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2006年9月30日 (土曜日)

ハイティンク・リングinロンドン「神々の黄昏」

好評の?ロンドンで見たリングの感想文も今回で最終回です。はてさてどうなることやら。

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(10月3日の日記より)
この日は滞在期間で行動できる最後の日。昼間はポートベロー・マーケット(骨董市)へお買い物に行きました。一番の目的は、今夜のオペラで使用するアンティークなオペラグラスを買うこと。

今日はとっても寒い。まず古着屋でマフラー(3ポンド)とカーディガン(8ポンド)を購入。それから怪しい雑貨屋でお土産ものを買う。

そのうち、骨董屋の出店が並び、アンティークな金色のオペラグラスを発見。色々迷ったが、42ポンドほどのものを35ポンドに値切って購入。


さあ、泣いても笑っても今日が最後だ!!

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1998年10月3日
楽劇「神々の黄昏」全曲
ロイヤル・アルバート・ホール

<配役>
キャサリン・ウィン・ロジャース(第一のノルン)
ジェーン・アービン(第二のノルン)
リタ・クリス(第三のノルン)
アン・エヴァンス(ブリュンヒルデ)
スティーク・アナセン(ジークフリート)
アラン・ヘルド(ギュンター)
クルト・リドル(ハーゲン)
ヴィヴィアン・ターニー(グートルーネ)
ペトラ・ラング(ヴァルトラウテ)
エッケハルト・ウラシア(アルベリヒ)
ローズマリー・ジョシア、ジリアン・ウェブスター、リー・マリアン・ジョーンズ(ラインの乙女達)
ベルナルト・ハイティンク指揮 ロイヤル・オペラ管弦楽団・合唱団

Joshua 「ジークフリート」のときに森の小鳥さんを歌っていたローズマリー・ジョシアをもっとよく見たいと思い、オペラグラスを買ったのに、プログラム写真ほど絶世の美女じゃなかったので少しがっかり。今日は黒いドレスでスーパーモデルのようだった。歌は素晴らしい(←ならよいではないか)。

今日の席はなかなか。やはり日本から来たという青年が近くの席にいたので、少しお話した。これからロマンスがはじまり、それが現在の夫です、なんてことはもちろん全くない。

相変わらずジークフリート役のアナセンは要注意人物で、ブリュンヒルデに抱きつこうとして避けられたり、グンターのはげ頭をなでなでしたりと、悪乗りしっぱなし。クルト・リドルは(どう見てもハーゲンというよりは「後宮からの誘拐」に出てくるオスミンみたい)とっても頑張っていて、かなりの美声。

グートルーネの人もちょっと頑張りすぎで、この役はおしとやかな方がよさそう。グンター役の人はとても背が高い。

第三幕でハーゲンがグンターを殺すとき、リドルがヘルドをぶん投げて、イスともども舞台から転げ落ち、観客も「うわー」と声をあげたけれど(本当に痛そう)、カーテンコールは出てきたので、大丈夫だったのかな?

アン・エヴァンスは、とっても女らしい、女性っぽいブリュンヒルデ。「ワルキューレ」のときはベーレンスだったので、全然別の役みたいで困る。(イギリス人のせいか、ドイツ語がとっても汚い。バイロイトでも歌っている人のはずなんだけど)

合唱団はうまいことはうまいのだが、やはりドイツ語がさらさらと流れてしまって気分的にどうも違うなと感じた。

今日の主役はやっぱりハイティンクとロイヤル・オペラ管弦楽団。ダイナミックなところはよりダイナミックに、繊細なところはより繊細に、大変に痒いところに手が届いたライブらしからぬ名演であったと思う。とくに「ジークフリートのラインへの旅」や「葬送行進曲」などの管弦楽の聞かせどころは大変に素晴らしい。

終演後の拍手はまたしても盛大でなかなか鳴り止まなかったので、ハイティンクは身振り手振りで観客を黙らせて『僕達は仕事なんだからね』といった感じで、疲れた顔をして帰っていった。長かったもんね~。

お疲れ様ハイティンク!!そして名演をありがとう!!

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長文、読んで頂いて有難う御座います。
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コメント

「黄昏」の出演者は、聞いたことのない英国人が多いですね。
そしてたしかに写真のお方は美人。今どうしてるんですかね。
アナセンの悪乗りは、アドリブなんでしょうか?
イギリスは、冗談好きだから自由にやってもお咎めなしの演出だったんでしょうかね。
アン・エヴァンスは最近、聴きなおして見直しましたよ。ポラスキがあんなに良くならねければ、もっと活躍できた人でしょう。
そしてわれらが、バーナード卿、よかったんですね。ハイテンクの項を読むたびに、うらやましすぎです。
ドレスデンとのブル8を聴いたとき、最後にスコアを掲げて、作曲者の賜物とばかりに敬意を表してました。実に謙虚なお方です。

投稿: yokochan | 2006年10月 1日 (日曜日) 09時38分

>>yokochanさん
毎度ありがとうございます。
写真の美女は「別人じゃね?」というほど違いました(ま、本人キレイな方でしたけどね)。さすがファッションの本場ロンドンである、メークアップ・アーティストも只者ではないと見ました。おふざけ満載の演出(なのか、歌手が好き勝手にやってたのかは不明)は多分、R・A・ホールのせいではないかと思いました。公演予定のパンフレットを見たらクィーンのブライアン・メイのコンサートも控えていたし。ボクシングの試合とかもやったりするみたいです。

ハイティンクは、この体験からすっかりファンになってしまい、帰国してすぐ「ワルキューレ」とか「英雄の生涯」とか買ってみたんですけど、なんか全然違いました。ライブで燃える方なのかしらん。

投稿: naoping | 2006年10月 1日 (日曜日) 13時35分

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