クーベリックのステンハンマル
ステンハンマル:交響曲第2番
トール・マン指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
同:セレナーデ
ラファエル・クーベリック指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
(Swedish Society SCD 1114)
あまり一般的には馴染みの少ないスウェーデンの作曲家の中でも、ステンハンマルは知られている作曲家の一人であろう。 (←エラソー)
一時期、スウェーデンの作曲家のCDを集中的に集めていた。日本の大きなCD量販屋さんでもスウェーデンの作曲家のCDを手に入れるのは至難の技であると思う。ことに「スウェーデン協会」のCDは。
スウェーデンの作曲家の名前が並んでいると、あまり知らない人ばっかりなのでとても心がざわざわする。セデルマン、エリック=ラーション、ペッタション=ベリエル、フルメリ、ブロムダール、アッテルベリ、ラングストレム、アルヴェーン・・・。「知らん作曲家の名前フェチ」なもんで、エヘ。
私は見つけ次第、スウェーデン協会のCDを買っていた。スウェーデン協会のCDはなにせ、いかにも北欧の雰囲気がジャケット・デザインにも表れていて大好きである。
本日ご紹介のCDは、スウェーデン協会のCDには珍しいラファエル・クーベリックの指揮による「セレナーデ」と、トール・マン指揮の交響曲第2番を。どちらの指揮も、よいよ。クーベリックのはとくに明るい気持ちにさせてくれる。
ウチにあるスウェーデン音楽のほとんどがそうなんだけど、ホントに心が癒される。寒い国の音楽って本当に暖かい。初めて聴いたのに懐かしかったりする。交響曲第2番も「セレナーデ」もどっちも大好き。とくに「セレナーデ」のホルンの重奏の「ぱーぱぱぱぱぱ」って遠くから聞こえてくるみたいな感じのメロディが大好き。
しかし。このCDはタワレコでは売ってないみたいなので、他で探して頂くしかないなあ。広島とか。
ま、ヤルヴィ盤に期待するとして。
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スウェーデン音楽はこのへんからニューモンしてって。ナクソスだし。
『スウェーデン管弦楽曲集』
【曲目】
スウェーデン祝祭音楽 (セダルマン)
カンタータ「歌」 - 間奏曲 (ステンハンマル)
田園組曲
「冬物語」 - エピローグ (ラーション)
「フレセンの花々」 - 4つの小品 (ペッタション=ベリエル)
「ロスラーゲン」 - ポルカ
劇音楽「グスタフ=アドルフ2世」組曲 - 悲歌
夏の徹夜祭 (アルヴェーン)
「弦楽のためのセレナード」 - 行進曲 (ヴィレーン)
【演奏】
オッコ・カム(指揮)、ヘルシンボリ交響楽団
ナクソスでオッコ・カムはエライ。どれも馴染み深くてすばらしい。絶対好きになるよこれは。(断言しすぎ)
『スウェーデン管弦楽曲集 第2集』
【曲目】
ラーション:
抒情的幻想曲 Op.54
フルメリー: フルート、弦楽とハープのための田園組曲 Op.13B
ブロムダール: 「眠れぬ夜」より アダージョ
アッテルベリ: ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽のための組曲 第3番 Op.19-1
ラングストレム: 弦楽のための悲歌的ディヴェルティメント 他
【演奏】
サラ・リンドロフ(fl)、サラ・トロベーク(vn)、ヨハンナ・ペーション(va)
ペッター・スンドクヴィスト(指揮)、スウェーデン室内管弦楽団
「抒情的幻想曲」がめっちゃクル。フルメリもブロムダールも、イイ。
ああ、もう聴いて欲しいわ~。(←強引)
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コメント
次々にコメントすいません。
クーベリックとはまた珍しいですね。
私はステンハンマルは、サロネン指揮のセレナーデしか持ってませんが、実に優しい音楽ですねぇ。
タワーのヤルヴィ盤を聴いてみることにしましょう。
しかし、naopingさんの名も知れぬ作曲家への入れ込みはすごい。英国音楽と北欧音楽は波長が似てますが、私の守備範囲ではまだ未知の世界であります。
投稿: yokochan | 2006年11月11日 (土曜日) 10時27分
>>yokochanさん
たくさんのコメント有難う御座います。これでヤルキが倍増するってもんです。
一時期、タワレコやHMVでアルファベットのみで項目のない作曲家にひどく惹かれた時期があります。気になるとま、買うのですが、幸運なことにあまりはずしたことないです。今はさすがにそんなバブリーなことしませんが・・・。
スウェーデンの作曲家ってみなそれなりに素敵なのではまるのですが、実際のところあまり個性がないんですね・・・。日本人ってやっぱり強烈な個性のある音楽家が好きなような気がします。
投稿: naoping | 2006年11月11日 (土曜日) 11時12分
こんにちは。
ステンハンマルは交響曲第2番とピアノ協奏曲第2番が好きです。
スウェーデンもいいですが、最近なぜかデンマークの作曲家にはまっております。
ニールセンは超有名ですが(「のだめ」17巻で出てくるはず)、
他にも、メンデルスゾーンの愛弟子だったニルス・ゲーゼ、
ニールセンの師匠だったロマンティスト、ヴィクトル・ベンディクス、
そして不遇にして孤高の天才ルード・ランゴーなど、
興味深い人がたくさんいます。
投稿: 木曽 | 2006年11月12日 (日曜日) 07時58分
>>木曽さん
コメントありがとうございます!
そうそう、デンマークも色々いますね。
ニールセンは勿論、とりあえずゲーゼは知ってます。あとは・・・うーん。そうですか。何か機会があったら聴いてみることにしましょう。(機会・・・あんのかな??)
投稿: naoping | 2006年11月12日 (日曜日) 08時51分