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2006年11月30日 (木曜日)

ケーゲル「カルメン」ハイライト

ビゼー:「カルメン」ハイライト[ドイツ語]

ソーナ・セルヴェナ(カルメン)
マリア・クローネン(ミカエラ)
ロルフ・アプレック(ドン・ホセ)
ロベルト・ラウヘーファー(エスカミリオ)
ヘルベルト・ケーゲル指揮、ライプツィヒ放送交響楽団

(ジャケット写真は全曲盤、1420円です)




・・・・・


ええ、カルメンよ。

本日は、私から最も遠い位置にあると思われるビゼーのオペラ「カルメン」です。

私は「カルメン」のCDはこれしかもってない。全曲盤はいっこもない。
このオペラがよいと思ったことがない。感動できるところもあまりないと思う。実演も見たことないし、映画のヴィデオを見たくらいである。食わず嫌い、というか。

そんな私に福音のCD、ケーゲルの「カルメン」。

このCDの存在を知ったのは、前に何かCD紹介の本を読んでだったのだが、その本が手元にないのですいません。
それでもって、しばらくしてCD屋で手に入れたのだが、多分1000円はしなかったと思う。録音の時代背景からいってドイツ語である。

ま、その本にも書いてあったと思うが、最初の児童合唱の「アインス!ツヴァイ!」からもうヒットラー・ユーゲントの行進に聞える。ドイツ語ってのはコワイ言語である。

これがまたケーゲルの優美さのないキリキリとした伴奏なのだからたまらない。
おフランス製のオペラとはとても思えない。

素晴らしいのは「ジプシーの歌」。カルメン、フラスキータ、メルセデスの3人で歌われる激しい歌なのであるが、ケーゲルの恐ろしい指揮とともにこれはもう「怖い」としかいいようがない。私の頭に浮かぶのは「ナチスの将校の服を着た3人の楽しそうなおねいさんたちに次々とハガイジメにされている所」(?)である。最後オーケストラだけの部分など、「これ何のオペラだっけ?」というくらいの容赦ない厳しい速さ。

続いて(ハイライト盤なので)エスカミーリオの歌う有名なアリアは当然ドイツ語で朗々と歌われるが、もう、こちらもカギ十字マークが後ろに飾ってあったらピッタリである。ドイツ語ってコワイ。(何度も言う)

歌手について。

カルメン、エスカミーリオはまあ、これといった大きな問題はないと思われる。

が、問題は。(ま、どうでもいいことかもしれないが)

ただでさえ役柄的に気が弱そうなドン・ホセなのに、ここで歌っている歌手はもっとなんだか弱弱しく、非力である。殺しなどとんでもない、こんな気の弱いドン・ホセでは、第一幕でカルメンに突き飛ばされた時点で泣きながら故郷へ帰ってしまうかもしれない。そんでミカエラと結婚して・・・そのほうが幸せだった、ドン・ホセは。

そしてミカエラだが。ミカエラは、有名なアリアのみをここでは歌っているが(ハイライト盤なので)、登場から「あなた、いったいだれでしたっけ?」と思うくらいオバンくさい声である。清純で初々しいイメージのミカエラなのに、ここで歌うアリアは、とっくに結婚してて子供もいるのにドン・ホセったら他の女にうつつをぬかして、早く帰ってきなさい・・・といった風情。

ま、歌手にどんな文句があろうと、このケーゲルの指揮の前ではもう、どうでもよくなってくる。大体何故ケーゲルなのか・・・。ベルリン・クラシックスでは他にいなかったのか・・・スウィトナーとかサンデルリンクとか(もっと違う?)。

さて。
冒頭で示したのは全曲盤だが、全部聴く気にはとてもなれない。ハイライトで私は十分である。でも、それでもこのケーゲルの恐ろしい指揮だけは気に入っているのは確か。

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一日一回押していただけると嬉しいの。
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ケーゲルの「グレの歌」 

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2006年11月27日 (月曜日)

ヴォーン=ウィリアムズ「揚げひばり」


ヴォーン=ウィリアムズ「揚げひばり」
(交響曲第6番、トーマス・タリスによる幻想曲)
タスミン・リトル(violin)
サー・アンドリュー・ディヴィス指揮/BBC交響楽団

のだめちゃんが持ってる鍵盤ついてるカバンが欲しい・・・作るか。

さて。

このところ、検索ワードで一番多いのが ま、「トリスタン」「新交響楽団」「グッドール」とかなんだけれども、意外に多いのが「あげひばり」でした。だもんで、キム・ヨナのフィギュアで滑った曲を聴き「誰が作った曲なんだろう?」とか思って検索していただいたのに、こんなオタクなblogに連れてこられてほとんど何も書いてないのも大変申し訳ないので、今日は「揚げひばり」でえす。

↓キム・ヨナの滑った「揚げひばり」

「揚げひばり」はイギリスの作曲家レイフ・ヴォーン=ウィリアムズの作ったヴァイオリン独奏のある14分ほどの管弦楽曲です。

レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ (Ralph Vaughan Williams, 1872年10月12日-1958年8月26日) は、イギリスの作曲家である。Vaughan Williams が姓であり、RVW または VW と略される。

グロスターシャー州ダウンアンプニーに生まれる。ロンドンの王立音楽大学で作曲を学び、在学中にホルストと知り合い親交を深める。民謡の採集や教会音楽の研究を通して独特の作風を確立し、イギリスの音楽界に於ける復興の礎となった。彼の一面である、イギリスの田園風景を彷彿とさせる牧歌的な作風は、広くイギリス国民に愛されているが、曲によっては「田舎臭く退屈」とも評される。

日本ではホルストの『惑星』の様な爆発的な人気を博した作には恵まれていないが、欧米ではホルストよりも評価が高く、生涯に9つの交響曲を遺し、また、イギリスの民謡を題材にした作品も多い。(以上、ウィキペディアより)




欧米か!

本当は「ラルフ」なんだけど、本人が気に入らないので「レイフ」って言ってたのだな、確か。

そうそう、「田舎臭く退屈」。私のRVWに対する第一印象もそれに近かった・・・ような(高校のブラスバンド部の時の)。でも、それが彼の曲の魅力かなあ、とも最近思うようになった。RVWの管弦楽曲をわざわざ引っ張り出して聴くことはめったにないんだけれど・・・。(声楽曲とか、声楽つきの交響曲を聴くことが多い)

このサー・アンドリューのCDは、うちにあるのは大好きな交響曲第1番「海の交響曲」と組み合わせて2枚組でかなり安価で購入したもの。なので、1枚目ばっかり聴いて2枚目はほとんど聴いてなかった。今日久しぶりに聴いてみました、6番。

サックス独奏が渋いのう・・・。ジャズっぽいぜ。





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なんとなく押してくださると助かります。
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2006年11月26日 (日曜日)

シマノフスキ「ロジェ王」


シマノフスキ:歌劇「ロジェ王」
トーマス・ハンプソン(ロジェ王)、フィリップ・ラングウィッジ(エドリシ)エリザベス・シュミトカ(ロクサーナ)、その他
サイモン・ラトル指揮/バーミンガム市交響楽団・合唱団・少年合唱団




昼間っからテレビを見てて知ったのだが。音大生しかいないキャバクラがあるらしい(渋谷と池袋にある?)。

うーん、男だったらもしかして行ってたかな?



さて。

本日は最近話題の(←ここだけで)シマノフスキを。先日スターバト・マーテルを聴いたが、今日は早くもオペラ「ロジェ王」を。

おととい、友人と飲みに行ってしまった。

渋谷HMVの下のイタリアンレストランに行ってボジョレーでもと思ったが、売り切れていたので普通の赤ワインを一本。ちょっと酔っ払ってしまった。

その足でタワレコへ。

で、気がついたら買ってしまったロジェ王。酔ってても「なんでこんなものを~?」みたいなものは買わないのはさすがである(←自画自賛)。

このオペラ、非常に素晴らしい。期待した以上。ネットでの評判も上々である。

勿論輸入盤であるから、対訳はなし。ポーランド語である。英語の対訳を見ながら「あー、このへんかな?」みたいな感じの聴きかたしかできない。しかも、筋もあまりよくわからない。ネットで探して見て読んでもああ・・・そうなの って感じ。対訳見てもきっとよくわからないかも。わからなくても音楽聴く限り素晴らしいので構わないのだが。

HMVのHPより。
12世紀シチリア王ロジェ2世と妃ロクサーヌが、インドからきた青年布教者にそれぞれ影響されてゆく過程を描いたシマノフスキの大作。登場人物たちのときに宗教的、ときに本能的な複雑な関係を描くべく、音楽にはグレゴリオ聖歌やビザンティン聖歌のほか、東洋の音階まで用いられ、作品に独特な陰影を付与することに成功しています。

