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2006年12月29日 (金曜日)

バイロイト音楽祭/さまよえるオランダ人

P1000700 2006年バイロイト音楽祭/さまよえるオランダ人       
                
     



ダーラント(ノルウェーの船乗り)…
                (バス)ヤーッコ・リュヘネン
 ゼンタ(ダーラントの娘)…(ソプラノ)エードリアン・ダガー
   エリック(狩人)…(テノール)アルフォンス・エーベルツ
  マリー(ゼンタの乳母)…(メゾ・ソプラノ)ウタ・プリエフ
        かじとり…(テノール)ノルベルト・エルンスト
        オランダ人…(バリトン)ジョン・トムリンソン
                (合唱)バイロイト祝祭合唱団
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
                (指揮)マルク・アルブレヒト

まださまよってるらしい、オランダ人。
もういいよ~と思いつつ、毎年のようにさまよってる。
去年ゼンタと一緒に昇天したのに、今年何事もなかったようにやっぱりさまよってる。

ま、大抵オペラって同じことが大体行われている。ヴェルディだってプッチーニのオペラだって同じこと。
でも「チョーチョーさんって未だにピンカートン待ってるの?ばかじゃね?」とか「ヴィオレッタはまだアルフレードを待ってるの?今にも死にそうなのにね」とかは思わない。

しかし。オランダ人はずっとあたしの中で今もさまよい続ける。サザエさんのカツオくんがずっと小学生で、いつまでたっても花沢さんのお婿さんになれないのや、ワカメちゃんが夢見るお嫁さんになれないのと同じように、ずっと海をさまよっている。(全幕ぶっ続けで演奏されるということもそれに拍車をかけている。ぞっとする。ほとんど悪夢みたい。)

今年幾つになるのだろう、オランダ人は。大体、名前ねーし。

昨日でリングが終わって、今年のバイロイト実況録音の実況は昨日でやめようと思ったんだけど、番組表見たらオランダ人がジョン・トムリンソンだってことでやっぱりやろうと思ってしまった。我が愛するイギリスのヴォータンだもん、ジョンは。すげー愛着あるわよ。ロンドンのリングのヴォータンはトムリンソンだった。(英語版「オランダ人」デイヴィッド・パリー指揮の録音で歌ってるらしいよ)

過去記事:ロンドンで見たリング

ハイティンク/リングinロンドン「ワルキューレ」
ハイティンク/リングinロンドン「ジークフリート」

マリーの役のウタ・プリエフも長いねえ。1989年のバイロイト引越公in東急本店のときにもオルトルートでいらしてました。

過去記事:バイロイト音楽祭東京公演1989





このオペラの素晴らしいところはバスとテノールの役割が逆転しているところだ。普段、ヒロインと結ばれるはずのテノール(エリック)はかなり情けない。他のテノールの役(チョイ役のはず)の舵取りのほうがよっぽどかっこいい。ヒロインはバスと結ばれる、稀有なオペラ。

エリックいわく;
♪私の財産は少ないが、猟人としての幸福を持っている
・・・って。いやだよそんなの。ゼンタだってヒクと思う。愛も財産もないなんてやだやだ。どっちかでしょ普通(?そう?)。

そして運命の人登場。何々、もしかして、例えば「ヨン様」とか「クオン・サンウ様」の写真を持って「いつかこんな人と・・・なんてことになったらどうしましょう??キャーキャー」なんて夢に見ている人(私にはわかんねー)がある日現実になったってわけだわね。

これもありえね。

大体、船乗りの合唱も怪しいし。フッササヘとか。ハロヘとか。ホーヘーイェーハとか。
子供のときに「欧米の船乗りはこういった掛け声で船に乗ったりしているんだろう」と思いながら聴いていた。しかし、テレビや映画でこんな怪しい船乗りにはトンとお目にかかったことはない。ワーグナーのオペラでしか、ない。「トリスタン」に出てくる船乗りも相当怪しいもんだが。

相変わらずバイロイトの合唱団はうまいもんだ。

さて、今回の歌唱。
ゼンタっていったらヴァルナイなんだけど(いや、一方的に)、ゼンタはそんなブリュンヒルデやイゾルデほどドラマティックでなくてもままいける役である。エードリアン・ダガーって歌手は全然知らない歌手だが、なかなか可憐でありながらドラマティックな声も持っていると思うしなかなかいいかと。好きな声だ。(前に、リスベート・バルズレフってバイロイトでゼンタ歌ってた歌手がいたけれど、実演で聴いたときはなかなかよかったな)

・・・・。

解説によると、結構怪しそうな(面白そうな)演出だったのね。

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みなさん、投票ありがとうございます。
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※年内更新はこれで最後になります。
私実家に帰らせて頂きます。実家はネット環境にはあるのですが、父のパソコンをいじる気にもなれませんし、曙がジャイアント・シルバに倒される所も見たいので。

ということでコメント・レス遅れますが、それでもよろしければコメントはご遠慮なくお願いします。

半年にわたり駄文・乱文読んでいただきまして誠にありがとう御座います。
それでは皆様よいお年を!

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バイロイト音楽祭/神々の黄昏

2006年バイロイト音楽祭/神々のたそがれ 
      
     ジークフリート…(テノール)スティーヴン・グールド
  グンター…(バス)アレクサンダー・マルコ・ブールメスター
         アルベリヒ…(バリトン)アンドルー・ショア
        ハーゲン…(バス)ハンス・ペーター・ケーニヒ
        ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
      グートルーネ…(ソプラノ)ガブリエレ・フォンタナ
            ワルトラウテ…(メゾ・ソプラノ)藤村実穂子
        第1のノルン…(アルト)ジャネット・コリンズ
       第2のノルン…(アルト)マルティーナ・ディーケ
        第3のノルン…(ソプラノ)イレーネ・テオリン
  ウォークリンデ…(ソプラノ)フィオニュアラ・マッカーシー
       ウェルグンデ…(ソプラノ)ウルリケ・ヘルツェル
  フロースヒルデ…(メゾ・ソプラノ)マリナ・プルデンスカヤ
                (合唱)バイロイト祝祭合唱団
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン

参考過去記事「神々の黄昏」を考える



ようやく、「リング」最後の日である。
私は4夜の中で一番「神々の黄昏」が好きだ。(突っ込み所満載なので)

なんたって、ブリュンヒルデとジークフリートが朝っぱらから夫婦で歌い狂っている所は何度聴いても(とくにコレといった内容ではない夫婦の会話なので、「まあ、勝手にしてくれ」といいたいけど)音楽がすばらしい。しかし、今回の演奏ではライブということもあるためか、はじめはジークフリートのグールドは押さえ気味であり(心なしかつまんなそうに聴こえる)。

ジークフリート役はマラソンと同じでペース配分が大事である。最初にぶっとばしてあとで息切れしないように、細心の注意が必要である。でないとあとから来た土佐礼子に抜かれてしまう。

ギービヒ家のたどり着いた時にはもうジークフリート役のグールドは本来のペースといった感じで、よい声を聴かせる。おじさん、ほっとしたよ。

そしてジークフリートとグンターの「義兄弟の誓い」。お互いの血を酒に混ぜて飲みあう。まるで東映任侠映画である。

♪兄弟の誓いに燃えて
雄雄しく混ぜた我らの血
酒の中で花と咲け!
唐獅子ぼ~た~ん~♪

イヨッ!健さん!

さあてお待たせ、我らがミポリン(藤村実穂子さん)の登場である。一回本当の藤村さんのワルトラウテを見た(聴いた)だけに、感慨もひとしお。実際、そもそもワルキューレの一人ってチョイ役が代表して出てきたくらいの役なんだけれど、ついついいつもより一生懸命聴いてしまう。だってうまいんだもーん。

そして隠れ頭巾のジークフリート登場。変装してても(火の神)ローゲは、ちゃんとジークフリートだってわかるんだなー、スルーだ。セコムしてますか?

さて。
「リング」で合唱団が入るのはこの「神々の黄昏」だけである。ハーゲンとともに登場するこの男性合唱がめちゃめちゃかっこいい。

(ハーゲンは悪役だが、例のトーキョー・リングでの長谷川顯さんがハーゲン役だったときは悪役ということを通り越してひどくかっこよくて惚れてしまった。それ以来ハーゲンって奴には一目置いている。「ラインの黄金」でのローゲのように、ある意味このオペラの真の主役はハーゲンでは?と思うくらい重要な役である。あいつはヤルよ、ほんと。)

ハーゲンが家臣たち(Die Mannen)を呼び寄せると、家臣たちはいったい何が起こったのか?すわ!一大事と集まってくる。関西弁みたいなドイツ語で歌う。

♪何のためにワシたちを呼び寄せまんねん?
敵がいっぱい攻めてきまーんねーん?

いやー、やっぱり世界一の合唱団・バイロイト祝祭合唱団はいつもながら素晴らしい。合唱団なのにまるで一人の歌手が歌っているみたいに表情が細かくて豊か。ハーゲンの人もめちゃくちゃカッコイイ。(耳で聞く限りは)

今日のブリュンヒルデ。このオペラでは何かと怒り狂ってばかりいるブリュンヒルデだが、リンダ・ワトソンは(ギネス・ジョーンズのやうに)決して大声で悲鳴を上げたりしない。が、歌では怒り狂っている。最後までテンションを維持するのは相当大変だろうが(いや、ほんとにこの役は凄い。大変である)、彼女はがんばっている。アッパレである。

ジークフリート役のグールドは私の印象としましては少しパワーのないウィントガッセンといったところで(?)、決して悪くなかったと思う。

ティーレマンの指揮は毎度のコトながら大絶賛を浴びただけあって良かった。(留めが長げー)
ホントに生で聴いたらどんなによいでしょう。あー、長かった。風呂入って寝ます。

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実家に帰ったら順位がどうなるか心配です。
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2006年12月27日 (水曜日)

バイロイト音楽祭/ジークフリート

2006年バイロイト音楽祭/ジークフリート(NHK-FM)      
               
     ジークフリート…(テノール)スティーヴン・グールド
          ミーメ…(テノール)ゲルハルト・ジーゲル
        旅人…(バリトン)ファルク・シュトルックマン
         アルベリヒ…(バリトン)アンドルー・ショア
           ファフナー…(バス)ユルキ・コルホネン
            エルダ…(メゾ・ソプラノ)藤村実穂子
        ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
           鳥の声…(ソプラノ)ロビン・ヨハンセン
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン

昨日の「マツイ棒」のTBには心底笑ったんだけど、早速会社で作ってみました。テレビで見て存在は知ってたんですけど、実際使ってみるとこれ便利ですね~。上司にも薦めて喜ばれましたし、家の大掃除にも活躍しそうです。梨沙さんありがとう。(っつーか、なんでこのblogを?)
読者の皆さんも作ってみてくださいな。


あいかわらずボヤキウクレレ漫談はダラダラつづく。あ~やんなっちゃった~。(10代~20代のワグネリアンさん、わからないでしょうごめんなさい)

「ジークフリート」って「ワルキューレ」や「神々の黄昏」よりもドラマティックな展開もないし、あんまり感想が書き辛いんだけど、ところどころ好きな部分があるねえ。「森のささやき」なんか抒情的で。大掃除のBGMにぴったりなジークフリートの鍛冶屋さんの場面「ノートゥング!ノートゥング!」もイイねえ。

