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2006年9月15日 (金曜日)

ヴァルナイ/カヴァレリア・ルスティカーナ

Cavareria1 マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」
アストリッド・ヴァルナイ(サントゥッツア)ハンス・ホップフ(トゥリッドゥ)James Pease(アルフィオ) Hanna Scholl(ローラ) Hanne Munch(ルチア)
ヴォルフガング・ザヴァリッシュ指揮/バイエルン放送管弦楽団・合唱団
(MYTO 042.HO86)1954年

最近、CD屋に足を運んでいないということに突然気づき、昨日タワーレコードに行ってまいりました。広告を出している以上、たまには行かないと。

当然、アストリッド・ヴァルナイの追悼コーナーができておりました。その中にあったのがこのマスカーニ。ヴァルナイのイタオペはヴェルディとかあるのは知ってたけど、マスカーニときたら買いでしょ。というわけで、購入。

これはライブではないみたいなの。放送用に録音されたものみたいです。モノラルながら観客の雑音はなく、結構聴きやすいと思います。しかも、指揮はザヴァリッシュでしょ~。これ、もしかしてこのメンバーだったら「ヴァルキューレ」第一幕のほうがあってるかもしんね。歌唱は勿論ドイツ語ですわ。




期待しちゃうでしょ?



前奏曲からいきなりホップフのトゥリッドゥが「ジークフリート」しとります。角笛は吹いてないけどー。
きゃー、やったね。
こういうのが欲しかったのよ。

そしてただの告げ口女のはずのサントゥッツァはヴァルナイってことで、まるでジークフリートの浮気を彼のママに言いつけに来たブリュンヒルデである。(うぎゃー、どういう設定?)

賛美歌と一緒に歌うサントゥッツァの歌は本当に素晴らしい。っつーかもうド迫力でブリュンヒルデ以外にきこえねー。オケも合唱もすごい盛り上がりで(ブラボー、ザヴァリッシュ!)、そもそもだれのオペラだかわからなくなってくる。ちょっとタンホイザーかローエングリンにも聞こえ。

ヴァルナイの歌う「ママも知るとおり」Mutter ihr werdet wissenって歌いだすところの『ヴィッセン』ってとこがなんかブリュンヒルデの自己犠牲っぽい。まるで「リング」の別バージョンが発見されたのかと思うくらいよ。

続いてトゥリッドウが登場してサントゥッツァと歌うのですが、ジークフリートとブリュンヒルデの痴話喧嘩?と思うくらいなんだかかっこいい。聴き応えある~。
シチリアってどこよ~、こりゃ北欧の山々しか頭に浮かばないわよ。

・・・と夢中になって聴いているところへ、トゥリッドウの浮気相手のローラが登場するんだけど、突然「実はこれはヴェリズモオペラでえす」といふ感じのコケテッシュな声で、現実に戻される。


そしてまた。サントゥッツァとローラの夫アルフィオの二重唱はまた、「神々の黄昏」のブリュンヒルデがハーゲンと復讐を誓うシーンしか思い浮かばない。あはれワグネリアン。

・・・とまあ、とにかく良いのか悪いのか「リング」好きにはもうたまらない録音となっており。イタオペ好きの人はどう思うかさっぱり見当が付かないけれど、ともかくヴァルナイのファンの方は聴いてソンはないです。(正直、一緒に買ったバイロイトのトリスタン全曲よりぜんぜんヴァルナイは調子がよいのはどうしてよ)


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コメント

naopingさん、こんばんは!
このディスク欲しかったんです!やはり、良かったですか!
「カヴァレリア」にはヴァルナイ唯一の(?!)スタジオ・オペラ全曲録音がありますが(EMIのムーティ盤)、サントゥッツァではなく、ルチア役なので物足りなくて…(笑)。
「トリスタン」に関しては、放送用録音からの復刻は、ヴァルナイらしくないですよね。全曲盤で優れたヴァルナイの録音が無いことがとても残念です(涙)。

投稿: Niklaus Vogel | 2006年9月16日 (土曜日) 00時13分

ふたたびお邪魔します。先ほどのコメントを訂正いたします。ごめんなさい…。
今手元にあるCDをいくつか見ていたのですが、ヴァルナイのスタジオ・オペラ全曲盤には、「アンドレア・シェニエ」(シャイー盤)がありました。また、同じくDECCAのシャイー指揮のものに、ストラヴィンスキーの「放蕩者のなりゆき」もありました。(後者は未聴。)

投稿: Niklaus Vogel | 2006年9月16日 (土曜日) 00時23分

>>Niklaus Vogelさん
コメントありがとうございます!
スタジオ録音になると、残念ながらヴァルナイもメゾの端役しかないもんですね。「放蕩者のなりゆき」は遠い昔に知人がヴィデオを貸してくれたので見ました。ヴァルナイのことは「そ-いえば出てたなあ」くらいであまり覚えていないのが残念ですが・・・サミュエル・レイミーとかみんな強烈だったもので。(関係ないですがあの上演はすごーくセットが素晴らしくて楽しいものなのですが、DVD出てないのかな?)

投稿: naoping | 2006年9月16日 (土曜日) 07時32分

ぬおぉ~、こんな凄まじそうな「カヴァレリア」には恐れをなしてしまいそうですが、ワーグナーと思えばいのですな。
今年、新国で、シュナウトのサントゥツアを観ましたが、体型も含めブリュンヒルデそのものでした。相方のクピードとの相性もチグハグで不思議な上演でした。ちなみに、パリアッチは、クリスティアン・フランツでした。

投稿: yokochan | 2006年9月16日 (土曜日) 17時46分

>>yokochanさん
いやもう、ワーグナーと思って聴くしかないのでは?という演奏でした。これがまたイタリア語だったらまだマスカーニかなあ?という気持ちも残るのですが。合唱やオケまでなんだかドイツドイツしてるし。
しかし、何だか気に入ってしまってこのところ何回も繰り返し聞いています。
新国立劇場のカヴァ&パリはこりゃ何を考えてるのかわからん配役ですね。シュナウト、フランツ・・・リング?

投稿: naoping | 2006年9月17日 (日曜日) 08時26分

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