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2007年3月 2日 (金曜日)

クライバー「こうもり」再び。

ヨハン・シュトラウス:歌劇「こうもり」
ヘルマン・プライ(アイゼンシュタイン)ユリア・ヴァラディ(ロザリンデ)ルネ・コロ(アルフレート)ベルント・ヴァイクル(ファルケ)ルチア・ポップ(アデーレ)他
カルロス・クライバー指揮/バイエルン国立管弦楽団・バイエルン国立歌劇場合唱団

過去記事
クライバーの椿姫とこうもりと私

今更聴いていて。
なんて素敵な録音なんでしょう。すべてのオペラ・ファン、クラシック・ファンは手に入れるべきである、本当に今更ながら。こんなに素敵なCDを聴いたことなくて一生を終わる人は本当に不幸だわ。クライバーの序曲から素晴らしいわくわくする指揮と、ポップ、コロ、プライにヴァラディにヴァイクルと揃いも揃ったキャスト。マイスタージンガーだってできそうよね。

それと、オルロフスキーを歌っているイヴァン・レヴロフって歌手もなんだかいまだにナゾだが面白い。フランクとアイゼンシュタインの珍妙なフランス語の会話も笑ってしまう。アイゼンシュタインとロザリンデの舞踏会での二重唱も楽しいね。これがプライとヴァラディで贅沢。クライバー得意の「雷鳴と電光」も。

昨日の「椿姫」同様、ヨーロッパの昔の人はやけに舞踏会ばっかりしてたんだな、と思いながら・・・。

・・・・。

私は実は「ウィンナ・ワルツ」は苦手。ウィーンの毎年やってるニュー・イヤーコンサートだって(もちろんクライバーのときは熱心に見たが)テレビは最初だけ見てあとはろくに見ていない。有名な曲はいいんだけど、そうでもないのは曲の区別がつかないし、退屈なんだもん。

正月にウィーンに旅行に行った時も、宿泊場所より路面電車で10分でムジークフェラインに行けるというのに、昼間にホテルでテレビ生中継を見ながら「これじゃ日本と変んないね」とか笑ったもんだったが。まあ、自力で券を手に入れることなど大変なことはわかってたが。

それでもまあ、正月にウィーン国立歌劇場で「こうもり」を見たことはあるにはある。出演者はほとんど覚えてない。キルヒシュラーガーがオルロフスキーだったの以外は。演出や装置は、日本の引越し公演と同じであり。

あの、ドリフみたいな回り舞台の。しかし、NHKホールではそういった装置はなかったのでわざわざ作ったんだね確か。

で、NHKホールではご存知のとおりクラシック関係以外の番組収録もある。しかし組んであるセットを動かすわけにも行かず、公演期間内に主に五木ひろしさんや吉幾三さんなどの演歌歌手の出演する「歌謡ホール」って番組の収録をしなきゃなんなかった。

でも。なんだか演歌歌手の皆さんは大喜びだった。小林幸子さんはあの豪華セットに負けないくらいのハデな衣装で歌っていた(・・・ような気がするが記憶が薄い)。もちろん舞台もぐーるぐる回していた。
私の両親は大の演歌マニアであるから毎週この番組は見ていて、私もいつもは興味もなかったけれど、その回はさすがに一緒に楽しくテレビを見ていたものである。このNHKでの「こうもり」には行かなかったのだけれども。

でもって、このCD。どの歌手も本当に素敵だが、とくにルチア・ポップのチャーミングさとルネ・コロの美声にはほんとに参ってしまう。あとプライもヴァイクルもヴァラディも、幸運なことにこの5人ともオペラの舞台を見ることができた。 (←軽く自慢。)

ああ、バブルよあっぱれ。そして二度とあんな素敵な時代は戻ってこないのである。



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コメント

>(←軽く自慢。)

いやあ、自慢しまくってください。
クライバーのこうもりはDVDで持っています。正月にゴロゴロして酒を飲みながら気分よく見てました。

私はクライバーの実演は聴いていません。
高校の同級生が、クライバーのコンサートの招待券を音楽教師だった親からもらったから行って来るという話をしていた覚えがあります。ブラームスの第2番だったような気がします。

えらくフツーに「もらっちゃたから行ってくる」みたいに言ってましたから、内心「そんなチケットフツー取れんのだぞ」と妬ましく思ってました。

あの頃は結構バブリーだったんですね。

投稿: ピースうさぎ | 2007年3月 2日 (金曜日) 22時39分

>>ピースうさぎさん
>高校の同級生が、クライバーのコンサートの招待券を音楽教師だった親からもらったから行って来る

そーですね、大体すごいコンサートやオペラの券が回ってくる人って本当の価値を全然わかってない人が多いですよね。
小学校のときに前の席の男子が親に連れられて「からやん」を聴きに行ったという話が今も頭に残っています。カルロス・クライバーもいいけども、「からやん」は聴きに行ってたら宝だなあ・・・。

投稿: naoping | 2007年3月 3日 (土曜日) 13時05分

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