「人魚姫」再び
ツェムリンスキー:交響詩「人魚姫」・シンフォニエッタ
ジェームス・コンロン指揮/ケルン・フィルハーモニカー
いやー、疲れた。大掃除は疲れるもんだわ。今回わかったことは、私の部屋はキャパシティーに対して物が多すぎるってことだわ、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
で、綺麗になったキッチンで早速お料理。
前々から気になっていたのだけれど、スーパーで売ってる「鶏の皮」。あれは安い。1パック100円しないくらい。大体スープのおだしにするくらいなんだけど、なんとかメインの料理にならんかということで。ネットなど見て色々考えてみた。
<カリカリ鶏の皮のタイ風サラダ>
・鶏の皮は細く切って、醤油・酒・しょうが汁(テキトー)につけておく。
・もやしを洗って軽く湯がく。水に通したあとペーパー・タオルで水気を切る。
・万能ネギは5センチくらいの長さに切る。タマネギは薄く切る(水にさらしておく)。
・ホットチリソースと醤油と酢と砂糖(ウチは蜂蜜を使った)を適当に混ぜて甘辛いドレッシングを作る。(スィート・チリソースがあればそれに醤油と酢を加えればよい)
・鶏の皮の水気をペーパー・タオルで取って片栗粉をまぶし、中火の油でじっくりカリカリになるまで揚げる。
・切った野菜に鶏を加え、ドレッシングをかけてぐしゃぐしゃ混ぜて食べる。
すると、あーら不思議。全然考えもしないことが。これは「冷製酢豚」といっていい感じのお味よ。酢豚にパインが入っているような、何故かトロピカルな味がする。夏場にはオススメね。
っつーことで、今日は久しぶりの「人魚姫」。(相変わらず関係ない)
過去記事
ツェムリンスキーの「人魚姫」
以前取り上げたのはシャイー指揮。この曲を私がどんなに愛しているか、心惹かれているか、を(去年の6月に)切々と(?)書いてみた、つもりだった。そして、この美しい、切ない曲が日の目を見るために(っつーか、今は結構有名な曲なんだけんど)、フィギュア・スケート女子の曲には最適だから、なんとしても日本フィギュア・スケート協会の人にこのblogが目に留まるよう・・・なんて、別に何の努力もしなかったが・・・やっぱり相変わらず日本のフィギュア・スケートの選手はこの曲を取り上げる様子は微塵も無かった。相変わらず、みきてぇったらメンコンとかやってるし。
(が、有難いことに、フィギュア・スケートのファンの方がたまにblogをみに来て下さっているってことはわかってる。どなたか知らないがウィキペディアの赤いけしの項でリンクを貼ってくれたので、それをたどって一日1人は来て下さっている。)
で、人魚姫。コンロン指揮。コンロンという指揮者はてっきり私の頭の中ではSMAPの中居君そっくりなイケメンだと思ってた。が、今日久しぶりにこのCDの解説見たら・・・全然違ってた。あら~。何てカンチガイ。それとも昔はかっこよかったのでしたっけ。
いや、そんなことはおいといて、この演奏ですが、第1楽章はやたら遅い気がします。しかし、第2楽章になったら突然早く生き生きと情熱的に演奏されます。第3楽章は・・・っていうか全体的に遅いとこと早いとこの差が大きいように思う、この演奏は。シャイーに比べて。(だから悪いというわけではないですよ。素晴らしい演奏だと思います。ま、聴くのはもっぱらシャイー盤なんですけど。)
このCD、残念ながらタワレコのHPでは販売してません(店にはあるのかな?)。CD一枚なのにハコに入っているし、付録にアンデルセンの原作がついてます・・輸入盤だもんでドイツ語、英語、フランス語なので読めませんが。ジャケット絵から挿絵までエドマンド・デュラックの絵がちりばめてあってこれは綺麗ですね。お菓子のパッケージみたい。(コンロンのツェムリンスキーのCDはみんなこんな感じみたいですが。)
なので・・・この素晴らしい「人魚姫」を大いに広めたいと思っている次第でございます。(←ヘンなまとめ)
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コメント
おおーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(↑アホ丸出しですいません^^;)
僕も聴くのはもっぱらシャイー盤(っていうか他に持ってないし)だけど、コンロンの指揮のもあったのですね。最近コンロン指揮による交響曲第1番と第2番を買ったばかりだけど、これにもひかれますね。ちなみにシャイー盤を買ったのがちょうど10年前で、ツェムリンスキーはずっと聴き込んでますね。ホント、もっと多くの人に聴かれて欲しい曲ですね(ツェムリンスキーの曲はどれもだけど)。
しかし気になるのがシャイー盤にある「詩篇第13番」、以上にドラマティックな曲想に始めて聴いたときびっくりしました(笑)。長いことコーラスやってきた僕にとっては非常に気になる曲だけど、naopingさんはどう思います??ところでコンロンといえば「叙情交響曲」も録音してますよね?まだ聴いてないけど、naopingさんは聴きましたか??
