ジャズはお好き? アレック・ワイルダー歌曲集
Songs of Alec Wilder
Valerie Errante(sop), Robert Wason(piano),Ken Meyer(guitar),Aleck Brinkman(double-bass)
(Albany TROY 404)輸入盤
CDの情報↓(試聴できますよ)
http://www.amazon.com/gp/product/B00004Y6UX/102-6901313-0510528?v=glance&n=5174
ジャズはあまりよくわかりません。
っていうより本当は色々聴いてみたいのですが、CD量販店に行くといきなりつまずいてしまう。
どうしてかって・・・?
クラシックのコーナーは「作曲家別」になっています。クラシックだと目当ての演奏家を求めて買いに行くことは私はめったにありません。まあ、オペラアリア集だと歌手で求めることが多いから歌手別になっているかもしれませんね。
しかし。
ジャズのCDは演奏家(または歌手)別に並んでいます。これが私を途方に暮れさせます。どうして作曲家別でないの???これじゃ聴きたい作曲家がいても、探せないでしょう??
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さて。今回ご紹介いたしますCDは、クラシックコーナーの「アメリカ歌曲」のコーナーで発見いたしました。レーベルはAlbany。東京でめったやたらに見かけるレーベルではありません。今まで3枚くらい他の作曲家のCDでこのレベルは持っていて、なかなかシブかったので迷わず購入いたしました。
アメリカ歌曲ってバーバーとかガーシュイン、まあ渋くてバーンスタインといったところがCD屋さんには置いてあるでしょうか。まあ、私はどれもあんまり持ってはいません。
このCD、実際のジャンルはクラシックでもあり、ジャズでもあります。細かくいえば23曲のうち13曲目まではクラシックの歌曲です。英語なのですが、イギリスの歌曲というよりフランスの歌曲のような雰囲気です。思わず口ずさんでしまうほど美しい曲もあります。クラシックのうち半分はピアノ伴奏で、あとの半分はギター伴奏です。ギターってのもまたシブイです。
CDの残り半分はジャズの曲で、ウッドベースとピアノの伴奏です。ジャズは詳しくないのでよくわかりませんが、スタンダードナンバーのように耳慣れたような曲もあります。
このCDは夜、何か落ち着いた音楽が聴きたいときに取り出して聴いています。
歌っているValerie Erranteという歌手は、あまり有名ではありませんが、オペラ録音などにも参加しているソプラノ歌手です(ルチア・ポップが主役のプッチーニの「修道女アンジェリカ」の録音のメンバーに入っているようです。遠い昔にこのCDを聴いた覚えがあるのですが、おそらく「修道女A」とか「修道女B」とか・・・そんな役あるのかどうか・・・端役であったのかもしれない)。
彼女は軽い、聴きやすい親しみのある声です。ジャズを歌うという感じのソプラノ歌手ではありません。
オペラ歌手がジャズを歌うとなるとどうしても太めの歌手が「ゴスペルも歌えまっせ」とか言って「神は私たちをみているぅぅぅ~♪oh yeah!」(←あくまでイメージです)とかシャウトしてしまうような、そんな感覚があります(私だけ?)が、この歌手はそんなことはありません。どちらか~といえば・・・あくまで私のイメージでですが、音楽大学出の教育テレビのうたのおねえさんが「ちょっとジャズにも挑戦してみました・・・聴いてみてね。うふっ(*^_^*)」っていうような折り目正しい感じの歌い方です。
Alec Wilderという人もまた、(量販店のサイトで検索すると)クラシックとジャズの両方にCDがある作曲家です。近隣にジャズマニアがいないので、どこから手をつけていいのかわかりませんがすこしずつ調べて行きたいと思います。
(この作曲家について詳しい方はコメント頂けると嬉しいです)
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