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2007年4月21日 (土曜日)

ラーシュ=エリック・ラーション作品集

Pa0_0093_1 ラーシュ=エリック・ラーション:田園組曲、劇音楽「冬物語」、小セレナード、管弦楽のための変奏曲、小行進曲、民謡の夜、エスプレーシヴォ
スティグ・ヴェステルベリ指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団・他

明日、選挙に行こうかどうか迷ってるのは誰だーい?
あたしだよ。

私は平日昼間は会社にいて、一日中選挙運動カーがわめき散らすのを聞きつつ仕事をしているので(「うっせーな、○○トモコ。おめへにはいれねー、きるゆー」とかつぶやきながら)、会社のある区の候補者は知ってるのに自分の住んでいる区のことがよくわからない。

家のポストにつっこんである「選挙公報」を眺めながら、誰に入れようか悩んでいる。都知事選みたいにヘンテコな人がいないので興味がわかない。自分が女だから女の人にしようかなあ~という程度。有名なげいのーじんやカクトーカもいないみたいだし。雨が降ったらさぼろうかな~。

さて。本日のお題は選挙にも歌舞伎にも何の関係も無い。
いかにも北欧っぽいジャケットのスウェーデン・ソサエティ盤でござい。

ラーションの名前は(ワールドカップんときサッカー選手にも同じ名前がいたね!)・・・どうなんだろう。あまり知られてないのかな。(感覚がマヒ)

ラーシュ=エリク・ラーション(1908-1986)は、スウェーデンの作曲家。
1925年~1929年までストックホルム音楽院で学び、さらにウィーンおよびライプツィヒに留学し、アルバン・ベルクほかに師事。帰国後、スウェーデン放送局の指揮者を務め、1947年から1959年までストックホルム音楽院で、1961年から1966年までウプサラ大学で教職についた。
作曲家としては折衷的で、後期ロマン派から、アルノルト・シェーンベルクの12音技法に由来する作曲技法まで幅広く手を染めたが、手法においては独特である。1932年にスウェーデンで最初に音列技法を用いたが、それ以外の時期の作品は、ポスト・シベリウスないしは新古典主義の音楽であり、ラーションの作品は凡そ作曲様式の多様性が特徴的である。 
(ウィキペディアより)

ていう具合に、なんとあのベルクに作曲を習っているのである。なので、前衛的なのかなーと思うとこのCDに入っている曲は80%くらい違う。

田園組曲、冬物語、小セレナードまでは「ああ、なんて美しい心癒される音楽なのかしら。このCD見つけてよかった。なんだか古ぼけたジャケット写真も録音もレトロで心癒されるわね。」などとしみじみと聴けるんだけど、「管弦楽のための変奏曲」で、突然奈落の底に落とされる。

まるで、今までフレンドリーでいいひとだった会社の上司が、ある日を境にがらりと態度が変わって就業時間中に意味不明なことを口走ったり挙動不審になったりなんかしてしまうような、そんな不安。

や。

別に最初から「ベルクに習いました~」みたいなことがわかっていて、この「管弦楽のための~」だけを突然聴いたのであれば、特に問題はなく、ナルホド的にすんなり入っていけるんだが。

ただ、前の曲との差が激しすぎるのである。そして、また小行進曲、民謡の夜と親しみやすいモードに戻り、最後は自作自演でベルクのソナタっぽいクールなピアノ曲で終わる。

二つの顔を持つ男って感じなのかーもしれない。

この作曲家は他に「偽装の神」って声楽曲もあってこれもなかなかいい曲なんだけど、それはまた別の機会に。

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コメント

北欧音楽もいろいろ聴いているけど、ラーションは名前だけ・・・いずれ聴いてみようとおもうけど、なかなかCD見あたらないです。福岡だから探せばそれなりに出てくるけど、なかなかお目当てのCDってのにはお目に掛かりませんね・・・前にある本で「理想のCDを探すのは理想の恋人を探すのと同じ」というのを見ましたが(本当は「理想のヴァイオリニストは・・・」らしいとか、あちこちで使われてて何通りも生まれたのかな??)、そうかも知れませんね(まあ「彼女」の方は何とも言えませんが^^;)。

昼から九州交響楽団のコンサートがあるけど、今朝になって「当日券あったら行こうかな?」って考えてます・・・今朝になってってのがミソですけど(笑)。

投稿: Shamshyraq | 2007年4月22日 (日曜日) 10時15分

>>Shamshyraqさん
こんにちは!
スウェーデンって国でも本当にいろいろな作曲家がいるのですが、このラーションって作曲家の小曲はなかなか心に染みるもんがあります。普通にコンサートで取り上げてもいいかもと思うくらいです。ナクソスのスウェーデン管弦楽曲集にはちょろっと入ってたりします。

