2020年1月13日 (月曜日)

年末年始 テレビ視聴2019-2020

今年は休みが長かったのでかなりのテレビ番組を見た。

M-1グランプリ

優勝者よりも「すゑひろがりず」にはまってしまい、YouTubeを片っ端から見ていた。中でも「ドラゴンボール狂言」の動画は面白くて、ドラゴンボール一回も見たことないのにこれは何回も見てしまう。

【DB狂言】すゑひろがりず×アイデンティティ田島×R藤本コラボコント【公開収録】

いかにもおめでたい感じの芸風なので、年末年始にはテレビに出ずっぱりなのかと思ったら、一回しか見なかった(狂言風となりのトトロ)。番組表でやっと「狂言・末広がり」というのを見つけたが、本物のガチの狂言だった。

ガキの使いじゃあらへんで

今回は面白かった。吾郎ちゃんとどぶろっくの「大きな〇〇〇〇をください」が耳につき仕事中でもつい歌ってしまうので「いけないいけない」と戒めてしまうほどしばしば。

紅白歌合戦

ウチのブルーレイが2局しか録画できない機械で録画できなかったのであまり見ていない。氷川きよしさんとMISIAさんとKISSと桑田さんの息子とひばりサイボーグとけん玉は見たので十分ですかね。

義母と娘のブルース

年末にまとめてやってたのでたまたま全部観た(スペシャルも)。葬式のシーンで号泣した。しかし色々と謎が多いドラマだ(ありえないことが多すぎる)。

クイズ 正解は1年後

毎年楽しみにしている番組。例のロンブーの1人の反社問題で一番最初に「えっ、『正解は一年後』はどうなるの?」と思った。まあ、一応やってはくれたものの何しろロンブーがMCなので、前の年末録っておいたものは放送できず。おかげでいつもより全然おもんなかった。今年末はどうするんだろう。

映画「リザとキツネと恋する死者たち」

ハンガリー映画。東京MXでやってたのをたまたま録画して観たのだが、あまりにもツボすぎて何回も見てしまう。ハンガリー日本人大使の未亡人の住み込み看護婦のところに現れる昔の日本人歌手の亡霊、という内容のサスペンス・ラブストーリー。ひと昔前の歌手「トミー谷」の歌が秀逸。(トニー谷ではない)

「リザとキツネと恋する死者たち」より
 Dance Dance Have A Good Time

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ハンス・ロット/交響曲第1番 オーケストラ ハモン

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ロベルト・シューマン:序曲、スケルツォとフィナーレ 作品52
ハンス・ロット:交響曲第1番 ホ長調
冨平恭平指揮 オーケストラ ハモン
(1月12日 東京芸術劇場 コンサートホール)

どうしても行きたかったので友人経由で券を取ってもらった。ハモンさんに行かせて頂くのは二度目だったかな? 新国立劇場合唱団の指揮者としてご活躍の冨平さんが指揮されていることが多いようだ。こないだNHKニューイヤーコンサートにもご出演していた。

前日にマーラー9番であったが、ロットとマーラーとの関係を考えると感慨深い(マーラーはこの曲を自分の交響曲のあちこちにコラージュしている)。ヴァイグレの日本布教が効果大だったのか、日本でのロットの交響曲の演奏率はこのところ大変高い。昨年だけでプロは3団体。今年に入ってこのハモン、2月にワグネルソサエティOB(指揮は寺岡さん)が初稿版を演奏予定(同じ日にブルックナー7番も演奏するらしいがすげえな。演奏するのも聴くのも疲れそう。とくに打楽器)。他のとあるアマオケさんも「うちももしかして今年やるかもしんね」とのこと。

このようにマニアに大人気のこの曲だが、私は昨年はナマは一回しか聴いてないんでアレなんだけど、昨日聴いた印象では「なんかもう・・・とにかく耳に聴こえる情報量が多い」という感じ。若い作曲者が「あんなこともしたい、こんなこともしたい」と何もかも詰め込んだ感。26歳で死んでしまったので、もーちょっと長生きしたら「ここも違う、ここも違う」と色々改訂したのでは思う。

