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2007年4月11日 (水曜日)

デル・モナコ&カラス/アンドレア・シェニエ


ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
マリア・カラス(マッダレーナ・ディ・コワニー)、マリオ・デル・モナコ(アンドレア・シェニエ)、アルド・プロッティ(カルロ・ジェラール)その他
アントニオ・ヴォットー指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
(1955年)

もー、春になったかと思ったら、寒いのですね!こんな日は温かいシチューを。しかし、普通のシチューではなくて、得意のハンガリアン・グラーシュ(グヤーシュ)を。

Pa0_0087 ハンガリーに行ったことはないので本場のはよく知らないのだが、ウィーンでは何度か食べたものである。ガイドブックに載っている「グラーシュ・ムゼウム」って有名なお店のグラーシュは、今ひとつハマらなかったが、モーツァルトやベートーヴェンも行った老舗「グリーヒェンバイスル」の近くにある「Erdinger」ってレストランのグラーシュはとっても美味しかった。生ビールとともに最高。まだあんのかな、アノ店。

<作り方>
・タマネギ一個はさいの目に切る。ニンニクはみじん切りにする。
・シチュー鍋にバターと油を適当に入れる(本当はラード入れるみたいだ)。タマネギを透き通るまで炒める。
・鍋を火から下ろし、パプリカパウダーを大匙2杯くらい入れて水を少しそそぐ。
・カレー・シチュー用の角切り牛肉(今日は貧しく切り落とし肉で作った)を200グラムぐらい入れる。ニンニク、塩コショー、キャラウェイで風味をつける。赤ワイン半カップ、コンソメスープを一カップ、ブランデーを少々入れる。弱火で40分くらい煮る(切り落とし肉だったらもちろんそんなに煮る必要はない)。トマト缶詰半分を加える。
・ピーマン2個は細切り、ジャガイモは皮をむき2センチ角くらいに切る。鍋に入れてマジョラムを加える。もっと煮る。スープにとろみがつきジャガイモが煮崩れてきたら塩とパプリカと最後にエロスを加えて(←杉本彩風に)出来上がり。

牛肉もいいけど、鶏でも相当美味しい。ピーマンは絶対入れたいし、タマネギはたくさん入れたほうが美味しいでえす。

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さてえ。情熱とエロスのグラーシュのあとは。やっぱり情熱のオペラ、「アンドレア・シェニエ」を。

ま、シェニエっつったらひと昔まえはデル・モナコなんだけれども、何年か前にNHKのテレビでやってたむかーしのイタリア歌劇団日本公演(昔はスカラ座引越し公演とかそーゆーのではなくてイタリアの名歌手が一堂に揃ってやって来てたらしい。デル・モナコは飛行機嫌いで貨物船で来たというのをどこかで読んだ。)のふるーいビデオをハイライトでやってたのを観た。
そのときに、テバルディとデル・モナコが共演した「アンドレア・シェニエ」の最後の、二人で手に手を取って断頭台へと向かう場面を放映したのである。

軽く、気絶した。その日、一晩眠れなかった。こんなのを日本で上演したのか。それを観た日本人がいたのか。なんて幸せな人なんだ。生で見たら多分本当に気絶してたかもしれない。

そんなこんなで、該当のDVDは店頭で見たものの何故か買わずにカラスとデル・モナコの共演したEMI盤を購入。日本国内盤のくせに音は相当貧しい。普通の鑑賞に堪えるとはとても言いがたい。

どうしてもタイトル・ロールが男ということもありカラスは役柄的にちょっと悔しいところであるが、もう相当頑張っており。血管切れそーになって歌っている。それに輪をかけてデル・モナコのがんばりようったら。有名なアリア「ある日青空を眺めて」なんかすげー。鼻血。
最後ももう、トゥーランドットの終幕を越えたド迫力、カラスとデル・モナコによる果し合い。血で血を洗う世紀の大決闘のようである。聴いてスカっとすることうけあい。

