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2006年8月 4日 (金曜日)

バイロイトで気絶した作曲家・ルクー

Lekeu1 ギョーム・ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調/他
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)ディノラ・ヴァルシ(ピアノ)

(PHILIPS PHCP-9653)国内盤<永遠のグリュミオー1000>

久しぶりに戻ってきました。

このblogを始めて2ヶ月ほど経ちました。なかなか楽しい出会いもあり面白く進行しております(自己満足)。

私はこのblogの他にmixiにも登録していまして、こちらと違って殆ど放置プレイ状態ですが、そちらの集まり(コミュニティとやら・・・私はたまに覗くか、自分のblogの宣伝をするだけのこずるい利用法)もなかなか興味深いものがあります。

当然ながら私はワーグナー関係のコミュニティに参加させて頂いていますが(←名ばかりの参加)、この夏のバイロイト音楽祭でなんと劇場スタッフとして(会場案内係をしてらっしゃるようです)お働きになっている大学院の学生の方が、毎日のように報告を書いてらして面白く読ませて頂いております。
ひょんなことから私の日記のところにもちょこっとコメントを頂き、なんだかとても感動してしまいました。女性ということと足のサイズが24センチということ以外は外見的なことはわからないのですが、ぜひぜひこちらのblogのほうにも顔(足?)を出して頂けたらと思います。

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さて、今日はバイロイト音楽祭にちなんで、ルクー。
ルクーって何?って方はいらっしゃいますか?

(~o~)/  はあ~い  (~o~)/   (~o~)/   (~o~)/

わかりました。じゃ説明します。

ギョーム・ルクー(1870~1894)はベルギー生まれの作曲家です。セザール・フランクの最後の弟子として将来を嘱望されました。

フランクが1890年に亡くなった後はヴァンサン・ダンディに師事します。1891年、ダンディの勧めでローマ賞コンクールに出品したカンタータ『アンドロメダ』でローマ賞第2位となります。しかし1位になれなかったことに落胆したルクーは、受賞を辞退しました。

『アンドロメダ』の抜粋をブリュッセルで聴いたヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイはヴァイオリンソナタの作曲を委嘱し、初演も行いました(献呈もされた)。同じくイザイから委嘱を受けたピアノ四重奏曲を作曲中に24歳の若さで腸チフスのためお亡くなりになりました。
(ウィキペディアより)

ルクーはワグネリアンでもあったそうで、1889年のバイロイトで「トリスタンとイゾルデ」を鑑賞中に興奮のあまり失神して担架で運ばれてしまったそうです。
まあ、半分くらいわからないでもないです。(私も行ったら倒れるかも・・・暑くて)

かくいう私も、演奏会場で失神した人を一回だけ見たことがあります。サントリー・ホールで。ラトル指揮のウィーン・フィルでベートーヴェンの交響曲でした。おじさんがロビーでひっくり返って泡吹いてたっけ。そんなに興奮するような曲だったかなあ。

そんな感受性の強い作曲家の代表作がこのヴァイオリン・ソナタです。普段室内楽は殆ど聴かない私ですが、この曲だけは別。
あるとき、たまたま買った「レコード芸術」の付録試聴盤CDに小林美恵さんの演奏したこの曲が収録されており、断片だけでしたがとても気に入ったので、すぐに該当のCDを買いに行きました。(レコード会社の思うツボである。すっかり罠にはまってしまったぜ)

小林さんの演奏は若い女性らしい素直で伸びやかな、好感の持てる演奏です。が、本日ご紹介のCDはぐっと古くてグリュミオー盤です。(1973年)
こちらはうって変って円熟した芳醇なワインのような演奏だと思います。

曲はというと・・・なんとなく「ラジオ体操第一」の深呼吸を思わせるようなゆったりとしたメロディーから始まる第1楽章、心に深く染み渡るようなメロディーが印象深い第2楽章、激しく始まりぐーんと盛り上がって終わる第3楽章。どこをとってもとても魅力的で、20代前半の若者が書いたとは思えない部分と・・・若者らしい伸びやかさが同居してて素晴らしい曲だと思います。

ところで・・・おや?質問ですか?どうぞ。


「バイロイトってなんですか~???」

うーむ、そういう子は校庭を3周!!!





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もしかして、随分順位が下がってしまったのでは。
病欠なのでお許しを~。で、ぽちっとお願い。

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コメント

こんばんは。
夭折したルクーを昔、何度か聴いた覚えがありますが、今ではすっかり忘れております。
よって、途中で手を挙げたくなりました。
ラジオ体操第一で思い出せばいいのでしょうか。

投稿: 吉田 | 2006年8月 4日 (金曜日) 22時15分

>>吉田さん
いつも速攻コメントありがとうございます。
ラジオ体操第一・・・あくまで私のイメージです。
最後の深呼吸をする部分が、このルクーの曲の最初のピアノ伴奏のゆったりした部分を思わせる気がするので・・・メロディ自体は別に似てないのですよ。ハイ。

投稿: naoping | 2006年8月 4日 (金曜日) 22時24分

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