たとえば絵で言うと。マーラーのオーケストレーションはとても風通しがよく何色も薄い色を重ね合わせ、色々なコラージュ(鐘の音とか鈴の音とか、舞台裏の軍隊ラッパとか)をあちこち施した感じがするが、ロットは最初から絵の具は厚塗り、下地の色などお構いなく、どんどん絵具を塗り足して行く。「気持ちはわかる、そうそうわかるよ、でもね・・・」と言いたくなる。おまけに彼の精神病の引き金となった(と言われている)ブラームスの交響曲が聴こえる場所もある。とにかく、短命を予言しているように色々と盛り込みすぎ。

さて、演奏。あちこちから(終演後のナマの声も、Twitterでも)素晴らしかったとの声。私も素晴らしいと思った。前日のブルーメンさんのマーラーの感想が全く聞こえてこないんだけど(この日は他にアレクサンドル・ネフスキーがあったり、夜にN響の復活があったせいか、Twitterを操るマニアがいなかったのかな。やけに老人が多かったし)、どちらも甲乙つけがたい名演であった。お金節約のためどちらもタダで許してクレメンスクラウス。

ところで、前日のN響の復活だが(ラジオ付けるの忘れてたので藤村さんの原光からだが)、私がラジオで聴いただけでもずっこけるシーンがあったんだけど、テレビでやるのかな。聴きに行った人によると相当酷かった(指揮棒振っても音が出てこなかったり)らしいが。(ネットによると)2日目はよかったみたい。
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演奏会の帰りに友人とか聴きにいらしてたアマオケさんの人々と飲みに行ったが、「今年のプロオケのプログラム凄い!やっとプロも本気出してきた!」という声を何人もからきいた。私も一覧してみたけどいまいち刺さらなかった。珍しいポーランドものがあんまりないからかな。新国立のオペラも私としてはそんなものすごくいいわけでもないし、二期会のルルも今どき第3幕やらないのもなんかなあ(私はツェルハ補筆の第3幕が好きなんだ)。まあ、夏はオリンピックあるからお金がかかるのでそれどころではないかもだが。

それにしても1軒め酒場?の安さは異常。私の行動範囲内にないの残念。

 

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2020年1月11日 (土曜日)

マーラー/交響曲第9番 ブルーメン・フィル

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ブリテン:シンプルシンフォニー
マーラー:交響曲第9番ニ長調
寺岡清高指揮 ブルーメン・フィルハーモニー
(ミューザ川崎シンフォニーホール)

仕事始めから一週間で早や残業時間が10時間を超え、土曜日はゆっくりするつもりでいたが、入場はがきを頂いていたのでせっかくのマーラーだし行かせて頂いた。

マーラーの9番、というと色々な思いが。まず、昨年末に観たテレビ番組で、確か「やりすぎ都市伝説」だと思ったが、「交響曲第9番の呪い」という、クラシック好きなら誰でも知っている話をやってた。有名な作曲家、ベートーヴェン、ブルックナー、ドヴォルザークなどみんな交響曲は第9番までしか作ってない。10番は完成せず死ぬ、というもの。そしてマーラーはその伝説を恐れて9番目の交響曲は番号を付けず交響曲「大地の歌」とした、そして死を覚悟したあとに交響曲第9番を書き、そのあとの10番は未完成で死んだ、というもの(確かクラシック好きの芸人「霜降り明星」の粗品さんがこの話をしていた)。何かこの話を全く違う番組で2度見た気がする昨年末。

私も子供の頃はこの伝説は信じていた。でも後年ショスタコーヴィチなど結構2桁行くくらいの交響曲を残しているのを見て、思った。
単に昔は医学が発達してなかったから作曲家の寿命が短かっただけじゃね?