そうそう、ブログで紹介されてたバルビローリのエルガー、5枚組の管弦楽作品集を昨日買いましたが、どれもこれも良い演奏ですね。エルガーはあまりたくさん聴いて来なかったけど、これは本当に買って良かったと思います。
投稿: J-L | 2007年4月30日 (月曜日) 22時26分
書くのを忘れてたけど、やはり10年以上のファン歴があるフィギュアスケートファンとしても、確かに「人魚姫」は氷上に映える曲だと思いますよ。フィギュアによく合う曲としてはスクリャービンのピアノ協奏曲とかラフマニノフの交響曲第2番なんか良いと思うけど・・・
誰かバーバーの「弦楽のためのアダージョ」で滑ったらどうだろう?シンクロだったら前にデデューによるきわめて印象的なパフォーマンスを見たけど・・・
投稿: J-L | 2007年4月30日 (月曜日) 22時34分
こんばんは。
ツェムリンスキーの「人魚姫」は、今年9月にNHK交響楽団のびわ湖ホール(滋賀県)公演で演奏される予定です。私は関西に住んでいるので、聴きに行きたいと思っていたところです。美しくも切ない曲ですか~、楽しみです。女子フィギア、この曲で滑るとしたら、詩情のあるたたずまいの薄幸そうな子(?)でもってどこかミステリアス…などと妄想しています。
投稿: sweetbrier | 2007年4月30日 (月曜日) 22時35分
こんばんは。
2度目のお勤めですね。私も以前の記事をTBさせていただきました。
この曲のファンはけっこういらっしゃいますね。CDも以外や、いろいろ出てるんですな。指揮者は忘れましたが、チェコフィルのCDもありますよ。
理想的には、ウィーンフィルでしょうか。
この素晴らしい音楽に、フィギアスケートを結びつけるところは、さすがにnaopingさんですね。
タイ風サラダ、おいしそう。ビールにやたら合いそうですな!