ふんふん。あのね、こないだ書いたコルンゴルトの「ヘリアーネの奇蹟」に筋書きの感じは似ている。王様と、その国を改革しようと思ってやってきた外国の男の対立。外国の男に惹かれる王妃って。構図が一緒だ。

そして華麗なオーケストレーション。ピアノやチェレスタなども加わった複雑怪奇なオケ。合唱が大活躍する。筋書きは歴史スペクタクルっぽい。作風は実は全然似てないけれど、コルンゴルトのハリウッド音楽的な「陽」に対し、何かギリシャ正教っぽい?「陰」のシマノフスキ。どちらも私には魅惑的。

もしコルンゴルトのオペラにはまっていて、色々聴いている人なら、多分こっちもイケルと思う。(もしかして、ちょっと前に流行ったアルヴォ・ペルトやグレツキの系統の作曲家かもしれないとも思う。癒し・ヒーリング系のアルバムにも入っていることある。)

スターバト・マーテルでも素晴らしい歌声を聞かせていたシュミトカが王妃ロクサーナを歌っている。本当に清らかで素敵な歌声である。

ところで、この「ロジェ王」だけど、ナクソスからも録音が出ている。こちらはまったくメイドインポーランドな面々である。

私の好きなヴィエスワフ・オフマンが出ているではないか。ポチョムキン王子って曲も気になるし。

ふつふつと、マイブームが来ている。

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2006年11月25日 (土曜日)

バルビローリ/蝶々夫人


プッチーニ:「蝶々夫人」全曲
レナータ・スコット(蝶々さん)、カルロ・ベルゴンツィ(ピンカートン)、ローランド・パネライ(シャープレス)、アンナ・ディ・スタジオ(スズキ)、ピエロ・デ・パルマ(ゴロー)他、バルビローリ指揮 ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団

いまさら蝶々夫人なんて。

いやそんなこといわないで。あの、バルビローリだから食いついて。

おねがい。

バルビローリはイギリス生まれだけど、おとうさんはイタリア人(おとうさんもおじいさんもヴァイオリン弾き)。だから、半分はイタリア人。ジョヴァンニ・バティスタって幼少の名前もある。イタリア料理も得意である。(関係ないが)

だから、イタリア・オペラは彼には近いものだと思う。

バルビローリ協会から出ているGlorious Johnという2枚組CDには、彼の指揮したかなり若いころのイタリア・オペラのアリアを指揮したものが聴ける。カヴァレリア・ルスティカーナ、オテロ、トスカ。

中でも「トスカ」(1929年)のスカルピアの「行け、トスカ」を伴奏したものは、ダットン社の復刻技術が素晴らしく、すごくかっこいい。

バルビローリは、マリア・カラスとの「アイーダ」のライブ録音も残している。テスタメント社から出ている。これは残念ながら未聴。

銀座HMVで安売りをしていて1枚だけあったので目星をつけておいたら知らないおじさんに取られてしまった。おじさんが手を離すのをじっと待っていたが、買われてしまった。それ以来買おうと思ってない。きっかけって大事。

「蝶々夫人」の録音は1966年。有名なベルリンフィルとのマーラーの9番の2年後ということである。

ということで早速蝶々さんのCDを聴いてみる。CDをかけてみてすぐサー・ジョンの演奏だってわかるよ。なんでかっていうとすごーく唸るから。ほとんど全曲に渡って唸ってる。

私の持っているもう一つの「蝶々夫人」はシノポリ指揮。だからこれとしか比較はできないんだけど(許して)。シノポリもかなり唸る指揮者だけど、サー・ジョンの比ではない。

ま、肝心の演奏ですが。
今まで聴いていたのがシノポリで、シノポリのは「エレクトラ」か「サロメ」かと思うくらい冒頭から気性が激しい。おいおい、プッチーニだよ。
(他のチョウチョウサンは実演でしか聴いたことないから、こんなもんかと思っていたが)

バルビローリのはそんな激しいことはない。15歳(って設定はムリがある)のヒロインをいたわるようにやさしく、ときに強くサポート。

とくにバルビっぽいと思えるのは、比較的スローなで穏やかな音楽のとき。蝶々さんが女声合唱とともに登場するときのオケは本当に心の底から歌っている。そしてサー・ジョンは唸っている。

夢の中のスローモーションのようである。

激しいところより、「さあ、オケが歌うぞ」という場面でよく唸る。

ボンゾーが登場するようなオケが激しくなるところではそんなでもない。サー・ジョンはボンゾーには興味がないと見える。(聞えないだけかもしれぬが)

最後の有名な二重唱の、最後の直前に伴奏がやや静かになり、蝶々さんが一般よりややささやき加減で歌うところもすごーく綺麗。声がオケと一体化してる。遅めのテンポも素晴らしい。

歌手だけれど、今更ながらレナータ・スコットは本当にうまい。声色を色々使い分けて15歳の少女だったり、大人の女だったり、母だったり。

ピンカートンのカルロ・ベルゴンツィも、「悪役」に徹していてうまい。シャープレスとの会話と蝶々さんとの会話の違いが声でよくわかる。ホント悪い奴だと思える。

(シノポリ盤のカレーラスのピンカートンはそれに比べて全然悪そうでなく、終始アンドレア・シェニエみたいな正義の人に聞えてしまう)

このCDの一番聴き所として「ハミング・コーラス」のあとのオーケストラの間奏。ここが聴きたくて買ったようなもの。蝶々さんがピンカートンを待ちわびる心情が描かれる。ワーグナーで言えば「トリスタン」の第3幕の出だしのようである(いや、あんなに荒涼とした音楽ではないんだけど)。ここではやはりバルビローリ。歌う歌う。

そのあと、小鳥が鳴いて朝になる場面は、まるでマーラーの交響曲のようである。(これはどの演奏でも思うんだけど。プッチーニとマーラーは似ていると思う)

ということだが、途中まで「バルビローリの蝶々夫人」としてオケ部分を懸命に聴いていたのにもかかわらず、ピンカートンが帰ってくる大砲の音のあたりからすっかり蝶々夫人ペースに巻き込まれ、すっかりオケのことなど忘れ、いつもの通り涙に暮れるというパターン。いやー、ホントにプッチーニは天才。


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2006年11月24日 (金曜日)

クラシック一発屋のCD発売

こんなCDが出たらしい。

CLASSIC一発屋
1. パッヘルベル: カノン /マリナー指揮、アカデミー室内管
2. ボッケリーニ: メヌエット (弦楽五重奏曲 ホ長調 作品13-5 より) /ベルリン弦楽ゾリステン
3. ワルトトイフェル: ワルツ 「スケートをする人々」 (スケーターズ・ワルツ)
 /プゥルセル指揮、ナショナル・フィル&合唱団
4. ホルスト: 組曲 「惑星」より 「ジュピター」 /ラトル指揮、フィルハーモニア管
5. マスネ: タイスの瞑想曲 /パールマン、他
6. サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン 作品20 /ムター、小澤征爾指揮、フランス国立管
7. カバレフスキー: 「ギャロップ」 ~組曲 「道化師」 作品26 より
 /サヴァリッシュ指揮、バイエルン国立歌劇場管
8. ハチャトゥリアン: 「剣の舞」 ~バレエ音楽「ガイーヌ」より /プゥルセル指揮、ロンドン響
9. ドリーブ: 「花の二重唱」 ~歌劇「ラクメ」第1幕より /デセイ
10. マスカーニ: 歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」より -間奏曲 /A.デイヴィス指揮、フィルハーモニア管
11. バダジェフスカ: 乙女の祈り /カン
12. サティ: ジムノペディ 第1番 /チッコリーニ
13. アルビノーニ/ジャゾット編: アダージョ /アンドレ
14. オルフ: おお、運命よ ~世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
 /ラトル指揮、ベルリン・フィル&ベルリン放送合唱団
15. エルガー: 行進曲 「威風堂々」 第1番 ニ長調 作品39-1 /A.デイヴィス指揮、フィルハーモニア管

先日、「題名のない音楽会」で同様の特集をして、大変話題(イギリス音楽愛好家の間では抗議の的?)となった。私やこのblogによくきていただいているような方は、こんな選曲はかなりいい加減だってことくらいすぐわかる。

エルガーやホルストを一発屋扱いするなんて、音楽知らない人が作っているCDに決まっている。少なくともエルガーは他にチェロ協奏曲や「愛の挨拶」がよく知られているし、演奏会にもよく登場する。

もしくは、「一発屋」という意味は「一曲しかヒットしなかった作曲家」ではなくて「一曲だけ突出して有名な作曲家」ということだけなのだろうか。それなら少しは納得いくけれど。どうなんでしょう?東芝EMIさん。

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2006年11月21日 (火曜日)

フランス6人組連弾ピアノ作品集

P1000670_1  フランス6人組による4手ピアノ作品集
 ミヨー:屋根の上の牛/スカラムーシュ
 プーランク:シテール島への船出
 タイユフェール:ブルレスケ組曲/2つのワルツ
 オーリック:5つのバガテル
 デュレ:ネジェ
 オネゲル:3つの対位法
 フィリップ・コール(P)
 エドゥアール・エクスルジャン(P)

(PIERRE VERANY PV-786091)

今日は、だれにでもわかりやすい音楽!なのに手に入りにくいCD!