ワーグナーが森の中にジークフリートを放置プレイしている間に、ヴェーゼンドンク夫人との恋愛、そして「トリスタンとイゾルデ」の誕生。この間にワーグナーの管弦楽の変化(→進化)はものすごい。とくに第3幕のさすらい人とジークフリートの場面からあとの管弦楽は何度聴いてもトリハダもの。

で、まあ今回の演奏ですが。ジークフリートはかなりがんばってると思うわけです。がんばって鍛冶してた。(でも、ただ「がんばってる」ってだけもどうかと思うわけね。そんなこといったらみんながんばってるわけでしょ、今年、陣内智則もがんばったしね。)

しかし、このところ「コレぞ!」というヘルデン・テノールが出てこないですね、気のせいでしょうか。もうね、みんな今年は多分ヴィントガッセンの魔法にかかっているわけ。でね、我々バブル世代だと、ずっとルネ・コロの実演で育っているわけよ。あれは超えられないの、良くも悪くも。

や、グールドはがんばったと思うよ。(とりあえず最後まで歌ってたし)

起きろ!エルダ!
エルダを歌うミポリン(死語)いつもながらうまいです(歌うとこすくねー)。日本人で世界レベルのワーグナー歌手というのは日本の誇りと感じます(前にスポーツ紙で読んだんだけど、トーキョーリングのときに「そうよ、東京のリングは凄いのよ!」っていう彼女の誇らしげな発言を読んで彼女が大好きになった)。私もそんなにたくさんのワーグナー(や、他のドイツオペラ)を聴いているわけではないのですが、彼女の発音は他のドイツ人歌手とも遜色ない。例えば、ロンドンで聞いたイギリス人有名歌手でも、このドイツ語は「?」と思ってしまうこともあったくらいなので、これは凄いことだと思います。

あ、それとさすらい人とエルダの部分の管弦楽(ティーレマンの指揮)も素晴らしいです。そのあと続くジークフリートとの決闘?の管弦楽もいいですね。
ちょっとした「溜め」がいいね。

最後のブラボーも気持ちいいね。

では、明日の「神々の黄昏」をお楽しみに!

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なんじゃバイロイトセレナーデて。演歌チャンチャカチャンみたいなもん?(古いから~、だれもわかんないから~)
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2006年12月26日 (火曜日)

バイロイト音楽祭/ワルキューレ

2006年バイロイト音楽祭/ワルキューレ(NHK-FM)       
               
      ジークムント…(テノール)エントリク・ウォトリヒ
          フンディング…(バス)ヨン・クワンチュル
     ウォータン…(バリトン)ファルク・シュトルックマン
    ジークリンデ…(ソプラノ)アドリアンヌ・ピエチョンカ
       フリッカ…(メゾ・ソプラノ)ミシェル・ブリート
    ※戦いの女神たち(9人)
        ブリュンヒルデ…(ソプラノ)リンダ・ワトソン
      ゲルヒルデ…(ソプラノ)サトゥ・ヴィハヴァイネン
         オルトリンデ…(ソプラノ)アマンダ・メース
      ワルトラウテ…(ソプラノ)マルティーナ・ディーケ
     シュヴェルトライテ…(アルト)ジャネット・コリンズ
       ヘルムヴィーゲ…(ソプラノ)イレーネ・テオリン
  ジークルーネ…(アルト)ウィルケ・テ・ブルメルストルーテ
    グリムゲルデ…(アルト)アンネッテ・キュッテンバウム
    ロスワイセ…(アルト)アレクサンドラ・ペーターザマー
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン
 

ベタベタで申し訳ない。
リングでは一番人気のワルキューレの感想。っつーか、なんとゆーかボヤキ漫談。 (BGMは牧伸二のウクレレくらいの、軽い気持ちで読んで)

期待(?)のエントリク・ウォトリヒくん。顔は不精ひげのなかなかいまどきのハンサム・ボーイだが、どっちかというとリリック声(1997年のベルリン国立の来日時には「魔笛」のタミーノと「ヴォツェック」のアンドレスを歌っていた)だと思ってたのでジークムントっつー大役はトンと思いつかなかっただ。

彼はワーグナーのオペラの中のイメージではダヴィットとかな感じ。バイロイト・デビューはダヴィットという。

(伝聞情報ではなはだ申し訳ないが、どうもワーグナー家の子女とご交際をされているとゆうような噂。一昔前のアニア・シリアの逆バージョンか。)

第一幕は、最初はかっこよく出てきたが・・・。私にとってリング中最高キャラクターであるジークムントがよくないと、私にとってはこのオペラはあまり意味がない。
(どんなにひどいのか?と思って聴いていたが)今日のは比較的調子のよいときの録音なのかと思う。我がいとしのキング様とかホフマン様の歴代名ジークムントと比べるから悪いのであって・・・や、比べて何が悪いの?
もう終わってる公演にもかかわらず、 「がんばれ!がんばれ!」って心の中で叫んでしまう、日本ジークムント・ファンクラブ(会員1名)の私。

何回応援しても殺されるの、彼。

ジークリンデ役のピエチョンカってちょっとギャグな名前を聞くのは初めてだが、歌は大変素晴らしい。(。。。と解説者も言っているが、それ聞く前に書いたのよ)演技も素晴らしいという話なのでぜひ実演で見て(聴いて)みたいものである。3幕なんか涙出そうになったぞ。
いずれは色々な所でお目にかかるであろう・・・って書いておくと本当にかなうんだよ、知ってる?

ティーレマンの指揮は、休止の間が長いのでたまに電波がおかしくなっちゃったのかと思うが、そこはきっと実演で聴くと感銘深いのかと思う。たださらさらと流れてしまう指揮とは違い、一つ一つ意味深く進む。素晴らしい指揮ぶり。リング実演でこんな指揮者に当たったらラッキー。

ところで。
キュッテンバウムも昔から出てる人だねえ。昨日のクレメンス・ビーバーとかもだが、昔から出ている端役の歌手の名を見ると、相撲で言えば(引退したが)「大徹」って感じだなーと。デーモン小暮閣下くらいにしかわかんねーけど

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たいしたこと書いてなくてすいませんが。
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Xデーは終わった!!

ああ、Xデーが終わった。Xシネシネ団は無事に生き残った(ヨロッ)。
あと363日は平和でいられるはずである。

ところで、そもそも占いは信じるほうではないが、O学占いってものは結構当たるかなあと思っている。
http://fortune.yahoo.co.jp/fortune/zero/index.html


私の星「氷王星」の12月の運勢:

年末のイベントの多い時期ですが、毎年この時期は勢いのない氷王星…。今年も例外なく、期待どおりの結果を生んではくれません。
しかし、運気の冬時期と呼ばれるこの時期は、下手に動けば風邪を引いて調子を悪くしてしまうようなもの。今月は悪いウィルスに感染しやすいので、付き合う相手をきちんと見極めていかないと痛い目に遭ってしまいます。
周囲に惑わされることなく慎重に物事を運んでいけば、トラブルを招くことはありません。気を引き締めておいて。

もう、Xシネシネ団団長としましては、これはしかたねーかと。毎年っていえば・・・そういえばそうだ。この時期どんなに楽しいイベントが控えていても、イタイしっぺ返しが待っていたり、イブに素敵なディナーのお誘いがきても、相手はフルトヴェングラー似の会社の元重役だったりとか。 (いや、指揮者のフルトヴェングラーは好きだが、ここでは話が違う)

ま、こんなわけで泣くに泣けない状況が多い。インフルエンザもどきの大風邪を引き、楽しみにしていた高校のブラスバンド部の同窓会に行けなかった昨年よりは、今年は体が元気なだけマシ。

・・・と思ったらもうすぐ大晦日&正月。まあ、これはいいや。カワイイ姪と甥に(クリスマスプレゼントを兼ねた)お年玉をあげるだけだし。
欧米と日本て、クリスマスと正月は逆転している。欧米ではクリスマスは家族と家で静かに過ごし、年越しのカウントダウンは外で大騒ぎする。


欧米に生まれたかった。


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欧米か!!と突っ込んでくれる相方を募集しています。
来年のM-1グランプリは私のものだ。
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2006年12月25日 (月曜日)

バイロイト音楽祭/ラインの黄金

2006年バイロイト音楽祭/ラインの黄金(NHK-FM)

ウォータン(神々)…(バリトン)ファルク・シュトルックマン
       ドンナー(神々)…(バリトン)ラルフ・ルーカス
      フロー(神々)…(テノール)クレメンス・ビーバー
     ローゲ(神々)…(テノール)アルノルト・ベゾイエン
アルベリヒ(ニーベルング族)…(バリトン)アンドルー・ショア
 ミーメ(ニーベルング族)…(テノール)ゲルハルト・ジーゲル
     ファゾルト(巨人)…(バリトン)ヨン・クワンチュル
       ファフナー(巨人)…(バス)ユルキ・コルホネン
   フリッカ(女神)…(メゾ・ソプラノ)ミシェル・ブリート
   フライア(女神)…(ソプラノ)サトゥ・ヴィハヴァイネン
        エルダ(女神)…(メゾ・ソプラノ)藤村実穂子
   ウォークリンデ(ラインの少女)…
          (ソプラノ)フィオニュアラ・マッカーシー
   ウェルグンデ(ラインの少女)…
              (ソプラノ)ウルリケ・ヘルツェル
   フロースヒルデ(ラインの少女)…
          (メゾ・ソプラノ)マリナ・プルデンスカヤ
              (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
            (指揮)クリスティアン・ティーレマン



ベタで申し訳ない。


ラジオで「ラインの黄金」を聴きながらの更新です。
だって早く帰ってきたらコレ聴くしかないでしょう、ティーレマンだしな。
(実は、バイロイト音楽祭聴くのは久しぶりです。ここ何年か熱心なワグネリアンではなかったのですね。ナレーションの女性の声が違ってましたもん)

以上の歌手の中で、実演で聴いたことのある歌手はシュトルックマン、ビーバー(この人も芸歴長いねえ)、ヨン・クワンチュル、藤村実穂子さん・・・くらいかな。

(私の)注目は韓国人歌手のファゾルト役のヨン・クワンチュル(クワンギュル)だね。1997年のベルリン国立歌劇場来日公演の「パルシファル」でティトゥレルを歌っていた。そのときの感想にも書きましたが、素晴らしい声です。今年のバイロイトは他にフンディングとマルケ王も歌っているので大活躍なのですね。楽しみです。ファフナーのコルホネンも良かったけども。
現地の声によると(mixiのコミュで読ませて頂いたのですが)クワンチュルはブラボーの声も大きかったみたいです。

シュトルックマンのヴォータンはあいかわらず安定しているようですし。影の主役のローゲもよかった。藤村さんはあいかわらずカッコイイが、歌うとこ少ねー。(エルダは私がもしオペラ歌手だったら一番歌いたい役。知的で神秘的で。あーゆー女性にあこがれるわ。普段は冬眠状態みたいだけど。)現実はどう考えてもマグダレーネだなあ・・・。

ティーレマンの指揮は大変評判良かったようですが、私も良かったと思いました。(何がどうよかったかは表現できないですが)
しかし、なにしろ映像がないのはイラつく。ラジオだから当たり前だけども。どんなことが行われているのか皆目見当がつかない。

さて。明日のワルキューレだが、あんまり期待してないエントリック・ヴォトリッヒのジークムントがどのくらいヒドイかが聴きもの。鼻にかかった声がどう考えてもジークムント向きではないと思うのですが、すでに聴かれた方、いかがでしょう。日本ジークムント・ファンクラブのわたくしといたしましては気になるところです。
明日用事がないといいですね。


で。

江川紹子さんが羨ましいよ~。

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2006年12月24日 (日曜日)

「神々の黄昏」を考える

このたび、カイルベルト指揮の「神々の黄昏」が発売され、めでたく「ニーベルングの指環」が完結となりました。

「神々の黄昏」は私にとって特別なオペラ。なんたって生まれて初めて生で観たオペラが「神々の黄昏」なのですから。しかも日本初演(ベルリン・ドイツ・オペラの、東京公演より早い横浜公演)。歴史の生き証人なのです。黒船見たっつーか。

なので、本日は「神々の黄昏」について考えてみたいと思います。

しかし。

この「神々の黄昏」という仰々しい題名が、まずイカン。
これが初心者を怯えさせるのでは。なんだかCD4枚で長いし、何か凄く高尚な荘厳なことが行われていそうで、近づきにくい。

が、そんな不安は無用です!

