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2006年12月 3日 (日曜日)

ブーレーズ:パルシファル

P1000673 ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルシファル」
ジェイムス・キング(パルシファル)、グィネス・ジョーンズ(クンドリー)、フランツ・クラス(グルネマンツ)、ジェイムス・スチュワート(アムフォルタス)、ドナルド・マッキンタイア(クリングソル)、カール・リッダーブッシュ(ティトレル)、その他
ピエール・ブーレーズ指揮/バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団

12月といえば、バイロイト。(・・・放送)

バイロイトといえば、(私や、こちらにいらっしゃるお客さんは)「ワーグナー」だの「バイロイト音楽祭」しか思いつかない、多分。しかし、バイロイトにはワグネリアンしか住んでないわけはない。

最近、ネットを検索していたら、あることに気がついた。

バイロイトにも、サッカーチームがある!!!!

そーさなー、ドイツといえば、ごくごく一般の市民はサッカー・ファンだと思う。ドイツ人て、日本でいえば休日に家族で赤い服を着て浦和美園に集う人々のような人々ばっかりなんだと思う。(誤解??)

バイロイトにあるサッカーチームは、spvggバイロイトっていうんだって。
公式サイト↓
http://www.spvgg-bayreuth.de/

黄色いユニフォームにBayreuthって文字を見ただけで、応援したくなっちまうじゃないですが、ワグネリアンとしちゃ。

でも、どうもここは弱いらしいですよ。なんでもブンデスリーガ(1部・2部)って強いドイツ・サッカーリーグにはもちろん入ってなくて、その下のレギオナル・リーガって3部からも財政上の理由から降格、現在4部リーグであるオーバー・リーガに入ってるらしい(ウィキ調べ。また今は違ってるかも?)。

みんなでspvggバイロイトを応援しよう!! (←どこでどうやって?)

さて、本日は休日につき、パルシファルを聴いてみました。全曲!!!
長いですね~。長いと実に感じました。

スカートを縫っていたんですね。布を断って、パルシファル聴き始めてチ
Pa0_0026 クチク縫い始めたんですが、3幕終わるころにゃ縫いあがってしまいました!あの、ウエストゴムのスカートじゃなくて、ちゃんとベルト芯入れて、ファスナーつけて、裏地もつけてですから。相当長いですがな。

で、(なかなか本題に入らないぞ)ブーレーズの「パルシファル」。
「パルシファル」っていえばやっぱりクナッパーツブッシュ。でも、私にとっては「パルシファル」はクナ盤と同じくらいブーレーズ盤も大事。(他にレヴァイン盤も持ってたと思うんだけど、ほとんど聴かなかった。)

「そりゃ、ブーレーズ盤はタイトル・ロールがジェイムス・キングだからでしょ?」という突っ込みも、私は否定しない。
でも、それ以上にブーレーズの指揮が素晴らしい。本当に素晴らしい。クナッパーツブッシュのみたいに、デモーニッシュな感じがない。ガラス張りの建築のように透明で全てがクリア。繊細である。ドビュッシーみたいかも。
最初に特徴的なのが、第1幕の騎士たちの合唱。普通、もっと威勢がいい感じなのに、ここでは妙にピアニッシモではじまる。珍しい。

それと。(3幕に飛ぶ)
「聖金曜日の音楽」あたりからも相当美しい。この透明な美しさはなんとも例えようがない。そして曲の最後も大感動というよりは、とてもさわやかで、前向きな感じすらある。本当にこんなに美しい希望に満ちたパルシファルは(カラヤンが未聴ですが)他ではあまり聴いたことがない。

でも。

やはり、ジェイムス・キングに触れないわけにはいかない。
ジェイムス・キングは、私にとってはジークムントやフロレスタンのように、苦悩していなければならない。思慮深くなければならない。

なので、パルシファルのような「バカ」な役は(私には)どうしても違和感を感じる。許せない。失礼ね、バカ呼ばわりしないでほしいわ、グルネマンツ。
やはり、パルシファルはジェス・トーマスとかルネ・コロのようなちょっと甘ったれな声(と容姿)のほうが似合っていると思う。第1幕は。

しかし、第2幕のクンドリーに接吻されて賢くなってからのパルシファルはすごいかっこいい。一番かっこいい。やっぱりキングはかっこいい。

グィネス・ジョーンズのクンドリーもなかなか(私は彼女のブリュンヒルデは好きではないが)。
っつーか、クナの「パルシファル」でクンドリーを歌っているアイリーン・ダリスって(中途半端な)歌手を聞きなれていると、他で聴くクンドリーがもっとどんなに物凄いかってことを思い知る。ジョーンズの半ば狂気のような演技がすごい(叫びすぎ)。が、たまに聴けるリリックな声(バーンスタインのバラの騎士でのオクタヴィアンを思い出す)も素敵。

他の低音の歌手の方々も、それぞれみなさん素晴らしい。クナ盤のホッターやナイトリンガーを思い出さなくても済むくらい感動的な歌唱である。


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あら順位落ちてきちゃった。応援お願いしますね。

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コメント

バイロイトのサッカーチーム、応援したいですな。誰か、バイロイトの祝祭劇場をもう一度呼んで、ついでにオマケでその黄色いチームも呼んで欲しいもんです。
 
ブーレーズのパルシファルは、クナと並んで私も好きですよ。
結構オペラしてるし、歌手がいい。この前のブーレーズの二度目のパルシファルは、全然変わってなかったけど演出がNGで、そのせいか、受け入れられませんでした。(見たこともないのに)
70年代、ブーレーズの後を指揮した「ヨッフム」がいいですよ。
キングも歌っていたし、オルフェオでの復刻を熱望しとります。

投稿: yokochan | 2006年12月 3日 (日曜日) 23時56分

>>yokochanさん
バイロイトのサッカーチームと浦和レッズと戦わせてみたいです。ドイツの弱小チームがどんなレベルか、見てみたいです。そして日本全国のワグネリアンは黄色い服を着て応援しましょう。
ヨッフムですか~、それは気になります。しかもキングですね。ケーゲルとクーベリックも気になるのですが、なんだかまだ手に入れてません。とくにクーベリックはキング含めて超豪華メンバー(花の乙女にルチア・ポップて)なので非常に気になるのですが、価格が高くて。
ついでにグッドールも聴いてみたいです。

投稿: naoping | 2006年12月 4日 (月曜日) 20時33分

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