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2006年12月14日 (木曜日)

J・ウィリアムズ:コール・オブ・ザ・チャンピオンズ

P1000684 ジョン・ウィリアムズ:コール・オブ・ザ・チャンピオンズ
アメリカン・ジャーニー、フォー・ニューヨーク、雅の鐘、サモン・ザ・ヒーロー、その他
ジョン・ウィリアムズ指揮/ユタ交響楽団、モルモン・タバナクル・クワイア、レコーディング・アーツ・オーケストラ・オブ・ロスアンジェルス

真冬なので、今日は冬らしいジャケットのこのCD。

私はクラシック・オタクであると同時にオリンピック・オタクである。オリンピックの年となると、もうそわそわ、開会式・閉会式は全てヴィデオに録画、外国で開催されて時差のために放映が夜中になろうとも、日本人が出場し期待のもてる競技は大抵目覚まし時計をセットして何がなんでも見る。

親しい友人で私と同じくらいのオリンピック・オタクがいて、殆どの競技をお互いの家のテレビで見ながら携帯電話でチャットしたりしている。どっちかが起きていなかったら携帯メールでタタキ起こす。(アホである)

これは冬季オリンピックだろうが夏季のオリンピックだろうがその情熱は変らない。とにかくその日の朝のニュースなんて待てない。リアルタイムでないと気がすまない。

ということで、本日はオリンピックの音楽。古くはベルリン・オリンピックでR・シュトラウスが「オリンピック賛歌」(だったかな?♪オーリンピア~オリンピア~♪ってやつ)を演奏するのを有名なレニ・リーフェンシュタール監督の映画で見聞きすることができた。

しかし、オリンピック音楽の作曲家のチャンピオンは現代ではジョン・ウィリアムズだと思う。オリンピック開催期間だけでなく、その後ずっとテレビのスポーツ番組などで使われているのはJ・ウィリアムズだけではないだろうか・・・まあ、東京オリンピックのファンファーレとかはのぞいて(一応断っておくが、私は東京オリンピックはまだ生まれてないから~)。

一番有名なのはロス・アンジェルス・オリンピックのファンファーレであろう。あれはかっこいいなあ。(その後あまりぱっとしなかったがソウルのときもJ・ウィリアムズだったな、たしか)
それについで有名なのがアトランタ・オリンピックのが本日ご紹介のCDに入っている「サモン・ザ・ヒーロー」である。これもTBS系のスポーツ・バラエティ番組に使われていたと思った。

そして、最近の彼のオリンピック音楽が2002年ソルトレイクでの「コール・オブ・ザ・チャンピオンズ」である。
(わたくしのあまり詳しくない米国の知識を総動員して書くと)ソルトレイクのあるユタ州はモルモン教のさかんな所ということと、ケント・デリカットが大活躍していたことと合唱団が素晴らしいということでオリンピックの音楽には合唱団が用いられた。開会式での素晴らしい大合唱とオーケストラの響きは忘れることができない。(ま、開会式自体は例によってものすごく長かったが)

この曲ではある印象的な3つの言葉が合唱団によって歌われる。開会式では「何て歌ってるの~?」とか思いつつ聴いていたが(「見ざる、言わざる、聞かざる」とか?)まあ、大体予想通り近代オリンピックの創始者クーベルタン男爵の言葉「より早く、より高く、より強く」 (Citius, Altius, Fortius)である。なんにしてもとてもカッコイイ。ジョン・ウィリアムズの魅力満載である。

紹介のCDには他にバーンスタインの誕生日のために書かれた音楽(フォー・ニューヨーク)とか、日本の皇太子のご婚礼のために書かれた雅の鐘などが収録されている。映画音楽以外のジョン・ウィリアムズの音楽を楽しむことができる。


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