コーンヤは最高!蝶々夫人
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」全曲
ピラール・ローレンガー(蝶々夫人)、シャーンドル・コーンヤ(ピンカートン)、ネッダ・カッセイ(スズキ)、マリオ・セレーニ(シャープレス)、その他
ショージ・シック指揮/メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団
やー、あけました。
ランキングを携帯で見てたら、年明け更新してないのもしかして私だけ?と思い、慌てて実家から自転車で帰ってきました。
留守中、投票頂いていた方々、どうもありがとうございました。お陰であんまりランク落ちてなくてうれしいです。本年もがんばります(たぶん)のでよろしく。
というわけで、新年一発目は。
またもや蝶々夫人。しかもこれは年末のタワレコ・バーゲンでゲットしたもの。いくらと思います?
305円
あらー、奥さんお買い得ね。蝶々夫人の全曲盤2枚組で305円なんて。シャケの切り身のようだわ。
しかも、普段買ったら2千いくらだと思う。なんでまた。もってけドロボー状態。
まあ、それはそれとして。このジャケットって何。「蝶々夫人」てオペラ、蝶々さんが主役のはず。なのに蝶々さんははしっこにちょっと横顔が写っているだけ。
ありえね。
たとえば、シノポリ盤。ミレッラ・フレーニの怪しい外人キモノスタイルでのジャケット。これは普通である。「フレーニのチョーチョーさんより、カレーラスのピンカートンのほうがビジュアル的にイケテるから、今回は急遽カレーラスをジャケット写真にしよう」ということはない、一生かかってもない。
他の曲でいえば、クライバーの「椿姫」。イレアナ・コトルバスのジャケット写真よりも、ドミンゴのアルフレードのほうがいい男だから、今回はドミンゴのアルフレードのジャケット写真の「椿姫」にしましょう、ということはない。ドミンゴのほうがいくらネームヴァリューが上でも、タイトル・ロールがジャケット写真でなくて相手役がジャケットになったものは見たことない。
しかも。
コーンヤとローレンガー。一般的にどちらか~と言ったらローレンガーのほうが知られていると思う。なのに、すごーく小さな扱い。
ピンカートンは歌うところ少ないし。悪い役だし。でも、コーンヤだし。CD製作者はコーンヤのファンか。
確かにコーンヤは素晴らしい。最高のピンカートンといっていい。コレルリと張ると思う美声。これがワーグナーも得意としていたテノールということを考えると、昔って本当に素晴らしいテノールは沢山いたんだなあ、と。普通これくらい歌えたらワーグナーだけでひっぱりだこだったと思うんだけど。イタオペも歌えないといけなかったのかねえ。
でもでも。実はこのCD、チョウチョウサンのローレンガーも大層素晴らしいのである。可憐でもあり、ドラマティックな表現もできる。彼女の写真を見たら決してジャケット写真を飾るのにはちょっと・・・という顔でもないことはよくわかる。
ナゾな指揮者、シックって人もなかなか聴かせる指揮をしている。他の歌手もなかなかいい。いかんせん1969年の録音なのに、モノラルっていうのがイタイ。イタスギル。
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コメント
こんばんは。今年もよろしくお願いしま~す。
コーンヤは大好き。あの顔から想像できない甘くも生真面目な歌声。この人の「ローエングリン」は最高でっせ。
こんな真面目テノールのプッチーニもすべてgood。
naopingさん、ご紹介の喋々さんは、ジャケットのみ脳裏に刻まれてますが、未聴です。ローレンガーでしたか。この人もいいです。
コルンコルド歌ってますよ。
おっさんジャケットの、TBさせていただきました。
投稿: yokochan | 2007年1月 6日 (土曜日) 01時43分
>>yokochanさん
コーンヤは前から気になっていたものの、ワーグナーは未聴なので、聴いてみたいと思っています。ほんと、ローエングリンは合ってそうな甘美な声ですね。
ローレンガーのアリア集はコルンゴルト入っているのがちょっと驚きました。聴いてみたい。蝶々さんもなかなか素敵でしたよ。録音がもう少し良かったらな~。
今年も宜しくお願いします!
投稿: naoping | 2007年1月 6日 (土曜日) 12時08分