こんな題名のわりには、たいしたことはない。夫婦の痴話げんかくらいに思っていい。
言ってみれば、火曜サスペンスとかと大差ない。

ぶっちゃけたあらすじはこんな感じである。

主な配役(例えば) :ブリュンヒルデ(松居一代)、ジークフリート(船越栄一郎)

ブリュンヒルデとジークフリートは結婚してアツアツ夫婦だが、年下夫のジークフリートはニートでなかなか働かない。ブリュンヒルデは夫を叱咤激励し(Zu neuen Taten)、ジークフリートは職探しに出かける。

しかし、ジークフリートはド田舎で父子家庭に生まれ育って、お友達は熊や小鳥という劣悪な家庭環境のために世間知らず。最初に出会った都会の悪い兄弟たちにたちまちだまされて麻薬を打たれてしまう。そして妻のことなどすっかり忘れて、その悪い兄弟の妹にうつつをぬかしてしまう。都会の女にイチコロである。

留守中に得意のお掃除などに熱中していたブリュンヒルデのところに、実家から妹のワルトラウテが血相変えてやってくる。「あら~、あたしの幸せにあやかりたいの?」とのんきなブリュンヒルデ。しかし妹は「そんな結婚指環は捨ててしまいなさい!」と忠告。無論姉は聴く耳を持たない。

しかし、不幸はすぐにやってきた。別の男に変装して戻ってきたジークフリートに襲われて、指環を取られてしまう妻ブリュンヒルデ。都会の新しい女と結婚し、ブリュンヒルデはそのお兄さんとくっつけようという魂胆(安易である)。

だが、都会の悪い兄弟たちにまたしても麻薬を打たれて全てを思い出したジークフリートは背中を刺されてしまう。妻ブリュンヒルデの愛を語りながら死んでいくジークフリート。
そしてコトの全てを知ったブリュンヒルデは、夫を火葬してその中に飛び込む。


・・・と、かなりぶっちゃけて こんな感じの内容ですから、何も恐れることはありません。「神々」何て言ってるけど、所詮こんなですから。ね。



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Xデーは近い(ええっ、もしかして今日??)
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2006年12月23日 (土曜日)

カイルベルトのリング、レコード・アカデミー大賞受賞

音楽の友onLINEより

まあ、こんな賞もあったかな、っつー感じで。レコ芸さんとも音楽の友さんとも綺麗さっぱり疎遠になっているわたくし。そんなもん売ってたかな?みたいな。今幾らで売ってるのかもしらないし。月評誰やってるかもしらない。

国内盤なんて買わないから。国内盤買うほどウチは裕福じゃないのよ、アンタ。サンタさんはこないの!ウチはウチ、ヨソはヨソ。健二くんちみたいなカネモチの家とは違うのよ!

だって母ちゃん・・・(涙)。

そうそう、レコ芸なんて全然関係ない生活。なくてもぜんぜん生きていける。あたしはあたしのスタンスで生きていくから。いいの。

だから、レコード・アカデミー大賞取っちゃったようなCDを、今年一番一生懸命聴いていた自分にびっくり。もう、日本で一番売り上げに貢献しちゃった気分。(そんなことねー)

そんで、感想なんか(エラソーに)全世界に発表しちゃってる大胆な自分にビックリ仰天よ。

大体さ~このCDだって出てる人ほとんど死んでるじゃね?カイルベルト1968年には死んでるわけだ。ウィントガッセンだっていつだか死んでるし。ヴァルナイは・・・・。

ヴァルナイ!

そんなわけで、あわてて急いで(タワレコのポイントが2倍になっているうちに)「神々の黄昏」を買いに行ったわけであります!



カイルベルトのリング、過去記事
ジークフリート(このblog第一回記事。はじめから読みたい方は是非)

ワルキューレ

ラインの黄金

時節がらお忙しいと思いますが宜しくお願いします。
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2006年12月22日 (金曜日)

Xデーは近い。さあみんなで宇宙船アニアラに乗って地球を脱出するのだ。

P1000692_1 カール=ビリエル・ブルムダール:歌劇「アニアラ」
ストックホルム王立歌劇場のソリストたち、ウィーン・フォルクスオパー管弦楽団&合唱団、指揮/ウェルナー・ヤンセン







Xデーが近くなってきた。
我々、XSS団(クリスマス・シネシネ団)はいよいよXマスの攻撃に耐えなければならない。

思えば。私も色々とやってきた。
この日に備えて地雷(サプライズ)を各地に仕掛けたり、日々の努力は怠らずにきた。
しかし、それはいずれも不発に終わった。
敵は予定通り向かってくる、大地震などの天変地異でもない限り(そっちのほうが困るよ~ん)。

もう、こうなったらXマスのない国に逃げるしかない。

いや。もう今年はムリであろう。

私は来年の今頃はチベットにいる予定である。
仏教の国で。ここだったらXマスの猛攻撃に襲われることはない。
私は砂で曼荼羅を描こう。毎日お経を唱えよう。
(多分ウソ)

P1000693 チベットがダメだったら、今度は地球から脱出しなければならない。
そんな状況を描いた(?)のが、スウェーデンの作曲家ブルムダールの宇宙オペラ「アニアラ」である。初演は1959年。
(私が持ってるのは中古LPなので、かなり状態が悪い。)

主なあらすじはこんな感じ。

地球が放射能のために住めなくなり、8000人の移民を乗せて火星に向かう巨大宇宙船アニアラ。アニアラは予期せぬ流星群に突入して方向舵を損傷、修復不能のまま宇宙の永遠のはてに飛び去っていく。その状況、環境の中における人々の苦悩、迷い、生存の期待等、人間の心理、信仰などを描く。 (参考:大束省三先生著「北欧音楽入門」)

「スターウォーズ」なんかのSF映画のようなかっこいい内容ではない。(舞台写真はスウェーデンらしくかっこいいが)無調で実験的な音楽。電子音のテープが使われていたり。一般的な「オペラ」のイメージともかなり遠い。結構レコードで全部聴くのは少々辛い・・・CDでもうちょっと音質がよかったら聴けるのかもしれないけど。

しかし、それでもところどころ面白いところもある。スウェーデンらしく一応、夏至の夜のお祭りみたいなのはあって(っつーか、地球からの移民て全員スウェーデン人なわけ?)、ジャズ(古っぽい)で手拍子とともに歌ったり踊ったり。ここのところのダークな雰囲気(ちょっと「妖怪人間ベム」っぽい)がかっこいい。

あとはあまり・・・よくわからないいんだけどな。舞台で見たらきっと面白いのかもしれないね。

Journey to the Stars: A Sci-Fi Fantasy Adventure ←マウチェリー指揮による宇宙音楽集。アニアラもあります。

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2006年12月20日 (水曜日)

コルンゴルト・ポリュクラテスの指輪

737 コルンゴルト:歌劇「ポリュクラテスの指輪」

エンドリック・ヴォットリッヒ(ヴィルヘルム)、ユルゲン・ザッヒャー(フロリアン)、その他
クラウスペーター・ザイベル指揮/ドイツ・ベルリン交響楽団

寒くなると、ウィーンを思い出す。

ウィーンは(たまたま私か行く友達の仕事の都合で)冬のほんとに寒い時期しか行ったことがない。東京の冬の寒さも、ウィーンの年末年始の刺すような寒さにはかなわない。

昼間でも「あと5分、外にいたら死ぬ」と本気で考えて、必死にカフェを探して飛び込む。そこでは暖かいコーヒーと美味しいケーキが待ち構えている。ウィーンのカフェ文化はこういったわけで花開いたのである(ウソ)。

ウィーンの大晦日は恐ろしい。普段はとても旅行者には暖かく気のいいウィーン人だが、大晦日の夜にケルントナー通りに繰り出すと、人が変ったように市民は火のついた爆竹を他人にぶん投げて楽しむ。

シュテファン大聖堂前で酒(屋台でホットワインが売られている)に酔った若者たちに爆竹で追いかけられて、どんなにコワイ思いをしたことか。恐怖とクソ寒さに震え泣きながら(?)大急ぎでホテルに戻ると窓の外では普通に打ち上げ花火(!)など町内会で楽しんでいる。木造住宅の多い日本だったら即刻全員逮捕であろう。

さて。

ウィーンの天才肥満児、コルンゴルトの初めて書いたオペラがこれである。15歳から16歳のときの作品というから驚きである。
一幕構成で1時間ちょいの小さな喜歌劇。18世紀のオーストリアを舞台に、宮廷楽長ウィルヘルムとその妻ラウラ、フローリアンとその恋人リーシェンという2組のカッポーに起こる騒動を描いている。

以前ご紹介した古きよきウィーン情緒たっぷりなコルンゴルトのオペラ・アリア集には、ヤノヴィッツが歌ったこのオペラからのアリアが収められています。(ラウラの日記の歌)
ヤノヴィッツの歌を聴いてしまうと(うっとり)「ああ、ヤノヴィッツが全曲歌ったらどんなに素敵だろう!」などとないものねだりをしてしまう。でも、この全曲盤も決して悪くはない。喜歌劇なので対訳があったらどんなにいいかと思うんだけど。日本で演奏会形式でいいからやってくれないかな?