投稿: yokochan | 2007年5月 1日 (火曜日) 00時27分
こんにちは。
私が持ってるのはWergoレーベルから出ているもので、
指揮はヴァーツラフ・ノイマンです。
ノイマンったらこんなレーベルでも仕事してたとは、ちょっとびっくりです。
録音は1988年。
この曲とか、シェーンベルクの「ぺリアスとメリサンド」とか、
マーラーの「嘆きの歌」とか、ケッコ好きなんですが、人気出ませんねえ。
ツェムリンスキーでは「叙情交響曲」も好きです。
あ、そうなると忘れちゃいけないのがシマノフスキの「夜の歌」ですが
・・・キリがなくなってきました。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2007年5月 1日 (火曜日) 17時30分
>>J-Lさん
ハンドル変えましたか。
実はツェムリンスキーの交響曲は未聴なのです、聴いてみたいなあとは思っています(いつのことやら)。
コンロン指揮の抒情交響曲は未聴です。他に持っているのはblogで書いたシノポリ、シャイー、グレゴルなんかです。
詩篇13番はなかなか激しいものがありますが、私はそのあとの静かな感じの23番がすごく好きで一時期よく聴いていました。
エルガー、5枚組のEMIのハコ入りのですね。エルガーの管弦楽曲はどれも深いですね。いずれ取り上げようと思っている「海の絵」も大好き。
シンクロのデデューはこないだの大会では「マリア・カラスの生涯」かなんかのプログラムだったと思うんですが、彼女の容姿とか生き方にすごく合っていて良かったですね。
投稿: naoping | 2007年5月 1日 (火曜日) 20時59分
>>sweetbrierさん
こんばんは。
「人魚姫」、N響が演奏するのですか。多分私が初めてこの曲をテレビで聴いたのはN響だったかと思います。是非、聴きに行かれることをオススメします、本当にいい曲なもんで。(・・・ていうかその前に東京でもやるんだろうか・・・)
本当に是非フィギュアスケートでやってもらいたいものです。日本人女子誰でもいいから。早くしないと元気いっぱいのエミリー・ヒューズあたりに選曲されてしまうのでは?と密かに恐れています。(どう見ても似合いません)
投稿: naoping | 2007年5月 1日 (火曜日) 21時14分
>>yokochanさん
そうそう、この曲はファンが結構多いのかもしれません。本当にいい曲ですからね。チェコ・フィルのは一番最初に買ったものですが、私も指揮者忘れてしまいました。CDは実家ですし。
ウィーン・フィルの演奏ってないのですかねえ。アバドあたりやってほしかったかなという気がします。
タイ風サラダはビールにはもちろん合います。・・・というか、何でもビールに合わせちゃうって感じですね。
投稿: naoping | 2007年5月 1日 (火曜日) 21時23分
>>木曽さん
こんばんは。
あの、うろ覚えで申し訳ないのですが、私が初めて買った「人魚姫」、やっぱりWERGOレーベルだったのです。確かカップリングの「交響的歌曲」(だったかな?)はノイマン/チェコ・フィルだったのですが、「人魚姫」は別の知らない指揮者だった記憶があります。もしかして違う盤かもしれません・・・。違ってたらすいません。
シマノフスキの「夜の歌」はイイですねえ。マーラーの「夜の歌」より好きかも(関係ないですがね)。もー、コレ大好きです。
投稿: naoping | 2007年5月 1日 (火曜日) 21時38分
HNは間違えました^^;
>>エルガー、5枚組のEMIのハコ入りのですね
です。もう買ってから聞き惚れてますね。
投稿: Shamshyraq | 2007年5月 1日 (火曜日) 22時13分
naopingさん、仰るとおりでした。
「人魚姫」の指揮者はノイマンではありませんでした。
Zoltan Peskoという、あまり聞いたことのない名前の指揮者でした。
どうもすみません~。
投稿: 木曽のあばら屋 | 2007年5月 1日 (火曜日) 22時27分
こんばんは。
盛り上がってますね。
人魚姫、聴いたことないです。が、以前他の方が良い曲だとメールくださった事があったので、記憶していました。
ツェムリンスキーの曲は割と好きで聴いています。抒情交響曲とかメーテルリンク詩による6つの歌、詩篇第23番。
詩篇第23番は今は亡き関屋晋氏の指揮で歌いました。(ただし伴奏がオケでなくピアノ(泣)。)
投稿: ピースうさぎ | 2007年5月 1日 (火曜日) 23時39分
>>ピースうさぎさん
人魚姫、ぜひぜひオススメです。マーラーがお好きならば、聴けばきっと好きになると思います。
ツェムリンスキーは、声楽方面でも結構いい曲があるようですね。詩篇23番、歌われたのですか~。
合唱をしてらっしゃると、色々な作曲家の曲に接することが出来ていいですね~(まあ、オケでもそうなのかもしれませんが、合唱はとくに作曲家の傾向が独特ですね)。
投稿: naoping | 2007年5月 2日 (水曜日) 21時29分