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2007年1月19日 (金曜日)

好きな作曲家は一応ベルクってことにしとこうかな、いい男だし。


ベルク「ピアノとヴァイオリンと13管楽器のための室内協奏曲」
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)、ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)、ピエール・ブーレーズ指揮/アンサンブル・インターコンテンポラン

(因みに、うちにあるのはこの盤ではなくオール・ベルク・プログラムのもの)

最近英国音楽かワーグナーばっかりで、すっかりベルク関係がご無沙汰である。

思えば、そんな私の聴く音楽はジャンルとしてはまあ「オペラ」か「声楽曲」か「交響曲」って感じだが、作曲家という分類で言えば本当に節操がない。

ワーグナーも聴くが、マーラーも聞く。ヴォーン=ウィリアムズもエルガーも聞くぞ。しかしベルクも好きだ。コルンゴルトもR・シュトラウスも。プッチーニも大好き。でも三波春夫も好きだ(←え)。

じゃあ、結局誰が一番好きな作曲家なのか。

「好き」ということは、色々な意味を含んでいると思う。曲だけ好き、とか作曲家自体も尊敬してやまない、とか。

ワーグナーの曲を熱狂的に愛している人は数多いと思う。

しかし、ワーグナーって人間自体が大好きとか、尊敬している人とかはあまり聞いた事ない。(いらしたら是非コメントを下さい)
本当にワーグナーって極端だ。私も実際こんな人が回りにいたらやだし。親戚にいたら恥ずかしいかもな。

で、マーラー。どうなんだろう。マーラーって。昔はあんなにマーラーはかっこいいと思っていたのに、今は全然だなあ、曲は好きだけどね。性格もなんだか分裂してそうだしね。もしおとうさんだったらやだなあ。もし上司だってもムリかも。ワルターみたいに温厚な人だからついていけたんだね。

コルンゴルトはなんだか食いしん坊そうでいやだ。どら焼きいっぺんに3つぐらい平気で食べちゃいそうだしね。(←そんな史実はない)

R・シュトラウスはなんだか金に貪欲そうな感じかする。指揮台降りたら札束数えていそうな気がするからやだ。

プッチーニは色男でなんだか女にもてすぎてやだなあ。(←妄想)

あー、やっぱり人間的にも音楽も好きなのってベルクなのかもしれない。まあ、なんといっても外見が好みなのが一番なんだけれども。
なんだか繊細そうで、ちょっぴりシャイで。でも(伝記を読めばわかるが)ユーモアのセンスも抜群だし。自分の作品に対して謙虚なとこもたまんないですわ。
(まあ、晩年の浮気はおいといて・・・)

本日ご紹介の「室内協奏曲」は、師匠シェーンベルクのお誕生日のお祝いにってことで作曲されたものだそうです。シェーンベルクにも「室内交響曲」ってのがありますが、なんとなく似ているかも。

この曲は縁起がよいという数字の「3」が重要な要素という。(なんでも、オーストリア?には「いいことは3つそろってやってきます」ということわざがあるらしい)
3つの楽章から成っていて、しかも「管楽器」「弦楽器」「鍵盤楽器」という編成。(形式上でもなにかと「3」とか「3の倍数」とかになっているらしいが。正直言って、そんなこと聴いてる私にはなんの関係もない。)

日本でも1富士2鷹3なすびというように「3」は縁起がよい数字とされています(いや、その例はまちがっていますよ)が、ウィーンでもそうだったのか。正月にウィーンにいたときは、あちこちで「ブタの置物」や「ブタの絵」(ブタは多産の象徴で縁起がいいとされる)を、四葉のクローバーを見かけたけれど。3という数字にはとんと気づかず。

こんな縁起のよさそうな曲ながら、聴いていてもそんな有難い感じは別にせず。もう普通に新ウィーン楽派っつーか。オペラ「ヴォツェック」のあとの曲なので、あちこちで「ヴォツェック」の音楽っぽいものがちらちらとする、なので「ヴォツェック」に親しんでいる人は聴きやすいかも。

・・・・

うーん。(考える)
いや、やっぱりいっぺんに3つもいいことはいらないんだけど、私はな。一つでいいや。

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コメント

ベルクは好きですが、この曲は何度聴いてもわかりません。
色がないのがちょっとなのです。
アバドとスターンの演奏を聴きますが、酒でも飲んで聴いてみましょう。

投稿: yokochan | 2007年1月20日 (土曜日) 22時31分

>>yokochanさん
うーん、私も声楽なしのベルクってヴァイオリン協奏曲以外はいまいち「?」なのですが、これは久しぶりに聴いてみたら、あ・・・こんな曲かと。実家で眠ってたCDを引っ張り出して登場させるのもまたオツかも。

投稿: naoping | 2007年1月20日 (土曜日) 22時45分

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