初演は、これまた以前紹介いたしましたこの次に作られた傑作オペラ「ヴィオランタ」と一緒にブルーノ・ワルターの指揮によってミュンヘンで行われました。いずれにせよ、10代の子供が作ったとは思えないオペラが大指揮者や名歌手たちによって初演されたなんて、当時のヨーロッパの大人の人々の驚きはいかばかりだったか。想像すると面白いです。

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2006年12月19日 (火曜日)

イギリス皇室御用達管弦楽曲集を聴きながら我が家の生活水準について考えてみよう

P1000691 エルガー:行進曲「威風堂々」第1&4番、インペリアル・マーチ
ウォルトン:戴冠式行進曲「宝珠と王仗」
バックス:戴冠式行進曲

サー・マルコム・サージェント指揮/ロンドン交響楽団

最近どうも聴くCDもネタがつきてきたので、たまにはレコードでも聴いてみようかしら~と思って取り出したのがこのサージェントのいかにも古そうなレコードである。しかもモノラルだし。しかし、レコード時代にイギリス音楽に見向きもしなかった(イギリスに作曲家なんか居るのか?というくらい)ので、これを購入したのは3年くらい前である。勿論中古である。

とはいうものの。

うちのレコード・プレイヤは相当古い。画学生時代に先輩から「新しいステレオを買うからあげる」と言われてもらってきた代物である。ってことはもう20年は経っているのでは。針はさすがに買い換えているから1年経ってないけれども。
昔はそれなりにいい音を奏でてきたが、今やかなりガタがきている。

レコードをいまだに愛する者としては、やはりこのさい新しい機械がほしいものである。

が。

うちは一人暮らし。自炊している。なのに、いまだに電子レンジと電気炊飯器がない。

ない。

どう考えてもそちらを買うのが先であろう。

お金がないわけではない。この2つの文明の利器があったら生活がずいぶん便利になるだろうということは容易に想像がつく。

でも・・・・なんだかなきゃないでもどうにかなるもんである。




「炊飯器がないのに、どうやってご飯を炊いているの?」
と思う方も多いと思う。
2年前に引っ越してきたときに、近所の商店街で「とりあえず電気炊飯器を買うまでこれを用いてガス台で炊こう」と思って炊飯器用の土鍋(千円くらい)を購入した。

これが!これでご飯を炊くとウマイのなんの。
実家はガス炊飯器だったから、電気のよりは美味しかったはずだが、もうこれより段違いにウメエの。そりゃま、火加減とかは大変だけどね。強火で7分、中火で7分、弱火で5分、蒸らしを5分っていちいち計らなきゃならないけど。不便このうえないけれど、味には代えられない。

それと、電子レンジも、ほしいっちゃほしいんだけど。なんでもガスやトースターで温めるのは可能でしょう。

電子レンジの代わりは結構だれでも出来るが、レコードをかけるのはレコードプレイヤしかできない。

というわけだが。
生活水準をあげるべきなのか。文化水準をあげるべきなのか、迷う今日この頃です。


・・・・・・。

で、紹介のレコード(いつも全然関係ない話題ですいませんね)ですが、イギリス王室っぽい音楽のオンパレードであります。で、チャールズ皇太子と仲良しだったらしいサージェントの指揮は全体的にノロイであります。歩きにくそう。だもんで「威風堂々」1番も結構本当に威風堂々しております。堂々しすぎ。
「威風堂々は1番だけだと思うな」第4番は男らしい1番に対してエレガントで優雅な曲です。ちなみにこの曲はジョージⅥ世戴冠式で使用。インペリアル・マーチはジョージⅤ世んとき使われたらしい。

私の大好きなエリザベスⅡ世戴冠式もののウォルトン&バックスもやっぱりちょっと遅いです。もうちょっと早くてもいいじゃねえかなあと思いつつ。威風堂々とおんなじくらいにもう日本でもちょっと聴かれてもいいかな?という感じのするよい曲たちです。



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2006年12月18日 (月曜日)

ミヤスコフスキー:交響曲第7番

P1000687 ニコライ・ミヤスコフスキー:交響曲第7番
Leo Ginsburg指揮/USSR放送交響楽団



申し訳ない。







ミヤスコフスキーって作曲家のことがあまりよくわからない。プロコフィエフのお友達っぽい?
なんでこのCDがウチにあるんだろう~。多分(潰れた)六本木のWAVEで大安売りしていたからだと思う。880円。

うちにはこんな感じの昔買った(ナゾの)メロディアのCDが何枚かある。「鉄工場」とかさ~。

ニコライ・ヤコヴレヴィチ・ミャスコフスキー(Николай Яковлевич Мясковский,Nikolai Yakovlevich Myaskovsky,1881年4月20日(ユリウス暦では4月8日) - 1950年8月8日)は、ロシアの作曲家である。ベートーヴェン以降の作曲家としてはきわめて異例の27曲もの交響曲を作曲したことで有名。これらの作品は最近まであまり日の目を見ることは無かったが、近年再評価が進んでいる。
(ウィキペディアより)

再評価て。どこで。

最近(みたいだがよく知らない)、スヴェトラーノフの交響曲全集が値を下げて発売されたみたいである。16枚組で18,640円だそうである。

買った人、ご一報ください。

ネットで見ますと、ミヤスコフスキーの交響曲で一番有名そうなのはどうも6番らしいね。ヤルヴィ盤の国内盤もあるし。合唱が入ってたりするわけだが。

で、本日紹介しますところの7番。録音では全体に繋がっているので単一楽章っぽいが、ウィキでは2楽章構成ってことになってる。23分くらいの曲。

で。

あのね。

コレ意外といいんだわね。私は好きだな。

始めは、屈折したウィンナワルツ風な感じなんだけど。(?)
や、なんといったらいいのか。とても親しみやすい。どっかで聴いたことあるっぽいような、ないような。
途中からトロンボーンのファンファーレでブルックナーっぽくかっこよく展開。(?)
また今度はショスタコーヴィッチっぽくなったかと思うと、最後はマーラーっぽくなって終わる。(?)

取りとめがないといえばないのだが。

ごめん。誰かこの曲知ってる方いますか~?(自信ねー)


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一瞬、25位になりますた。一瞬嬉しかったす。
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2006年12月17日 (日曜日)

グッドール:トリスタンとイゾルデ


ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲
ジョン・ミッチンソン(トリスタン)
リンダ・エスター・グレイ(イゾルデ)
グウィン・ハウエル(マルケ王)
フィリップ・ジョル(クルヴェナール)
アン・ウィルケンズ(ブランゲーネ)
ニコラウス・フォルウェル(メロート)
アーサー・デイヴィス(牧童)
ジェフリー・モーゼス(かじとり)
ジョン・ハリス(若い水夫)
ウェールズ・ナショナル・オペラ合唱団
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団

サー・レジナルド・グッドール(指揮)

やっと全部聴いたわ、グッドール。

購入してからなかなか聴くヒマがなく、随分感想を書くのが遅れてしまい、お待たせしました。(えええ~?全然待ってない~?)

このCDは本当にお買い得です。ワーグナーのオペラ全曲盤が国内盤対訳つきで3千円なんて、本当に信じられないです。しかし。

まあ、こんなにお安いなんて、奥様きいたぁ~?4枚も入って3千円なんて。
家計も大助かりだわ~。

などと、おいそれと初心者には薦められない。
「初めて聞く人でも大丈夫なように」良心的なタワレコの人が日本語解説と対訳つけてここまで頑張ってくれたが。

これをMY ファースト トリスタンにするには、きつい。

食べ物でいえば。
魚の干物を初めて食べる人に、クサヤを薦めるようなもん。(違うか)
ワーグナーの、「トリスタン」のドロドロ加減、途方もない長さが極限まで推し進められている。もう、これでもか、これでもか。
「ワーグナーって、長くてしつこそうでちょっと退屈しちゃうかも・・・、でも対訳もついてることだし、安いしちょっと買ってみようかしら」という人も、もしかしているかもしんね。

そんな人に、このCDは一体どうかな~。(買うのは自由だ~~~!)

逆に。
この曲が好きで好きでたまらない人には、推薦します。あの臭いクサヤだって、好きなひとはたまらなく好きっていうではないか。私はクサヤは嫌いだが。

それはさておき。


第一幕
。もう前奏曲が遅いのは色々な演奏を聴いてきたからまだアリだが、お話がはじまってからもあいかわらず遅い。私はクライバー盤に慣れ親しんできたせいか、ジェット機と貨物船くらいの差を感じる。オケが遅いということは当然歌手もゆっくり歌わなければならない(当たり前だ)ので、まるで宇宙船アポロ○号の中で歌っているのかと思うくらいスローモーな動きを想像してしまう。
時間的にいえば、第1幕はクライバーより10分くらい長い。


第二幕
も遅いといえば遅いのだが、第一幕に相当慣れてしまったせい?なのかそれほど感じない。愛の2重唱が素晴らしい。そしてひっぱるひっぱる。いつもより長くデートしてますって感じ。最後はオケが暴発、「おおおお、ここまで盛り上げてくれるのか!すげえすげえ、さすがグッドール」とか思ってしまった。ここだけでも聴く価値アリ。
が。
マルケ王の登場。二人の逢瀬の現場を押さえるために、普通もっと大急ぎで登場すると思うんだけどみんな徒歩でゆっくり現れる。もしも現実の舞台でこれではトリスタンとイゾルデに逃げられてしまって、「何もないじゃないか、メロートのうそつき。おまえは打ち首だ」と、ストーリー変更もありうる。

マルケ王のアリアが素晴らしい。


第三幕
。ここでも、いつもより相当トリスタンは長く待たされることとなる。傷口が痛いので早く楽にしてやりたいが、グッドールはそのへんは容赦しない。サドである。
やっと「イゾルデの愛の死」。もし実演だったらイゾルデは本当に最後にぶったおれてしまいそうである。(でも、なんだか最後のほうはそれほど冗長に感じなかったなあ。慣れたのかも)

さて。ここまで歌手のことにはちっとも触れなかった。どこの馬の骨とも知れぬ歌手ばかり(私が知らないだけかもしれぬ)で、最初は「だ、大丈夫か?全部退屈しないで聴けるのか?」と自分が心配になったけれど、杞憂である。スター歌手はいないけれどみんな平均して頑張っていると思う。とくにマルケ王とイゾルデはかなり聴かせる。



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2006年12月16日 (土曜日)

作曲家占い

今日はこれから飲みに行きますので、ちらっと更新。

こういうのを見つけました。
作曲家占い。
http://www.einkleines.com/jp/Amusement/Fortune/

どういう根拠に基づいてなのだろう。。。。

ちなみに、私の結果はコレでした。



あなたの作曲家: メンデルスゾーン (類似度 90%)


メンデルスゾーンなあなたのための人生指南:

あなたはなんでも器用に、優雅に、そして人以上にできる人です。しかも勤勉さを合わせ持っているので、本業が疎かになることもなく、人に尊敬されるか信頼されます。しかし、ものごとを器用かつ優雅に処理することにとらわれ、ストレートな感情表現をしないことで「本当は何を考えているのかわからない人」「お高く止まっている」と思われて親近感を持たれにくいことも確かでしょう。こうした印象は、あなたが「ちょっと羽目を外したかな」と思うくらいの行動に出るだけでだいぶ変わります。「そうすると今までの優雅なイメージが損なわれるのでは?」とあなたは恐れるかもしれませんが、その心配はありません。周囲からのあなたへの尊敬は変わらず、さらに親しみの持てる人という要素が加わり、あなたへの好感度はさらにアップするでしょう。





調性: イ長調
作品: 交響曲第4番「イタリア」
相性の良い作曲家: DVORAK
相性の悪い作曲家: WAGNER
相性の良い楽器: ヴァイオリン、ピアノ、フルート、ハープ
相性の悪い楽器: トロンボーン、チューバ
ラッキーカラー: 青
幸運のカギ: 健康管理




性格は、当たってるかもしれない。私、性格はいいもんね(自分で言う)。性格がワーグナーとかマーラーだったらかえってやだし。

でも、メンデルスゾーンのCD全然もってないんだけどね。ドヴォルザークも一枚しかないし。
他の方はいかがでしょう。

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なかなか上がらないものだね。えへ。
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2006年12月15日 (金曜日)

速報!トリスタン貯金2

Pa0_0030 ワグネリアンなみなさ~~~ん。
来年のお楽しみ、ヴァルトラウト・マイヤー&バレンボイムの「トリスタンとイゾルデ」の日程とお値段が、速報されてまあああす。

引き続き、トリスタン貯金を頑張りましょう!そして、スケジュール調整にいそしみましょう!


