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2006年6月26日 (月曜日)

バーバラ・ボニーの北欧歌曲

Bonney ダイヤモンド・イン・ザ・スノウ~北欧歌曲集/バーバラ・ボニー

曲目等、詳しい紹介はこちらに載っています。↓

http://www.universal-music.co.jp/classics/special/bonney/pocl1920.html

今日は、私の愛してやまない北欧歌曲と、その出会いについて書きたいと思います。

最初に掲げたジャケット写真、日本のおじさまたちのアイドル、バーバラのCDでございます。私、実はこのジャケットが気に入りません、べつにバーバラさんはいいんだけど、なんでしょうこの少女マンガの巻頭カラー付き表紙みたいな色は。北欧音楽のCDジャケットが全体的にハイセンスなことを思うと、私、耐えられません。

そして、解説オビの「ある時期スウェーデンに生活の拠点を置いたことがあります。」って。バリトン歌手のホーカン・ハーゲコードと結婚してたってはっきり書けばいいのに。

はあ。まあ、それはいいとして。こんなに文句を言いながらなんでこのCD買ったのかと申しますと。北欧音楽は国内盤が非常に少ない。歌曲においてはほとんどないのでは(他は舞台上の重要な相手役であるフォン=オッターさんくらいかもしれん)。対訳はとってもとっても大事なのよママン。しかも有名所をおさえているしね。だからとてもありがたいのよこのCDは。

<随想・私と北欧歌曲との出会い> 

何年か前。
何かのコンサートに行って、開演前にいつものように大量のチラシ類を「いるの」と「いらんの」とより分ける重要な作業にいそしんでいた時。一色刷りの紙っぺらのちらしを発見。北欧歌曲の夕べみたいなのであった。北欧外人2人(ソプラノとバリトン)。伴奏ピアノも外人。なのにコンサート会場はえれェローカルに東高円寺。曲は有名所(グリーグとかシベリウスとかだったと思う)とあまり有名でない所半々くらい。バリトンはRolf Nykmark ソプラノはRagnhild Groven Holmboeという人で、ソプラノの人はグローヴェンという作曲家のムスメだかマゴなんだからしい。

未知の世界にものすごい興味を持った私は、当日出かけてみることにしました。

全体的に聴いたことのない曲が多く、あぜんとした。こんな美しい音楽を今まで知らなかったのは迂闊だった。何か目の前にキラキラと美しいものが舞い降りてきたような感じであった。・・・まるでシベリウスの名曲「ダイヤモンド・イン・ザ・スノウ」のように。(しかし、後半は食事を取るひまもなく会場に入ってしまったためお腹が空きすぎて意識が朦朧とし、目の前に幻として見えるのはノルウェーサーモンやキャビアのオードブル・・・おいおいマッチ売りの少女かよ

Gloven 何か大きなものを掴んだ感じがした私は、普段コンサート会場ではほとんど記念のCDを買うことはないのに、この2人の歌ってるCDを買った。二度と出会えない気がしたので。(WIVOX 001)
ソプラノの人は声がかすれ気味なのが気になるが、グリーグやシベリウスの他にグローヴェンの歌曲を2曲だけ歌っていて、これは本当に素敵なのよ。歌詞の意味はぜんぜんわかんないけど。

ってなわけで、北欧歌曲にはまってしまった私はその後とりいそいで色々な歌手のCDを次々とゲット。そうそう、神のごときフラグスタートと、不世出の名テノール、ユッシ・ビョルリンクは基本でしょ。二人とも朗々たる声でばりばり歌いまくってくれるわよ(ところでなんでオネエ言葉なの)。ま、それらはまた別の機会にご紹介するとして。

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で、このボニーのCD。このCDを最初に聴いたときは、「はい?」と心の中でハテナマークがついた。今まで聴いていた北欧歌曲とぜんぜん違う。朗々と歌い上げるというより、昔を思い出しながら語りかける感じ。(前の結婚生活を思い出してか?) しみじみとしてすごくいいです。アンデルセンの歌詞のグリーグ「あなたを愛す」なんてセクシーなくらい。あー、こういうアプローチもあるんだなあ、といたく感心した次第で。

以上のようなことから、だんだんと色々な北欧の作曲家(オーケストラの曲なんかも)を聴くようになったのでした。なので、そんな素敵なきっかけを作ってくれたあのコンサートに本当、今感謝しています。

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コメント

こんにちは。
そうそう、なんだか妙なジャケットです。昭和の香りがするようなしないような。クラシックのジャケットとしては異質なものですね。
音楽のほうは、ジャケットのイメージとはかけ離れていて、非常にまっとうでした(?)。ボニーの、透明感があってそれでいて温かいふくらみのある声が魅力的でして、しみじみききほれてしまいます。

投稿: 吉田 | 2007年4月20日 (金曜日) 12時30分

>>吉田さん
コメントありがとうございます。
ホント、このジャケットはヘンだと思うです。昭和の香り・・・そうですね。小学校のときに買っていた「別冊少女コミック」の表紙を思い出します。萩尾望都とか竹宮恵子・・・(←男の方にはわかりませぬ)。
これって、日本盤だけなのかしらん。しかしこのCD(中身)は気に入っているんですけどね。

投稿: naoping | 2007年4月20日 (金曜日) 20時30分

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