔のヴァルナイの如く評判をあまり聞かない感じだが、この録音では透明な声が役に合っているし、高音が綺麗に出てて気持ちよい。一般的にあまり目立たないのが残念。もっと注目されてもいいと思うんだけど。いい歌手なんですよ。

P1000753 F=Dは外見も声も本当にこの役にあっていると思う。実直で本当にいい人なのに、報われないところがついつい同情してしまう。なんていい人なんだ。
役柄とは関係ないのに色気たっぷりなインゲ・ボルクもほんと素敵な歌手であります。声がみずみずしい。女声3人の声が個性がちゃんとあり、聴いていても見分け?がつくのはよい。

(思いがけず、チョイ役にブリギッテ・ファスベンダーが登場している・・・どの声だかわからないが。)

カットは微妙にベーム盤と違うが行われている。完全全曲盤に慣れているのでやや悲しい気持ちになる。最後などもーちょっと聴きたい感じ(曲をシメるの子供たちの合唱がない・・・泣)。イライラ。

録音状態・キャストから考えて十分現役盤に足る水準かと。再発を強く、強く望む。

---

あらあら、こんなところに。
人気blogランキングへ

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年5月 4日 (金曜日)

こうもり・コルンゴルト編曲版

17298399_129 J・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」
(コルンゴルト編曲版日本初演、日本語訳詞上演)
ガレリア座 ルネこだいら大ホール




行ってきたわ。小平。遠かったわ。電車・途中から見える景色は一面畑だったし。

オペラ上演、コンサートに関して、おおきなものからちいさなものまで(ヤンマーディーゼルか!)、わけ隔てなく見聞きするのがこのあたしのblogのモットー。 (←いつ決めたのだ。)

そうそう、そもそものこの上演を知る馴れ初め?については、昨年7月28日の「ヴィオランタ」の項をご覧いただけると有難い。

今回、日本語訳詞をなさった三浦真弓さん(アメリカ在住)とコンタクトを取ったのがきっかけで、知ることになったこの上演。なんだかすっごい遠回り。さすがインターネット。

ガレリア座って団体(アマチュアであるというのが凄い)の公演に行くのは今回が初めてである。このblogを始めるまで全然知らなかった。どこらへんまでアマチュアの人なのか(少なくともオケ・出演者はアマチュアかな?)あまりよく判らないが。すいません、勉強不足で。

まず、曲について。

(例によって早崎さんのご本によると)この編曲は演出家マックス・ラインハルトの要請によるものらしい。ベルリンの劇場で上演するための編曲を頼まれたのだ。「こうもり」のオリジナルの筋書きに手を加え、より説得力ある話にした。

(・・・ということで、なんだか知らんがとっても長くなっていた。4時間以上かかった、こうもり。)

ラインハルト&コルンゴルトが手を加えた部分と、演出家さん、訳詞家さんのお遊びで付け加えた部分があり。

序曲は、私が思うに原曲と変らないかと。
コルンゴルトが加えた部分、のヒントとしては、コルンゴルトが自身のオペラで多用したピアノが登場すると、コルンゴルトかなと。

例えば(記憶によると。もっと細かい部分色々あった)。
・ロザリンデは原曲だと昔の恋人アルフレードのちょっかいは嬉しさもちょっとあるが大部分迷惑そうだが、この版ではけっこう待ち望んでいたっぽい(今回の台本によるものかどうか不明)。
・アイゼンシュタインがオルロフスキーの舞踏会に向かったあと、女中アデーレがロザリンデに「ダンナ様がいなくなるのだから、このさい一人を満喫して、ドレスなんか脱いじゃって寝巻き姿になったら?」と着替えさせ、気分のよくなったロザリンデにアデーレはめでたく一晩だけお休みをもらえるのである・・・という部分。
・舞踏会の場面で、結構オルロフスキーの召使が大活躍している。コートや帽子を預かる、飲み物を配る、等。

一方、演出家さん等?によるもの。
・オルロフスキー公による第2幕のアリアの最後に、銀の薔薇が登場し、「薔薇の騎士」の音楽が流れオルロフスキーがゾフィ?に銀の薔薇を渡す。
・第3幕、看守のフロッシュが「死の都」のマリエッタの有名なアリア(看守は女性が演じているもんで)を歌う。
・モーツァルトのオペラのアリア?(なんだか忘れた)を歌ったり、牢屋に間違えて入れられたアルフレードがロザリンデの助けを待つときにベートーヴェンの「フィデリオ」のフロレスタンの歌を歌う、など。