2007年10月8日(月・休)3時神奈川県民
2007年10月11日(木)5時NHK
2007年10月14日(日)3時NHK
2007年10月17日(水)3時NHK

S=54000円 A=47000円 B=40000円 C=33000円 D=26000円
E=19000円 F=12000円 エコノミー券=10000円 学生券=9000円

一斉前売りは2月10日午前10時からですって!あら大変。
みんな頑張りましょう・・・じゃなくてあんまり頑張らないで下さい。私に券がまわってこねー。


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みんながライバルよん。

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読響:トゥーランガリラ交響曲

Pa0_0028_1 オリヴィエ・メシアン:トゥーランガリラ交響曲
ロジェ・ムラロ(ピアノ)原田節(オンド・マルトノ)
シルヴァン・カンブルラン指揮/読売日響
(12月15日サントリー・ホール)

行ってきたわ、サントリーホール。

いやー、クリスマス飾りが。飾りが。さすがアークヒルズ。(←ちょっとシネシネ団返上して楽しむ。)
世の婦女子たちは、殿方に「ひかりもの」「高いデナー」をねだったりするんだろうなあ、こんな季節は。(ぼんやり)

あたしはさあ、もうそんなのないわけよ。あたしってもう、与えるだけなの。
なんももらえねーの。あげるばっかなの。
無償の愛。
もー、マザー・テレサかあたしかってなもんよ。
あのね、ノーベル平和賞貰ってもいいくらいよ。

Pa0_0029 でも、今夜のアークヒルズ。カッポー(couple)はそんなにいねー。さすがトゥーランガリラ。
もしも、私があんまりクラシックには詳しくないと仮定して、「クラシック音楽~?きゃー素敵!オシャレしてサントリーホールに連れて行って!」とちょっと詳しげな男におねだりしたとする。そのコンサートの曲目がメシアンのトゥーランガリラだったら微妙だな。ディナーもそこそこに無言で帰るかもしれん。

ま、私はこの曲好きなので、いいんだけど。

メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」を生で聴きに行ったのは実はそんなになくて今日が2度目である。
ずいぶん昔。エサ=ペッカ・サロネンが初来日してN響を振ったときが一回目。
サロネンは。まだ30歳そこそこだった。私は名前と顔くらいは知っていたが、彼が舞台に出てきたときは「こんな可愛い男の子がこんな難しい曲を振るのか」と少し不安になったものだった。(いや~ほんとにカワイかったのだ。少々太めのマイケル・J・フォックスみたい、とか思った)

しかし、それは杞憂だった。
当時、ラトル盤を愛聴していたが、その日の演奏はそのCDを凌駕してた。トゥーランガリラがこんなに凄い曲とは。大迫力のノリノリの演奏であった。その日の演奏は少なからず話題になり、レコ芸で読者から「CD化の予定はないのでしょうか?」という質問が寄せられたのを覚えている。

250pxondes_martenot そのときも、オンド・マルトノは原田節(たかし)さんだった。原田さんはいつまでも青年のような感じで(渡部篤郎さんにちと似ている)とても素敵な人だが、昔から容貌に全く変化がないのはとても不思議である。

オンド・マルトノという楽器は、メジャーなクラシック名曲ではオネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」か「トゥーランガリラ」しか普通出番がない。この曲たちがコンサートにかけられるのは何年かに一回である。なので、コンサート行き始めの頃は、原田さんをまるで「お正月以外の染乃助染太郎さんはいったいどこで仕事しているのだろう」みたいな感じで見ていた気がする。

今は勿論そんな風に思ってない。作曲家として、アーティストとして(そしてオンド・マルトノ教室の先生として)活躍してらっしゃることは知っている。

ま、今日はそんな風に原田さん目当てで行ったのに、何故か死角の席を取ってしまったので、指揮者の影に隠れて原田さんもオンド・マルトノもちらりちらりとしか見えなかった。
非常に残念なことである。ただ、横からオケを覗く感じの席(2階LA)でとても面白かった。打楽器が沢山で、色々なことをしていて楽しかった。

ただ、となりの(今夜数少ない)カッポーの女性は気の毒だった。楽章が終わるたびに男の人にパンフレットの曲目解説を指差して「今ここ?ここ?」といちいち確かめていたのがとてもカワイソウだった。(涙)

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2006年12月14日 (木曜日)

J・ウィリアムズ:コール・オブ・ザ・チャンピオンズ

P1000684 ジョン・ウィリアムズ:コール・オブ・ザ・チャンピオンズ
アメリカン・ジャーニー、フォー・ニューヨーク、雅の鐘、サモン・ザ・ヒーロー、その他
ジョン・ウィリアムズ指揮/ユタ交響楽団、モルモン・タバナクル・クワイア、レコーディング・アーツ・オーケストラ・オブ・ロスアンジェルス

真冬なので、今日は冬らしいジャケットのこのCD。

私はクラシック・オタクであると同時にオリンピック・オタクである。オリンピックの年となると、もうそわそわ、開会式・閉会式は全てヴィデオに録画、外国で開催されて時差のために放映が夜中になろうとも、日本人が出場し期待のもてる競技は大抵目覚まし時計をセットして何がなんでも見る。

親しい友人で私と同じくらいのオリンピック・オタクがいて、殆どの競技をお互いの家のテレビで見ながら携帯電話でチャットしたりしている。どっちかが起きていなかったら携帯メールでタタキ起こす。(アホである)

これは冬季オリンピックだろうが夏季のオリンピックだろうがその情熱は変らない。とにかくその日の朝のニュースなんて待てない。リアルタイムでないと気がすまない。

ということで、本日はオリンピックの音楽。古くはベルリン・オリンピックでR・シュトラウスが「オリンピック賛歌」(だったかな?♪オーリンピア~オリンピア~♪ってやつ)を演奏するのを有名なレニ・リーフェンシュタール監督の映画で見聞きすることができた。

しかし、オリンピック音楽の作曲家のチャンピオンは現代ではジョン・ウィリアムズだと思う。オリンピック開催期間だけでなく、その後ずっとテレビのスポーツ番組などで使われているのはJ・ウィリアムズだけではないだろうか・・・まあ、東京オリンピックのファンファーレとかはのぞいて(一応断っておくが、私は東京オリンピックはまだ生まれてないから~)。

一番有名なのはロス・アンジェルス・オリンピックのファンファーレであろう。あれはかっこいいなあ。(その後あまりぱっとしなかったがソウルのときもJ・ウィリアムズだったな、たしか)
それについで有名なのがアトランタ・オリンピックのが本日ご紹介のCDに入っている「サモン・ザ・ヒーロー」である。これもTBS系のスポーツ・バラエティ番組に使われていたと思った。

そして、最近の彼のオリンピック音楽が2002年ソルトレイクでの「コール・オブ・ザ・チャンピオンズ」である。
(わたくしのあまり詳しくない米国の知識を総動員して書くと)ソルトレイクのあるユタ州はモルモン教のさかんな所ということと、ケント・デリカットが大活躍していたことと合唱団が素晴らしいということでオリンピックの音楽には合唱団が用いられた。開会式での素晴らしい大合唱とオーケストラの響きは忘れることができない。(ま、開会式自体は例によってものすごく長かったが)

この曲ではある印象的な3つの言葉が合唱団によって歌われる。開会式では「何て歌ってるの~?」とか思いつつ聴いていたが(「見ざる、言わざる、聞かざる」とか?)まあ、大体予想通り近代オリンピックの創始者クーベルタン男爵の言葉「より早く、より高く、より強く」 (Citius, Altius, Fortius)である。なんにしてもとてもカッコイイ。ジョン・ウィリアムズの魅力満載である。

紹介のCDには他にバーンスタインの誕生日のために書かれた音楽(フォー・ニューヨーク)とか、日本の皇太子のご婚礼のために書かれた雅の鐘などが収録されている。映画音楽以外のジョン・ウィリアムズの音楽を楽しむことができる。


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2006年12月13日 (水曜日)

さあ泣け。フリッチャイの悲愴

P1000681
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
フェレンツ・フリッチャイ指揮/ベルリン放送交響楽団










<団長からのお知らせ>
「クリスマス・シネシネ団」の賛同者はこのところめっきり膨れ上がり、ワグネリアンの方からヨン様ファンまで100人以上の加入希望or問い合わせのメールでわがパソコンはパンク状態です。いましばらくお待ち下さい。

ちなみに、シネシネ団の規約といたしまして、本年のクリスマス・イブは「M-1グランプリ」を見ながら家で一人過ごす、ということとなっております。

(以上ウソ)

本日は、泣く子も黙る・・・というより泣く子はさらに号泣してしまいそうな有名な名盤、フリッチャイの「悲愴」を。

クリスマス気分で街で浮かれている世のカッポー(couple)たちに聴かせたい。そして家に帰って命の尊さを思いなさい。そして尼寺へいけ。いや、そんなエラソーなblogではありません。

フェレンツ・フリッチャイ(1914~1963)ハンガリー生まれの指揮者。

いやはや。このCDは泣けるぞ。

私が何かテレビ番組の企画かなにかで「なるべく早く泣いたほうが勝ち!」みたいなのに出たら多分このCDを聴くと思う・・・反則でなければ。

演奏だけでもかなりクル、と思うのだが、このCDの発売された背景がもう反則技である。

フルトヴェングラーっぽいヘアスタイルのせいでかなり高齢に見られがちだが49歳の若さ(!)でお亡くなりになったフリッチャイの幻の録音。(白血病というのがなおさら涙をそそる)
これは1959年の録音だが、フリッチャイが第1楽章の一部分を録音しなおしたかったということで、その後のフリッチャイの死により録音しなおしができなかったため、ずっと発売されないままであった。

いったいどこが気に入らなかったのだろう。一箇所クラリネットが「ピキー」と音を立ててるとこかな?(勝手な憶測)

それがフリッチャイ協会の許可を得て、1996年に最新マスタリングによって蘇り初めて世に出たということである。そもそもグラモフォン初のステレオ録音による「悲愴」となるはずだったのだが、もう本当に1959年の録音?と思うほど素晴しく鮮明な仕上がりである。「悲愴」のCDはこれしかもってない(というよりチャイコフスキー自体これだけかもしんね)もので、聞き比べようがない。有名な極オソのバーンスタインだって怖くて手を出せない状態。