フランスのピエール・ヴェラニーってレーヴェルから出ている(今はジャケットが違うみたい)ピアニスト2人の連弾による曲集。もうずいぶん昔に買ったCDだけれど、本当に大好き。その頃は6人組ったってミヨーとプーランクとオネゲルばっかり有名で、他はほとんど手に入らなかった(気がする)。

フランス6人組(Les Six)とは、20世紀前半フランスで活躍した作曲家の集団を指す。が、全員で活動したのはたったの一回であった。 ロマン派音楽や印象派とは一線を画し、新古典主義音楽に含まれる傾向を示す。(ウィキペディアより)

Lessix とにかく、この6人の中でジェルメーヌ・タイユフェールって女性の作曲家がすごーくナゾだった。で、このCDで初めて彼女の曲をきくことになるのだが。(今やわりと複数のCDを目にするようにはなっているが)

これ、本当にヤバイ。一曲一曲かなり短くて、単純。でも。すごーくカワイイ。外国の絵本をめくっているような気分。

もー、ほんと大好き。みんな、聴いて欲しいよ~。

(絵/ジャック=エミール・ブランシュによる『6人組の面々』(1922年)。中央はピアニストのマルセル・メイエール。下から上に向かって、タイユフェール、ミヨー、オネゲル、デュレ。右側にいるのは、下からオーリック、プーランク、コクトー。)

この6人組ってのは、ほんと、個性が溢れている。だれもちっとも作風が似てないのである。このCDの中でだって同じ連弾の形をとりながら、全然違うの。


たとえば。(あくまで私の印象)

ピカソのキュビズムの絵をそのまま音楽にしたようで、しかもジャスっぽくてノリノリで聴けるミヨー。(一番長い)

パリの伊達男そのままのお洒落さんのプーランク。

女性らしく可愛くてやさしさあふれるタイユフェール。

映画音楽の作曲家らしい、単純明快でわかりやすいオーリック。

印象派っぽい今までの作曲家とは違うトーンのデュレ。

一番気難し屋さんで頭よさそうっぽいオネゲル。


この6人っていったいどんな会話を繰り広げてたんだろうか。




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2006年11月20日 (月曜日)

アッテルベリ:交響曲第2番

P1000669_1 クット・アッテルベリ (1887-1974)
 交響曲第2番 ヘ長調 作品6

 (組曲第3番 作品19 (ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽オーケストラのための)
 スティーグ・ヴェステルベリ指揮/スウェーデン放送交響楽団  

このところ、フィギュアスケートを見ていて思ったのだが。
ま、ミキティら日本人選手の活躍もすごーくすごーくうれしいのだが。

どうしても気になるのは、優勝した韓国のキム・ヨナ選手。フリー・プログラムで使った曲がRVWの「あげひばり」ってのが。

どーよ。

彼女にすごーく似合っているし、本当に綺麗なスケーティングである(軽い嫉妬)。RWVのちょっと中国っぽい音階が(彼女は韓国人だが)彼女のアジアン・ビューティな容姿と合っていて・・・くやしい、マオちゃんのライバルなのについうっとり見入ってしまう。なんで、ミキティはメン・コンなの。普通すぎやしね? 

あくまで嫉妬。

朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/20/20061120000052.html

カナダ大会のときのあげひばり。すっころんでるけど。
http://www.youtube.com/watch?v=WN8iCrn5he8&mode=related&search=


まあ、それはそれとして。
表題かんけーねーし。

北欧音楽シリーズ第?弾。
クット・アッテルベリ。またしてもナゾな作曲家の登場。あいかわらず人となりはよく知らないが、どうも職業作曲家ではなかったらしい。特許局に勤めてた。トウキョウトッキョキョカキョク。

「アッテルベリの主要な作品は、9曲の交響曲、劇音楽、オペラである。歌曲やピアノのための小品はほとんど書かれていない。音楽以外の仕事を主たる収入源にしたため、金銭を得るための作曲は行わなかった。(毎度お馴染みウィキペディアより)」

かっこいい!!!

芸術家の理想の姿だわ!

で、本日ご紹介の交響曲第2番。
一時期すごーくはまっていた。会社から帰って毎日聴いていた。もー、ホント大好きである。でも、誰にも薦められるものかどうか。

一言で言うと、毒がない。なさすぎる。 (よくいえばわかりやすい)
マーラー聴いている人には清らかすぎるし、ブルックナー聴いている人には哲学的ではなさすぎるし、シベリウス聴いている人には幼稚、ショスタコ聴いている人には・・・もういいって!

私にとっては、毒がないのがなんたって魅力。3楽章から成っている。このCDジャケット写真のような朝の澄み切った北欧の風景を思わせる第1楽章。夢見がちなアダージョではじまり途中早くなったり様様に変化する第2楽章。かなり激しい「熱血」な感じではじまり、結構盛り上がる第3楽章。いったい何を言わんとしているのか、とかあまり何も考えなくてもいい。多分、ほとんど実演で演奏されてないんじゃないか、と思う。勝手に。

アッテルベリは人並みに9つも交響曲を作っていて、私自身2番はこんなに気に入っているのにもかかわらず、なぜか他の曲で持っているのは大きな曲でピアノ協奏曲くらい、たぶん。しかもこの曲は出だしグリークの亜流っぽいし。

ま、気になる方は聴いてみてもいいかも。ちなみに紹介のCDは廃盤である。

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2006年11月18日 (土曜日)

シマノフスキ:スターバト・マーテル/他


シマノフスキ:スターバト・マーテル
聖母マリアへの連祷
交響曲 第3番 「夜の歌」
シミトカ(sop)、クイヴァー(MS)、コネル(B)、ギャリソン(T)、CBSO合唱団
サイモン・ラトル指揮/バーミンガム市交響楽団

昨日は複数のコメントやTBを頂き、ありがたいことです。けれど昨日は、後楽園へ飲みに。
(各地コメント遅れてすいません。m(__)m)

東京ドームは野球がシーズン・オフだけれど、隣接するショッピング施設のラクーアは、金曜日とあってカップル等で賑わっている。

Pa0_0025 まだ11月なのに、こんな感じのライトアップ。いいねえ、ロマンティックで。あたしにゃ関係ないがね。

いつも気になっていたインド料理屋「マハラジャ」。
http://r.gnavi.co.jp/g912600/
基本的にそんなに安い店ではないのですが、ぐるなびのクーポンを使いディナーコースを頼めば合計で20%オフ(12月末まで)。ブラヴォー。

食べたのは2人(or3人)で頼めるコース。
カレー、美味しかったなあ。大きなナンもご飯(香り米)もついてたし。タンドリーチキンやエビの焼いたのもとても美味しかったです。

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そんな私には、ここ1年くらい気になっている人がいる。

その人の名は。

カロル・シマノフスキ。

ポーランドの作曲家といって思い出すのは、もちろん最初はショパンなんだけど、その次くらいに出てもいい名前。
しかし。日本であまり人気があるのかどうか。あまり情報もない。弦楽器の曲が好きな方は、わりとよく知っているのかもしれませんが。

私は国内盤を一つも持ってないので、ネット以外であまり情報が得られない。

そもそも最初にゲットしたCDはこれ。新橋の投売りで買ったシリーズ
指揮者も演奏者も完璧にお国の人という感じ。この中では実際、テノールのヴィエスワフ・オフマンしか知らないが。

はじめて聴いていたくはまってしまった。
とくに交響曲第3番「夜の歌」はよい。マーラーとは全く無関係だけれども。交響曲というよりほとんどカンタータである。大変に神秘的で、ほの暗い雰囲気が魅力的。暗~い癒し系というべきか・・・・何に例えればいいのだろう。
オフマンの独唱が素晴らしい。

彼の作風として、初期のほうはもう、ほとんどR・シュトラウス。「演奏会序曲」なんてまんまシュトラウスである。しかし。年を経るごとにだんだん神秘的・宗教的な雰囲気を帯びてくる。曲調としては明るくはないけれど、聴いていると頭の中に暗闇や深い海とか漠然とポーランドの夜の暗い街並みとか色々なものが頭に浮かぶ。

(私はそもそも絵を描く人だったので、音楽からインスピレーションを得て絵を描いていた。最近絵は描いていないが、シマノフスキは非常にインスピレーションを得られる。なんか描けそうな感じがする)

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何故かは知らないけれど(何故?)、サイモン・ラトルはシマノフスキのCDを多く録音している。気になったので、最近1枚購入してみた。それが冒頭で紹介しましたCDです。

