ショスタコーヴィチ:ベルリン陥落
ショスタコーヴィチ:映画音楽『ベルリン陥落』Op.82 (1950)(グリンカ博物館所蔵自筆譜(1996年アドリアーノ校訂)に基づく世界初録音)
モスクワ・カペラ&青少年合唱団 (セルゲイ・クリヴォボコフ合唱指揮)、エレナ・アレクセイエヴァ (ピアノ)、モスクワ交響楽団、アドリアーノ指揮
もーーーー私ったら。
実家帰ったらこんな恐ろしいものが発見されました。題して
「WAR FILM MUSIC」って3枚組。しかも前島秀国先生の日本語解説つき。
本日はその中より、ショスタコーヴィチのものをご紹介。
「ベルリン陥落」
女教師ナターシャに思いを寄せる製鉄工員アリョーシャは、スターリンに目をかけられるほどの国家的逸材。プロポーズの真っ最中にドイツ軍の奇襲を受けたアリョーシャは出征するが、ナターシャはベルリンの強制収容所に連行されてしまう。恋人を救うべくベルリン占領に闘志を燃やすアリョーシャ。彼をはじめとするソ連兵の破竹の進撃の影には、常に偉大なる指導者スターリンの的確な作戦指示があった。遂にベルリン侵攻を果たしたアリョーシャたちは、死闘の末にドイツ国会議事堂にソ連旗を掲揚。ベルリン空港に降り立ったスターリンの前で、アリョーシャとナターシャはめでたく再会を果たし、祖国の忠誠を誓うのであった。(解説書より)
アリョーシャて。ナターシャて。もう大変である。
実は私はこの映画を全部ではないが、ハイライトで見たことがある。(以前このblogにも書きましたが)2001年に開催された新日本フィルによる「巨匠の映画音楽 お宝フィルム ガラ・コンサート」にて、この映画のフィルムの一部を上映した。もちろん生演奏とともに。
その画像は強烈だった。ギャグかと思った。
スターリンのそっくりさん出演(岡田真澄さんではない)。その上ヒトラーのそっくりさんも出演(チャップリンではない)。なんだかロシア語でがなりまくってるヒトラー。
もう一回見たい。
音楽は。いかにも英雄的っつーか、合唱もありいの、ピアノ独奏もありいの。かなり聴き応えある。深く考えなければ、なかなかイイ。「森の歌」を引用している部分もあり、なるほど合唱は「森の歌」っぽい壮大さ。こういうのがお好きな方は自動的にハマると思う(どーゆーの?)。後半ちょっとあまりに盛り上がりすぎて一瞬クラクラっとめまいが。
(余白に収められている同作曲家による「忘れがたき1919年」組曲もちょっとラフP協っぽくてナカナカいいぜ)
さて、「ベルリン陥落」のCDはこれだけではない。なんと、日本では吹奏楽関係で演奏されているようで、全日本吹奏楽コンクール「高校編」のCDに入っているし(おいおい、別の曲じゃないだろうね?)、広島ウィンドオーケストラの演奏で国内盤が出ている。侮れないぜ、日本の吹奏楽界。
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