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2006年8月20日 (日曜日)

フラグスタートのクンドリー

Kundry ワーグナー:楽劇「パルシファル」第2幕
キルステン・フラグスタート(クンドリー)、フランツ・レヒライトナー(パルシファル)、オタカール・クラウス(グリングゾル)、カール・ランクル指揮コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団

(LCD-144-1)1951年6月22日

第2幕だけです。

や、私が昼間の高校野球に疲れて、2幕だけしか聴かなかったんじゃないの?と思われる方。ヌレギヌです。

このCDは第2幕しかないのよ。最初から。

なんでないのか、というと。
本当は3幕録音あるんだけど、クンドリー以外の歌手がとても聴けたもんじゃないからCDにしなかった、ということか、もしくはラジオから録音してた人がはじめから2幕しかとらなかったとか、のどちらかではないだろうか?

と憶測。

ここでのクリングゾル役のオタカール・クラウスはかなりがんばってるし、聴かせる。でもパルシファル役の人は、例えばマンフレート・ユングの非力さに加えさらに古臭い歌唱になってしまったような感じ。

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このCDは、ずいぶん前に買いました。でも、いまなら入手できますよ~。でも4枚組のオマケとしてボーナス・トラックとして。

CDのセット内容↓
【曲目】
ワーグナー「パルジファル」
【演奏】
モラルト(指揮)、ウィーン交響楽団&国立歌劇場合唱団
コネツニ、トレプトヴ、シェフラー、ウェーバー、フォーゲル他
【録音】
1948年
【ボーナス・トラック】
ワーグナー「パルジファル」第2幕全曲(本日ご紹介の録音)

あの・・・キツイでしょう?コネツニ、トレプトヴって・・・フルトヴェングラーのライブ盤によく登場する、まるでR・ワーグナーの生きてた時代みたいな歌唱をする人でしょう~?ううう。
それともそれとも。ルドルフ・モラルトってR・シュトラウスの甥の指揮ぶりを堪能?
うーん、それも違うか。

まあまあ。

フラグスタートの歌唱は、まるで千両役者。
歌舞伎で言えば、無名の役者の中で一人だけ吉右衛門さんが出てるみたいな、凄い一点豪華主義な感じ。これだけでも、聴いてソンはなしです。

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↑これはちょっと欲しいかもしれないです。

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