あと、マーラーの9番というと私はジュリーニ/シカゴ響盤なのだが、一番懸命に聴いていたのは中学1年か2年くらいのときだった。その頃はマーラーの音楽をナマで聴くなんて全く思いもよらぬことだった。マーラーは大学生くらいになって初めて学生オケの友人のお母さまの入っているアマチュア合唱団の歌う「復活」を聴いた(誰の指揮だったのだろう。全然覚えてない)。

今でこそ東京には数多くのアマチュアオーケストラが沢山存在し、マーラーなんてごくごく日常的に演奏されるが。私が子供の頃なんて、東京だってプロもそんなにマーラーなんて演奏してなかったろうし。

「ああ、中学生の頃の私に、今日のマーラーの9番を聴かせてあげたい。どんなに感動するだろう」

などと考えていた。それくらい入魂の演奏だった。他の人はどう思ったかな。でもなんかもう、私は泣いていたわ、終楽章で。仕事しすぎで疲れてて涙腺が緩かっただけかも?

年末テレビ番組の話ばっかりで恐縮だが、「格付けなんとか」みたいな番組の再放送をやってたのをたまたま見たのだが、プロオケとアマオケを芸能人は聞き分けることができるのか?というのをやっていて、東京フィルと某アマオケさんがマスクをしたりして外見ではわからないようにして聴き比べをしていた。私はどちらもよく聴きに行くオケだったので「わからへんかったらどないしよう。クラヲタ失格かもしれん」とか怯えていたが、やっぱりどう考えても違いは明らか。当たり前だ。天下の東京フィルだ。

しかしまあ、本日聴かせて頂いたのは「うまいとかへたとかそんなことどうでもいい」と思えるものだった(いや、ブルーメンさんはうまいです)。とにかく・・・(そもそも)マーラーはやっぱり凄い。調性のある交響曲の最終的な進化の形なのかなあ、と思った。マーラーがお手本にした親友のハンス・ロットの曲から考えると、どんなにすごい進化を遂げていたか。最後の最後に「亡き児を偲ぶ歌」の一節が聴こえるが、(ありきたりの表現ですいませんが)この曲はマーラーの人生そのものだな、と思った。この曲をマーラーは聴くことができなかった(弟子のワルターが初演)が、この曲を聴くといつも「マーラーがいなくなったウィーン」を思い、悲しくなってしまう。

話は前後してしまったが、ブリテンのシンプルシンフォニーも(弦が強いと思うこのオケで)美しい演奏でした。

今日はマーラー・ファンはN響(復活)に行ってしまったのかな。あと、アマオケでは「アレクサンドル・ネフスキー」をやってる団体もあったためか、知り合いには誰も会わず。そのあとクリアランス・バーゲンに行って洋服を買ったりなどしました。

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「働き方改革」の一環なのか、昨年新しく来た役員の「年頭の社長や役員へのあいさつは時間の無駄だから省くべし」との通達が昨年末に流された。お蔭で私は「あけましておめでとう」を1月1日友人との新年会で一回言っただけで、そのあと一回も言わずに過ごしている。まあ、めんどうくさくなくていいのだけど、社長にも役員にも言わないのに他の上司とか同僚に言うのも何なので、年頭からだんまり。喪中かと。なんかちょっと悲しい。他にこんな会社あるのかな。

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2020年1月 4日 (土曜日)

第63回NHKニューイヤーオペラコンサート

アンドレア・バッティストーニ指揮/東京フィルハーモニー交響楽団
(2020年1月3日 NHKホール)

2020年初ライブ。指揮者がバッティストーニなのと、話題のハープの貴公子メストレが出演するとのことなので(これは私は券を購入してから知ったのだが)、当日券は無し。私が気が付いた頃には結構券は売れていたので3階席になってしまった。でも端の方のせり出した所だったのでまあまあ良く見えた。音はまあ・・・まあかな。やっぱり1階か2階席で観たいところ。

冒頭の出演者の登場にナブッコの「行け、わが思いよ(以下略)」だったが、(席のせいかもだが)なんかちょっと例年よりお静かな感じで拍子抜けしてしまった。(しかし、家に帰って録画を見たらそうでもなかったので席のせいかも)

今回は(このところと違い)オケがオケピでなく舞台上に?と思ったらやはり指揮者がよく見えるように、なのかな(過去にはあったようだが)。まあ、テレビで観ると歌手ばかり映すので指揮者はあんまり見えなかった感じなのだけど、私はオペラグラスで指揮者を見守っていた。歌っている歌手にちょっかい出したり、またはちょっかい出されたりというのは2度ほど。

指揮者がイタリア人だもんで、いつもよりかなりイタリアオペラ多め。まあ以前に行ってがっかりした「前半はほぼモーツァルト」ということはなかったのでまだ全然よい。ただ、いつも一曲はあるバロックものはなかった。モリマキさんの歌うバロック好きなんだけどね。まあ、モリマキさんのムゼッタ、ずいぶん前に聴いたことあってとてもチャーミングだったけど。ええ、もちろん今もチャーミングよ。しかしあの相変わらずのボン・キュッ・ボンは驚異。経産婦なのになんだあのウエスト。砂時計か。

演奏・歌唱は(皆さん)素晴らしかった。指揮者のせいかオケも乗ってたし、テンポの緩急がやや激しかったけど、歌手も例年より頑張ってた気がする。
ただ、文句ひとつ。大西宇宙さんを目当てに行ったのに、ソロで歌う場面がなかったっつーのは。夕星の歌とかエウゲニ・オネーギンからのなんかのアリアとか歌わしてやってくれよ。若手だからまだピンでは歌えないのかなあ。たぶん、大西さん目当てで行かれた方もかなり居たのでは。笛田さんも目当てだったけど、結構出番あったやん。大西さんは活躍の場がアメリカでニキカイやフジワラでないから?何かの闇を感じる。うーん。

印象的だったのは、天皇皇后両陛下の御前で国歌を歌われた森谷さんは声量もたっぷりで最後の高音も悲鳴でなく美しく出し切り素晴らしかった。椿姫のアリアは有名曲だがこの曲は歌うの大変である(有名歌手が途中から高い声が出なくなったのを見聞きしてからちょっと身構えてしまう)。

砂川さんと中島さんの蝶々夫人のデュエットは桜の花のような美しさ。砂川さんの黒地に桜の刺繍?のドレスも可愛かったし、声もいつものようにチャーミング。中島さんも頼りがいのありそうな低音。

宮里さんと大西さんのドンカルロの二重唱。前にJ・キングとFDの若い頃の映像を見たことがある。前記の通り、バリトンのソロすくねえ。歌はよかった。テノールの人も輝かしい美声だった。

田崎さんのルサルカ。いやあ、この曲いいねえ。ドヴォルザークはそんなに聴かない(新世界だけは年末いっぱい聴いたけど)んだけど、なんか懐かしいというか心に染みる。このオペラ観たことないけど(←何故)。

タンホイザー、好きなアリアだけどアレはちょっと前のイントロ的な歌いだしからでないと。さらに思いを寄せるエリザベートから振られる下りから聴くともっと感銘深い。いや生放送だからなるべく短くしないとだが。

トゥーランドット第1幕のフィナーレはさすがに指揮者の得意演目?なだけに生で聴けて嬉しい(CDになった東フィル演奏会形式は行かなかったので)。ピンポンパンの顔ぶれがありえない豪華さ。

ここでメストレ登場。まあ3階席だったのでオペラグラスでしか見てないんだけど、「ハーピストって普通女性じゃね?」という偏見を覆す感じ。(前にBSで録画してあったのを観た時はすごい違和感)そうだね、ハープはでっかい楽器だから力がいるし、体を鍛えているそうで、NHKの話題の筋肉体操に出ればいい。ハープ弾きながらエクササイズ。ランニング短パン姿で。

