2020年9月21日 (月曜日)

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン (ネタバレあり)

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過去記事: 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝

auシネマ割を利用して鑑賞。外伝の時もだが、私のよく行く日比谷や日本橋の東宝ではヴァイオレットはやらないので、今回は苦手な渋谷で。

今回も(外伝と同様)可愛らしい小冊子を入場者に配ってた。前回と違うのはいちいちお熱を測られたこと。そして(緩和宣言は出てたものの)千鳥格子状に着席。アサイチの回だがさすがに祝日とあって満席。アニメだからといって親子連れが多いとかそういうことはない。老若男女いろいろな人がいた。

外伝も相当感動して1回目は泣きすぎてあとのほうあまり画面が見えずに2回目も観に行ったが、今回の劇場版はそんな号泣はしなかった。マスクして泣くのは結構しんどいのでかなり我慢していたせいもあったが。

(以下盛大にネタバレするので、「もう観た」人と「いやオレこんなん絶対観ないし」って人のみ読んで。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、この映画を観に行く前に、(ネットフリックスで)テレビアニメ版は観た方がいいかと思う。最初のほうで「いままでのあらすじ」的にヴァイオレットの受けた仕事のエピソードにちょろちょろと触れたりしているので、最後まで「このヴァイオレットって子はそもそも何者なの?」と思ったまま終わることはないと思うが、それでもテレビアニメ版を観たあとのほうがずっと感銘度は高いと思う。

映画の最初に、世界中の視聴者の涙を絞りまくった第10話のあの「アン」の、孫に当たる女の子が登場する。で、あのクララお母さんからアンのお誕生日に(死後50年に渡って)毎年贈られてくる手紙がまた読まれるので、いやはや開始5分~10分そこらで思い出し涙が出てしまう。

映画としては以下の3つのエピソードが同時進行し、最後に重なり合う。

・アンの孫娘が、祖母の葬式のあと遺品の手紙(ヴァイオレットが代筆したもの)の束を見つけ、ドールに興味を持ち、ライデンの郵便社までヴァイオレットの足跡をたどりに行く。

・ヴァイオレットに病床の少年より出張代筆の依頼が。「お子様割引」的なものを利用し、家族への手紙を代筆。死後に家族に渡される契約。

・ホッジンズが宛先が不明の手紙の中にギルベルト少佐の筆跡に似たものを発見(誰かの代筆をしたと思われる)、ホッジンズとヴァイオレットは住所を訪ねにある島へ。

ヴァイオレットがあんなに追い求めていたギルベルト少佐は、テレビシリーズのときには結局生きてるのか死んでるのかわからないまま終わり、外伝でももちろん出てこない。「いや、このぶんだと少佐は結局生きてないんじゃないか」と半ば思い込んでいたので(私だけ?)、映画でなんとか生きてたってわかったときには「ああ、少佐は生きていた!!何という喜び!!」とまるで自分のことのように喜びで一杯になったが、正直「ああ、もう終わっちゃうんだこの話」という悲しみでちょっと寂しくもなった。少佐を思っていつも暗い表情の主人公は最後の最後にやっと幸せになれるのであるが、(私の性格がひん曲がっているせいなのか)今までのヴァイオレットでなくなってしまうような一抹の寂しさがあった。

ヴァイオレットは少佐に会いにはるばる船に乗って少佐の住む島に行くのだが、なかなか少佐はヴァイオレットに会おうとしない。普通の子どもとしての幸せを知らず「戦乙女」として育てられた彼女への苦しい思いもあっただろうが、それを「生きていて、声も聞けたので十分です」と言って受け入れるヴァイオレットは健気だ。まあ、もし訪ねて行ってあっさり会ってたら映画的には盛り上がらんだろうしな。

最後の最後に大型客船に乗って帰るヴァイオレットを走って追う少佐、それを見つけて船から海へ飛びこんで少佐を迎えに行く少女ヴァイオレット・・・なかなか実写の映画ではハードなシーンだが、だってヴァイオレットは生きる兵器だもん、強い子だからこのくらい平気平気。いやはや普通じゃ死ぬわこんなん。