イギリス製演奏ってことで、最初に買ったCDと比べるとポーランドらしさが薄くなるなのはどうしようもないのですが、「スタバート・マーテル」の少女っぽい美しいソプラノの声には妙に惹かれる。心が洗われる。

もうちょっと色々わかったら、改めてこの作曲家について書きたいと思います。

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2006年11月16日 (木曜日)

クライバー:トリスタンとイゾルデ(スカラ座ライブ)

Ligendza_2 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
スパス・ヴェンコフ(トリスタン)、カタリーナ・リゲンツァ(イソルデ)、ルーザ・バルダーニ(ブランゲーネ)、クルト・モル(マルケ王)、ジークムント・ニムスゲルン(クルヴェナール)、ジャンパオロ・コラーディ(メロート)、その他
カルロス・クライバー指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団

日曜日の飯守さんの「トリスタン」の興奮がいまだにさめやらず、会社の休み時間に弁当を食べながら「ああ、やっぱりよかったなあ。今年一番良かったかも」とか思い出したりして。他の曲はあまり聴く気がしない。

実際、日曜の翌日、クライバーの(グラモフォン盤)録音を聴いたりしてたのですが、やっぱり「トリスタン」ってしみじみ「すげえ曲」と思います。実際、一番最初に買った「トリスタン」はクライバー盤で
す。初発売は高校生の時だったと思う。

が。

トリスタン全曲レコードを買うお金が、高校生の懐のどこにあろう。

しかし。幸運はだれにでも訪れる。クライバー「トリスタン」の発売したその年、通っていた高校で「スキー教室」という合宿が長野かなんかでとり行われる予定だった。しかし、その年の日本は暖冬で、雪があまり降らなかった。

払い込んであったスキー教室のお金は、めでたく返金され・・・。

ま、そのあとはご想像通り。

(でも、親にはお年玉で返しましたよ、ちゃんと。)




清純無垢な
高校性の耳には、クライバーのトリスタンはまことに衝撃的であった。かなり。かなりキタ。しばらく、ほとんど勉強もクラブ活動も手につかないくらいだったと思う。熱病のようであった。

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で、本日ご紹介はスカラ座ライブ盤。グラモフォン盤の2年前の演奏。
クライバーは他にもバイロイト音楽祭盤がある。そちらは未聴なので、各自買って聴いてくだされ。

スカラ座もバイロイト盤も、イゾルデは(CD美女図鑑にもご登場いただいた)カタリーナ・リゲンツァが歌っている。メタリックで透明な声が素晴らしい。実演で見たらきっと見た目&歌唱ともに完璧なイソルデだと思う(私は彼女はブリュンヒルデしか見てないんだけども。ほんと綺麗な人である)。グラモフォン盤でもリゲンツァならよかった~って声もたまに聞くことがある。私はマーガレット・プライスのイングランドなイゾルデも結構気に入っているので、どちらでも構わないが。

今日は、時間がなくて第一幕しか聴けなかったけれど。1978年、ステレオ録音でも全然おかしくない年代だが、実況録音らしくモノラル。でもま、さほど聴き辛くはありません。(って、人によるかも。(^_^;))

第一幕(音楽的にはスタジオ録音とさほど変らないと思うが)、のイゾルデとトリスタンの媚薬をを飲んでからあとの盛り上がりはグラモフォン盤を凌ぐと思う。さすがライブである。
観客のブラボーもすばらしい。

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ボジョレー・ヌーヴォー解禁!ソムリエ世界一が作ったワイン! 

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2006年11月13日 (月曜日)

新響:トリスタンとイゾルデ

ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」抜粋
成田勝美(トリスタン)、緑川まり(イゾルデ)、長谷川顯(マルケ王)、小山由美(ブランゲーネ)、成田博之(クルヴェナール)
樹の会、栗友会(男性合唱)
飯守泰次郎指揮/新交響楽団
(2006年11月12日(日)東京芸術劇場大ホール)



土曜日に何気に「アド街ック天国」って番組を見ていたら、この日は十条の特集で、なんだか新交響楽団のコンサートのリハーサルをやっていて(本部が十条らしい)、曲はトリスタンだった。「そーいえば、やるんだったなあ」と思って翌日新響のHPを見たら「当日券あり」という。

半信半疑(何が?)で出かけてみた。当日券SS席は残り少ないながら残ってたので購入(4千円)。2階席の前から4番目であった。

私の列の並びは当日券ゲットの方々だったので「いかにもワグネリアンですう」といったふぜいのお兄さん&おぢさんだったが、私の前の列に並んでいるのは、人類学上最もワーグナーと遠い存在かも?のオバサマ方でした。外見では「巣鴨のとげぬき地蔵」から拉致されてきたような面々だった。もしかしたら十条の商店街からきたのかもしれない。
なんかお茶とか席で飲んでたり菓子配ったりしてな。

でも曲がはじまると、「歌がなくてオーケストラの部分は喋っていいと思ってる」と思えばそんなでもなく、比較的おとなしくちゃんと聴いてらっしゃった。あまり外見では判断できないなあ、と反省。

で。

それでもって、新響ってご存知のとおりアマチュア・オーケストラである。私はあまりアマ・オケは聴きに行ったことはない。なので、ちょっとどうかなあ?と心配したけれど。それは杞憂だった。

「意外と良かった」っていうより。

「ものすごく良かった」といっていい。

歌手の皆さんはかなりメジャーの歌手でいらっしゃる。しかしワーグナー、ことに「トリスタン」ということで一筋縄ではいかない。イゾルデ役の緑川さんはあいかわらず「どこか別の国からやってきたような」歌い方ではあったが、現在日本人で彼女のレベルほどワーグナーが歌えるソプラノがいるかというと「?」である。難役イゾルデとなると尚更。あの巨大なオケを潜り抜けてちゃんと声が聞えるのはエライ。指揮者のテンポがゆっくりなのでやや走り気味になってしまって指揮者にあちこち止められていたけれど。

トーキョー・リングの「神々のたそがれ」でハーゲンを歌っていた長谷川顯さんは、ワーグナーな声の出る数少ない日本人バスである。大体、昨日は彼が目当てで行ったようなもの。しかし。ただでさえ歌うとこのすくないマルケ王がかなりカットされていて、ちょっと私、欲求不満気味である。さすがに素晴らしかったが。

長谷川さんがヴォータン歌ったら絶対見に行くのになあ。

クルヴェナール役の成田博之さんも、あまりにも出番が少なくて気の毒。(なんだか「ハイヤー、ほいやはー」みたいな掛け声程度の出番しかない)

とはいえ。

この日の主役はオーケストラであった。ワーグナーは本当に悪魔的な曲をお書きになった。弦楽器の皆さん、本当に何かに憑かれてしまったようにギコギコ弾いている。前奏曲からすっかりヤラレタ。日本有数のワグネリアン指揮者・飯守さんのややゆっくりめなテンポ。ワーグナーを完全に自分のものにされているのがよーーーくわかる。

実演でなかなかここまでの前奏曲を聴けるものではない。

今回は抜粋ということで、全曲ぶっ続けに慣れている私は曲を飛ばされるたびに「ありゃりゃ」と頭の中でズッコケてしまう。でもなかなか実演で聴けることのないトリスタン。CDで何度聴いても「クル」第一幕の最後。二人が「媚薬」を飲んでからの圧倒的な盛り上がりは、本当に感極まって涙出るほど。もう、ホントにワーグナー天才。

第2幕も、オケは完全にイッちゃってた。歌手二人はとりあえず歌ってはいたけれど、オケが凄かっただけに「まあ、歌手いたかな」くらいの感じで聴いてた。二重唱がどんどん盛り上がって早くなると、歌手のほうはちょっとついていくのがやっとな感じがあった(とくにイゾルデ)。
そこでマルケ王。本当に声がワグネリアンしている。メロートが出てないのでそこの部分空白になってしまいまたちょっと気が抜けてしまう。仕方ないか。

第3幕。もはや私の前には荒涼な海しかなかった。あの絶望的な出だし。あの音が実演で聴けるなんてうれしい。イングリッシュホルンのソロの人も立派だった。聴き入っていた。
トリスタン役の成田勝美さんの熱演もすごかった。トリスタンが死んで、メロートとクルヴェナールが戦う場面のあたりでは、ややオケに乱れが生じ、歌手と一緒にオケも戦ってしまっていた。でも本当に私も一緒に手に汗握ってた。
そしてやっと「愛の死」。緑川さんもここは歌いなれているのか、ここは素晴らしかった。曲が終わってからもすぐに拍手にならない。暫く沈黙があってから指揮者が腕を下ろしてからみんな我に帰って拍手が始まった。そんな観客の皆さんもすごく素晴らしかった。

なかなか実演で「トリスタン」を聴くのは日本では難しいが、昨日は本当に出かけてみてよかった。ありがとう、新響のみなさん。

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2006年11月11日 (土曜日)

