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2006年8月23日 (水曜日)

ビールと枝豆と南極交響曲

Haitinkrvw ヴォーン=ウィリアムス:「南極交響曲」(交響曲第7番)
シーラ・アームストロング(SOP) マルコム・ヒックス(オルガン)ベルナルト・ハイティンク指揮/ロンドン・フィル・ハーモニー管弦楽団&合唱団

(東芝EMI CC33-3748)

暑いですな。今日の暑さはホントまいってしまう。
そんな日はやっぱり、ビールと枝豆よね。

今日は、いつも行く八百屋さんで「だだちゃ豆」(山形県鶴岡産)が安かったので購入。一袋250円だったかな? だだちゃ豆や天狗枝豆は旬な頃は本当においしいですが、東京で買うと高いです。なので普段あまり買いません。

家に帰って塩もみして塩茹でして食べる。いや~、おいしいですね、だだちゃ豆は。何ともいえない甘さです。

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さて、シズル感溢れる文章のあとは、音楽。

「夏場に聞くと涼しくなる音楽」ということで大体登場するのが、このヴォーン=ウィリアムスの「南極交響曲」。

この曲の存在を最初に知ったのは、このハイティンク盤が最初に出たとき。やっぱり夏に買ったんだと思う。「暑い夏にぴったりの涼しくなる音楽」という触れ込みで、東芝は広告を出してたんだわ、きっと。英「グラモフォン」誌の1986年度のオーケストラ部門でレコード賞を受賞した、と解説書にはあります。

私はヴォーン=ウィリアムスの音楽にはトラウマがあったから、ちょっと避けていた。でもこの曲はすんなり入れた。標題音楽だったからかも。

この曲は、そもそも映画「南極のスコット」のための映画音楽だったものを5楽章の交響曲に仕立てたものです(ヴォーン=ウィリアムスは数多くの素晴らしい映画音楽を作曲しています)。この映画は私は観たことがないー。観てみたい。

第1楽章はソプラノの「ぅあ~~~~~~~」という声や女声合唱、ウインドマシーンがなんとも南極の吹雪を連想させ、涼しい気分にさせます。マジ遭難しそうです。

第2楽章ではクジラとかペンギンさんが登場。ペンギンのひょこひょこ歩きを表現。

第3楽章は氷山が崩れ落ちる。助けて~~~!

第4楽章はノスタルジックな間奏曲。「オーツ隊員、しっかりしろ!」「スコット隊長、私はもうだめです。私を置いてお先へ。」・・・・とオーツ隊員は吹きすさぶブリザードの中へ消えていく・・・(以上、台詞は私の勝手な想像)

第5楽章は英雄的に始まる行進曲。でもやっぱりまたブリザードが。自然の脅威には勝てない。そして静寂。

夏の暑さを吹き飛ばすというよりも、本当は何ともしんみりした曲なのです。


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コメント

こんばんは。私の南極は優男プレヴィンでした。
「私を置いて先に行って・・」まさにそう。「自分のことはいいから、撃て」という場合は映画ではたいてい、助かっちゃうんだけど、ここはもう死しかない悲しい結末ですよね。
私もしんみりしてました。でも「だだ茶まめ」は香ばしくて旨いですな。

投稿: yokochan | 2006年8月26日 (土曜日) 21時22分

>>yokochanさん
レパートリーが似ているので、どうも記事がカブってしまいますね。(もちろん私のほうが後出しなのですが・・・)
プレヴィン盤だったと思うんですげど、確かLPがうちにあって、ジャケットにでっかく日本語で「南極交響曲」って書いてありました。解説書も日本の南極観測隊のこととか南極の生物の写真とか、なんか「学研の科学」みたいな内容でした。

投稿: naoping | 2006年8月26日 (土曜日) 22時27分

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