しかしわたくし的に申し上げれば、フリッチャイのこの録音さえあれば、この曲は十分でないかなあと思う。(ありきたりな表現で申し訳ないが)曲に対する真摯さがひしひしと伝わってくる、大変な名演奏であると思う。ていねいにていねいに一つ一つ確かめるように進められる第1楽章も素晴らしいが、ことに最終楽章は(私は)涙をこらえて聴くことはできない。


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のだめオーケストラblogからやってきた皆さん、こんなヘンなblogで申し訳ない。(おかげでアクセス数がいつもの倍ペースだ)
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2006年12月12日 (火曜日)

コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲とアルマ

エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲
ギル・シャハム(ヴァイオリン)アンドレ・プレヴィン指揮/ロンドン交響楽団

今日はコルンゴルトの最高傑作との呼び名も高い(私は彼の最高傑作は「死の都」だと思っているが)、ヴァイオリン協奏曲を。コルンゴルトの映画音楽を得意としているアンドレ・プレヴィンのサポートで。

コルンゴルトのこの曲は、彼の映画音楽に精通している方ならば、聴いていて楽しくてしょうがないと思う。色々な彼の作曲した映画音楽がちりばめられている。最初に「砂漠の朝」(Another down)、次に「革命児ファレス」、「風雲児アドヴァース」、「放浪の王子」って映画の音楽がひょっこりと顔を出す。耳慣れたメロディーが聞き取れるのでなんだか安心感がある。

このヴァイオリン協奏曲、数あるヴァイオリン協奏曲の中で、私の一番好きなアルバン・ベルクのそれと共通していることがある。それはアルマ・マーラー=ウェルフェルと大変関係が深いということである。

過去記事「ウェーベルン指揮のベルク・ヴァイオリン協奏曲

Alma_3 ベルクのヴァイオリン協奏曲の依頼者はヴァイオリニストのルイス・クラスナーである。しかし、その一方で作曲途中で18歳という若さで死んだアルマ・マーラー=ウェルフェルの娘のマノン(二番目の夫の有名なバウハウスの建築家ワルター・グロビウスとの子)のレクイエムということにもなっている。

ベルク夫妻はアルマとはもちろん、アルマの三番目の夫の詩人フランツ・ウェルフェルとも親しかった。そしてマノンをも特別に可愛がっていたらしい。

ベルクの伝記より(フォルカー・シェルリース著)
「マノンの死はベルクにきわめて深い衝撃を与え、この美しい少女のために一つの記念碑を作り上げようという願いを抱かせることになった。「ヴァイオリン協奏曲」はこうした思いにインスピレーションを刺激され、非常な速度で作曲が進行し始めた。そしてこの作品は<ある天使の思い出に>捧げられた。」

さて、本題のコルンゴルト。コルンゴルトは子供の時から天才少年の呼び声高く、グスタフ・マーラーも(この子は天才だ!と叫んでしまうほど)一目置いていた。で、マーラーの別荘にもよくお呼ばれしていたらしい。コルンゴルトが「お菓子を上手に食べられない」ほど幼い頃の話。

時は流れ。

アルマはフランツ・ウェルフェルと結婚したが、彼がユダヤ人だったためにナチスから逃れるためはじめフランスに渡り、その後1940年に苦難の末ニューヨークにたどり着く。
その5年後に、フランツ・ウェルフェルは持病が悪化し(そもそも心臓が悪かったみたい)、お亡くなりになった。

(10歳くらいアルマより年下だったはずなのに先に逝ってしまうなんて、ウェルフェルったらサギである。アルマはマーラーも含めてよく身内に死なれる人だなあと思う。なのにアルマ自身は85歳まで生きた。)

コルンゴルトがこのヴァイオリン協奏曲を完成する直前、フランツ・ウェルフェルは亡くなった。フランツ・ウェルフェルとも関係の深かったコルンゴルト。狂乱状態に陥ったアルマにコルンゴルトはこの曲を捧げたのである。

とくに曲の内容はアルマとの関係はないみたいだが、このへんの人間関係の繋がりを調べていくと色々興味深いものがある。



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今日はマジメな感じでいってみました。
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2006年12月11日 (月曜日)

ブリテン:キャロルの祭典

P1000679 ベンジャミン・ブリテン:「キャロルの祭典」
ベンジャミン・ブリテン指揮/コペンハーゲン少年合唱団

今日はジャケットがかっこいいのでコレ。

このところ「クリスマス・シネシネ」などとblogでは毒を吐き、会社では直属上司とともに「一部上場なんか絶対ムリ」とか「今年のお歳暮はろくなお菓子がないわ」とか「去年はとっても素敵な蘭の鉢植えが届けられたのに、今年のこのヘンな植物なナニ!私はこんなの育てたくない!」などと毒を吐く毎日でございました。

が。

実は、予想通り先日の健康診断で引っかかり、再検査に専門のクリニックに出かけたところ、すかさず曇る医師の顔を見ました。テレビドラマでよく見る表情です。

「すわ!やっぱり入院?手術?治らないの?」などという思いが一瞬脳裏を駆け巡り・・・(それにしては結構のんきに酒飲んだりしてましたが)一週間後の土曜日、結果が出ました。超にこやかな医師。ぜんぜん命には別状ないそうです。

や、あんなにおどかしておいてイタイ検査もして何もないですか。まあ、いいですが。

あの、日常生活で何か気をつけることとか・・・(肉食うなとか酒飲むなとか言われたらどうしよう・・・)」
いえ、一切ありません。全く普通に過ごしてください」ですって。

そんなこんなで。あいからず毒は吐きまくってはいるものの、とりあえず健康に年は越せるみたいで、命の尊さには神に感謝。神ったって私は仏教だからキリストさんではないんだけど。真言宗だし。

そんなわけで、本日は(月並みだが)心洗われる「キャロルの祭典」を。ハープ伴奏で少年合唱である。いかにも少年合唱団の魅力満載。さすがブリテン。ホモだし。
ブリテンだからって無調音楽ではなく普通に教会でも聴かれるような感じの音楽である。

有名なグレゴリオ聖歌「今日キリストは生まれた」(聴けば絶対わかるよ!これ)を歌いながら合唱隊入場。全部で12曲、最後にもう一度最初の曲を歌いながら退場していく。「ウェルカム!ウェルカム!」て晴れやかに歌う2曲目も大好きだし、・・・いや、全部ほんとうに素敵なの。クリスマスはこうでなくっちゃ。

街に出れば「♪くーりすますは誰にもやってくる~、もしひとりぼっちでもさみしがらずに~」などと脅迫ともとれる呪いのクリスマス・ソングをいやおうなく聴かされ(や、現実に今日ラーメン食べに行って聴いたぞ)るよりは、ぜんぜんブリテンのこの曲のほうが素敵だ。本来、ヨーロッパのクリスマスってこんな感じでしょ。

違うの?



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2006年12月10日 (日曜日)

ヤルヴィ:ステンハンマル集


ヴィルヘルム・ステンハンマル:カンタータ「歌」より間奏曲、演奏会用序曲「エクセルシオール」、交響曲第1番、セレナーデ、交響曲第2番

ネーメ・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団

話題のヤルヴィのステンハンマル集である。
おかげさまで(何が?)タワレコのクラシック部門ウィークリー・チャートの6位である(現在)。

比較的マニアックな作曲家なのに、これはすごい。でも、本当にクラシック聴き初めて「クラシックちょっといいかもなあ~」くらいの方でも薦められると思う(そういう該当者が周囲に皆無なのは残念である)。


判りやすくて、心のひだに深くしみこんでいくようないい曲ばかりであると思う。(悪く言えば、年代的に重なるマーラーみたいな毒がなく、そういうのを求める人には多少ものたりないかも。CDオビの「北欧のメンデルスゾーン」と書かれているのはそのへんか?)

例えば、大雪に降られて家に帰ってきたときに暖かいココアとか飲んでほっとする感じ。

なので、冬の寒い日の夜などにゆったり聴くのがぴったり。(もちろんあったかくしてね)

この曲の中で、交響曲第1番だけが私は初めて聴くものである。ま、金管の重奏から始まる感じはいかにも「北欧!」「ステンハンマル!」って感じだが、全体的にドイツ系の「あんまりよく知らないけど初めて聴く、いい曲」っていう印象である。ブラームスとブルックナーが極寒の地にて二人で暖炉でほのぼの暖まっている・・・みたいな(意味不明)。ついでにあとでワーグナーも来ちゃった、みたいな。で、華々しく終わる。でもすこ~し個性に欠けるかも?

このアルバムの第1曲めの「歌」ってのはホンマにしみじみいい曲。なのにポピュラーになってないのは何故。何かの「名曲集」みたいなのに入ってても違和感なさそー。

「エクセルシオール!」って曲も題名に違わぬ(コーヒー・チェーン店とは関係ないぜ)輝かしい曲。「高みに向かって」って意味だからね。ちょっとワーグナーっぽい。

そして2枚組の2枚目。「セレナーデ」はクーベリックのステンハンマルの項でもご紹介したけどと~っても魅力的な曲。「セレナーデ」といいつつ5楽章もあるんだけども。なんでも、ステンハンマルの「南国へのあこがれ」が表現されてるとゆー。やっぱり寒いからなー、スウェーデンは。
ホルンの重奏が大活躍する第3楽章「スケルツォ」がなんとしても好き。

最後に聴ける交響曲第2番は、第一楽章は北欧っぽい物悲しいメロディー。ステンハンマルに「北欧」を求めたいのならば、一番しっくりくるかも。でも、やっぱりドイツ風な力強さも聴かれる。終楽章など、なかなか勇壮でかっこいいぜ。

録音は全体に残響がよくて気分がよい。録音年は一番新しいのは2002年の「歌」で、演奏者の息使いまで聴こえる。他は1992と93年ではあるけれど、こちらも録音はよいと思う。

なにせ、これだけ聴けて1500円はよい。グリーグやシベリウスの次のステップとしての北欧音楽入門編として薦められると思う。(まー、私は全然ステップ踏んでないけどね~)

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引き続き応援を頼みます。
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ヨン様!クラシック界に進出??