コルンゴルト/ヘリアーネの奇蹟

Pa0_0024 コルンゴルト:歌劇「ヘリアーネの奇蹟」
アンナ・トモワ・シントウ(ヘリアーネ)、ハルトムート・フェルカー(暴君)、ジョン・ディヴィッド・デ・ハーン(異国の男)、ラインヒルト・ルンケル(王の女使者)、ルネ・パーペ(牢番)、ニコライ・ゲッダ(盲目の断罪官)、その他
ジョン・マウチェリー指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団

コルンゴルトを重要な柱としているこのblogなので、このCDはどうしても取り上げなくてはならない、と常々考えていた。コルンゴルトの(彼の思う)最高傑作ということらしい。

でも、どうもずっと気が進まなかった。

このオペラ、筋がよくわからない。複雑・・・というか、シュレーカーのオペラにも通じるものがあるんだけど、つまり。

「あたしには何の関係も興味もないストーリー」

なのである。とにかく興味がわかない。自己投影もできないし、心わくわくのラブストーリーでもないし。とらえどころなし。
あと、もう一つの「気の進まなかった理由」は。

「歌手にいまひとつ興味がわかない」

のである。申し訳ないが主役テノールがやや弱い。シントウももうすこし声に魅力がほしいところだし。

たとえば、「死の都」のコロ、「ヴィオランタ」のイエルザレムの声の魅力には及ばない。

しかし、現時点ではこの録音しかないし(そもそも店にあるのか?)、それでもこの曲の真価を余すことなく伝えていると思うので、鑑賞には十分すぎると思う。贅沢である。録音もよいし。

それと、そんなに重要でないルネ・パーペの牢番がよい。

曲は、ホントに大変素晴らしい。コルンゴルト・サウンド満載である。何回も聞き返したくなるような部分がたくさんある。

合唱も入る第一幕の前奏は美しいし、第1幕の「異国の男」が歌う「自由になるのか?・・・etc.」という盛り上がる部分も素晴らしい。
第2幕で歌われるヘリアーネのアリア(「私は彼のもとへ行きました」)も異様な盛り上がりを見せる。
第3幕は映画「十戒」のような雰囲気でスペクタクル満載だし、二人が昇天する最後の場面のオーケストラもこの世のものとは思えないほど美しい。

<おもなあらすじ>
妻ヘリアーネの愛を得られぬ暴君の支配によって喜びが禁じられた国。喜びと愛を伝えるべくやってきた異国の男が牢獄に捕らえられている。美しい王妃ヘリアーネが登場。死刑を宣告された異国の男を慰めるために全裸になる。

そこへ暴君が登場し、全裸のヘリアーネは見つかってしまう。逆上した暴君はヘリアーネを捕まえさせる。

裁判。異国の男はヘリアーネの胸の中で自刃する。異国の男の処刑に反対する民衆がなだれ込んでくる。暴君は民衆に「異国の男は死んだが、王妃が清純な女であるから彼を生きかえさせるであろう」と宣言する。

王宮前広場。ヘリアーネは異邦人の亡骸に近づき神の名において立ち上がるよう命じようとするが、自分は清純でもなんでもなく彼を愛していると告白。それを聞いて民衆たちは怒り彼女を処刑しようとする。

が、そのとき雷鳴が轟き、異国の男は立ち上がった。異国の男にすがりついたヘリアーネは暴君に剣で刺される。異国の男は暴君を追放し、この国に希望が復活したと歌う。
二人は固く抱き合い、二重唱を歌う。二人は昇天する。

これでもさらーっとまとめてみたがやっぱり長くなってしまった。しかもやっぱりナンだかよくわかんないし。ごめんして。


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のだめフェアー/クライバーのベートーヴェン7番



ベートーヴェン:交響曲第5番・7番
カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

雨なので、みんな家でネットしてる?イエ~イ。

このところ、「やはりタワレコあっての私の人生なのね」という感謝の念でいっぱいなのでタワレコさんのフェアーの宣伝をしております。

で、やはり気になるのはのだめカンタービレキャンペーン 。少女マンガにはいっこうに疎い私だけれど、テレビのほうは初回をのぞいて一応ぜんぶ見ています。

で、ドラマで千秋さまがコンサートで指揮したベートーヴェン7番が、頭に残って離れないよ!

ってなわけで今日はベト7。私にとってはベト7はクライバー以外の人選はありえない。何故って。

これしかもってないから。

気がついてる読者の方も多いと思うけれど、私のCDコレクションにはベートーヴェンやシューベルト、ブラームスは少ない。

クライバー指揮のこのベートーヴェンと、クライバーのブラームス4番、シューベルトの3番&未完成があるくらい。

で、ほとんど聴いてない。なんで買ったのか?

それは、何年か前購入した
「クライバー・オリジナルス」に入ってたから。

 
←タワレコ在庫わずかよん
オンライン価格19、199円



Pa0_0023 12枚組2万4千円。上記の交響曲3枚と、魔弾の射手、椿姫とこうもり、トリスタン全曲が丈夫な紙箱に入っている。オペラはウェーバー以外レコードを持ってたが、これを機に全部CDに切り替えた。対訳・解説書も全部別の冊子になっていて、バラで売っているのと仕様は同じ。ただ、日本独自のオリジナル・イメージピット・プロセッシングってのになってるので音はいい。当時はクライバー・カレンダーもついていた。

全部同じ箱に入っているので、すっきりとしてとても見栄えがよい。ただ、友人に「椿姫」だけ貸したいと思うと、解説書もつけなければならんので別の全然違うオペラの外箱を使用して貸さなければならない。滅多にあることではないけど。

で、クライバーのベートーヴェンだけれども。すでにこれは語りつくされた名盤だし、いまさらながら古典純音楽に疎い私が語るもんでもないが、いいと思う、とりあえず。クライバーの美しい指揮ぶりを見ながら聴けば、素敵さは倍増でしょう、きっと。久しぶりに「運命」なんか聴いたら耳が「どうしたの?何かあったの?」とか言っています。

クライバーの指揮映像。
http://www.youtube.com/watch?v=s1qAWcd4rr0

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それでは、個人的に「のだめカンタービレフェア」いきます!




←予約受付中!


んん・・・なんかヘンなのも混じってるかも・・・。

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2006年11月10日 (金曜日)

クーベリックのステンハンマル


ステンハンマル:交響曲第2番
トール・マン指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
同:セレナーデ
ラファエル・クーベリック指揮/ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
(Swedish Society SCD 1114)


あまり一般的には馴染みの少ないスウェーデンの作曲家の中でも、ステンハンマルは知られている作曲家の一人であろう。 (←エラソー)

一時期、スウェーデンの作曲家のCDを集中的に集めていた。日本の大きなCD量販屋さんでもスウェーデンの作曲家のCDを手に入れるのは至難の技であると思う。ことに「スウェーデン協会」のCDは。

スウェーデンの作曲家の名前が並んでいると、あまり知らない人ばっかりなのでとても心がざわざわする。セデルマン、エリック=ラーション、ペッタション=ベリエル、フルメリ、ブロムダール、アッテルベリ、ラングストレム、アルヴェーン・・・。「知らん作曲家の名前フェチ」なもんで、エヘ。


私は見つけ次第、スウェーデン協会のCDを買っていた。スウェーデン協会のCDはなにせ、いかにも北欧の雰囲気がジャケット・デザインにも表れていて大好きである。

本日ご紹介のCDは、スウェーデン協会のCDには珍しいラファエル・クーベリックの指揮による「セレナーデ」と、トール・マン指揮の交響曲第2番を。どちらの指揮も、よいよ。クーベリックのはとくに明るい気持ちにさせてくれる。

ウチにあるスウェーデン音楽のほとんどがそうなんだけど、ホントに心が癒される。寒い国の音楽って本当に暖かい。初めて聴いたのに懐かしかったりする。交響曲第2番も「セレナーデ」もどっちも大好き。とくに「セレナーデ」のホルンの重奏の「ぱーぱぱぱぱぱ」って遠くから聞こえてくるみたいな感じのメロディが大好き。


しかし。このCDはタワレコでは売ってないみたいなので、他で探して頂くしかないなあ。広島とか。
ま、ヤルヴィ盤に期待するとして。


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スウェーデン音楽はこのへんからニューモンしてって。ナクソスだし。

『スウェーデン管弦楽曲集』
【曲目】
スウェーデン祝祭音楽 (セダルマン)
カンタータ「歌」 - 間奏曲 (ステンハンマル)
田園組曲
「冬物語」 - エピローグ (ラーション)
「フレセンの花々」 - 4つの小品 (ペッタション=ベリエル)
「ロスラーゲン」 - ポルカ
劇音楽「グスタフ=アドルフ2世」組曲 - 悲歌
夏の徹夜祭 (アルヴェーン)
「弦楽のためのセレナード」 - 行進曲 (ヴィレーン)
【演奏】
オッコ・カム(指揮)、ヘルシンボリ交響楽団

