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2006年9月24日 (日曜日)

バレンボイム・パルシファル(97年)

Parsifal 昨日の「ワルキューレ」に続き、9年も前のベルリン国立歌劇場の引越し公演の感想文をUPする、というリサイクル企画の第2弾でございます。

昨日はずいぶんアクセス数が多かったようで有難いことでございます。
(ゆうべは稲毛駅前でおいしい魚を食べつつ友人たちと飲んでいたので、帰宅してから知ったのですが)

1997年11月16日(日)「パルシファル」(演奏会形式全曲)NHKホール
スティーク・アナセン(パルシファル)、ファルク・シュトルックマン(アンフォルタス)、ジョン・トムリンソン(グルネマンツ)、クワンギュル・ユン(ティトゥレル)、ギュンター・フォン・カンネン(クリングゾル)、ワルトラウト・マイヤー(クンドリー)、ローズマリー・ラング(天上からの声)その他
ダニエル・バレンボイム指揮/ベルリン国立歌劇場管弦楽団・合唱団(合唱指揮/エルンスト・ストイ)

「ワルキューレ」で調子悪かった、パルシファル役の予定だったポール・エルミングはなんと当日の午前11時(!!)にキャンセルし(開演午後1時だぞ!!)、全然しんない歌手に代わった。なんとかアナセンという。つづりは童話作家アンデルセンと同じで覚えやすい。楽譜を見ながらの大健闘。

しかしもしかしてちゃんと最初から彼の予定で練習していたならば、かなりイイ線行ってたかも? この役は過去に歌ったことはあるようだが、リハーサルなしでここまでまとめて、声はイェルザレムっぽいし若くて金髪だし容姿はパルシファルにぴったり!(←後注:演奏会形式だからあんまり関係ないのでは?)これからきっと色々なところでお目にかかることでしょう。

Andersen (・・・と予言したとおり、この翌年のロンドン旅行の際にロイヤル・アルバート・ホールでのハイティンク指揮のリングにてスティーク・アナセンのジークフリートに接することとなる。)

←ロイヤルオペラのプログラムより。クリックして読んでちょ。日本ではヒゲはなかったような。


しかし今日は中・低音歌手のパラダイス!シュトルックマン、トムリンソン、カンネンとマイヤーもメゾだから中・低音だよね。うーん、これだけ揃ってるのに韓国人の知らない歌手は・・・と思ったが聴いてびっくり!このユンという歌手はすごいぞ。けっこういけてると思った。カーテンコールに出てこなかったのは何故じゃ。

またしても、マイヤーちゃんたら美形。それも第1・3幕と、第2幕は衣装が違う。つまり妖女となる第2幕だけはいろっぺー服やった。真っ赤な、肩をあらわにした、胸の谷間が・・・、ああ、これで誘惑されない男がいるでしょうか。
(席の関係でマイヤーだけあまりよく見えなかったのが残念。半分金かえせ。)
マイヤーは声の質からいえば、ジークリンデよりクンドリーのほうが似合っている気がする。

思ったより合唱団はヘタだった気がする。何年か前のバイロイト引越し公演のものすごさが耳に残っているのか。ことに女声は・・・。

その他どうでもよい点について。
・観客は全体的に男性(おっさん)が多い。男子トイレにこんなに並んでいるのを初めて見た。
・曲が終わってからのブラヴォーが早すぎる。パルシファルの終結は沈黙をもって迎えるものかと思っていたが。
・観客があまりにも熱狂しすぎる。2階席の人は気が狂ってしまったのかと思ったほど。サッカーか?


終演後30分近くも拍手が続いて、ワルキューレの時に続いてバレンボイムは不機嫌な顔。もう、いーから帰れ、という身振り。オペラを4曲とベートーヴェンのシンフォニーとピアノ協奏曲各全曲の弾き振りに挑戦(しかも東洋の島国で!)しているのだから早く帰りたいのはわかるが、ちっとは笑ったらどうか。

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次回、衝撃の?「ヴォツェック」感想をお楽しみに!
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コメント

こんばんは、約束通り登場。私もあの会場にいたおっさんの一員です。
そうそう、アナセンという歌手でした。楽譜に首っ引きでしたが、印象は悪くなかったです。ジークフリートも歌ったんですね。
それ以上に、クンドリーの変貌でお色直しを行ったマイヤーに、ひとりのおっさんとして、すっかり参りましたよ。
でも3幕は「ご奉仕、ご奉仕」の言葉だけで舞台に出っ放しも気の毒のような気もしましたが。
晴れて暑いくらいの日曜の演奏会だった記憶があります。
さすがの超人バレンボイムも早く帰りたかったんでしょうな。

投稿: yokochan | 2006年9月24日 (日曜日) 21時05分

>>yokochanさん
いつもありがとうございます。同じものを見ていたかと思うとなんだか不思議ですね。
そうそう、天気のよいお昼間でした。すごくこの日のことは覚えていて(自分で記録しておいたものが残っているせいもありますが)、アクシデントに驚きました。こないだのトゥーランドットほどじゃなかったけれども。
マイヤーも、インタビュー記事の写真とかだと「こ、これが本当にマイヤー?」というほど普通のドイツのおばはんなのに、舞台だと女優さんかと思うほど色っぽいですね。

そういえばバイロイトの引越し公演のときはパルシファル第3幕だけをやったので、クンドリーは「奉仕を!奉仕を!」って歌っただけでそーっと退散して行ったのがおかしかったです。

投稿: naoping | 2006年9月24日 (日曜日) 21時35分

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