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2007年1月20日 (土曜日)

ちょっと古い「死の都」

P1000706 コルンゴルト:歌劇「死の都」
Maud Cunitz(Marietta/marie),
Karl Friedrich(Paul),
Benno Kusche(Frank),
Hans Braun(Fritz),
フリッツ・レーマン指揮 バイエルン放送交響楽団・合唱団
1952年・ミュンヘン




最近、プチダイエット中である。

ダイエットといえば最近、納豆。納豆が東急ストアからカラッポになってしまったりした。別にダイエットのためじゃなくて恒常的に納豆を食している私にとっては大迷惑な話である。だいぶん以前の品揃えに戻ったが、私の一番好きな「くめ納豆」が消えている。いったいどういうことだ。「くめ納豆」命の私が。他のを食べても満足しないのよ、私は。




しかもテレビ局ではダイエットの実験結果を捏造してるっていうじゃないくゎ~。



いや、なんでこんな話になっちゃったかっていうと、コルンゴルトはあんなにハリウッドでたくさん映画音楽を書いたり指揮したりしてすごく働いたのに、なんで太ってたのかなぁというどーでもいいギモン。ストレス太りか?

紹介の「死の都」は得意のWAHAHA・・・、じゃなくてWALHALLレーベルのもの。
「死の都」全曲は以前よりも何種か出揃っている。DVDも出ている。ウィーン・フィル(ザルツブルグ)のライブ?はまだ買ってないが、それ以外は見聞きしているはずである。

ってなわけだが、このCDの録音だいぶ古い。放送用スタジオ録音ではなくライブだと思う。コルンゴルトがまだ生きている頃の舞台。コルンゴルトが戦後、アメリカからウィーンに一時戻って「また昔の栄光を!」と思ったら新作「カトリン」は受け入れられず。。絶望してハリウッドに戻った。そんな頃の録音。1951年に仲良しのシェーンベルクは死に、青年作曲家ブーレーズは「シェーンベルクは死んだ!」と高らかに講演(別に本当のことだからわざわざ言わんでも)。

このCDに出てくる歌手はベンノ・クッシェ以外あまり知らない。まあ、平均的に「昔だからこんな感じかな」みたいな歌唱。マリエッタもパウルもまあ頑張ってるかなみたいな感じ。ただ、マリエッタが最初に登場するときは他の盤では聴いたことない高い声を出して自分をアピっている。それとも本来楽譜ではそうなのだろうか。

この盤で気をつけなきゃならんのは、カットが多いこと。上演のカットだけじゃなくて、CD収録のカットも激しい。第1幕の最後と第2幕の冒頭の長いあのかっこいいオケ部分がニャい。第3幕の頭のオケ部分もニャい。ニャいニャい。(いつから猫ブログに?)
雑音から考えるとおそらくエア・チェックなのだろう。

ということで、この曲がよっぽど好きじゃないとこのCDは関係ない。

因みに指揮のフリッツ・レーマンは(ご存知かもしれないが)大歌手ロッテ・レーマンの弟さん。やや遅めのテンポで、ラインスドルフ盤よりもスケールが大きい感じ。肝心のオケだけの部分が抜けているのでなんともいえないけど。




それだったら、なんで「ハイライト盤」とか「カットあり」とか全然書いてないんだ!?




・・・・・

ま、2枚組でちゃんとdisk1と2が入ってたから許す。




宜しくぅ!!
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コメント

はじめまして。
yokochanさんのblogからこちらに辿り着きました。コルンゴルド初心者にとってはとても興味深い記事が多くて感激です。生誕110年/没後50年の今年はいろいろと聴いてみようと思っていますので宜しくお願い致します。

投稿: YASU47 | 2007年2月 4日 (日曜日) 01時40分

>>YASU47さん
おじ・・・じゃなくてYASU47さんようこそおいで頂きました。コルンゴルトはたまーに小さく小さくコンサートなど行われているのですが、あまり宣伝されてないのです。私も気がつかなかったり。「死の都」もだいぶ前に「すみとり」でミッチーが演奏会形式で上演したっきり(素晴らしかった!)です。もっとみんなにこの素晴らしさを広めたいなあ・・・なんて思います、微力ながら。
どうぞまたおいでくださいね。

投稿: naoping | 2007年2月 4日 (日曜日) 11時00分

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昨年は生誕250年のモーツァルトに明け暮れた一年間でした。今年はぐっと地味にエー [続きを読む]

受信: 2007年2月 4日 (日曜日) 01時34分

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