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2006年8月 9日 (水曜日)

ブラスバンド部の頃。

Sperk フィリップ・スパーク作品集
パルティータ/ロンドン序曲/パントマイム/ハーモニー・ミュージック/ヴァイキング/エニグマ変奏曲

ブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンド他

(DOYEN DOY CD 049)



今更ながら言いますと、私は学生時代ブラスバンド部でした。・・・といってもあまりいい部員ではなかった。

といっても別に不真面目だったわけではなくて、あまりブラスバンドの曲を好きではなかったのです。

中学の時はクラスの友達に誘われて入部したのですが、希望したフルートは定員一杯でホルン(しかも本当のホルンじゃなくてメロホンと言われる簡素化した楽器)をあてがわれたのです。友人はすぐに退部、私は何故か残って続けることにしました。

しかし、ホルンて全然楽しくない。行進曲のメロディの下で、
「んぱ、んぱ」
って拍子をつける程度。もちろんヘタだったからファーストなんか吹かせてもらえず、いつもサードとかばっかり。

高校の時は、1年の時は帰宅部で何もせず。しかし2年になって何故か周りがブラスバンド部員ばっかりだったので、当然入らされることに。

しかもトランペット。

しかしなんだか1年の頃からいるが如く周囲に馴染み、結構高校の時はクラブ生活はとても楽しかったです。

でも、曲は好きでなかった。

私が参加しています「人気blogランキング」のクラシック・カテゴリーでも、吹奏楽団のことだけを書いていらっしゃる方もいるように、世の中には「吹奏楽」を愛していて、ご自分でも楽器をなさっている方が沢山おいでになります。

高校の時も、そういう人もクラブには何人かいました。そしてそういう人に「本当はブラスバンドじゃなくてウィンド・アンサンブルなのよ」と耳にタコができるくらい聞かされました。

しかし。

高校生の私にとって音楽はワーグナーとR・シュトラウスが命であったのです。

なので、妙にイギリス音楽ばかりやらされるブラスバンド部は苦痛でありました。私にとってイギリス音楽はホルストだけだったので、ま、組曲第一番とかは楽しく吹いていたけれど。




今は何だか知らないけど家にゴロゴロたくさんCDのあるV=ウィリアムズはにがてだったす。

特に「イギリス民謡組曲」の冒頭が耐えられない!!

あの「かっぱっぱー、かっぱっぱー」はなんだ!!

「黄桜」のコマーシャル・ソングはイギリス民謡なのか???
(それはうそ)



※ヘタクソだがこの曲はYouTubeでも聴ける

http://www.youtube.com/watch?v=8eABAWKkjmw

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時は過ぎ、私も大人になり。何故かイギリスのクラシック音楽を聴くようになって当然吹奏楽の音楽も気になるようになりました。

タワー・レコードの私にとってのデッド・スペースである吹奏楽のコーナーをちょっと見てみようかしら?と思い、手に取ったのがご紹介のCDです。

私、正直言ってこの作曲家のことは全然知りません。その世界では人気のある作曲家らしい、ということしか。

でも。これは聴いててとても気分がいい。気分爽快というか。こんなふうにバリバリ吹けたら楽しいだろうに。(ま、ムリですが)

そしてこんなに気持ちよく聴けるのなら、何故高校のときにもっと吹奏楽を好きになってあげられなかったのか、少し後悔してしまいます。

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そんな人は他にもいるに違いない。

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コメント

こんばんは。
吹奏楽のことは詳しくわかりませんが、とても面白かったです。
ワン・クリック!

投稿: 吉田 | 2006年8月 9日 (水曜日) 21時33分

おお、上がった上がった(ランクが)。ありがとうございます。吉田さんにもクリック!(明日)

投稿: naoping | 2006年8月 9日 (水曜日) 21時43分

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