>>「理想のCDを探すのは理想の恋人を探すのと同じ」
うーん、私はもはや理想というものはないので、なんでもいいですね。CDも恋人も、珍しければ。

結局、コンサートは行かれたのでしょうか? 私もコンサートは当日朝思い立ってということが殆どです。

投稿: naoping | 2007年4月22日 (日曜日) 20時18分

>>CDも恋人も、珍しければ。

ですか(^^;) 確かに珍しいCD見かけると気になるけど、まだ給料いただいていない身ではどうしようもないです。

コンサート良かったですよ!全部R・シュトラウスのプロで「町人貴族」と「死と変容」と「ばらの騎士」組曲でしたが、どれもとても良かったです。特に「死と変容」は今まで何度も聴いていたけど、やはり実演の方がすごいって感じました。(誇大妄想の気がなくもない?)ラストの盛り上げ方なんかかなりすごかったし、全曲通してティンパニが決まりまくってました。

まあ、5分頃のティンパニ最初の一撃の時にちょっとばっか腕を振り上げ過ぎてたのは曲を知っている者からすると「ちょっと興醒め」だったかも(笑)。指揮者もティンパニも大したアクションを起こさずに「ガンッ!」といった方がインパクト大かもしれないけど、ちょっと悪趣味かも・・・

木曜日の夜にはシューベルトチクルスの第一夜だけど、こっちは未定です・・・

投稿: Shamshyraq | 2007年4月22日 (日曜日) 20時40分

>>Shamshyraqさん
あ、行かれたのですね!コンサート。
九響のHP見たら、指揮は秋山和慶さんだったのですね。私も先週秋山さんのシュトラウス聴きました、曲は違いますが。全部シュトラウスなんて聴きでがありそうですね。シュトラウスは・・・ま、ある意味誇大妄想狂かも。シュトラウスは恐妻家だったから音楽の中では威張りたかったんじゃないかしらん(←ち、違うかな)。

HPみたところ九響で来年2月にオール英国音楽プログラムってのはいいですね。きゅーしゅーは遠いので行けませんが。

投稿: naoping | 2007年4月22日 (日曜日) 22時29分

オヒス・レデエさま、こんにちは。
お笑い系音楽ブログを探していたら見つけてしまいました。脱力加減(失礼!)がたまりません。早速ですがリンクさせていただいてよろしいでしょうか。
ラーションはあの時代遅れな作風に「ネオロマンティシズム」という美名が奉られていてなによりです(なんで?)。てなこと言いながらBISの2枚組協奏曲集(独奏楽器がぜーんぶ違う)は面白くてけっこう聴いています。

ところで、出来心でブログランキングに参加してみました。土曜日に登録したばかりですが、「音源雑記帖」があまりに上位に入っているのでびっくり(気づくのが遅いってか)。こりゃおそれ多いところにリンクしようとしてるかなぁと…。

投稿: Delius | 2007年4月23日 (月曜日) 14時02分

こんにちは。
ラーションは「小セレナード作品12」「田園組曲」とか
キレーでロマンティックですが、インパクトあんまりないなー、
と思っていたのですが・・・、
「管弦楽のための変奏曲」、これ聴いてみたいっす。
奈落の底に突き落とされたいっ!!(危ないヤツだな)

投稿: 木曽のあばら屋 | 2007年4月23日 (月曜日) 17時55分

>>Deliusさん
はじめまして!オヒスレデエです(←え)。blogちょっとですが読ませていただきました。英国もので持ってるCDが結構重なっていますね。リンク、どぞどぞ。こんなblogでよろしければ。
ラーション、色々な側面があって興味はつきませんが、協奏曲のCDもあるんですね。気にしてみましょう。
よろしくお願いします。

投稿: naoping | 2007年4月23日 (月曜日) 19時56分

>>木曽さん
まいどどうも。
これね。「管弦楽のための変奏曲」は、これだけ聴くとホント、なんてことないんですよ。普通の無調(?)。いや、このCDでこの順番で是非聴いていただきたいです。製作者の意図はいったい・・・。今までずっとこの曲だけすっとばして聴いていましたが、文章にしなきゃならないので今回ほぼ初めてしみじみ聴いてみました。しみじみって感じではないですがね。

投稿: naoping | 2007年4月23日 (月曜日) 20時03分

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