ブリテンとピアーズ、二人はなかよし。
サー・ピーター・ピアーズ、20世紀のイギリス歌曲を歌う
アイアランド:The Land of Lost Content(当惑の地)、The Trellis
その他、ブリッジ、ティペット、アラン・ブッシュ、ディーリアス、EJモーラン、Van Dieren、ウォーロック、グレインジャー、ウィリアム・ブッシュの歌曲
ピーター・ピアーズ(テノール)、ベンジャミン・ブリテン、アラン・ブッシュ、ヴァイオラ・タナード(ピアノ)
もー、NHKったら油断も隙もあったもんじゃないわよ。
こないだの日曜日、「ヒマね~、テレビでも見ましょう」と思ってチャンネルをチラチラ変えていたら、教育テレビで見慣れた人が歌を歌っている。親戚?っつーか。あーたしー、よく知ってるしー。
ピアノ伴奏の人もよく見る顔ね。
あー、油断してた。新聞取ってないから番組チェックしてなかった。あたしとしたことが。
もう何曲も歌っちまったあとらしく、「オリバー・クロムウェル」と「サリー・ガーデン」しか聴けなかったが。それでもなんだかすごくドキドキしちゃった。嬉しかった。
(そのあとにヘフリガーのドイツ語で歌う「日本の歌」もシューベルトみたいに聞こえてとてもよかった。昔の歌手はいいねえ・・・)
・・・というわけで本日のCDは英国音楽史No.1のラブ・カッポー、ピアーズとブリテンによる英国歌曲集でえす。
といっても、珍しいことにブリテンのこさえた曲はこの中に一曲もない。
ブリテンのじゃない曲をレコーディングしたピアーズのCDというと、ダウランド、ストラヴィンスキーの「エディプス王」、グレインジャー歌曲集、パーセルの「妖精の女王」、バッハの「ヨハネ受難曲」、シューマン「ファウストからの情景」・・・などある(現在売っているもので)。
この歌曲集は廉価盤レーベルのベラートから出ていたもの。
先日ご紹介した作曲家アイアランドの「当惑の地」というハウスマンの詩による歌曲集がCDの題名になっている。これはホントに素敵なんだけど。困ったことにこのCD、廉価盤のためにピアーズについてのちっぽけな解説しかない(モチロン英語)。歌詞も載ってない。なのでどんな内容なのかわからない。
ブリテンの作曲の師匠であるブリッジの曲も5曲入っているが、この中のジョイスの詩による"Goldenhair"という曲が抜群によい。流れるようなピアノとピアーズのハイ・トーンで歌われると、もううっとり。英国歌曲でも好きなものの一つ。
Lean out of the window,
Goldenhair,
I heard you singing
A merry air.
My book is closed;
I read no more,
Watching the fire dance
On the floor.
....
女性の金の髪、彼女の歌声に聞き惚れて読んでいた本も閉じて・・・なんて素敵な曲なの。映像が目に浮かぶような。ふわああと風が吹いているような。
これがあんまり素敵だったもんだから、ハイペリオンから出ているブリッジの2枚組の歌曲集を買ってしまった、が・・・他の曲はそんなにものすごーく素晴らしくもなく(あ、あれ?)。そこそこ。
とにかくピアーズとブリテンのコンビネーションの妙にためいき。やっぱり違うなあ、ラブ・カッポー。
他に気になる作曲家もポロポロ入っているが、(アラン・ブッシュて自分で伴奏もしている作曲家の曲は要チェックかも。例の本「イギリス音楽の復興」にも記載アリ)ここでは長くなるんで触れないけれど。(ティペットの曲で「バウワウ、バウワウ」って犬の鳴き声が出てくる曲もやけに暗ーくて気になる。松村か?)
ブリテンの曲以外のピアーズ&ブリテンもやっぱり素敵なのです。
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おおおお落ちてきたす。
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コメント
こんばんは。
私はその時間にあろうことか「華麗なる一族」を観ていまして、さらに寝てしまい、起きてチャンネルを変えたら、ヘフリガーの「荒城の月」をやってました…。
ピアーズのブリッジ、聴いてみたいですネ。
このコンビではシューベルトの「水車小屋の娘」を愛聴しています。なかなかですよ。
投稿: 吉田 | 2007年1月30日 (火曜日) 23時48分
>>吉田さん
カレーなる一族はキムタクですね。
ヘフリガー、年取ってからもがんばってたなあと感心。本当にちゃんとドイツ語は直訳なのかなぁ?と聞き耳を立てていました。普段ドイツ語の歌を聴くほうが日本語の歌を聴くより圧倒的に多いので、逆に違和感なかったです。
ブリッジのこの曲はホンマにエエです。
blogを書いて「これ、聴いてみたい」といわれたら、この記事は成功。よっしゃーーーーー!!(?)
それではシューベルトも探してみるとしましょう。
投稿: naoping | 2007年1月31日 (水曜日) 00時06分
こんばんは。日曜の晩は八王子で飲んだくれてましたので、まったくの不覚としかいいようがありゃぁせん。
そんなのいきなり放送するなっての。
なかよしの二人は、いつも一緒ですな。最初は妖しい思いでしたが、ピアーズという歌手は実によろしいですね。
ブリッジにモーラン、アイアランド、ウォーロック・・好きな作曲家が目白押しですわ。ブッシュとディーレン?は私も初見です。
ご紹介のCD、アタクシも探しましょう。
追)TBいただきながら、いろいろ操作してますが、反映されません。こうしたストレスはイヤになっちゃいますね。すいません。
投稿: yokochan | 2007年1月31日 (水曜日) 22時13分
>>yokochanさん
あー、見られなかったのですね。もうほんとファンからしたら普段よく聴いている作曲家がTVに出てるのって息が止まるほど驚きます。一人で大騒ぎしてしまいました。
ブリテンとピアーズは、私も「えええ~?作曲家と歌手でそういうのってアリなの~~??」と思いましたが、実際自分がロンドンへ初めて行って観光してたら、そーゆー人が普通に見受けられたので「あ、ここではアリね」と思いました。まあ、ずいぶん時代は前でしたから風当たりは強かったでしょうがね。
ああ、TB3回したんですけど。でも、いいです。お気になさらず。
投稿: naoping | 2007年1月31日 (水曜日) 22時38分