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2006年7月19日 (水曜日)

ミトロプーロス・七つの封印の書

Fschmidt フランツ・シュミット:オラトリオ「七つの封印の書」
ヒルデ・ギューデン(S)イーラ・マラニウク(A)アントン・デルモータ(T)フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ヴァルター・ベリー(Bs)アロイス・フォルラー(org)ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)録音:1959年、ザルツブルク[モノラル・ライヴ](SONY SM2K 68 442)UK輸入盤



今日はシブイとこ行きますよ。


さあ、用意はいい??(何の用意~?)

本日取り上げますこのCDは、ザルツブルグ音楽祭のライブであります。目を見張る豪華メンバー! 曲は知らなくてもこれは買いでしょう!とくにヴンダーリヒとデルモータという2大美声テノールがそろっているのは貴重。録音はモノラルで音にあまり広がりが感じられませんが(私が持っているのは昔のCDなので、2006年7月19日日本で再発売っていうのが音が改善されているのかは知らないです)、とくに聴き辛いことはありません。

<フランツ・シュミット>
1874年にオーストリア=ハンガリー二重帝国のプレスブルグ(現プラスティラヴァ)で、ドイツ人の父とスロヴァキア人の母の間に生まれる。1888年一家はウィーンに移り住むが、ビンボーになってしまったので幼いフランツがダンス学校のピアニストとして家計を助けていた。

1890年にはウィーン音楽院に入学しチェロを学ぶ。短期間だがブルックナーの講義にも接する。学費はどうしたんだろう。
卒業後、1896年にウィーン宮廷歌劇場管弦楽団のチェロ奏者に就任。G・マーラーが翌年歌劇場の音楽監督に就任(おお!!)。マーラーより大きな影響を受ける。

その後、ウィーン音楽アカデミーの教授に就任、のちに学長になる。1937年から隠居して作曲に専念。1939年に64歳の生涯を閉じる。

「七つの封印の書」の歌詞は新約聖書の最後にある、「ヨハネ黙示録」より採られたという。「最後の審判」を描いている。しかし、対訳を読んでも私にはさっぱり意味がわからない。(←アホ)

しかし、曲全体に漂う高貴な印象、マーラーよりはブルックナーに近いような重厚な音楽は人に感動を与えます。

しかも、曲の最後のほうでオルガンを前奏とした「ハレルヤ!ハレルヤ!主に感謝せよ!」という輝かしい部分はウィーンのカトリック教会で日常的に歌われる曲なのだといいます。

ウィーン市民で7割を占めるカトリック教徒でこの曲を知らない人はほとんどないそうです。そう思うと、とても身近に感じます。


私はこの曲を聴くと、ウィーンやザルツブルグをとぼとぼ歩いていて、偶然迷い込んだりするガイドブックには載ってないような小さな教会たちを思い出します。


観光客もいなくて静かでなんだか敬虔な気持ちになり、神に祈りたくなります。真言宗だけど。

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あまり日本では演奏されることは少ないと思いますが、一度だけ実演に接したことがあります。いや、これがすばらしい演奏でした。生はやっぱりCDで聴くのより数倍いい!

1996年3月10日・サントリー・ホール
若杉 弘指揮 JAO東京オーケストラ 晋友会合唱団
大島洋子(S)寺谷千枝子(MS)田中 誠、福井 敬(T)大島幾雄、青戸 知(Br)大井美佳(Org)

私がちょうどミトプー盤を手に入れて聴き入っていた頃、このコンサートの情報を「音楽の友」を立ち読みして知りました。なんて超タイムリー!

オケも合唱もアマチュア(晋友会さんをアマチュアとよぶのは大変おこがましい)だからなのか、それとも自動車会社が主催しているからなのか、券がかなり安かったと記憶します(3千円くらい)。

演奏のほうは、冒頭のホルン独奏で、楽器に唾が溜まっていたのか「カリコリカリコリ」した音を出したのはびっくりでしたが、一階の前から二番目の席だったのも手伝って、合唱団の声が襲ってくるような感じでした。

最後のハレルヤ合唱は身も震えるほどの感動を覚えました。


(コレ、日本初演ではありません。日本初演は1977年12月6日の山口貴指揮フィルハーモニー合唱団&東京交響楽団です。ウィキペディアから来た人注意!)

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コメント

はじめまして。
今月にすみだトリフォニーホールで上演を聞くにあたり、「7つの封印の書」の予習をしていてたどり付きました。私も対訳を読んでもさっぱり解らなかったのですが、以下のホームページの解説を読んだら「目からうろこ」でした。ご参考までにお知らせしました。

http://www.big.or.jp/~gomex/rev/index.html

投稿: ソメヤ | 2009年7月 2日 (木曜日) 16時38分

>>ソメヤさん
どうもはじめまして。コメントありがとうございます。
ご指摘のHPはなるほど全部読めば理解できそうですね(すいません活字が苦手なのでちょっとしか読んでないですけど)。

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このところウィキペディアからおいで頂く方が多いようで有難い限りですが、リンクはって頂いた(私じゃないけど)わりには別に解説してるわけじゃないなあといつも思います。ごめんなさい。

投稿: naoping | 2009年7月 4日 (土曜日) 18時35分

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