というわけで(急に〆る)大変素晴らしい映画なのでご興味のある方は是非。京都アニメーションらしく作画が大変細密で(とくに噴水や雨など得意の水の表現!)、あといつもながらエヴァン・コール作曲の音楽もシンフォニックで壮大で素晴らしい(名門バークリー出て日本のアニメやゲーム音楽作ってるアメリカ人)。途中で挟まれる「みちしるべ」の歌も泣けるし、最後の毎度おなじみのTRUEさんの歌も大変感銘深い。つるさんのコンサート行ってみたい。無理かな。

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久しぶりに渋谷塔に行ってみたが、クラシック売り場が半分になっていて驚いた。半分ジャズ売り場になってた。クラヲタでももうCDなんか買わないのかなあ。まあ、私ももうずっとCDなんか買ってないし、クラシックに限らずCDはオワコンなのかもしれないね。

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1日経ってある方の映画の考察を見ていたら、最後のほうに映る郵便社の記念写真に、外伝に出てくるテイラーが写ってる?というのがあり、やっぱりもう一度見に行かなきゃって思った。

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2020年9月20日 (日曜日)

新日本フィル定期演奏会 サン=サーンス「オルガン付」他

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ストラヴィンスキー:バレエ音楽『カルタ遊び』
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 op. 78「オルガン付き」
沼尻竜典指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団
實川風(ピアノ)石丸由佳(オルガン)
(9月19日 すみだトリフォニーホール)

音楽コンクールの最終戦に二度ほど行った他は、コロナのあと久しぶりに行った演奏会。本当は金曜日の初日に行く気まんまんだったのだが、休み明けが在宅勤務であいにく重たいパソコンを家に持って帰らなければならなかったのでその日は諦めた。コロナってこういうところでも弊害があるのねん(←たいしたことではないけど)。

コロナの影響で、客席はやはり千鳥格子状に座る感じ(席の緩和はしない模様)。まあほぼ埋まってた感。実は珍しく3階席を取ったので全体を見渡したわけではないけれど。ケチったお蔭で舞台の前のほうが手すりで隠れて見えず。指揮者やピアニストはあんまり見えなかった。しかし、「オルガン付き」は曲が曲だけに天から何かが降りてくる・・・ような神々しい感じがとても良かった。上のほうの席がいいこともあるよね。

そもそもこのコンサートはデュトワが振るらしかった。ピンチヒッターは沼尻さん。私の行くコンサートにしては珍しくポピュラーな曲目なため、場内歩き回ったけど知人には出っくわさず。まあ・・・そうかな。

オケの登場で拍手が起こるときと起こらない時があるが、この日はいつもより盛大な拍手が。テレビやネットなどで伝わってくるこのオケの苦難をみな知っているせいなのか。このご時世にコンサートを開いてくれた感謝と、お祝いの意味の拍手だったのかな。オケは弦楽器と打楽器はマスクしてるようだった(よく見えないけど)。管楽器はノーマスクで命がけ。

1曲目の「カルタ遊び」。ブリスの「チェックメイト」オネゲルの「ラグビー」とともに世界三大ゲーム音楽のうちの一曲だが(←大嘘)、私的には子供の頃ラジオでたまに耳にしたくらいであんまり熱心に聴いたことはなかった。私の頭の中ではピカソやブラックのキュビズムの絵画が踊っているようであった。

2曲目のリストのコンチェルト。小学生の時にショパンとともにリストが大好きだったのでこの曲もよく聴いてた。「これがリストだ!」という(企画物でよくありがちの)オムニバスの2枚組を持っていて、とくにこの曲とソナタがお気に入りだった。この協奏曲は第3楽章でトライアングルが活躍するので「当時の評論家からはトライアングル協奏曲と揶揄されていた」との解説をよく覚えている。

ソリストの實川風さん(風と書いてかおると読むのだよ)は中川大志系のイケメンだが(←適当に書いてみたが本当はよくわからない。異論は認める)先に書いた通り3階席であんまり見えなかった。オペラグラスも重くて置いてきたし。うう。ピアノは素晴らしかった。曲はぜんぜん違うけど、やっぱりこのところ足を運んで聴いたコンクールの人たちの演奏とは格が違うなと。盛大なる拍手のあとのアンコールは「火祭りの踊り」。オケに負けないくらいのカラフルな演奏。

