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2006年10月19日 (木曜日)

ドイツ・オペラ・アリア集/ルアナ・デヴォル

Devol ルアナ・デヴォル・ロマンティック・オペラ・アリア集
ベートーヴェン「フィデリオ」より/ウェーバー「オイリアンテ」「オベロン」より/マルシュナー「騎士団員とユダヤ女」「吸血鬼」より/ワーグナー「妖精」「さまよえるオランダ人」「タンホイザー」より

ルアナ・デヴォル(Sop) ラルフ・ヴァイゲルト指揮/ミュンヘン放送管弦楽団

ルアナ・デヴォル、という名前を聞いて「ああ!あのデヴォルね!」とすぐ反応されるかたは、相当足しげくドイツのオペラハウスの来日公演に通われた方だと思う。デヴォルはあのバイエルン国立歌劇場引越し公演、猿之助さん演出のR・シュトラウスの「影のない女」の皇后役を演じた人でえす。

ほとんどCD録音は見かけない人だったので、来日してはじめて声を聴いたくらいである。正直いって知らない歌手が主役を演じる演目の券を入手するのは、勇気がいるもの。私はR・シュトラウスのこのオペラが当時大好きだったから、迷わず券は(二回分)買ったけれど。

幸運にも彼女の皇后は素晴らしかった(と、思う)。どこまでも響き渡る高音、その声は高ければ高いほどどんどん美しくなって響く。吸い込まれそうな感じ。ドラマティックソプラノでありながら野太い声ではなくやや線が細く、可憐ささえ感じる。

ま。声だけなら。

猿之助さんの演出では、皇后は完全白塗りだったため、彼女の素顔はさっぱり見えなかった。プロフィール写真は2~3種類しか見たことはない。まあ・・・美人ではないな、はっきりいって。

彼女のCDはこのCD(多分個人輸入したんだと思う)以外にシュレーカーの"Irrelohe"ってオペラの全曲録音しか知らない。(なかなか手ごわいオペラなので、ちょっと紹介し辛いけれど、ぜひこのblogで取り上げたい、と思っています。ツェドニクが出演。)

このCDはカンテリーノってレーベルなんですが、解説書のおしりにカタログがちょっとついています。でも、知ってる歌手はクルト・モルのアリア集があったくらいで、他は「?」な歌手ばっかり。

CDの曲目で、まず目をひくのはマルシュナーって作曲家。このマルシュナーが結構やってくれるのですぅ。とくに「騎士団員とユダヤ女」ってナゾのオペラのアリアはステキ。「アイヴァンホー」によるオペラらしいが。この歌劇の中の合唱はシューマンの交響練習曲のフィナーレに用いられているそうな。こんな素敵なアリアなら、なんか全曲聴いてみたい気もするナリ(ここだけがヨイのかもしんね)。「吸血鬼」はこのオペラよりはちいっと有名なんじゃないかな?

他の有名どころのオペラアリアも、申し分ない素晴らしさ。
録音も透明でとっても綺麗。

もしも、ドイツやアメリカ(彼女はアメリカ人)の旅行で偶然ワーグナーやシュトラウスのオペラを幸運にも見に行けるようなスケジュールで、もしデヴォルが主役であったならそれは超ラッキー!もちろん予定はなし!

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