ラングストレム・交響曲第1番
トューレ・ラングストレム:交響曲第1番嬰ハ短調「アウグスト・ストリンドベリ追悼」
レイフ・セーゲルスタム指揮/スウェーデン放送交響楽団
(瑞・STERLINGレーベル)
今日はスウェーデンの作曲家の交響曲を。
日本では本当に人気がない(と思う)、トューレ・ラングストレム。
テューレ・ラングストレム(1884-1947)はスウェーデンの作曲家。20世紀になってスウェーデンにモダニズムをもたらした最初の世代に属する。音楽評論家で指揮者でもあった。
ストックホルム出身で、ドイツに留学してベルリンとミュンヘンで音楽を学び、ハンス・プフィッツナーに師事。主として声楽とピアノのための曲をつくり、1922年から1925年までエーテボリ交響楽団の主席指揮者を務め、1924年にはスウェーデン作曲家協会を設立、1930年から1936年までスウェーデン王立歌劇場で広報の仕事に就いた。
初期の作品は「バッカス賛歌」などのように交響詩の形式をとった。それらの成功に続いて4つの交響曲の作曲に取り組んだ。第1番は1914年に作曲され、ストリンドベリの思い出にささげられた。第2番は1919年に作曲され、「祖国」の副題がつけられた。第3番は1929年で、副題は「星空の下の歌」。第4番は1936年で、副題は「祈り」である。他に3つのオペラを作曲している。(ウィキペディアより)
スウェーデンや北欧の歌手の歌曲集を買うと、たまにラングストレムの歌曲が入っていたりする。(交響曲第3番のもとになった?どっちが元になったのかわからないが同じメロディの歌曲「星の下の歌」がある。)コミック調?のものやら、女性が歌うような愛らしい歌もあり、全くつかみ所のない作曲家。
4つの交響曲はユロフスキによる全集があり、私はこれも持っているが、今日は単独で買ったセーゲルスタム指揮による1番。スウェーデンの作家ストリンドベリってのは全然知らないが、その人に捧げられたものらしい。
作風は何風というのだろう。具体的に何風って言えないんですよねえ。大体知られてないここらへんの年代の作曲家って「マーラー風?」とか「シュトラウス風?」とかになったりするんだけども。ちゃんと個性的であると思うのであります。全体的に男気のある力強い感じの曲ですが、ロマンティックでもあります。
(以前、どなたかのHPで「ラングストレムの交響曲は全然面白くない」と書いてあったのを読んで以来、「ワタシ、やっぱりヘンなのかしら」とか思ったり。)
一般的に面白いかどうか、あまり自信はないのですが、遠い東洋の島国でこんな曲を聴いている人もいますよ!ということをここに記録したいと思い、書いてみた次第であります。なんちて。
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コメント
ラングストレム、ウチにもCDあります。
確か。
歌曲や合唱曲ばかりで、交響曲は無かったような。明日探してみます。
北欧のデザインて、家具や道具類などとてもシンプルなのに洗練されていますよね。
昔はボルボやサーブの車に憧れました。
投稿: ピースうさぎ | 2007年5月18日 (金曜日) 00時12分
こんにちは。
お、ラングストレムだ~。
ランちゃんの交響曲全集、持っとります。
聴きこんでいるとはよう言いませんが、
それでも第4番「祈り」は、なかなかの力作だと思いますです。
オルガン付きで、第2楽章トッカータ、第5楽章パッサカリアなど迫力ありますよん。
耽美なメロディにも不足せず、
後期ロマン派・爆裂大音量系音楽がお好きな方にはオススメでしょう。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2007年5月18日 (金曜日) 18時02分
>>ピースうさぎさん
こんにちは。(全く別件ですが)愛知県長久手町!と聞いて最初に愛・地球博を思いだし、(ちょっと経って)ピースうさぎさんを思い出しました。お住まいに結構近い住所だったみたいですね。ガクガクブルブル。
ラングストレムはどっちかというと管弦楽作品よりも声楽方面につよい作曲家みたいです。でも、交響曲もなかなか素敵なんですよ。
>>木曽さん
ランちゃんってことで、お待ちしておりました。そうそう、ラングストレムはどっちかというと爆音系ですね。でも、静かな部分もあり~の。勝手な思い込みですが、北欧の大自然の厳しさや壮大さみたいなものを感じます。もっと聴かれていいと思うっす。生で聴いてみたい!(ムリだと思うけど)
私は3番が好きです!!
投稿: naoping | 2007年5月19日 (土曜日) 10時31分