バイロイト音楽祭/ジークフリート
2006年バイロイト音楽祭/ジークフリート(NHK-FM)
ジークフリート…(テノール)スティーヴン・グールド
ミーメ…(テノール)ゲルハルト・ジーゲル
旅人…(バリトン)ファルク・シュトルックマン
アルベリヒ…(バリトン)アンドルー・ショア
ファフナー…(バス)ユルキ・コルホネン
エルダ…(メゾ・ソプラノ)藤村実穂子
ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
鳥の声…(ソプラノ)ロビン・ヨハンセン
(管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
(指揮)クリスティアン・ティーレマン
昨日の「マツイ棒」のTBには心底笑ったんだけど、早速会社で作ってみました。テレビで見て存在は知ってたんですけど、実際使ってみるとこれ便利ですね~。上司にも薦めて喜ばれましたし、家の大掃除にも活躍しそうです。梨沙さんありがとう。(っつーか、なんでこのblogを?)
読者の皆さんも作ってみてくださいな。
あいかわらずボヤキウクレレ漫談はダラダラつづく。あ~やんなっちゃった~。(10代~20代のワグネリアンさん、わからないでしょうごめんなさい)
「ジークフリート」って「ワルキューレ」や「神々の黄昏」よりもドラマティックな展開もないし、あんまり感想が書き辛いんだけど、ところどころ好きな部分があるねえ。「森のささやき」なんか抒情的で。大掃除のBGMにぴったりなジークフリートの鍛冶屋さんの場面「ノートゥング!ノートゥング!」もイイねえ。
ワーグナーが森の中にジークフリートを放置プレイしている間に、ヴェーゼンドンク夫人との恋愛、そして「トリスタンとイゾルデ」の誕生。この間にワーグナーの管弦楽の変化(→進化)はものすごい。とくに第3幕のさすらい人とジークフリートの場面からあとの管弦楽は何度聴いてもトリハダもの。
で、まあ今回の演奏ですが。ジークフリートはかなりがんばってると思うわけです。がんばって鍛冶してた。(でも、ただ「がんばってる」ってだけもどうかと思うわけね。そんなこといったらみんながんばってるわけでしょ、今年、陣内智則もがんばったしね。)
しかし、このところ「コレぞ!」というヘルデン・テノールが出てこないですね、気のせいでしょうか。もうね、みんな今年は多分ヴィントガッセンの魔法にかかっているわけ。でね、我々バブル世代だと、ずっとルネ・コロの実演で育っているわけよ。あれは超えられないの、良くも悪くも。
や、グールドはがんばったと思うよ。(とりあえず最後まで歌ってたし)
起きろ!エルダ!
エルダを歌うミポリン(死語)いつもながらうまいです(歌うとこすくねー)。日本人で世界レベルのワーグナー歌手というのは日本の誇りと感じます(前にスポーツ紙で読んだんだけど、トーキョーリングのときに「そうよ、東京のリングは凄いのよ!」っていう彼女の誇らしげな発言を読んで彼女が大好きになった)。私もそんなにたくさんのワーグナー(や、他のドイツオペラ)を聴いているわけではないのですが、彼女の発音は他のドイツ人歌手とも遜色ない。例えば、ロンドンで聞いたイギリス人有名歌手でも、このドイツ語は「?」と思ってしまうこともあったくらいなので、これは凄いことだと思います。
あ、それとさすらい人とエルダの部分の管弦楽(ティーレマンの指揮)も素晴らしいです。そのあと続くジークフリートとの決闘?の管弦楽もいいですね。
ちょっとした「溜め」がいいね。
最後のブラボーも気持ちいいね。
では、明日の「神々の黄昏」をお楽しみに!
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なんじゃバイロイトセレナーデて。演歌チャンチャカチャンみたいなもん?(古いから~、だれもわかんないから~)
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コメント
マツイ棒のTB、愉快ですが、絵がないと私にはつくれません。
すごく細かいですな。
反面今回のリングは、つかみがビックで指揮もジークフリートも近年ないスケールですよ。
そしてわれらが藤村さん、エエですなぁ。あんな小さな体のどこにパワーを秘めているのか??
チャンチャカチャンは途中で消して、私はチャイコでしたよ。
投稿: yokochan | 2006年12月28日 (木曜日) 00時51分
>>yokochanさん
現物写真はTBSのサイトで。
http://www.tbs.co.jp/just/toiawase/20041028.html
ま、単に菜箸にぼろきれと輪ゴムを、巻いただけのものですけどね。
藤村さんはトーキョーリング(ワルトラウテ)の時に他の歌手と比べてかなり小柄な方でびっくりしました。想像もできないような努力をされて今日があるのだろうと思います。オペラの舞台じゃなくて彼女のリサイタル(もちろん全部ワーグナーで、いいオケと指揮者で)があったら行きたいもんです。メゾでちょっと地味かな?
投稿: naoping | 2006年12月28日 (木曜日) 09時42分