スウェーデンの歌姫リル・リンドフォッシュ
今日は珍しく、クラシックではない。私の持っている数少ないポップスのCDを。しかもスウェーデン・ポップス。
リル・リンドフォッシュという歌手をご存知の方は日本では少ないと思う。私もこのCDを入手するまでは全然知らなかった。
私は北欧インテリア・オタク(が、ほとんど見るだけ。高けーので。因みに現在このblogのトップ画像にあるお皿はスウェーデンのデザイナー、スティグ・リンドベリのデザインの有名な「ベショー」で、殆ど酔っ払って購入したもの。少々値段は張る物である。しかも当時の染料が劣悪のため剥げるので使ってない。)なので、北欧しかもスウェーデンのものとなったら何でも注目してしまう。(因みにこのblog、北欧音楽の中でもとくにスウェーデン音楽のCDの登場が多いのよ)
今のお部屋に引っ越してきた頃。駅前にちょっとマニアックなCD屋さんがあった。マニアックといってもクラシックのものはほとんどなく、日本の昔のポップス、ヨーロッパの昔のポップス、映画音楽などが主な品揃えで、まあ、それだけでは潰れてしまうので日本の最新歌謡曲も売ってはいた。
だが、駅前開発のために移転を余儀なくされ、在庫を減らすためか国内盤を2割引で売っていた(kinki kidsなんかも2割引だったのに、ちょっと躊躇してしまった。買えばよかったなーと今後悔。結構いいんだよね)。大喜びで2枚ほど買った。本日紹介のCDはそのうちの一つ。
いかにも北欧っぽい、オシャレでカワイイジャケットのこの歌姫は、1941年フィンランド・ヘルシンキ生まれっていうから現在66歳ってことになる、ご存命ならば。
このアルバムは1967年から1970年に録音されたものを編纂して1970年に発売された。ABBAとして成功を収める前のBenny Andersonの書き下ろしの曲などが収録されている。彼女は最近ではユニセフの活動に専念する他、スウェーデン国王夫妻の成婚25周年の記念式典で歌ったりしている、今やスウェーデンの国民的なタレント、らしい。解説書によると。
こんな外見キュートな雰囲気の女性だから、さぞキュートな歌唱なのかと思えば、全然裏切られる。最初の一曲目からのけぞった。そーさなー、日本で言えば平山みきってとこか。結構太い声でパンチの効いた歌唱なのであります。それがまー、得体の知れないスウェーデン語でノリのよいポップスやボサノヴァなんかが歌われており。1960年代の雰囲気がガンガンで、オシャレなミッドセンチュリー家具屋さんのBGMにぴったりな感じ。全然古っぽくないです。お気に入りの一枚となりました。
国内盤だが、現在タワレコHPでは発売してないようだ。残念。
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まー、たまにはこんなのも。
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