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2006年9月11日 (月曜日)

ツェムリンスキー・王女様の誕生日

Infantin ツェムリンスキー:歌劇「王女様の誕生日」
インガ・ニールセン(Sop)ベアトリーチェ・ハルダス(Sop)ケネス・リーゲル(Ten)その他
ゲルト・アルブレヒト指揮/ベルリン放送交響楽団

(Koch schwann 314 013 M1)

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今日、夕飯のお買い物をしていたら、ゲーセンのUFOキャッチャーでこんなものを見つけました。

Hannkachi















青でなかったら意味ないでしょ。


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王子様といえば、対になるのは王女様

(最近話の進め方が、パッション屋良の「そうだね、プロテインだね」みたいに強引だなあと日々反省。)

ツェムリンスキーはオペラは少なからず作曲しているが、今ひとつイメージは薄い(気がする)。私もこの曲のほかは「むかしむかし」くらいしかCDは持っていません。「フィレンツェの悲劇」っていうオペラが有名みたいですが、CD持ってませんね。

この「王女様の誕生日」は他に「侏儒(Der Zwerg)」という題名もある。ジェイムズ・コンロン指揮のCDはこっちが題名についているみたい。

この曲は2001年の東京フィルのオペラ・コンチェルタンテシリーズ(演奏会形式)で取り上げられ、日本初演されました。確かストラヴィンスキーの「夜鳴きうぐいす」と同時に上演されたのだと思います。

無論、これを聴くチャンスはめったにないので、私は聴きに行きました。美声のテノール・福井敬さんが「侏儒」を演じました。注目の歌手高橋薫子さんが出演しているのも聞き逃せない。

<あらすじ>
スペインの皇女様の12歳の誕生日に、森で捕まえた侏儒をプレゼントされた。王女様は大喜び。一方、王女様に気に入られてると思った侏儒は、王宮内に侵入して鏡を初めて見てあまりの醜さに心臓が張り裂けて死んでしまう。

CDを持っていたし、そういう内容だとは知っていたが・・・。電光掲示板の対訳を同時に見ながら、普段イタオペの色男役を演じることの多いテノール歌手の福井さん(大変な熱演でした!)がこの役を演じるというギャップがとても耐えられなかったです。うう、ツェムリンスキー特有の音楽の美しさからは相当のギャップが。

ツェムリンスキーは、自分が醜かったということもあり(や、写真を見ると決してそんなことはないべ。ま、ベルクよりは随分劣るけども)、または作曲の生徒であったアルマに恋をしていたが結局振られてしまったとかそういうことの経験からか、こういう激しい失恋ものが多いような気がします。「人魚姫」もそうだし。作曲家のイメージ的にはドM

でも、人魚姫はまだしも、こんなショッキングな内容のオペラは舞台上演ではどうも拒絶反応を起こすに違いない。しかしこの対訳なしの輸入盤CDなら、音楽に没頭することが出来る(私は)。侏儒を歌っているケネス・リーゲルは、ブーレーズ盤「ルル」でアルヴァを演じているが、こういったエキセントリックな役はぴったりです。(鏡を見ての叫び声がコワイよう)


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コメント

ありがとうございました。
とても、よくわかりました。CDを探してみます。
あと1週間で、『ばらの騎士』初体験なので楽しみです。

投稿: にけ | 2007年9月 1日 (土曜日) 23時45分

>>にけさん
チューリヒのばらの騎士、行かれるのですね!
私も行きます。カサロヴァちゃんのオクタヴィアンが楽しみです。

投稿: naoping | 2007年9月 2日 (日曜日) 11時17分

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