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2007年2月28日 (水曜日)

C・クライバー「魔弾の射手」

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」
ベルンド・ヴァイクル(オットカール)、ジークフリート・フォーゲル(クーノ)、グンドゥラ・ヤノヴィッツ(アガーテ)、エディット・マティス(エンヒェン)、テオ・アダム(カスパール)、ペーター・シュライアー(マックス)、フランツ・クラス(隠者)その他
カルロス・クライバー指揮/ドレスデン国立管弦楽団・ライプツィヒ放送合唱団

吉田さんっちのblogで取り上げてなすったので、「あーそいえば、うちにもあったわね(殆ど放置プレイだけど)」と聴いてみました。

クライバー・オリジナルスの中の一組。この中にはクライバーの公式なグラモフォンのオペラ録音(が、「薔薇の騎士」はない)が全部入っている。他にシンフォニーが何枚か。


前にも書きましたが。
私は他のオペラ「椿姫」と「こうもり」と「トリスタンとイゾルデ」のクライバー盤を聴いて育った。まだレコードだったから、大人になってクライバー・オリジナルズを買うことでいっぺんにCDに切り替えることができた。でもクライバーのデビュー盤っていうこのウェーバーはレコードもってない。

しかもCDはほとんど聴いてない。国内盤対訳つきだから、別に鑑賞に支障はないはずだ。しかもオールスター・キャスト。次のオペラ録音の「こうもり」とおんなじくらいの高レベルのキャストである。

なんでだったんだろう。

聴いていて、そうそう、思い出した。まず有名な序曲はいいとして、次からでてくる合唱とキリアンって「裕福な農夫」がキモイ。

ヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ・・・・て。なにそれ。

ここらへんでちょっとヒイた。ダメだった。なので多分、エンヒェンやアガーテのアリアとかまでもきっと聴いてないと思う。で、第3幕で歌われる「狩人の合唱」はよく聴いてた。♪8時ちょうどの~あずさ2号・・・じゃなくて有名なアレね。昔、高級外車のCMで使われてたんだたしか。

ま、このオペラは全体的に「キモイ」とか「コワイ」と思っていいと思う。私の最初の印象は外れてない。ドイツの黒い森っぽいホラーな雰囲気満載である。妖怪とか出てくるしね。部屋にかけてある絵がおっこっちゃうし(オペラの中でね)。花嫁付添人の歌も不気味だし。結構、女一人暮らしの夜聴いているのはキッツイなあ。

(ディズニーランドの「ホーンテッド・マンション」とかの世界に近いかもしれんね)
そして、このホラーな感じは・・・そういえば「さまよえるオランダ人」の世界もここから通じているような気がする。ドイツ人、コワイもの好きなの?

(ワタクシ事ながら。3幕でアガーテが「白い鳩になった夢をみた」といっているが、白い鳩ってドイツ語でWeisse Taubeっていうんだね。ヴァイセ・タウベって私がザルツブルグ旅行で泊ったホテルの名前。築何百年だかで、白い壁で内装もたいへんかわいらしい。ザルツブルグ音楽祭に行ってまた泊るんだという夢はどこへいっちゃったの?)

歌手は私んちでもレギュラー・スターティングメンバーばっかりなもんでみなさんすばらしいが、全くウチには他にCDがないと思われるエディット・マティスがとっても素晴らしい。モーツァルト歌手っていうばかりに滅多に聴けない歌手が多いのは残念である。まあ、それは私の勝手なのだが。

いつもながらクライバーの大変勢いのよい指揮は素晴らしい。他のオペラ録音でも感じるが、(ヘンなたとえだが)切り立てさばきたての魚のお刺身盛り合わせのようなライブ感。こんな凄い指揮者でオペラを2度も聴けたのはシアワセ者である。 


↑軽く自慢。





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コメント

こんばんは。
そういわれてみると、確かに「ホーンテッド・マンション」を彷彿とさせるような雰囲気がありますねー。ドレスデンの落ち着いたモノクロっぽい音色がそれに輪をかけていて怪奇色豊かです。
私はクライバーのコンサートに一度だけ行くことができましたが(ブラームスとかやった日)、是非オペラも行くべきだったと後悔しています。なにしろ現実味のないヒトなので今も生きているような錯覚をしてしまうのですが、適わぬ夢となりました。

投稿: 吉田 | 2007年2月28日 (水曜日) 23時49分

こんにちは。
クライバーではないですが、

ヴァイクル、といえば、以前シューベルトの「冬の旅」を聴きに行ったことがあります。
当時名古屋にドイツの歌劇場(どこかは失念)が引っ越し公演をしていたときで、ついでにヴァイクルもかるーく冬の旅を歌っていこうか、という感じだったのでしょうか?
演奏はまったく立派でした。

その時コンビニでヴァイクルがサンドウィッチを買っていたのを目撃しています。(どうでもいい話ですが)

投稿: ピースうさぎ | 2007年3月 1日 (木曜日) 14時54分

>>吉田さん
TBありがとうございます。
私は逆にクライバーのコンサートを一度も体験しなかったのでそれはそれで後悔。「ボエーム」では指揮姿を堪能できたのですが、指揮台に上がっているところを見たかったです、生で。
>今も生きているような錯覚をしてしまうのですが、適わぬ夢となりました。
いえいえ今でも南極大陸あたりで生存しているという噂があります。・・・なんちて。

>>ピースうさぎ さん
毎度コメントありがとうございます。
私も東京でヴァイクルを見ましたが、そのときは吉野家で牛丼を買っていました。・・・うそです。
かるーく冬の旅。私が見たのは重ーくワーグナーとR・シュトラウスでした。そのときも大変素晴らしかったです。

投稿: naoping | 2007年3月 1日 (木曜日) 22時07分

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ウェーバー「魔弾の射手」 C・クライバー指揮 ドレスデン国立歌劇場 シュライアー、ヤノヴィッツ、アダム、マティス、フォーゲル 他 昨日より島尾敏雄「死の棘」を読み始める。しょっぱなからやたらとテンションが高い。まるで阪神の藤川が先発して全力投球しているようなもので、これで500ページの長編がもつのか(あるいは私の気力が萎えるか)心配になるほどだ。長編小説というと、最初の部分はアイドリング的に始まるのが一般的なパターンだと思うが、ここでは初回から150キロで飛ばしまくりのボルテージ。... [続きを読む]

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