こんなご時世でなければブラボー出るやつや。

休み時間のあと、メインのサン=サーンス。この曲はそんなに熱心に聴いたことはなく、もしかしてナマでは初めてかな(ちがったらすいません)。曲の個人的な印象としては、第1楽章の最初はブラームスやシューマンの交響曲みたいなドイツっぽい感じなのに、途中でパイプオルガンが荘厳に入ってきて、第2楽章ではなんかニュース番組のBGMみたいになって、そのうちピアノが華麗に入ってくるので「こりゃ、やっぱりフランス音楽っぽいかな」と思わせといて最後は壮大に終わる感じ・・・かな(なにそれ)。構成は交響曲の伝統とは外れて色々とユニークな曲だが、メロディは聴きなれた感じ。

大体の曲はそうだけど、この曲はナマで聴くべきだなと思った。私の席はオルガンのあるちょうど向かいにあったので、天井から光が降り注いで天使が降りてくるみたいな感じで心が洗われ、ちょっと泣きそうになった。最後は沼尻さんらしく壮大にもりあがり、釣られて聴衆はちょっとフライング拍手っぽくなってしまった。待ちきれなかったなあ。ブラボーが言えないのが苦しい。

 

大拍手の中 団員の方が大きな花束を貰ってたので、定年退職かな?と思った(あとでTwitterで調べてそうらしかった。お疲れ様でした)観客はアナウンスによりコロナ対策のために2回に分かれて退場したけど、すみとりの帰りで飲みに行かずにまっすぐ帰るのって珍しいのでなんか「あ~あ」って思った。ずっとクラヲタ談義をしていない。まあ、健康診断が1週間後だし何にしろダイエット中なのでちょうどいいかもね。


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イベントごとが復活しつつあり、コンサートやオペラの券を大喜びでたくさん予約してしまった。楽しみは楽しみだが、ちゃんとやるのかなあ。ちょっと不安だ。少なくとも自分は健康に気を使って死なないように気を付けよう。死んだらおしまいよ! 

読者の皆様もくれぐれもお元気で。最近訃報が多い・・・。

 

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2020年9月12日 (土曜日)

1個83円の卵でTKG

8月頭から始めたウォーキングとコンニャクダイエット。1回友人と餃子屋で飲んだだけで、一切飲み会には行かず大好きな鶏のから揚げやバーガーキングも食べずに頑張った結果、3キロ(日によっては4キロ)痩せた。

え~、たった3キロ痩せたくらいで何威張ってんの?と思われるかもしれんが、それはゆりやんレッドリバァさんみたいにもともと100キロあったような人が30キロ痩せたら「そりゃすげえな」って思うのであって、私のように「ぱっと見普通のチビ」の3キロはかなり大きいのである。

さほど外見は変わってないので久しぶりに会った人でもとくに「痩せたね」と言われたことはただの一度もない。変わったことは、若干足が細くなったような気がする(気がするだけ)のと、二の腕のぷるんぷるんがなくなった気がする(気がするだけ)のと。

一番大きかった変化は、メガネが合わなくなったこと。いや視力が落ちたのではなく、顔が痩せたのかメガネをして下を向くとバタンと落ちてしまうのである。仕事中不便なので黒いゴムで後ろで結んで落ちないようにしている。

いやさて、時を戻そう・・・じゃなくて主題に戻ろう。ウォーキングをしていると、今まで気付かなかったものに気付くのでとても楽しい。歩いている途中、町の掲示板で室内楽のコンサートのお知らせを見つけたり(券、取りました。お楽しみに)、今まで知らなかったすてきなお店を見つけたり(もちろん早朝なので閉まってたけど)・・・そんで一番びっくりしたのが、「卵の自販機」を見つけたこと。しかも高い。6個で500円!(10個で700円) 普段6個100円の卵を食べているので5倍の値段ということになる。

どんなに美味しいんだろう。食べてみたい。痩せたからご褒美?