ナクソスでオッコ・カムはエライ。どれも馴染み深くてすばらしい。絶対好きになるよこれは。(断言しすぎ)

『スウェーデン管弦楽曲集 第2集』
【曲目】
ラーション:
 抒情的幻想曲 Op.54
フルメリー: フルート、弦楽とハープのための田園組曲 Op.13B
ブロムダール: 「眠れぬ夜」より アダージョ
アッテルベリ: ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽のための組曲 第3番 Op.19-1
ラングストレム: 弦楽のための悲歌的ディヴェルティメント 他
【演奏】
サラ・リンドロフ(fl)、サラ・トロベーク(vn)、ヨハンナ・ペーション(va)
ペッター・スンドクヴィスト(指揮)、スウェーデン室内管弦楽団

「抒情的幻想曲」がめっちゃクル。フルメリもブロムダールも、イイ。
ああ、もう聴いて欲しいわ~。(←強引)
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CDを買ったり、投票したりして下さい。
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グッドールのトリスタンなど


たまーに発売している、例のタワレコのヴィンテージ・コレクション・シリーズですが。12月6日に、私には魅惑のCDが二つ発売されますです、ハイ。

【曲目】
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲(ドイツ語版)
【演奏】
ジョン・ミッチンソン(T[トリスタン])
リンダ・エスター・グレイ(S[イゾルデ])
グウィン・ハウエル(Bs[マルケ王])
フィリップ・ジョル(Br[クルヴェナール])
アン・ウィルケンズ(Ms[ブランゲーネ])
ニコラウス・フォルウェル(T[メロート])
アーサー・デイヴィス(T[牧童])
ジェフリー・モーゼス(Br[かじとり])
ジョン・ハリス(T[若い水夫])
ウェールズ・ナショナル・オペラ合唱団
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団
サー・レジナルド・グッドール(指揮)
【録音】
1980年11月&1981年1月、スワンシー、ブラングウィン・ホール

以前「神々の黄昏」第3幕のCDをご紹介したイギリス孤高のワーグナー指揮者グッドールのトリスタンが、3000円って安価で発売されます。

すごいわ!

私は「神々の黄昏」の3幕はホント意外に圧倒的に素晴らしかったので、賛否両論?の中これは絶対にゲットする予定です。名前を見るとあんまりきいたことないし、多分みんなイギリス人?というような名前が並んでいますが、これを魅力と見るか、それとも「イギリス製ワーグナーなんかありえない~」と逃げるかはお客さんの勝手。英語でなくドイツ語なのは私には逆に残念。

でも、イギリス・リングを体験しちゃった私。これは聴くしかないでしょ。ぜひぜひ聴いてみたい。予約は是非ジャケット写真をクリックしてタワレコのサイトでね。



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ステンハンマル交響曲&管弦楽曲集
【曲目】
ステンハンマル:
カンタータ「歌」から間奏曲
演奏会用序曲「エクセルシオール」
交響曲第1番
交響曲第2番
セレナーデ
【演奏】
エーテボリ交響楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
【録音】
1992年12月/1993年3月、9月&11月/2002年6月


スウェーデンの作曲家、ステンハンマルの魅惑的な作品を贅沢に二枚組で聴きまくることのできるすてきなセットである。

しかも1500円!なんてお買い得なのかしら。

心に深く染み渡る絶品の「歌」より間奏曲、だれでも優しい気持ちになれる「セレナーデ」、ホントにステンハンマルってステキなの。癒しの音楽といっていい。シベリウスやブルックナーが好きだったりすれば、全く違和感ないと思うんだけど。・・・といっても私はここに入ってる曲全部知ってるわけでないので、お勉強のために是非購入していと思っています。予約は是非ジャケット写真をクリックしてタワレコのサイトでね。

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みなさんの応援が命よ。
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2006年11月 9日 (木曜日)

バーンスタイン/バラの騎士


R・シュトラウス:楽劇「バラの騎士」
クリスタ・ルードヴィヒ(ウェルデンベルク公爵夫人)、グイネス・ジョーンズ(オクタヴィアン)、ワルター・ベリー(オックス男爵)、エルンスト・グートシュタイン(フォン・ファーニナル)、ルチア・ポップ(ソフィー)、プラシド・ドミンゴ(歌手)、その他
レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/合唱団

今更、なんの脈略もなく「バラの騎士」です。しかもカラヤンでもC・クライバーでもなくバーンスタイン。なんでかって言うと、CDもレコードも何故かこれしかもってない。

(レコードを持っているのは、前に勤めてた会社でクラシック好きの人がいて、私の持ってたベルリン・ドイツ・オペラのリングのプログラムとバーンスタイン盤を物々交換してもらったからである。何故か2冊持ってたため。レコードは箱入りでレコーディングセッションの写真がたくさん載っていた豪華版。)

バーンスタイン盤の魅力は、バーンスタインがVPOをドライブしまくっているイキのいい指揮ぶりが一番だが、それにしてもルチア・ポップのソフィーの可愛らしさが圧倒的にいい。私にとってポップはソフィーの理想。

他じゃだめなのよ。

ルードヴィヒとジョーンズの声楽的に逆なのはいいんだかなんだか。どっちもいける2人ならではか。ドミンゴが歌手ってのも豪華。

隅々まで豪華キャストってわけでもないのが残念だが。

それにしても。

この曲の人気っぷりっていうのはどうだろう。本当に魅力に溢れていると思う。人気が出るように作っていると思う。絶対当たると確信して作ってるぜ、あいつらは(シュトラウスとホフマンスタール)。シュトラウスって本当に商売上手であると思う。

<今更語る人気の秘密>
・古き良きウィーンを舞台にしていること。音楽好きはみんなウィーンが大好き。
・みんなが大好きな(私は違う)モーツァルトのオペラをお手本にしていると思われること。
・スボン役のオクタヴィアンの中性的な魅力。男役なのにまたさらに女装をさせたりするお遊び満載。
・「歌手」って役。本当に名歌手を使ったりして話題作り。
・ウィーンのお菓子のごとく、これでもかこれでもかの甘ったるい音楽。
・笑いも涙もあり。誰にもわかりやすい筋書き。

映画に例えていうならば「タイタニック」か。金に糸目をつけない豪華セット、豪華キャスト。美男美女のラブストーリー。大スペクタクル。悲劇。わかりやすい。当たるに決まってる。監督は確信して作っている。

(ワーグナーとは全然違うところである。)

実演ではカルロス・クライバーの日本公演と、同じ演出のものを本場ウィーン国立歌劇場で見たってのは前にblogに書いたとおり。(初めてオペラを見た私の友人が全く退屈せずに見れたってのは驚いた。)


・・・・・。

しかし、最近自分の年齢が(気持ちはずっとソフィーなのに)どー考えてもマルシャリンに近くなってることを考えると(実際いくつなのか知らんが)、このオペラも感慨深い(爆)。

カネモチとケッコンして恵まれた生活にトンでもなく若い恋人。「私って子供みたいでしょ~?」なんて若い恋人に言っちゃうんだな、これが。んで、妙に相手にあわせて大人ぶったりするオクタヴィアンもまた余計カワイく思えたりして。

いやーこりゃ理想だな~。なんて。









現実にゃないよね。



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2006年11月 8日 (水曜日)

ワーグナー歌手博物館?

P1000667 Great Singers Sing Wagner

本日は、ウチにある一番安い(ま、ダイソーのとかは別にして)CDをご紹介したい。タワーレコードで買ったものです。ワーグナー好きの方は見かけたことあるかも。

10枚組で1700円くらいかと思った。

CDを買うというより、入場料を払ってワーグナー歌手博物館に行って一時代前の音を聴く、みたいな感じだと思えばよい。
一番古いのはエミー・デスティンの1906年。新しいのでマリア・カラスヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスの1950年である。(このへんはそんなに珍しく感じなくなるのはどーゆーわけか。全曲盤やアリア集からのマリア・カラスなんかもうワーグナーじゃなくて『マリア・カラス』以外の何者でもない。イタリア語だし。)

古いものは滅法音が古い。人間の声って劣化が少ないのだけれど、オケ伴奏の音がもうハーモニカとかみたいに聴こえたりする。こうなると、1938年のフラグスタートメルヒオールの「トリスタン」2幕の二重唱が新しく聴こえるくらい。(結構長く聴くことができ、嬉しい。誰の指揮かしらー。ライナー?ビーチャム?)

