ゲルハルト/コルンゴルト映画音楽集
コルンゴルト:「シー・フォーク~コルンゴルト映画音楽集」
チャールズ・ゲルハルト指揮 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(RCA BVCC 37308)国内盤好評発売中!!
秘蔵レコード
女王エリザベス~The Classic Film Score of Erich Wolfgang Korngord
チャールズ・ゲルハルト指揮 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(RCA ARL1-0185)輸入盤
(参考CD)
The Classic Film Scores
ジョン・ウィリアムズ:「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」
チャールズ・ゲルハルト指揮 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(RCA Victor 2698-2-RG)
The Classic Film Scores
ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」
チャールズ・ゲルハルト指揮 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
(RCA Victor 60767-2-RG)
今日は私の大好きなコルンゴルトの映画音楽と指揮者兼プロデューサーのチャールズ・ゲルハルトについて語りたい。
(コルンゴルト~??またー??とおっしゃるお客さん!そりゃマーラーとかワーグナーとか取り上げたほうがアクセス数増えるがな。でも・・・私は書きたい作曲家を書くのさっ)
コルンゴルトの映画音楽に触れたい方。「CD買え」と言う前に、一番お金がかからないいい方法があります。
それは、駅前とか町のCD屋の軒先で1枚500円で売っている「水野晴郎の世界名作映画」DVDの中の「ロビン・フッドの冒険」というのを買うのです。(私はこれが発売される前に、フツーの値段でHMVで買ってしまって悔しい。3000円近くした。)
でも、昔の映画なので音はすごく悪いです。映画も、なんだか「総天然色!!」みたいなハデな色でなんだか下品でイヤーです。さすがアメリカ。主演はエロール・フリン。なんともかっこよさげに出てきますが、私は全然タイプじゃありません。相手役はオリヴィア・デ・ハヴィランド。「だれ?」という方。この女優さんは「風と共に去りぬ」のメラニー役の人です。大変チャーミングな女優さんです。後年、(新聞で読んだのですが)ハヴィランドはエロール・フリンが大嫌いだったと語ったらしいです。沢山競演してるのにね。
・・・ってそんなことはさておき。最初に挙げた国内盤CDの「コルンゴルト映画音楽集」ですが、ホント、聞いててワクワクです。録音もとびっきりピカピカ輝いていて素敵です。
が、これに収められている映画はひとつも見たことありません。でも、「どんな映画なのかなあ」と画面を想像してながら聴くのは格別。映画音楽フリークにはたまりません。
(かくいう私、昔の映画を見るとき必ず作曲者の名前をチェックします。映画の内容より監督より作曲者のほうが大事)
指揮者のチャールズ・ゲルハルトという人は、そもそもRCAレコードのプロデューサーだったそうで、なんでも指揮者がドタキャンしたもんで急遽ロイヤル・フィルを振ることになったのが指揮者デビューで、指揮棒がなかったので鉛筆で指揮したそうです。(←なんかありそうななさそうな)
(そーそー、前に書きましたラインスドルフの「死の都」の録音のプロデューサーはゲルハルトです。)
このゲルハルトって指揮者。本当に音楽の盛り上げ方が上手で、わくわくするつぼを知っていて大好きです。他のコルンゴルトの録音も聴きたい!って思ったら、中古屋でレコードを見つけてきました!(上記「女王エリザベス」他)解説書にはゲルハルトの指揮姿の写真も載っています!(だからなんだ)
レコードで聴くコルンゴルトは音がまた格別です。盤が減ってしまうともったいないのであんまり聴いてませんが、お宝です。
ちなみに*****
2001年に、スクリーンで映画を見ながら生の演奏を聴く、というとても素敵な新日本フィルのコンサートがありました。このとき取り上げられた作曲家はコルンゴルトとショスタコーヴィチとウォルトンです。コルンゴルトは「海賊ブラッド」と「ロビンフッドの冒険」が上映・演奏されました。(ついでに、このとき上映された「ミチューリン」という映画がショスタコの音楽・映像ともにすばらしくて忘れられません。もう一度聴きたい、見たいです)
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で、他にウチにあるゲルハルト指揮のCDは、なんとスター・ウォーズと未知との遭遇です。
「えー??? スターウォーズなんかジョン・ウィリアムズの指揮したのが普通に売ってるじゃん!それでいいじゃん!なんでわざわざ?」という方。
いいんだもん。ゲルハルトがすきなんだもーん。このピカピカした録音状態が好きなんだもーん。「未知との遭遇」なんて感動的で泣いちゃうくらいいいんだから~。「スターウォーズ」も鳥肌もんだし。
しかもプロデューサーはコルンゴルトの息子さんのジョージ(ゲオルグ)・コルンゴルトです。世の中持ちつ持たれつ。(?)
・・・とここまで書いてみましたが。今日ご紹介いたしました上記4つの録音、素晴らしいと思いましたら全部!ケネス・ウィルキンソンがレコーディング・エンジニアです。ショルティの「千人の交響曲」とカイルベルトのステレオ「リング」のエンジニアの人ですね。どーりで!! いやー、気が付いたら全部繋がってたのですね。
グッジョブ!ウィルキンソン!
(今日これを書くまで気がつかなかった私)
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