というわけで、昨日買ってきた。何度か見に行って売り切れてたけど昨日はあったんで。

自販機ながら、お持ち帰り用のレジ袋がセットアップされている。親切である。高いからか。

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10月1日まで賞味期限(だよね?)。ずいぶん長い気がする。それまでは生で頂けるのだろうか。結構持つのね卵って。高いからか。

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殻の色が一個一個微妙に違う。高いからか。

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白身が濃い!そして黄身が赤い。箸でつまめる。高いからか。

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白身を先にかくはんして白飯に混ぜて、黄身をオン。お醤油はいらないよ。高いからね。

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食べた感想は・・・うう、やはり味が濃い。ずっとTKG(卵かけご飯)食べてないので比べられないけど、いつも食べているのよりは相当濃い。高いからや。

昨日、大根を一本買ったので(サンマが半額になってたので大喜びで買ったけど、大根の小分けしたのが売り切れてて泣く泣く一本購入)、卵も入れて明日はおでんをする予定。プリンとかも作ってみようかと思う。(ダイエット中なのに)

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2020年8月30日 (日曜日)

東京音楽コンクール本選 ピアノ部門

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1.西本裕矢 東京藝大付属高3年(17歳)
L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」 Op.73
2.大崎由貴 ザルツブルグ・モーツァルテウム(27歳)
L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
3.横山瑠佳 ミュンヘン音楽演劇大(24歳)
L.v.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
4.谷昂登  桐朋高2年(16歳)
S.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
梅田俊明指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
(2020年8月29日東京文化会館)

過去記事:ピティナ・ピアノコンペティション特級ファイナル

ピティナの特級が面白かったので、ついでに東京音楽コンにも行く事に。コロナのせいで1階席と2階席と4階席だけ(見た感じそんな感じだった)で、1席づつ空けて座る式。値段はどこでもいっしょ(2,200円)。私が購入した時点で、4階席しか残ってなかった。舞台を横から見下ろす感じの、前に二期会のサロメ観た時と同じ席で「ただいま~」感。

意外と音はよく、コンテスタントが弾いている表情もよく見えたので、今後ピアノ協奏曲のコンサートはここを取ろうかな。行かれるかどうかわからないけど。

こないだのピティナファイナルの時に3位だった谷さんが出場。どういうスケジュール。別にファイナルだけ出てるわけではないし、キビシイ予選があるわけだから平行参加は大変なんじゃないかな、というピアノ素人なので考える。

ピティナの時よりファイナリストの平均年齢は若干高め。しかも2人はヨーロッパに留学中。まあ、私の印象からするとお2人とも「ああ、外人の先生に習ってるんだなあ」という感じの演奏。先入観かもしれんけど。

曲目は今回は全部違う。ベートーヴェンが3曲と、ラフ3。

<演奏の印象>
・西本さん「皇帝」
高校生らしいまっすぐな、笑顔の眩しいアー写の印象そのままの「陽キャ」な演奏。心に1点の曇りもなく。まあ、そういう曲だしな。

・大崎さんのベト3
私がザルツブルグ行った時にモーツァルテウムの入口で写真撮った記憶があり、「ああ、あすこに毎日出入りしているのか」などと想像を膨らます。年の功&留学はやっぱり大事、と思った演奏。音の粒立ち?が大変美しい。モーツァルトのようなベートーヴェン。優勝する感。

・横山さんのベト4
大崎さんと同様に年の功&留学は大事感。ベートーベンのコンチェルトをいっぺんに3曲聴ける(しかもみんなフレッシュないい演奏)のはなんか贅沢。有名な皇帝より4番のほうが抒情的でいいな。(なんか皇帝って曲自体仰々しくて・・・)こっちが優勝か?

・谷さんのラフ3
一回ピティナで弾いたので若干慣れた感。ピティナの時はトップバッターだったけど今回はトリ。全然印象が良かったし、オケの(梅ちゃんの)温かいサポートがよかった。ピティナでは森本くんの演奏が衝撃的にすごかったけど、今回の谷さんのビルトゥオーゾ感、黒光りするような落ち着いた音、素敵だった。

「聴衆賞」は今回は紙をそれぞれの演奏者のハコに入れる式。どうしても投票場は密になるし、誰に入れてるかバレてしまうので、こればっかりはピティナのように携帯で投票できるやつのほうがいいかなと。

