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2007年3月 7日 (水曜日)

ジャネット・ベイカーの色々歌っちゃうわよ。

P1000736ディム・ジャネット・ベイカー、フォーレ、シューベルト&シュトラウス、英国歌曲を歌う
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
(全27曲)

おととい、昨日と、「もし、音楽に詳しい男性の友人がいて、ここらへんのCDを貸してくれたらちょっとクラっときちゃいそうな」曲を想定し、続けて紹介してみたが(まわりにそんな人はいませんが)、今日はちょっとまた地味目なCDで、好きな歌手の一人、ジャネット・ベイカーの歌唱を。

ハイネックの素敵なセーターを着てさりげなく微笑んでる彼女のジャケット写真はお気に入り。こういう品のいいイギリスのオバサマに「まあ、午後のお茶にいらしたの?ちょうどイングリッシュ・マフィンが焼きあがったところよ。さあおあがんなさい。」とか気さくに言われたい。

(最近そういうの食べてないなあ・・・饅頭やお煎餅ばっかり)

ジャネット・ベイカーっていうと、マーラーがお好きな方、またはエルガーなどの英国ものを聴く方、または指揮者バルビローリが好きな方で、CD持ってない方はいないと思うが、どうだろう。そ、そうでもない?

彼女はメゾ、またはアルトという地味な声域、しかもとりたてて美人ではないということで(失礼!)やや地味な存在のように思う。「イギリスのクリスタ・ルードヴィヒ」みたいな感じか。
何を歌わせても何でも器用にこなすが、器用なだけでなく知性的ですべての曲において深い感銘を残す。深い声がなんとも魅力的。

紹介のCDは、そんな彼女の魅力を伝えるもの。フランス語、英語、ドイツ語の歌曲を取り上げている。私はフランス語はさっぱりわからん(というか、ドイツ語も英語もアヤしい)のだが、彼女はフレンチ・レパートリーの録音は他にも結構あるみたいなので得意なのだろう。ここで歌われるフォーレの歌曲は、輸入盤で対訳がない上あまりよく知らない曲なのだが、とても素敵で発音も滑らかである。心和む、というか。

自国の歌曲はまさに彼女の得意中の得意というところで、スタンフォード、パリー、ウィリアム・ブッシュ、ウォーロック、RVW、ガーニー、ブリテン、アイアランド、クィルターの素敵な曲がちょっとづつ聴ける。どれもいいんだけど、ウィリアム・ブッシュの曲「Rest」や一曲だけ入っている大好きなガーニーの曲「The Fields are full」がとてもお気に入り。もちろん有名なRVWの「リンデン・リー」も心に染みるうたいぶり。

うちにはほとんど存在しないシューベルトの歌曲が6曲歌われている。いかにもドイツ歌曲らしいっつーか。(←あまりよく知らない)

そして最後にR・シュトラウス。有名な「明日!」はしみじみとゆっくりと語りかけるような。最後はデーメルの詩による「解き放たれて」。

という感じで、ざっと書いてみたがどの国の曲も完成度が高い歌唱だと思う。まったく英国を代表するすばらしい歌手であると思う。


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コメント

>「イギリスのクリスタ・ルードヴィヒ」
せめて、「20世紀後半のキャサリーン・フェリアー」で・・・
また、ベルリオーズ好きで彼女の録音を知らないのはモグリといっていいかも(大嘘)

しかし、彼女のレパートリーは広いですね。
フランス、イギリスはもちろん、イタリアオペラまで!
バロックもうまいですねー♪

ご紹介して見えるマリア・スチュアートの英語版は初めて存在を知りました。
グノーやマスネなどなど、英語による有名オペラの録音、けっこうあるようですね。
なかなか手は出ませんが、よく見かけます。

夏の夜、クレオパトラなど、ベルリオーズも実に良いですよ。

投稿: ちょ | 2007年3月10日 (土曜日) 06時44分

>>ちょさん
お待ちしておりました。
ドニゼッティのメアリー・スチュワート(マリア・ストゥアルダ)英語版は私もタワレコのHPで初めて見ました。指揮はマッケラスだし出演者もトムリンソンや結構知ってる名前が多いので、結構ひかれますね。ベイカーが微笑むジャケットもとっても素敵だと思います。ハイライトのようですが。

投稿: naoping | 2007年3月10日 (土曜日) 10時29分

こちらにもひょっこりと。
デイム・ジャネットはさりげなく、いろんなCDに顔を出してますんで、知らぬ間にたくさん聞いているんですね。
意識したことありませんが、何でも機用に歌ってしまえる、まるでロンドンのオーケストラのようなところがありますねぇ。
私はハイティンクの指揮で歌った「大地の歌」が大好きですよ。

投稿: yokochan | 2007年3月10日 (土曜日) 22時33分

>>yokochanさん
そうそう、我々のような「マーラーもオペラも聴くけどイギリスものも聴く」みたいな人(どげな人やねん)は自然と彼女のレパートリーと重なってしまっていて気がついたら沢山CDがある感じですよね。彼女に任せておけば大丈夫!みたいな感じかな?イギリスではフェリアーとともに愛されている歌手だと思います。(そういえばイギリスのフェリアー熱は相当ですよ!ロンドンのHMVでは大きなコーナーがありました)
ハイティンクのマーラー、そういえば一つもウチにはありませんな。不思議です。

投稿: naoping | 2007年3月11日 (日曜日) 07時55分

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