おおおおお、こんなCDが発売されます!ヨン様ファンは必ずゲットなさるように。(12月25日発売!)
写真集と、ペ・ヨンジュン様のありがたい楽曲エッセイつき。
スペシャル・エディション盤と通常盤があるなり。

曲目はこんな感じらしい。

BYJ Classics / Hero

DISC1
1 リヒャルト・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》より 『英雄』
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2 ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より 第1幕への前奏曲
カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
3 ビゼー:《アルルの女》第1組曲より 『カリヨン(鐘)』
チョン・ミョンフン指揮 パリ・バスティーユ管弦楽団
4 ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58より 第2楽章
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
5 モーツァルト:弦楽五重奏曲第5番ニ長調K.593より 第3楽章
アマデウス弦楽四重奏団 セシル・アロノヴィッツ(ヴィオラ)

6 ビゼー:《アルルの女》第1組曲より 前奏曲
チョン・ミョンフン指揮 パリ・バスティーユ管弦楽団
7 マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》より 第4楽章『原光-おお、くれないの小さなバラよ!』
ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団 ノーマ・プロクター(アルト) 
8 ドヴォルザーク:弦楽セレナードホ長調作品22より 第2楽章
チョン・ミョンフン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
9 ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》変ホ長調作品55より 第1楽章
カール・ベーム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


DISC2
1 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23より 第1楽章
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーン交響楽団 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) 
2 モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》より 『恋人の優しい息吹は』
ジェイムズ・レヴァイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ハンス・ペーター・ブロホヴィツ(テノール) 
3 ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より 第3幕への前奏曲
カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
4 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調作品27より 第3楽章

ロリン・マゼール指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
5 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調作品57《熱情》より 第2楽章
エミール・ギレリス(ピアノ)
6 ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》変ホ長調作品55から 第4楽章
カール・ベーム指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

それじゃ、ヨン様は「英雄の生涯」とかマーラーの「復活」とかお聴きになるのか!さすがヨン様だわ!ハイ・ソサエティでいらっしゃる。(クラシックばっかり聴いてるのに、無論貧乏人な私)


・・・・っつか、「ヨン様が聴いていたら素敵かも」という曲をプロデューサーがピック・アップして、それをヨン様がお聴きになって感想をお書きになった・・・ってことはないよね。

これで、クラシック音楽は「のだめ」少女マンガ世代だけでなく、ヨン様大好きおねいさまたちの心をゲットするってわけだわ。楽しみだわ。
(ちなみに、ファンだと思われるのは困るので言っておきますが、私は韓流て・・・ちょっとワカリマセン)

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ヘンヒェンのリングに心ゆらめいた夜

寒いわ。寒かったわ。昨日。写真は新宿タカシマヤ。

Pa0_0027













なんでこんな日にショッピングなの!そしてこの人出。カッポー(couple)たちはこんな寒い日はおうちでコタツにでも入って愛を語らってればいいんだ!・・・と思う。


ね、ね。風邪引くよ。こんな傘までさしてイルミネーション見にきたの?どうなの?プレゼント買いにきたの?
そこゆくニュー・ファミリーたち。乳母車まで登場して。赤ちゃんが肺炎になるよ。早くうち帰んな。
ほらほら、東急ハンズのレジの列がこんなに・・・もうやんなっちゃうわ、雨の日なのにこんなに混んじゃって。こんな私だってプレゼント買うことだってあるわよ。クリスマスじゃないけど。

・・・って。どーよ。(←?)

や、私だったできれば家でblogを更新したかったが、夜に飲みの約束があったのと、会社で配布された「GAPファミリ-セール」の招待ハガキ(25%オフ)を活用せぬわけにはいかない、というわけ。

そしていつものコース、タワレコを物色。しかし。私はヘンヒェン/アムステルダムの「リング」DVDの積んである台に目が釘付け。「ジークフリート」がテレビで流されてる。

おおお、グラハム・クラークのミーメではないか!!!あいかわらず怪しい演技と歌唱。冒頭からぶちかましてる。一幕を15分ほど見ただけだけど、衣装(石岡瑛子さん)も舞台も現代的でグー。省略されがちな最初の熊(きぐるみ)もちゃんと登場します。結構リアルきぐるみ。

そして、リング4部セット(日本語字幕つき)で9990円ナリ。ちょっと心が動く。コストパフォーマンス高いとみた。価格ドットコムだったら一位かと(そんな項目はない)。

ただ・・・歌手。たまたまヨーロッパ行って幸運にもリング見たらこんなキャストだった・・・という感じのものか。私の苦手なジャニーヌ・アルトマイヤーがブリュンヒルデだってのも(ブーレーズ盤ではジークリンデ)なんだか。

びみょー。

ということで、大いに心が揺らぐ12月の夜であった。(限定盤だし)



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まあまあ、ここらへんの順位で落ち着いていて欲しいので、今日も一票!お願いします。
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2006年12月 7日 (木曜日)

私はこの世に忘れられ

P1000678 マーラー:歌曲集「亡き児を偲ぶ歌」、リュッケルトの詩による5つの歌曲、「さすらう若人の歌」
ジャネット・ベイカー(Mezzo-soprano)
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団・ニュー・フィルハーモニー管弦楽団



ずいぶんこのところ急激にランクアップしているようで、応援大変ありがたいです。
ですが、もしかして私の自虐ネタが功を奏しているのでは?
(だって、どう考えても人気のない作曲家・フィンジの項ですごく上がり始めたんだもん)

フィンジのクリスマス

だとしたら嬉しい。「クリスマス・シネシネ団・団長」といたしましては(←会社で考えた)。


私のほかにも、クリスマスが嫌いな方がこんなにいたとは!!


それとも、他人(ひと)の不幸は蜜の味!!だから?

というわけで、本日はこの(一般的には)楽しいシーズンにはおおよそ似つかわしくない、マーラーの素晴らしい歌曲集をディム・ジャネットの素晴らしい歌唱とサー・ジョンの伴奏で。

「クリスマス・シネシネ団」のテーマソングは「私はこの世に忘れられ」に決定!

考えてみると、これらはもう救いようのない曲目たちである。

まず「亡き児」だぜえええ。ないでしょ、普通。マーラーは長女を亡くしているが、この曲は子供死ぬ前に書いたんだとさ。ひどいお父さんだねえ。

「さすらう若人」。ま、ぶっちゃけ失恋の歌ですな。愛する彼女が他の男と結婚しちゃうんですな。嗚呼、なんてことでしょう。
さすらえ、さすらえ。存分にさすらえ、そのうちきっといい女が見つかるよ。

や、こいつらはクリスマスとは真逆な歌たちですな。

しかし。歌曲史上、最も暗い、恐怖ソングは「私はこの世に忘れられ」だと思う。

・・忘れられてしまったのである、この世に。こんな恐ろしいことはない。戸籍は生きているのか?
しかも、自分の天国の中で、自分の愛の中で、自分の歌の中で生きてるんだって。もう孤独死まっしぐらですわ。

・・・

久しぶりに聴くマーラー歌曲集。ディム・ジャネットの歌はやはり素晴らしい。すみずみにまで神経が行き届いていて、しかも暖かい歌唱。心が和む。サー・ジョンもあいかわらず唸っているし。しかも、ご丁寧に「私はこの世に忘れられ」がオケを違えて2バージョンで聴けるぞ。(ハレ管とのほうがいい気はする。)

しかし、しかし。

やっぱり、マーラーはカスリーン・フェリアーの歌唱にはかなわない、と思う。遺されている「亡き児」や「リュッケルト歌曲集」は人類の遺産といっていいと思う。フェリアーの場合、歌唱力とかそういうものではなくて、彼女は歌っている歌の世界に本当に生きていて、歌と一緒にこのまま死んでしまいそうな感じさえある。

フェリアーの歌には何か、他と違うものがあると思う。

でも、聴くと本当に落ち込んでしまうので、フェリアーのマーラー歌曲はあまり気分がふさいでいるときには聴きたくないものである。




「クリスマス死ね死ね団」についての説明は こちら

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2006年12月 6日 (水曜日)

買ったわよグッドールのトリスタン、でも感想は後ほど、だって長いんだもん。

P1000677

過去記事参照
グッドールのトリスタンなど

早速、入荷日と思われる本日、グッドールのトリスタンとネーメ・ヤルヴィのステンハンマル集を購入してきました。

ここでご紹介した以上、お客さんに自分が買いもしないものを薦めるわけにもいかない。 (ま、ここではそういうことにして)

や、それにしても安い。トリスタンが対訳つきで3000円で買えるなんて。でも、間違っても初めて聴く人には薦められない


・・・・。

で、早速「トリスタン」第1幕を聴きながらblogを書いておりますが、なにぶんにもワーグナー。しかもグッドールの指揮ときたら超超スロー。舞台で全ての歌手のみなさんがスローモーションで行動しているかと思うくらいに遅いのである(ドリフ?)。もし、ラーメン大好き小池さんがトリスタンに出ていたらラーメンはとっくに伸びてしまっているだろう。

そんなわけで、今日全部聴いて感想を書くのは不可能を思われる。しかも、私が「のだめカンタービレ」なんかよりもずっと楽しみにしている「14才の母」を固唾を呑んで見守らなければならないので、それは日を改めて、ということで。明日仕事あるし。

近日公開!乞うご期待!!!

ではでは。

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皆様、応援ありがとうございます。
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2006年12月 5日 (火曜日)

バルビローリ:巨人

P1000676 マーラー:交響曲第1番「巨人」
サー・ジョン・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団



(唐突ですが)ここのblogをはじめて半年にもなりました。
こんなに続くとは正直思いませんでした。
あまり特徴のない(硬~い)blogの題名も「名前が思い浮かんだら直そう」と思いつつ、半年たってしまった。

もっと女の子(←え)らしい名前にしようかと思っているのだが。

「naopingの胸キュン音楽ノート」 とか

「naoping クラシックに片思い」 とか・・・

そんな名前にしたら、今まで足しげく来ていただいてた殿方もちょっと立ち寄りにくくなるかもなあ・・・と思っていまいち変えられないであります。

たまにあまりコメントを残すこともなく見知らぬ方のblogを覗いてみたりすることもあります。(音楽blog以外でも・・・動物か恋愛かニューハーフの方が多い)
すると、たまに「日本語がおかしい」とか「言葉がキタナイ」とか「こんな演奏よく聴けるな」とかの心無いコメントが書き込まれているところとか見かけます。が、私のところは一回もありません(削除しているのではなく、本当に全くないです)。実に有難いことです。もしそんなことを書かれたら私はきっとここはやめてしまうでしょう。だって私、傷つきやすいんだもーん。

・・・・というわけで。

本日は初心にもどり、マーラーの青春の色香?でむせ返るような曲、交響曲第一番「巨人」。

マーラーは小学校のころから聴いているので、全部の曲は「大人の書いている曲」として聴いてきた。

しかし、マーラーが「巨人」を書いた年齢をいつのまにやら越してしまっていた自分に気づく。

まるで、高校野球のお兄さんたちが「ずいぶん大人だ」と思っていたのに、いつのまにか自分が高校を卒業して、「自分よりずいぶん子供だなあ」と思い始めたとき、とか。

大相撲を見ていて、ちょんまげ結ってるおじさんたちが、実はずいぶん若者なのだ、と思ったときとか。

そうなのだ。マーラーがこの曲を書いたのはなんと28歳!なんと若い!
会社の同じ部署の若い男の子が28だ。あんな若者(?)が!普通ありえない。



マーラーはなんて天才なのだ。すげえ。

数多いマーラーの「巨人」の録音を私は全部聴いたゾ、なんていうのはトンでもなくて、CDはこのバルビローリ盤(と、全集もってるスヴェトラーノフ)くらいしか持ってないかも。(レコードは・・・探せば実家のどこかに埋もれているのかも?)

