« ブーレーズ:パルシファル | トップページ | バルビローリ:巨人 »

2006年12月 4日 (月曜日)

クリスマスなんかキライだ!なのにフィンジのクリスマス。

P1000675 ジェラルド・フィンジ:カンタータ「クリスマス」(Dies Natalis)
イアン・ボストリッジ(Tenor) サー・ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ





今日はインフルエンザの予防接種を受けてきました。(今頃?って気もしますが)
今働いているところは、医療関係なのでタダで注射してくれます。これはホントにラッキー。就業時間内でできるからね。

皆様も、是非予防接種は受けられますよう。(といいつつ、昨年も予防接種受けたはずなのに「これってもしかしてインフルエンザ?」って思うくらいの高熱と体の痛みを訴えて寝込んだのは私です。)


それより、あ~~~、もう12月でしょ。(←昨日も書いた)

12月といえば、クリスマス。
街はどこもかしこもクリスマスの飾りつけで溢れている。

もう、やめて欲しい。




だいっきらいだ!12月なんか!

クリスマス・ツリーに火をつけてやりたい! (なんてblogに書くとちょっとまえに捕まった「く○えり」みたいだ、絶対そんなことはしませんよ、私は。心に思うだけで。)

12月はやたらと仕事が忙しいのに(なんたって、私には「年末調整」と「賞与計算」のダブルパンチが毎年)、飲み会の誘いはいやおうなく入ってくる(や、べつにいいのよ、マイフレンドたち。気にしないで!じゃんじゃん誘って!)。そして、「年末調整」が終わって「やれやれ・・・ぱああっと飲みにでも行きたいな」と思ったらクリスマス。ありゃりゃ?あの、クリスマスってどうして飲み会がないの?みんな、私に気を使ってる?毎年。そんなお気使いは結構よ。ガンガン誘ってよ。

・・・。

あ、それでも。本日ご紹介の曲「クリスマス」はおおいにおすすめです。おすすめったってどうもこのCDは廃盤みたい?で。一応国内盤のはずなんだけど。フィンジ初の国内盤だったはずなんだけど。

あわれ英国音楽。

ジェラルド・フィンジ(あるいはフィンジー)(Gerald Raphael Finzi, 1901年7月14日 - 1956年9月27日)は、没後になって知名度が上がったイギリスの作曲家・園芸家。(ウィキペディアより)



↑知名度って。これは日本ではどうなのよ。

(フィンジはもしや単独ではこのblog初登場??かな。フィンジはイギリスの作曲家の中では好きな人の一人。とくに歌曲が大好きで、一時期はまってた。今も好きだけれど。合唱曲もよいですわ。)

この曲、「カンタータ」なんて名がついているけれど、イアン・ボストリッジが歌うと、純然たるクラシックなのになんだか普通のポピュラー音楽みたいな感じで普通に聴けてしまう。カラオケで歌いたいくらい(あれば)。弦楽合奏の伴奏が静かで美しくて、クリスマスの夜に聴くのにぴったりです(って、別に私はそんなロマンティックなことはないけどさ~、真言宗だし)。

あ、ちなみに。ご存知の方はご存知。
ジェラルド・フィンジのご子息のクリストファー・フィンジは、チェリストのジャクリーヌ・デュ=プレのおねえさんのダンナさんで・・・映画を見たひとはご存知の通りのことです。んがふふ。

------------

さあ、もうひとがんばりで、1ページ目に戻れる?
人気blogランキングへ

|

« ブーレーズ:パルシファル | トップページ | バルビローリ:巨人 »

コメント

こんばんは。ナイーヴ・コンポーザー「フィンジ」と聴くだけで、耳が反応します。超好き。このマリナー盤は、ひととおりフィンジのいいところが収められていていいですね。
私が名古屋で単身赴任中に発売され、即ゲット。慣れぬ土地に寂しい思いをしていた私の心の襞に染み込むかのような音楽でした。
いつまでもそっとしておいてあげたい作曲家です。
 ちなみに、わたし、子供の頃からクリスマス大好きで~す。
長かった一人暮らし中も、ひとりチキンを焼いて楽しんでました。
今は、家族が相手にしてくれないので、自分用のクリスマス・メニューを毎年作ってます。

投稿: yokochan | 2006年12月 5日 (火曜日) 23時45分

>>yokochanさん
おいでいただきましたね。
フィンジは本当に野に咲く花のような作曲家ですね。彼自身も園芸家だったり自然を楽しんでいたのが音楽にも表われています。大人になってからイギリス音楽を聴き始めて、出会えてよかったなあと思える作曲家です。

にっくきクリスマス。カラヤン広場でボヤとかあったら私まっさきに疑われそう~。でも、ファミリーでツリーを飾ったりするクリスマスはとってもよいですね。
それにしても、家族が相手にしてくれないって、とーちゃん・・・(涙)。

投稿: naoping | 2006年12月 6日 (水曜日) 00時00分

再びコメントつかまつりまする。
コメント&TBありがとうございました。
しっかし、フィンジを聴いてるのって我々だけみたいな様子ですね。ワーグナーのちフィンジのちベルクのちディーリアスのちコルンゴルド・・・。こんな感じでしょうか?
今年もあと少しで、例の季節ですが、音楽を聴くにはいい時期ですし、街もきれいだし、そうおっしゃらずに楽しみましょう!

投稿: yokochan | 2007年10月30日 (火曜日) 00時24分

>>yokochanさん
TBありがとうございます。この名盤に私のアホアホ記事、恐縮です。しかし、この日から何故かblogのアクセス数がUPしたという思い出深い記事なのです。
フィンジを好んで聴いてるのは、日本では100人はいないと思うのですが、この良さをわかる人は、きっといい人に違いないと思います・・・私を含めて(←え)。今年はクリスマスが嫌いでないといいなあと切に思うこの頃です。インフルエンザ予防接種ももうすぐです。

投稿: naoping | 2007年10月31日 (水曜日) 20時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クリスマスなんかキライだ!なのにフィンジのクリスマス。:

» フィンジ クラリネット協奏曲ほか マリナー指揮 [さまよえる歌人日記]
以前、札幌の百合が原公園(マイフォト参照)で写したお気に入りの画像。「サントリ [続きを読む]

受信: 2007年10月30日 (火曜日) 00時18分

« ブーレーズ:パルシファル | トップページ | バルビローリ:巨人 »