伴奏のデータがないのがちょっと(かなり)悲しいものがある。こういう寄せ集めCDには有り勝ちなことである。

10枚もあるから、全部聴くのは一苦労なのでかいつまんで聴いてみると。大変有名な大歌手クラスのものは一通りよい。大歌手ロッテ・レーマンの歌は、後年になるとアクが強くて今聴くと大時代的に聴こえるけれど、1916年の28歳のレーマンのエファ(マイスタージンガーの)はすごく可憐で初々しい。第2幕のハンス・ザックスとの歌が収められていて、まるで本当の舞台みたいに生き生きとした歌唱につい聞き入ってしまう。

一時代前のヴォータンやザックスのエマニュエル・リストルドルフ・ボッケルマンなんかも「ほほう」と思う。70年も前なのに、低音の歌手ってあんまり古く感じないんだね。

けど。

これを聴くためだけに千いくら払ってもいい!と思う録音がこの中にあります。ハンス・ホッターの33~4歳の録音。33歳の青年ホッターのヴォータン(ヴァルキューレの最後)が聴けます。(ま、他のCDでもしかしたら探せばあるのかもしれないけど・・・こんなに安いかな?)

1942年。こないだ出たカイルベルト盤が1955年なので、13年も前です。33歳のヴォータン。聞き比べてみる?

若い。確かにホッターの声には違いないけど。若い。
他に、オランダ人とハンス・ザックスが聴けるよ!若いよ!ピチピチだよ!(←ヘン?)

さあ、買った買った。(やっぱり寅さん?私)




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梨園な話

禁断の会社更新であります。でも昼休みだからいいよね?

今日、朝のニュースを見ていたら、女優の米倉涼子さんが記者にインタビューされてて、海老蔵さんとサトエリの熱愛報道について「うらやましいなあ。私も頑張ろう!」と答えていたのがなんだかすごくかっこよくて『やっぱり女優さんだなあ』と関心した次第であった。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2687847/detail

とはいえ、海老蔵さんと米倉さんの報道があった頃は、私は二人の結婚を首を長くして待っていた。
なんでかっていうと、結婚すれば米倉さんが歌舞伎座に現れるかもしれないではないですか!!米倉さんが着物を着て歌舞伎座のロビーに立っているところを想像するだけでワクワクする!(なのに・・・残念。サトエリもキライではないが)

歌舞伎座に行きますと役者さんの奥様にも出会うことがあります。勘三郎さんの奥様には何度か。七之助くんそっくりですね。

でも、一番衝撃的(?)だったのが、橋之助さんの奥さんの三田寛子さんだった。
私の行った日がたまたま三男の中村宜男ちゃんの襲名披露の時でしたので、当然おかあさんの三田さんもお着物でいらしていたのですが。幕間の、花道のとこで。

私の前方30センチ先のところを、ハンカチを口に当てつつスゲー心配そうな顔をして風のように通り過ぎて行った。

いやー、なんたって まだオムツもしてるかもよ~みたいな乳幼児が初舞台だもん。ありえないって。口上とかも前日のワイドショーでは宜男ちゃんは「・・・・」ってな感じで終始無言であったが。

私の行った日にはちゃんとご挨拶できてた。いやー三田さんもホッと胸をなでおろしただろうな~。

ってなわけで、またね~。っつか、仕事仕事。

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2006年11月 4日 (土曜日)

歌舞伎座に行きました!「吉例顔見世大歌舞伎」

P1000665 世は3連休。


友人が風邪で遊びにこれなくなったので、急に思い立って歌舞伎座に歌舞伎を見に行きました。

都心に住んでいるので(←ここ強調)、歌舞伎座へは地下鉄で30分くらいで行けます(因みにサントリーホールまでは20分)。朝起きて突然行ったりもできます。前にも書きましたが、勘三郎さん出演の新演出とか襲名披露などの人気演目でなければ、当日行っても券は取れます。

しかも。私の経験からいうと、当日突然行ったときのほうがよい席は取れる気がします。値段を気にしなければ。

今日は10時に行ってみたのですが、別に余裕余裕。一等か二等席しか私は取る気はない。1ヶ月一万円生活みたいな暮らしをしてる私。たまーにする心の贅沢だもの。1万5千円くらい(引越し公演オペラに比べたら)普通普通。エステに行ったと思えばいい(←行ったことないけどな)。

しかし。

いつもどこへ行くにもラフなかっこで行く私。どうみても貧乏席取るみたいに思われる。なのでチケットオフィス入り口の係員のおにーさんに「当日券ありますか?」と聞いても「ありますが・・・大変申し訳ありません、昼の部の3階席は売り切れていまして、1等席・2等席のみとなっております。」と。

いいんだよ、どうせいい席しか買わないし。

で、いつもチケットオフィスにいて世話をしているおじちゃん(昔から歌舞伎座で働いているっぽい)にも、「すいませんねえ、昼の部の3階席は売り切れているんですよ。3連休で遠くからいらっしゃるお客さんが多くて、今日は残券がすごく少ないんですよ。申し訳ありません<m(__)m>」と。

いいって。


3階席は舞台から遠いから。そんなんだったらわざわざ見にこないよ。そんなに私貧乏っぽいかなあ・・・。

でもって、1階席中央前から6番目なんてトンデモなくいい席をゲット。



すげー。いままでで一番いいかも。きゃ~。

でも。あら。
私の前の席のおじさん。ヘア・スタイルがハイティンクっつーかクーベリックとおそろいなんだけど、何故か頭のてっぺんから毛が一本だけ出てて、しかも一回転カールしてるわ。

まるで磯野波平さんじゃないの!!!

気になる。視界に入って舞台に集中できない。ううううう(泣)。

気を取り直して。

今日のお弁当はこれです。
1500円。大奮発。
Pa0_0022







本日の主な出演者は、

P1000664 市川團十郎さん、市川段四郎さん、尾上菊五郎さん、片岡仁左衛門さん、中村福助さん、中村富十郎さん、坂東三津五郎さん、その他。

なかなかのゴーカメンバー。しかし気のつく所、若手がいない。若手は今月は演舞場での「花形歌舞伎」(エビちゃんとか)と国立劇場での「忠臣蔵」(ラブりん=愛之助さんとか)に取られてしまったっぽい?

今日の昼の部の演目は通し狂言「先代萩(せんだいはぎ)」と三津五郎さんの舞踊が二題。

はっきりいって「先代萩」よくわかんない。後半あまりに動きがスローモーなので半分寝てた(すいません)。
しかも、いつも女形の美しい福助さんが、男役ってのも解せない。そしていつもかっこいい役の多い仁左衛門さんが女形ですごい悪役ってのも(オルトルートみたいな感じ)解せない。ま、後のほうで正義の味方の男役で再登場するのだが。

面白いのは、着ぐるみのネズミさんが出てくるのですが、それが煙がもくもくと出てきて團十郎さんに早変り(早くもないが)ってのが、ちょっと「ラインの黄金」のアルベリッヒみたいかなと。

それにしても。
歌舞伎に出てくる子役ってのはなんであんなにお行儀いいのかしら?
今日は小学5年生くらい?のお姫様役の女の子と、小学2年生くらいの小さい男の子が出てきたんだけど。今回どちらもすごいセリフが多いです。しかも全然忘れないし。ま、歌舞伎の子役って全体的に同じトーンで棒読みなんだけれど、結構笑いを取ったりして。すごくびっくりしました。生意気にもかわいかったです。そういう子が将来舞台で活躍したり・・・するのかな?

三津五郎さんのダンスもなかなかステキでした。彼はホントに真のアーティスト。ベスト・オブ・カブキダンサーです。


商品代金合計\2,500(税込)/\2,381(税抜)以上お買い上げいただくと配送料が無料!なの。タワレコって。知ってた?
見てみようかなあ・・・歌舞伎って人に、DVD。

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遊びほうけている間に10000アクセス突破!
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2006年11月 3日 (金曜日)

オランダの作曲家作品集/メンゲルベルク

Concertgebouw Dutch Composers
Pijper:チェロ協奏曲、W・メンゲルベルク編曲:オランダ国歌、他 Julius Rontgen、Hendrik Andriessen R.Mengelberg、Johan Wagenaar、Marnix Van st.Aldegondeの作品
ウィレム・メンゲルベルク指揮/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
(Audiophile Classics 101.541)

オランダ。コンセルトヘボウの国。ハイティンクやメンゲルベルクなどの名指揮者を輩出した国。しかし。

オランダの作曲家って、有名な人少ないような気がする。いるのかな? イギリスの作曲家って?って聞かれて何人かすぐ出てくるよね。スウェーデンとかデンマークだと少し厳しくなるけど、何人かは知ってるし、CDも出ている。

でも、オランダの作曲家ってほとんど思い浮かばない。どんな?