バルビローリのダットン盤を久しぶりに引っ張り出して聴く(バルビローリの出現率が多いのは、当然のことながら私はバルビローリが好きだからである。うーん、ラブリー。)。
ステレオとはいえ、さすがに1957年の録音は古い。しかし、青年マーラーの未来への希望(って言ってしまっていいのかな?)が満ち溢れているようで、聴いていて眩しい。さわやかな気分になれる。

冬なのに春のような清清しい気分。明日も頑張ろうっと!年末調整・・・(どよ~ん)


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あっとゆーまに1ページ目に戻して頂いてありがとう御座います。
(心さみしい私への同情票・・・??)
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2006年12月 4日 (月曜日)

クリスマスなんかキライだ!なのにフィンジのクリスマス。

P1000675 ジェラルド・フィンジ:カンタータ「クリスマス」(Dies Natalis)
イアン・ボストリッジ(Tenor) サー・ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ





今日はインフルエンザの予防接種を受けてきました。(今頃?って気もしますが)
今働いているところは、医療関係なのでタダで注射してくれます。これはホントにラッキー。就業時間内でできるからね。

皆様も、是非予防接種は受けられますよう。(といいつつ、昨年も予防接種受けたはずなのに「これってもしかしてインフルエンザ?」って思うくらいの高熱と体の痛みを訴えて寝込んだのは私です。)


それより、あ~~~、もう12月でしょ。(←昨日も書いた)

12月といえば、クリスマス。
街はどこもかしこもクリスマスの飾りつけで溢れている。

もう、やめて欲しい。




だいっきらいだ!12月なんか!

クリスマス・ツリーに火をつけてやりたい! (なんてblogに書くとちょっとまえに捕まった「く○えり」みたいだ、絶対そんなことはしませんよ、私は。心に思うだけで。)

12月はやたらと仕事が忙しいのに(なんたって、私には「年末調整」と「賞与計算」のダブルパンチが毎年)、飲み会の誘いはいやおうなく入ってくる(や、べつにいいのよ、マイフレンドたち。気にしないで!じゃんじゃん誘って!)。そして、「年末調整」が終わって「やれやれ・・・ぱああっと飲みにでも行きたいな」と思ったらクリスマス。ありゃりゃ?あの、クリスマスってどうして飲み会がないの?みんな、私に気を使ってる?毎年。そんなお気使いは結構よ。ガンガン誘ってよ。

・・・。

あ、それでも。本日ご紹介の曲「クリスマス」はおおいにおすすめです。おすすめったってどうもこのCDは廃盤みたい?で。一応国内盤のはずなんだけど。フィンジ初の国内盤だったはずなんだけど。

あわれ英国音楽。

ジェラルド・フィンジ(あるいはフィンジー)(Gerald Raphael Finzi, 1901年7月14日 - 1956年9月27日)は、没後になって知名度が上がったイギリスの作曲家・園芸家。(ウィキペディアより)



↑知名度って。これは日本ではどうなのよ。

(フィンジはもしや単独ではこのblog初登場??かな。フィンジはイギリスの作曲家の中では好きな人の一人。とくに歌曲が大好きで、一時期はまってた。今も好きだけれど。合唱曲もよいですわ。)

この曲、「カンタータ」なんて名がついているけれど、イアン・ボストリッジが歌うと、純然たるクラシックなのになんだか普通のポピュラー音楽みたいな感じで普通に聴けてしまう。カラオケで歌いたいくらい(あれば)。弦楽合奏の伴奏が静かで美しくて、クリスマスの夜に聴くのにぴったりです(って、別に私はそんなロマンティックなことはないけどさ~、真言宗だし)。

あ、ちなみに。ご存知の方はご存知。
ジェラルド・フィンジのご子息のクリストファー・フィンジは、チェリストのジャクリーヌ・デュ=プレのおねえさんのダンナさんで・・・映画を見たひとはご存知の通りのことです。んがふふ。

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さあ、もうひとがんばりで、1ページ目に戻れる?
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2006年12月 3日 (日曜日)

ブーレーズ:パルシファル

P1000673 ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルシファル」
ジェイムス・キング(パルシファル)、グィネス・ジョーンズ(クンドリー)、フランツ・クラス(グルネマンツ)、ジェイムス・スチュワート(アムフォルタス)、ドナルド・マッキンタイア(クリングソル)、カール・リッダーブッシュ(ティトレル)、その他
ピエール・ブーレーズ指揮/バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団

12月といえば、バイロイト。(・・・放送)

バイロイトといえば、(私や、こちらにいらっしゃるお客さんは)「ワーグナー」だの「バイロイト音楽祭」しか思いつかない、多分。しかし、バイロイトにはワグネリアンしか住んでないわけはない。

最近、ネットを検索していたら、あることに気がついた。

バイロイトにも、サッカーチームがある!!!!

そーさなー、ドイツといえば、ごくごく一般の市民はサッカー・ファンだと思う。ドイツ人て、日本でいえば休日に家族で赤い服を着て浦和美園に集う人々のような人々ばっかりなんだと思う。(誤解??)

バイロイトにあるサッカーチームは、spvggバイロイトっていうんだって。
公式サイト↓
http://www.spvgg-bayreuth.de/

黄色いユニフォームにBayreuthって文字を見ただけで、応援したくなっちまうじゃないですが、ワグネリアンとしちゃ。

でも、どうもここは弱いらしいですよ。なんでもブンデスリーガ(1部・2部)って強いドイツ・サッカーリーグにはもちろん入ってなくて、その下のレギオナル・リーガって3部からも財政上の理由から降格、現在4部リーグであるオーバー・リーガに入ってるらしい(ウィキ調べ。また今は違ってるかも?)。

みんなでspvggバイロイトを応援しよう!! (←どこでどうやって?)

さて、本日は休日につき、パルシファルを聴いてみました。全曲!!!
長いですね~。長いと実に感じました。

スカートを縫っていたんですね。布を断って、パルシファル聴き始めてチ
Pa0_0026 クチク縫い始めたんですが、3幕終わるころにゃ縫いあがってしまいました!あの、ウエストゴムのスカートじゃなくて、ちゃんとベルト芯入れて、ファスナーつけて、裏地もつけてですから。相当長いですがな。

で、(なかなか本題に入らないぞ)ブーレーズの「パルシファル」。
「パルシファル」っていえばやっぱりクナッパーツブッシュ。でも、私にとっては「パルシファル」はクナ盤と同じくらいブーレーズ盤も大事。(他にレヴァイン盤も持ってたと思うんだけど、ほとんど聴かなかった。)

「そりゃ、ブーレーズ盤はタイトル・ロールがジェイムス・キングだからでしょ?」という突っ込みも、私は否定しない。
でも、それ以上にブーレーズの指揮が素晴らしい。本当に素晴らしい。クナッパーツブッシュのみたいに、デモーニッシュな感じがない。ガラス張りの建築のように透明で全てがクリア。繊細である。ドビュッシーみたいかも。
最初に特徴的なのが、第1幕の騎士たちの合唱。普通、もっと威勢がいい感じなのに、ここでは妙にピアニッシモではじまる。珍しい。

それと。(3幕に飛ぶ)
「聖金曜日の音楽」あたりからも相当美しい。この透明な美しさはなんとも例えようがない。そして曲の最後も大感動というよりは、とてもさわやかで、前向きな感じすらある。本当にこんなに美しい希望に満ちたパルシファルは(カラヤンが未聴ですが)他ではあまり聴いたことがない。

でも。

やはり、ジェイムス・キングに触れないわけにはいかない。
ジェイムス・キングは、私にとってはジークムントやフロレスタンのように、苦悩していなければならない。思慮深くなければならない。

なので、パルシファルのような「バカ」な役は(私には)どうしても違和感を感じる。許せない。失礼ね、バカ呼ばわりしないでほしいわ、グルネマンツ。
やはり、パルシファルはジェス・トーマスとかルネ・コロのようなちょっと甘ったれな声(と容姿)のほうが似合っていると思う。第1幕は。

しかし、第2幕のクンドリーに接吻されて賢くなってからのパルシファルはすごいかっこいい。一番かっこいい。やっぱりキングはかっこいい。

グィネス・ジョーンズのクンドリーもなかなか(私は彼女のブリュンヒルデは好きではないが)。
っつーか、クナの「パルシファル」でクンドリーを歌っているアイリーン・ダリスって(中途半端な)歌手を聞きなれていると、他で聴くクンドリーがもっとどんなに物凄いかってことを思い知る。ジョーンズの半ば狂気のような演技がすごい(叫びすぎ)。が、たまに聴けるリリックな声(バーンスタインのバラの騎士でのオクタヴィアンを思い出す)も素敵。

他の低音の歌手の方々も、それぞれみなさん素晴らしい。クナ盤のホッターやナイトリンガーを思い出さなくても済むくらい感動的な歌唱である。


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あら順位落ちてきちゃった。応援お願いしますね。

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2006年12月 2日 (土曜日)

グレツキ:「悲歌のシンフォニー」


グレツキ:交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」
ドーン・アップショウ(ソプラノ)
ディヴィッド・ジンマン指揮/ロンドン・シンフォニエッタ



yokochanさんのblogにトラックバック。

本日は、クラシック版「あの人は今」 もしくは本当の意味で一発屋かもしれない、ポーランドの作曲家ヘンリク・ミコワイ・グレツキの交響曲第3番。最近、シマノフスキの音楽に魅せられているので、ポーランドつながりでいってみよう。と、思う。

このCDはヒーリング音楽としてかなりヒットした。現代音楽の作曲家としては珍しいのではないか。(他にイギリスのタヴェナーなんかも宗教&ヒーリングっぽい作風で現存の作曲家では珍しく人気があるようだが、またそれは別の機会に語るとして)

この曲のヒットの要因は、とある(イギリスの?)ラジオ番組で第2楽章がテーマソングとして毎回流されていたのがきっかけだとゆー。

ということで、このジンマン指揮のCDは大ヒット。作曲家本人もビックリであったというが、やはり出る杭は打たれる。聴衆に広く受け入れられたこの作曲家も、音楽関係者からは曲の単純明快さを攻撃されたようである。

で。

いまどき沢山発売されている「ヒーリング音楽」のオムニバスのCDの中にはかなりこの曲の2楽章が入っているものが多いようである。

この曲は本当に聴いていて気持ちが和むものがある。同じメロディの反復も心地よい。ドーン・アップショウの清らかな声も大変素晴らしい。が、一時期のブームに流されてしまってしまった、クラシック音楽なのに。うーん。不幸な作曲家?
わたくし的にいえば、テクストがなんだか読んでいて気が重いし、第2楽章の詩の選択は安易であると思う(18歳の女の子の独房の壁に書かれた詩なんてお涙頂戴すぎてズルイゼ)。

さて。

この曲しか聴いたことないんだけど、グレツキはもともとはもっとアナーキーな音楽を書いていたようである。が、交響曲第2番あたりから宗教っぽいミニマリズムな反復音楽になってきたようである。

この第2交響曲が、実は非常に気になる存在である。

合唱が入ってたりするのだが、テクストがポーランドの天文学者コペルニクスが残した言葉を用いているのだそうである。

Nicolaus_copernicus

                                



                                                                   



                    ども、コペルニクスです。
                                                    

NAXOSから発売もされているし、なんだか非常に気になる。(HMVのサイトですこーしだけ試聴できた)
でも対訳がないと意味がないが。

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