・・・といった感じであるが、上演自体はとても楽しかった(長かったけど)。主役の方々はとても芸達者であったと思います。

アデーレ役の君島由美子さんは小柄でチャーミングな容姿が役にぴったり。ロザリンデ役の久保直子さんも気品があってとても芸達者でうまいなあと思いました。オルロフスキー役の原美緒さんは宝塚スターみたいでかっこよかったです。第3幕の主役のフロッシュ役の鹿島千尋さんは長いセリフと演技がアッパレでした。コルンゴルトのあの美しいアリアを思いがけず聴かせてくれて有難う御座います。

アルフレード役の利根川聡さんはお声がとてもよいと思いました。ちょっとダンディ坂野入ってたです。アイゼンシュタイン役の佐藤尚之さん、フランク役の山崎大作さん、ファルケ役の小林靖広さん、みなさん役柄をとても楽しんでいたのが伝わってきました。

終演後すぐ、通路で出演者の方々を間近で見ましたが、みなさんとってもお綺麗でした。とくにアデーレの方はとーっても可愛かったです。

今回、どうも券が残っているか怪しかったので、オケ団員の方から券を売って頂きました。終演後、少しお話をさせていただきましたが、「長かった~」ということをおっしゃっていました。ありがとうございました&本当にお疲れ様でした。

P1000750 さて。
←こんなのもやる、ルネこだいら。
ムーディ勝山がでるのか。柳原加奈子ちゃんも。ちょっと惹かれるな。








----
や、本当にお疲れ様でございました。
人気blogランキングへ

プロデューサー日記:(期間限定だそうです)
http://www.shinjukubunka.or.jp/shinjuku/operette15/producer10.htm

| | コメント (13) | トラックバック (0)

ざわざわ下北沢

昨日は、下北沢お散歩。
なんだか昭和の名残を感じさせる、不思議な街。
私は高校が、世田谷区だったので、昔はよく行ったが。

Pa0_0103 演劇の街、下北沢。小劇場が多い。
昔は友人に連れられて演劇を観にいった。(大川興行など)
この辺一帯は飲み屋、古本屋などが連なる。昭和の匂いのする、なかなかよい風情。



--

Pa0_0104 スズナリ界隈では、「古本ビビビ」という店があり、なかなかビビビときた。品揃えがマニアックである。古本屋にも相性がよい店と悪い店があるが、ここは相性がよい。
この店は大田黒元雄先生の古い著書が二つもあったが、さほど新しい情報もなさそうな感じだったので、買わず。絶版となってるらしい三浦淳史先生の「演奏家ショートショート」を600円で購入。これは色々と勉強になりそう。それにしても「ショートショート」っつー言葉も昭和っぽいなあ。


--
Pa0_0101 ジャズ喫茶「マサコ」。
知る人ぞ知る、っつーか全然知らなかった。友人よ、なぜそんな所を見つけ出してくるのかい。マニアックだ。

店内は(私の画学生時代の入りびたり場所)中野の名曲喫茶「クラシック」のジャズ版という感じ。ま、中野のクラシックよりは多少明るい。中野のクラシックも3年前くらいに行ったらなんだか変ってたな、ビミョーに。

ここ、今度一人で行こう。(マンガが沢山あったので。)

--
Pa0_0102 マサコ店内の壁のポスター、コンサートチラシ。昔のNHKホールとか、日比谷公会堂などでやったジャズのライブのポスターとか天井に貼ってある。さすが古いのでS席でも3500円くらい。ジャズは全然わからないが、スピーカーはよいものを使っていて、メーカーはわからなかったが、ウチの冷蔵庫くらい大きなものだった。ここでワーグナーとか聴いたら気持ちよさそう、とつい思ってしまう。いかんなあ。


--
Pa0_0100 夕飯で食べた、ベトナム料理リトル・サイゴン
ちゃんと美味しかった。普段、家でもフォーとか空芯菜の炒めとか作るが、お店に行くとどうも違うもんね。違いは、香菜(シャンツァイ)が入っているからだと思う。実はニガテなので自分で作って食べるときは入れない。

「333」というベトナム・ビールが333円。これって安いのか高いのか。「333」をメニューにはベトナム語での読み方書いてないのにちゃんと「バーバーバーください」と言えてしまう私はツウ? しかし、初めてきた人は「さんさんさんください」とか言うんだろうか。

---

パリ・下北沢猫物語

著者:フジ子 ヘミング
販売元:阪急コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

-----------
ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭関係者の方々、お疲れ様です。(行かなくてすいません)
人気blogランキングへ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年5月 2日 (水曜日)

コルンゴルト:2つの世界の狭間に

P1000748 コルンゴルト: 2つの世界の狭間に (神の裁きの日) (1944) ジョン・マウチェリー版
弦楽のための交響的セレナード 作品39 (1948)
主題と変奏 作品42 (1953)
ジョン・マウチェリー指揮/ベルリン放送交響楽団/
ベルリン・ドイツ交響楽団