知りて~。

で、そんな欲求を(多少)埋めてくれるCDがこれである。一時期コンセルトヘボウ・シリーズといってオーディオファイル・クラシックスってレーベルから出ていたもの(ま、今もHMVでは売ってるみたい)。千円しない、すごく安く売ってたので、ギーゼキングとのラフマニノフ(一緒に入っているマックス・トラップってドイツのナゾの作曲家のピアノ協奏曲は何故かとっても好み)やベイヌムのブリテンなんかと一緒に買った記憶があります。

オランダって国は、私は旅行したことはないのですが、ウィーン旅行のときにトランジットでアムステルダムのスキポール空港に降りたことはあります。何時間かいたのですが空港はとても綺麗で広くて一つの大きな街みたいでとても楽しかった。うさぎのミッフィーちゃんのファンである私はミッフィー・ショップ(現地ではミッフィーとは言わないのです。ニアンチェとかいうんだな、確か)に行って本物のミッフィー・グッズを買いあさったり、チーズ・ショップで沢山の色々なチーズを見たりそれは楽しい一時を過ごしました。

で、このCDの話ですが、Pijperって作曲家のチェロ協奏曲は録音がとても悪いのでなんともいえないのですが、無調音楽です。ま、ベルクなんかに慣れていればそれほどわけわかんないという音楽ではないです。そのあとメンゲルベルクの演説が聞けます。オランダ語なんで(英語だってドイツ語だってわからないけど~)さっぱりわかりません。

興味深いのは、メンゲルベルクとのあの有名なマタイ受難曲(聴衆の「うっうっうっ」っていうすすり泣きが聞こえるちょっぴりホラーな録音)やマーラー4番の独唱とか、クレンペラー&フェリアーの「復活」のときのソプラノ独唱のヨー・ヴィンセントが2曲歌っているということ。

実は、ヴィンセントって歌手は結構好きだ。他の歌手にはない清澄な声がなんともいえない。ぐっとくる。

アンドリーセンという作曲家と、ルドルフ・メンゲルベルク(解説書には指揮者メンゲルベルクの従兄弟であると書かれている)の曲をヴィンセントが歌っている。なかなか情感がこもっていていい。私は気に入っている。他の歌手だったらぜんぜんつまんない曲だったかもしんね。


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メンゲルベルクの他のCD。


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2006年11月 2日 (木曜日)

番外編:アクセス解析

私が使用している「ココログ」で、突然詳しいアクセス解析が使用できるようになりました。

今まで、せいぜい時間帯のアクセス数とか記事のアクセス%とリンク元%くらいししかわからなかったので、色々わかって面白いです。(個人的に)

ではでは。過去4ヶ月のアクセスについて懐石・・・じゃなくて解析してみよう。(2006年8月1日~2006年11月1日)
ちなみに今のBGMはトゥーレ・ラングストレム作曲/交響曲第3番。(知らね~?)

その1、アクセス地域
1位 東京 42.2%
2位 埼玉 9.3%
3位 広島 8.3%
4位 千葉 6.9%
5位 神奈川 5.4%
6位 大阪 4.2%
7位 兵庫 4.1%
8位 愛知 3.7%
9位 福岡 2.0%
10位 三重 1.8%

※私自身東京在住なのと、人口比率から行って妥当な線?かと思いますが、意外なのが広島の方の多さ。意外と北欧好きなのが影響してるのかも。広島の読者の方!カミングアウト募集!

ページ別アクセス%
1位 トップページ 39.1%
2位 ワーグナー 3.3%
3位 ヴァルナイ逝く 1.8%
4位 メータ・トゥーランドット 1.8%
5位 2006年6月 1.4%
6位 不明 1.3%
7位 トリスタン貯金 1.3%
8位 バルビローリ・大地の歌 1.2%
9位 来日記念?メータ・シタール協奏曲1.1%
10位 ニュルンベルクのマイスタージンガー1.1%

※ ワーグナーとヴァルナイ強し!私自身すっごいワグネリアンではないとは思うんだけど、やっぱりワーグナーは人気者ですね。

検索ワードベスト10
1位 トゥーランドット 5.1%
2位 カイルベルト 4.4%
3位 音源 3.2%
4位 ベルク 2.7%
5位 マーラー 2.6%
5位 ヴァルナイ 2.6%
7位 オペラ 2.5%
8位 ローマ歌劇場 2.1%
9位 ツェムリンスキー 2.1%
10位 作曲家 1.9%
10位 リング 1.9%

※ 荒川静香効果?またはメータ来日効果か。結構予想通りの結果に。



リンク元ページ・サイト

1位 サイト内 42%
2位 ブックマーク/URL直接入力 32.8%
3位 http://blog.with2.net/rank1117-0.html 6.1%
4位 http://yaplog.jp/niklausvogel/ 3.9%
5位 http://app.f.cocolog-nifty.com/t/comments 2.0%
6位 http://wanderer.way-nifty.com/poet/ 2.0%
7位 http://blog.goo.ne.jp/fland_2006/ 1.4%
8位 http://beethoven.blog.shinobi.jp/ 0.8%
9位 MIXI 0.7%
10位 http://blog.goo.ne.jp/azuki-blog/ 0.5%

※ やはり常連様のリンクが強いようで。いつもお世話様です。<m(__)m>
 
そんなわけで、引き続きまたがんばりま~す。また、「玉木宏」「妻夫木聡」検索で来ちゃった方、ごめんなさ~いこんなサイトで。

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2006年11月 1日 (水曜日)

R・シュトラウス「ダフネ」

P1000662 R・シュトラウス:「ダフネ」
パウル・シェフラー(ペネイオス)、ヴェラ・リトル(ガエヤ)、ヒルデ・ギューデン(ダフネ)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(ロイキポス)、ジェームス・キング(アポロ)、その他
カール・ベーム指揮/ウィーン交響楽団・ウィーン国立歌劇場合唱団(1964年、アン・デア・ウィーンでのライブ)

アメリカの名テノール、ジェームス・キングのファンであることを公言している私が、ジェームス・キングの死を知ったのはこのblogを始めたごく最近である。(2005年11月20日死去)


遅っ。


(一人暮らしをはじめて1年半は新聞もネットもない状態で生きていたため、訃報は全く情報として入ってこなかったのです。)

私のこのblogによく来て頂いている(有難いことです) Niklaus Vogelさんのblogに「ジェームス・キングのジークムントについて是非・・・」というコメントがありましたのを受けまして(曲・・・違うけど)、本日はジェームス・キングのCDでかなりお気に入りのR・シュトラウス「ダフネ」を。近く日本初演もされるっつーし。

や、このCDは凄いです。だって、ジェームス・キングとフリッツ・ヴンダーリッヒの2人の美声テナーが共演しているのですから。しかも恋敵同士で美女ダフネ(ヒルデ・ギューデン)を取り合う。

わたくし的に例えていうなら。そーさなー、月9ドラマで妻夫木聡くんと玉木宏くんが綾瀬はるかちゃん(もしくは沢尻エリカちゃん)を巡って恋のバトル(殺しもあるよん)、といった感じの豪華メンバー。(過度な面食いなものですいません)

でも、視覚的には本当はこんな。



P1000663









・・・随分違うな。







<主なあらすじ>
古代ギリシャ。ペネイオスの娘ダフネの幼馴染みのロイキポスはダフネに夢中だがダフネは愛を拒んでいる。彼とともに祭に行くことも断ってしまう。祭に牧人の姿をしたアポロが現れ、ダフネに一目ぼれ。ダフネも始めアポロに心引かれるが、ダフネは遠くで聞こえる恋人達の歌声に突然恐怖を感じる。アポロはロイキポスを矢で射抜いてしまう。それをおおいに反省したアポロはダフネを月桂樹の姿に変えさせる。

・・・と。かいつまみすぎて私もなんだかさっぱりわからないが、ぶっちゃけ男性恐怖症の女性が植物に変えられてしまうという話。オペラのタイトル・ロールがこんな潔癖症じゃいかんよ、実際。

オペラは牧歌的な音楽から始まり、R・シュトラウス特有の豪華なオーケストレーションを満喫できる(ま、シュトラウスの代表作とは言えぬが)。初演はカール・ベーム。

正直いって、ダフネ役は誰が演じていようが全然構わない。ヒルデ・ギューデンが一時代前の名歌手だろうが、どうでもいい。ともかく、ここではキングとヴンダーリッヒ。

階段からおっこちて若くして死んだ歌手、ヴンダーリッヒはどっちかといえば私とは畑違いのモーツァルトで活躍した人なもんで、あまりCDがうちにはない。なので私には貴重なCDである。もうとにかく美しい高音をビンビン出してくれちゃってるのでしびれちゃう。

そして、キングだけれども、とにかくかっこいい。高音の声がひっくり返っちゃうとことかいい。ベーム盤の「影のない女」でもキングは歌っているけれど、なんだか「ダフネ」でのほうがずいぶん張り切っているような感じがする。歌うとこが多いからか?それともヴンダーリッヒとの共演のせい?火花ちらしちゃってる。キングはワーグナーももちろんいいんだけど、R・シュトラウスの音楽にも相性ピッタリよ。


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