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2006年9月 3日 (日曜日)

カラヤン・大聖堂の殺人

Pizzetti_1 ピッツェッティ:歌劇「大聖堂の殺人」
ハンス・ホッター(大司教トーマス・ベケット)/アントン・デルモータ(使者)/ゲルハルト・シュトルツェ(第一の誘惑者)/パウル・シェフラー(第二の誘惑者)/ワルター・ベリー(第三の誘惑者)/ワルター・クレッペル(第四の誘惑者)/ヒルデ・ツァデク(女声合唱の第一独唱者)/クリスタ・ルードヴィヒ(女声合唱の第二独唱者)/その他
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団

(グラモフォン POCG-10096/7)1960年ライブ録音(国内盤)

カラヤン・国立歌劇場ライブシリーズの中の一組。
こんな凄いキャスティングなのに、このオペラは!!もったいない!
そのまんまのキャストで「ラインの黄金」でもやって欲しいです。
「薔薇の騎士」でもいいかも。

CDを機械に入れて、オペラの最初から耳が拒否する。1960年なのに録音が意外と貧相であります(オーストリア放送協会のオリジナル・テープが紛失され、このCDは貧弱なコピーからかなり頑張って作られているのだとゆー)。そして暗ーい音色。美しいメロディはどこに?(無調音楽ではないが)
出だしから 「ちょっと待ってください」 状態です。
不安、限りなく不安。

しかし、そのうち聴こえてくる独唱の声はどれも耳慣れたもの。
「あ、クリスタちゃんね、こんなところでなにしてるの?、あ、ベリーさんも!しばらくね。あ、離婚したの? 」といった気分。外国の見知らぬ土地で昔からの知り合いにばったり出会ったかんじ。

ここでのホッターはやはりホッター。「大司教」という役柄がこんなに似合う歌手はいないかも。出てきたとたんに神々しいオーラが。

ああ、ありがたやありがたや。(拝む)

デルモータは美しい声を聴かせるし、ルードヴィヒやベリーもすごーくうまい。

しかし、怪演を聴かせるのは伝説の性格テノール、私の大好きなゲルハルト・シュトルツェでえす(ツェドニク、シュトルツェとG・クラークは私の三大アイドルなの。3人で三大性格テノールコンサートでもしたら行くわ。でも一人死んでるからムリね~)。

もう、やってくれるじゃねえの。
「♪ららら~らら~ら~ら♪」と怪しく登場しちゃって「ら~らら~」とまた帰っていく。
もう私、これはトリコです。

イルデブランド・ピッツェッティ(1880~1968)はイタリアの作曲家です。(「レクィエム」はいい曲です)この公演はドイツ語で行われていますが、もとはイタリア語なのかもしれない。カラヤンはこの曲が好きだったみたい(ってwikipediaには書いてあった)。

ぼんやりとした神々しさとなんともいえないありがたさでつっぱしるこの曲。題名通りに殺人の起こる最後のほうは結構迫力がある。
オペラというよりオラトリオに近いので、キリスト教徒にとっては大変な名曲なのかもしれない。もしかしたら実演で聴いたら圧倒されるのかもしれない。(このCDの最後はブラボーがすごい)

でも日本ではまず上演はむずかしそー。

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コメント

こんばんは、さすがにこれは知りませなんだ。
ますます、すごいの聴きますね。
また、こういう作品を取上げるところは、カラヤンの七不思議の一つかもしれません。歌手の凄さはまさにラインゴールド級ですね。
そして、3大性格テノールには、笑えました。
あと一人、これも死んでますが「ウォールファールト」も加えて欲しいところです(笑)

投稿: yokochan | 2006年9月 4日 (月曜日) 23時55分

これはもう、CD屋さんで見つけてすぐにレジ行き。
しかも国内盤で対訳付きってのも凄いし、対訳見てもあまりよくわからない曲です。カラヤンは結構現代曲にも積極的に取り組んでいたようですね。
そうそう、ウォールファールトも!そうですね。忘れてました。しかし、これらのメンバーでいったい何を歌うんでしょうか。ミーメとかローゲとかばっかり?

投稿: naoping | 2006年9月 5日 (火曜日) 22時14分

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