私、ぜんぜんだめじゃん。

3日に渡って大掃除してけど。してはみたけど。目論みは外れたわ。期待した効果は得られなかった。お陰で部屋は綺麗になったし、トイレもお風呂もキッチンも「まあ、なんということでしょう(声・加藤みどり)」ってほどでもないけどまーまー綺麗になったが。

私の目的は開運。しかし、気が付いてみるとこころなしか逆に悪くなっているような(アレ?)。気のせいか。
いや、そんなにすぐにはよいことは訪れない。まだ掃除してたった2~3日だし。

で、まー、何か役に立つかと思い、 「決定版!風水そうじ」という本を買ってみた。主にトイレとお風呂の掃除のしかたを学ぶために。しかし。

この本、私のマンションの構造とは矛盾するところあり。実践することによって不経済なとこもあり。

・出会いを呼び込むには、いつも桃花位って方位に生花を飾る。(十二支ごとに方位が違う。以前より切花を飾るのが好きで偶然方位も合っていた。私はオンシジウムやシンビジウムなどのかわいらしい蘭が好きなのだが、大輪の赤い花が良いということで、赤いシャクヤクを購入。)水は毎日換える。花が枯れたとて空の花瓶は置かない

・古い、着ない服を捨てる。(今日、燃えるゴミの日だったのでずいぶん捨てた。)これで過去を清算。清算。

・バスルームの掃除は徹底的に。一回風呂に入ったら溜めておかず、すぐに流す
(ええ~??マジすか?なんて不経済。地球に厳しい!)

・マメなトイレ掃除は金運を招く。換気をよくする。トイレの蓋はいつもしておく。戸はあけっぱなしにしない。
(うちのトイレには窓がない。換気扇もない。ドアをあけっぱなしにしないでどうやって換気するんだ・・・。)盛り塩をして気を浄化する。

・・・といったところを、とりあえず出来るところからやってみた。・・・っつーか、年がら年中掃除をしてなきゃいかんということだ。マツイカズヨ並みに。そうか、やっぱりそうなんだな。

で、「風水」ってことで、ついでに風水によい音楽とは?とネットで少し調べてみたが、どうも「歌詞のない音楽」ってことらしい。いわゆるヒーリング系なのかしらん。ウチには厳しいなあ、ほとんどオペラか声楽曲か声楽つき交響曲のCDばっかりだもんね。

・・・ということで、今日は(前置きナガ!)もうすぐコルンゴルト版「こうもり」上演も近いっつーことでコルンゴルト、で、歌詞なしの音楽集。

「二つの世界の狭間で」はコルンゴルト自身が最も気に入ってた映画音楽だったらしい。ここでいう「二つの世界」は、この世とあの世、マツイカズ世。・・・ヨーロッパとアメリカって意味もある、かな。

映画の内容は、まるでコルンゴルトの身の上をドラマティックに映画化したみてぇな内容。
「主人公のオーストリア出身のピアニストと献身的な妻はアメリカの船に乗船しようとしたが乗船を拒否され、自殺するが、気が付くと爆撃で殺された人々と一緒に船に乗っている。まもなくそこに天の審判者が現れ・・・etc」 (早崎さんの「コルンゴルトとその時代」より。←いつもすいません)

なんかこー、こんな感じの映画を前に観た感じ。イギリス映画の「天国への階段」みたい。 (韓流じゃなくってよ。いつもTBくださる韓流スターの商用blogのおっさん。はっきりいっていっつも迷惑ですが・・・今回はさらしものにしたげる!ふふ)

音楽は、オペラ「ヘリアーネの奇蹟」を思わせる部分が多々。ピアノの独奏がロマンティックでムーディ。ムーディ勝山。

ま、コルンゴルト好きにはたまんねえ映画音楽の次は。これまた素敵な「弦楽のための交響的セレナード」って曲。4楽章あって、まるで小さな交響曲ね。

私はこの第1楽章が大好きだ。なんて優美で軽やかで、そこはかとない哀愁があって。みんなに聞いてもらいたいよお。

第2楽章はピツィカート奏法による曲。
第3楽章はゆっくりと、宗教的に、とある。マーラーの交響曲第3番(または9番第1楽章?)の最終楽章にさもにたり。
第4楽章はアレグロで、これもやっぱりマーラーの5番の最終楽章っぽい。

最後の曲「主題と変奏」は学生オケのために書かれたようだが、とっても優しい感じの曲。10分弱だが、コルンゴルトらしさが溢れていて素敵。

・・・という感じですが、国内盤で出てるみたいなので、ご興味のある方はお聴きになってみたらいかがでしょう。
(って安易な結びでゴメンナサイ。)




風水そうじ 決定版!―たった5分で幸運を呼び込む

販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

↑5分で幸運は来ませんでしたが・・・。

-----

さて、いくつ商用TBがつくでしょう?
人気blogランキングへ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »