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2006年9月 7日 (木曜日)

マスカーニ・イリス

Iris マスカーニ:歌劇「イリス」
イローナ・トコディ(イリス)/プラシド・ドミンゴ(オーサカ)/ファン・ポンス(キョート)/ボナルド・ジャイオッティ(イリスの父)/その他
ジュゼッペ・パターネ指揮/ミュンヘン放送管弦楽団・バイエルン放送合唱団

(CBS MSK 45526)

夕べでこのblogのアクセス数が5000を超えていました。毎日来て下さる方、たまーに思い出して来て下さる方、今日はじめて来て下さった方、皆様本当にありがとうございます。今年の5月の終わりからはじめて、こんなに続くとは思わなかったので凄い嬉しいです。
(まだ3ヶ月ちょいですが)

ということで(あまり関係ないですが)、本日ご紹介のCDはとっておきの秘曲オペラ(そーでもないか)、シャルパンティエの「ルイーズ」やコルンゴルトの「ヴィオランタ」と並ぶくらい好きなマスカーニの「イリス」を。

実は私、マスカーニの代表作「カヴァレリア・ルスティカーナ」のCDはいまだに持ってない。なんでかなー。きっかけがいまいちないんですわ。実演を見に行くとか、そういう何かきっかけがあれば買うんでしょうけど。

この「イリス」ってオペラ、私が子供の頃に日本初演されたものをテレビで見たんだと思う。イリスは松本美和子さん、オーサカは小林一夫さん、キョートは木村俊光さんだったと記憶する。(指揮はミッチーだったかな?)

子供ながらその音楽の印象は強烈でした。静かに始まり、しまいにゃ合唱団まで入って猛烈にもりあがりまくる前奏曲(ワーグナーっぽいぜ)、やけに美しいオケの旋律、一回聞いたらすごく印象に残ってまた聞きたくなるアリアの数々、なんでこんなに素晴らしい曲が滅多に演奏されないの?

それは以下のような、(日本人から見れば)しっちゃかめっちゃかな筋書きに原因はあると思う。

<あらすじ>
日本。若い金持ちのオーサカはキョートと共謀して、可憐なイリスを誘拐する。目の不自由な父親は彼女がヨシワラに行ったと聞き、事情を知らずに娘を呪う。
ヨシワラに連れてこられたイリスは、オーサカの熱烈な愛に応じようとしない。ところがあとから追ってきた父親のために呪われた彼女は窓の外の下水(井戸?)の中に投身する。
そして生死の間に自分の運命を嘆くが、やがて朝日の光の中にあまたの花に包まれながら昇天する。

ね。なんだかめちゃくちゃでしょ?井戸から出てくるとこなんかちょっと貞子入ってるでしょ。細かいことを言えば突っ込み所満載のこのオペラ、日本人の舞台だから見れるのであって、ヨーロッパだったら「蝶々夫人」じゃないけど笑ってしまってとても見られるもんじゃない。しかもヨシワラですよ。なんでヨシワラに一旦売られるわけ?中間マージン取られるでしょ。なるべく人の手を介さないほうが商品は安価で手に入るのよ。


とはいうものの。このCDの歌唱はゴーカで素晴らしいです。まずトコディのイリスは情熱的でドラマティックでステキ。どうしようもない悪役のオーサカ・キョウトは魅力的なドミンゴとポンスってどーよ。ほとんどバカ殿状態。


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実は、ホセ・クーラのオーサカ、デッシーのイリスってすごい豪華でジャケットの恐ろしい盤があったのに、買い損ねてしまって残念。
りょーさんのblogに今頃トラックバック。

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コメント

こんにちは。「イリス」は知りませんねぇ。確かにご指摘の日本上演をテレビで見た記憶がうっすらあります。
カヴァレリアが荒唐無稽であまり好まないものですから、マスカーニはそれ以上手をふれてませんので。
 それにしても、オーサカ、キョ-トは思わず引いてしまいますぜ。ナラさんや、ナゴヤさんは出てないんですね?イリスは日本人なんですか?
ヨシハラの井戸から貞子も滑稽ですな。
 でも音楽がすごくよさそうですね。早速聴きましょう。

投稿: yokochan | 2006年9月10日 (日曜日) 15時39分

>>yokochanさん
イリスは日本人です。お花の「あやめ」のイタリア語訳だったと思います。
カヴァレリアよりイリスのほうがずっと荒唐無稽ですねー(っつーかむちゃくちゃ)。実は私の持っている盤は輸入盤で、対訳ないのです。で、昔に知り合いが国内盤持ってたので貸して貰ったことがあったんですが・・・これは読まないほうがよかったかなあという感じです。
ま、それはともかく前奏曲(と、オペラの最後)はかなり盛り上がります。

投稿: naoping | 2006年9月10日 (日曜日) 15時57分

こんにちわ。遅いコメントですいません。

イリスは微妙に好きなオペラ(音楽付き劇画?)で、ご紹介の盤とクーラ盤も持ってます。
クーラ盤での舞台写真(クーラとデッシーが極色彩の水木しげる風)、すごくいいですよ。ブットビ系オペラに相応しいノリ!
このオペラ、なんとなく白人が演じた方が面白いような気がします。
音楽もいいのですが、台本がけっこう好きですね。
ウルトラCなラストも好きですが、第1幕イリスのアリアもけっこうブットビ系の内容でイケてます♪

投稿: 豊島行男 | 2006年9月20日 (水曜日) 13時27分

豊島さん、お久しぶりです!
クーラ盤、お持ちですか。いいなあ、それにしても水木しげる風ってのはすごいですね。ジャケットもかなりコワイけども。
私はロンドンでの蝶々夫人で経験済みなので、白人の演じる日本オペラはかなり忍耐を必要としますよ。覚悟はいいですか?(悲劇であればあるほどクル~)

でも、もし海外旅行に行くときにたまたまこの曲やってたら絶対見たいですよねえ。

投稿: naoping | 2006年9月20日 (水曜日) 20時41分

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