私の勝手な予想(悩みに悩んでの)
1.大崎さん
2.横山さん
3.谷さん
4.西本さん
聴衆賞:谷さん
自分は谷さんに投票。(どの演奏が一番感動したかっていう観点で選んでくれってことだったんで、迷わず)

30分ほどの休憩のあと、結果発表。

<結果>
第1位
該当者なし
第2位
大崎 由貴 OSAKI Yuki
谷 昂登 TANI Akito
第3位
該当者なし
入選
西本 裕矢 NISHIMOTO Yuya
横山 瑠佳 YOKOYAMA Ruka
聴衆賞
谷 昂登 TANI Akito
※同位に複数名いる場合は演奏順です。

驚きの1位なし。どよめいたわ。
私は今までコンクールの「1位なし」って「1位にするほどの技量の人がいないから2位で」って意味かと思ってたが、今回はそうでなく。実力が拮抗しすぎてて1位が決められなくて2位が二人、3位がなしという結果だそう。「いやベートーヴェンとラフマニノフで優劣決めるなんて、あたいらにはできないわ」との審査員の意見。そりゃそうなんだけど、ベト3曲聴いたあとのラフマニノフはそりゃまあ、「すげえ」って思うわな。4人とも採点にほとんど差はないとのことだが、私もそう思った。

表彰のあと、ピアノ部門審査員長の野平先生の講評と総合審査委員長コバケンの長い有難いお話しのあと(コバケンの話は含蓄があったが3割くらいよくわからんかった)、解散。東京独自のコロナ見守りサービスを携帯に入れて、帰宅。大幅に遅くなったお蔭でスーパーのお刺身が半額になっておりアマビエならぬアマエビを購入。美味しかった。

 

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2020年8月28日 (金曜日)

ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭(配信)

ちょっと最近またピアノコンクール熱がよみがえってきたので(聴くだけだけどのう)、今ポーランドで「ショパンと彼のヨーロッパ」という音楽祭をやってて、ライブ配信もしているので(自分用に)載せておくよ。

私にとって伝説の?2010年ショパコンメンバーのゲニューシャスやアヴデーエワ、ヴンダーやボジャノフも出てるようなのでとても嬉しい。とくにヴンダーは10年経ってもキュートな表情はあんまし変わってないね。一緒に来日してた彼女とは結婚したのかな?(←下世話) ゲニューシャスはあいかわらずもじゃもじゃ。

Dmitry Shishkin

Lukas Geniušas

Kamil Pacholec

Ingolf Wunder

Yulianna Avdeeva (9月1日)

モニューシュコ:歌劇「伯爵夫人」(予告編)
フルバージョンをはよ。

ついでに、大好きなヤブウォンスキ先生の去年のリサイタルを載せておく。カナダ・ショパン協会だから全然関係ないけど。

Krzysztof Jablonski: Piano Recital

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安倍首相がお辞めになるそう。「潰瘍性大腸炎」というご病気だそうだが、この病気はわりとよく知ってた。今ネットで連載中の闘病ギャグエッセイマンガ「腸よ鼻よ」の作者の島袋全優先生はまさにこの病気だ。これは・・・大変な病気だ。逆にこの病気を持っててよくこんなに長く首相をやっておられた、いやほんと。このマンガは前から読んでいるが大変面白いからおすすめ(まあ、人の病気を笑うのはどうかと思うが)。作者はたまに「取材」と称して急に入院しちゃうので、そのたび心配しちゃうけど。






 

 

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2020年8月26日 (水曜日)

日本三大浮世絵コレクション(東京都美術館)

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昨日からあきらかに仕事がヒマなので、有給休暇を取って美術館へ。お盆休み取らなかったのでその代わりかな。しかし、お盆休みをもし取ったとしても忌み嫌われる都民なのでどこへも行けない。だもんで行くのは美術館か音楽コンクールだけ。

気温はお盆ほど殺人的ではなかったものの、やはり暑い。奇麗な青空、白い雲。

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気になってた浮世絵展へ。当日朝予約して向かった。平日なのでさほど混んでないし(そこそこ人はいる)、人数制限しているので快適。平均年齢的にはそこまでご高齢の方ばっかりというほどでもない。

日本の三大浮世絵師の作品を集めたのかと思ったら、三大浮世絵美術館(太田美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団)の作品を集めて展示してるっていうことだった。三大浮世絵師って誰だよ、もう。

とんでもない数の展示(450点?)、しかも木版画だから一つ一つの作品は小さいのでじっくりじっくり見てるとすっげえ時間がかかる。いやあ、そんなにじっくり見てたつもりではなかったのに、あっというまに2時間過ぎた。じっくり見たい方は時間の余裕を持って行かれることをお勧めする。

まあ、有名どころは押さえてあるので、国芳とか写楽とか北斎とかフツーに展示してあったんだけど(春画はないよ、ねんのため)、私が印象に残ったのは鳥居晴信?ら鳥居派の絵で。浮世絵の歴史でもちょっと昔のほうみたいなんだけど、歌舞伎役者を描いた絵って普通役者しか描かないのに、舞台後で演奏してる人や義太夫さんも描いてて、それがなんかよかったな。なんかちょっとロートレックの版画を思い出した(っつーかロートレックが浮世絵の影響を受けてんじゃね)。

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(展示してたやつとは違うかもだけど、こんな感じの絵だった。)

あとは、作者とかは忘れちゃったけど「日常使いのグリーティングカード」的なやつはすごく芸が細かくていいなって思った。(夢中で近くで見過ぎて係員に注意された。目が悪いからしょうがないんだよね) 木版画ってカラ刷りするとエンボス加工みたいにできるんだけど、あれで着物の模様にしたりするのいいよね。

グッズ類は充実してたけど、Tシャツはなんかおどろおどろしいので買わず。鍾馗様の手ぬぐい(疫病退治の絵)が売れすぎて予約制になっててワロタ。ありゃ、でも私も欲しかったな。予約しなかったけど。

私が買ったのは、会社で使うメモ用紙と(そんなん別にコピーのウラ紙でええやんと思うけど、ちょっと社内便を送るとき手紙つけるのにいいかなと、そう言って無駄に沢山買ってしまうのだが)、ダイエット中だというのにお菓子を買ってしまった。いやこれほんとにジャケ買いだから。抗えなかった。あっさり釣られた、魚だけに。ぎょぎょぎょ。おからけんぴって何。可愛すぎる無理。

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まだ開けてないけど、あけるとこんな感じ。なんかかわいそう。(って、ふだん魚たべてるやんけ)

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コロナ禍でしょうがないけど、外人さんがぜんぜんいなくて残念だね。外国人観光客が大いに喜びそうな展示だ。しかも、日本語の原題よりも、英語訳を見たほうがわかりやすかったものも。女性の絵なのかと思ったら実は美少年だったり(歌舞伎の女形?)ね。

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2020年8月22日 (土曜日)

ピティナ・ピアノコンペティション特級ファイナル

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1.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
 谷昂登(ピアノ) 高校2年
2.ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調
 山縣美季(ピアノ) 大学1年
3.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
 尾城杏奈(ピアノ) 大学院1年
4.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
 森本隼太(ピアノ) 高校1年
岩村力指揮/東京交響楽団
(2020年8月21日 サントリーホール)

昨日、給与計算も終わり、午後半休を取った。そもそもピティナの特級ファイナルのYouTube実況を見たいために半休したんだけど、「サントリーでやるんならいっそ聴きに行ったほうがよくね?ナマで聴いたほうが感動もひとしおでは」という考えがふつふつと湧いてきたので、ピティナのサイトより予約。

しかし。何故かクレカの入力がものすごくめんどくさく(一個数字を入れると4つくらい勝手に数字が入る。しかも×で消すのが難しい)て途中でやめようかと思ったけど、なんとか購入。券はメールでバーコードが送られてくる。B席で3500円。コンクールにしては高いなあと思ったけど(だって前に日本音楽コンクールのファイナル行ったけど一等席で3500円だったとの記述)まあ、このご時世だからしょうがないかな。しらんけど。

このコロナ禍の中、まあまあの人の入り。もちろん、座れる席は千鳥格子だけど。観客はマスク必須、マスクをちょっとでも顔からずらしたりすると、すかさず係員から教育的指導。1人演奏が終わるたびに「鍵盤ふきふき隊」が登場し、鍵盤のすみからすみまで拭きまくる。コロナ対策は万全。