録音の貧しさはかなりだが、ヒストリカルに違和感ない方は是非。

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コメント

こんばんは。
ハンガリアン・グラーシュって、名前はよく聴きますが食べたことないです。うまそうですねー。参考になります。拙宅にはキャラウェイと「エロス」がないので、仕入れなければなりません。
またジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」、これも高名ですが聴いたことがないのです。歌手がすごいですな。演奏家目当てで聴きたくなります。

投稿: 吉田 | 2007年4月11日 (水曜日) 23時19分

>>吉田さん
コメントありがとうございます。キャラウェイはカレーとかに入れても美味しいし、重宝しますね。エロスのほうは紀伊国屋など美人人妻の多い高級スーパーに行かないと入手が難しいかもしれません。
「アンドレア・シェニエ」も、実はこのCDしか持ってないんですが、他の演奏を聴いて「あんまり大したことないなあ」と思うのが怖くて買っていません。カレーラスのとかもいいかもしれませんね。


投稿: naoping | 2007年4月11日 (水曜日) 23時31分

naopingさん、こんばんは!
「アンドレ・シェニエ」は是非シャイー&ナショナル・フィル盤をお聞きくださいませ。マッダレーナの母、伯爵夫人がなんとヴァルナイなのです!1982年-84年の収録ですので、既に全盛期を過ぎていますが、その存在感には脱帽です。
ところで、大学の卒業旅行でブダペシュトへ行きました。もうウン十年も昔の話ですが、このシチューもどきは食べたような、食べていないような…。
ちなみに「エロス」は拙宅近くの100円ショップで売っていました。でも賞味期限が「天正十年」となっており、しかたなく返品しました。

投稿: Niklaus Vogel | 2007年4月11日 (水曜日) 23時45分

こんばんは。相次いでイタオペ・ヴェリスモ・カラス路線ですね。
私もあるとき聴きまくりでしたヨ。
「シェニエ」は、今もってイタオペのモナコ・テヴァルディが日本では最高なんでしょうね。私もFMの後に聴いて悶絶しました。
niklaus fogelさんのおっしゃるシャイー盤は未聴ですが、すごいキャストですね。
私は、テヴァルディ・デルモナコ・バスティニーニのデッカ盤です。
ジョルダーノは、ちょっと危なく扇情的な音楽ですね。

クーニッシュ、三越のウィーンと周辺展で、缶詰のものを買い食べました。
酒がないと食べれませんでしたが。もちろん、ドライな白で。

投稿: yokochan | 2007年4月12日 (木曜日) 00時01分

>>Niklaus Vogelさん
こんばんは!
ああっ、そうでした。ヴァルナイをすっかり忘れていましたね。シャイー盤はぜひ入手しないといけません!なんだかすみずみまですごいキャストですね。(でも・・・walhallのドイツ語版サヴァリッシュ盤もすごーく気になります。ハンス・ホップフのシェニエ。)
ハンガリー行かれたのですね。羨ましい。ブダペストは綺麗な街ですよね。プラハとともにいってみたい。そしてグラーシュ食べたいです。
うーん、100円ショップだと、エロスは賞味期限切れのものが売られている可能性が大ですね~。まあ、そういうのがお好きな方もいらっしゃいますけどね。牛肉は腐る寸前が美味しいといいますし・・・。

投稿: naoping | 2007年4月12日 (木曜日) 00時05分

>>yokochanさん
こんばんは!そちらはビートルズ登場ですね!
私はここらへんのオペラは実はもうそろそろネタ切れです。あんまり持ってないんですよ。
「シェニエ」は基本的にはデル・モナコ&テバルディのガヴァツェーニ盤!ってことでしょうね。キャストも凄いし。バスティアニーニが入ってるのも惹かれます。
去年だか?一昨年だか?「シェニエ」がかなりいいキャストで日本で上演されるみたいだったので、行きたかったのですが、それもかなりお値段が高かったので諦めてしまいました。ちょっと行かなくて後悔。

投稿: naoping | 2007年4月12日 (木曜日) 00時27分

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