観客のほとんどの人はピアノ習ってる人か、その親か、出場者のご家族ご友人か、ピアノ教育関係の人かなあと。私みたいに「ピアノほぼ弾けないのにタダの物好きコンクール・ウォッチャー」の人はいるのかな。

それにしても。

コンクールどうこうより、生オケ聴くの久しぶり。しかも東響っつー。なんと有難いことだろう。今までコンサートなんてホントに日常茶飯事みたいな感じだったけど、オーケストラの人々を久しぶりに見てなんか泣きそうに嬉しかった。オケは別に遠く離れて座っているというほどではなく、弦楽器と打楽器の人はマスクしてた(指揮者も透明なやつしてた)。管楽器はどうしようもないのでマスクなし。管楽器命がけだ。

さて、演奏だが。私は特級セミファイナル(よく知らなかったのだがこのピアノコンペは特級、Pre特級、G級とあり、特級は年齢制限なしの最上級らしい)はネット配信で見たものの、実はあとのほうしか観てないので、森本さんと山縣さんしか観てないのである。どちらも素晴らしかったから観に行ったんだけどね。とくに森本さんはものすごい巨匠感を醸し出す演奏で、たいへんあどけない外見がまたギャップがある。

手短な感想
・谷さん トップバッターで若干硬さが見られた(と思った)が、スケール大きくこの難曲をよくまとめてた感じ。「男子」って感じ。

・山縣さん 今回唯一のショパン。「ラフ3だらけの水泳大会」の中、一服の清涼剤のよう。ピアノのタッチがきれいに揃っており、まるでコロラトゥーラソプラノのアリアを聴いているよう。本家のショパンコンクールでもあまりなさそうな美しさ、好きな演奏。セミファイナルの「アンスピ」もよかったなあ。

・尾城さん スキがなくまとまっており、最年長のためかさすがの安定感。コンクール向きか。(関係ないけど紹介文に「トルン交響楽団と共演」とあり、「あの、トルンと??」とちょっと嬉しくなった。)

・森本さん 最年少だがほんとにすごいスケール感。(私、すでに巨匠と呼んでる) ただ、ちょっとオケをドライブしすぎだし、私でもわかるくらいのミスタッチも多い。でもこの年で自分の世界を持っているのは凄いし、あまりない才能かと。何年後かにはメジャーな海外コンテストに挑戦してるのかなあ・・・と心が躍る。チャイコンなんてどうですかね。誰よりも礼儀正しくお辞儀が深いのもよい。

なお、女性軍は二人ともチャーミング(←いらない情報)。

私の予想では(というか、単なる演奏の好み)。
1位 森本さん
2位 山縣さん
3位 尾城さん
4位 谷さん

だと思ったけど、実際には
1位 尾城さん
2位 森本さん
3位 谷さん
4位 山縣さん
であった。

まあ、自分が初めて(配信で)見たコンクールがショパコンだったんだけど、その時に自分が好んでいた演奏をした人でなく「なんかあんまりすきじゃない演奏」だったアヴデーエワが優勝。ポーランドでも大きな話題になったけど、演奏のポピュラーさよりもコンクールでは「正確な演奏」が第一に求められるのだ、という事を知った。だから今回の審査は妥当だと思う。


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(表彰式の写真は司会者によると撮っていいとのことなので載せるけど問題あれば消します)

優勝者には「スタインウェイ賞」として1年間楽器貸与。(2018年の優勝者、人気YouTuberのかてぃんさんは借りたスタインウェイがなじみすぎてそのまま買い取ったとな。YouTubeで弾いてるスタインウェイはそれなのね、と確認。)

会場の人と、配信で観てた人の投票で「聴衆賞」が与えられるのだが、こちらは私の予想通りの順位。ぶっちぎりなの最高。

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東響なので伴奏は本当に素晴らしく。あの長大でエネルギーのいりそうなラフ3を3回も演奏して大変だなとは思ったけど、こんな中、演奏会が開けて(いい演奏を聴けて)よかった。この日一番うれしそうだったのは指揮者だった。


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