ウェルテルは、こないだウィーンの配信で見聞きしたので、アリアだけ聞いてもなんか情景が浮かんだのでよかった。笛田さんはうまいよね。

再び砂川さんで「宝石の歌」。やっぱりいつまでもカワイイ。そもそも歌詞からして美人しか歌っちゃダメだこの歌は。

圧巻はトリの福井さんのアンドレア・シェニエ。紅白で言えば往年のサブちゃんみたいなもんなんだろうか。まあ今年は藤村さんの参加もないし・・・。この歌はホントにかっこいい。そういえば今回は望月さんは出なかったのね。

その他演奏以外のこと。

・客席で聴いていたので気が付かなかったのだが、最後の乾杯の歌をメストレさんもはしっこで歌ってたらしい(ウチかえってテレビで確認)。なんかカワイイね。

・途中でドライアイスの演出があったのだけど、そのあとに舞台の袖でスタッフがモップで?ちらばったドライアイスを一生懸命掃除してたのが見えて「ああ、ナマで観るとこういうのが観られていいなあ」といつも思う。

・開演前のアナウンスが3階席はほとんど聞こえなかったのでわからなかったのだが(前もってご注意があったようなことをTwitterでみた気がする)、最後のクラッカーと金銀テープは全く知らない演出だったのでびっくりこいてしまった(ひえっって声がでた)。

・近隣にかなり激しいブラボーおじさんがいて、かなり年齢行ってらっしゃると思うのにでっかい声でそのたびにびっくりこいていたのだが、中村恵理さんのときはブラボー言ってなかったので一緒に行った友人は「あの黒いドレスの人一番うまかったと思ったのにあのおじさんブラボー言わないの何故?どういう選考基準?」と怒ってた。小一時間問い詰めたい。

・バッティストーニは以前より若干痩せてた。マイケル・ジャクソンに似てきたなあと思ったので声も高いのを想像したら結構普通に低かったので違和感。

・今年はテレビはよく聴こえた。テレビやスピーカーを昨年新調したからなんだろうか。それともNHKの技術さん頑張った?まあ、会場で友達と観るほうがよっぽど楽しいけども。

・生放送終わってからもMCは結構おしゃべりしてくれた。司会の高橋克典さんは体調をくずされてたそうで、そう言われてみればテレビでみるより元気ない気はしたけれど、しっかりとこなされてたのでやはりプロだなあと感心した。「麒麟が来る」にもご出演とのことでお忙しかったんでしょうね。お体大切に。(私は大河ドラマ苦手なので「麒麟」も「いだてん」みたいに途中棄権してしまいそうだ)

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帰りに友人とハイボール酒場?みたいなところに入ったのだが、あまりの机の小ささ(奥行30センチくらいで机というよりちょっとした棚)に驚いた。なんか壁沿いにきゅうきゅうで椅子も小さくて小柄な私たちでも窮屈だった。料理を三つも頼むともう机には皿は乗らず、取り分け皿を手にもって食べていた。ただ、飲み物も食べ物も滅法美味しく、リーズナブルだったのでまた行きたいなとは思った。「美味しい物を食べさせてくれるアウシュビッツ収容所」と私が言ったら友人は「うまいね」と褒めてくれた。

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2020年1月 1日 (水曜日)

アルビン・フリース/子供オペラ「ペルシネット」ウィーン国立歌劇場ライブストリーミング

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Albin Fries  " Persinette "  Kinderoper
Auftragswerk der Wiener Staatsoper
 
Dirigent  Guillermo García Calvo
Regie  Matthias von Stegmann
Bühnenbild  Marc Jungreithmeier
Kostüme Constanza Meza-Lopehandia
 
Persinette Bryony Dwyer
Prinz Lukhanyo Moyake
Hexe Monika Bohinec
Mutter Regine Hangler
Vater Orhan Yildiz
Rabe Sorin Coliban

あけましておめでとうございます。本年も細々と更新して行こうかと思います。

しょっぱなから新作、しかもガキ用オペラなので「なにこれ」と思われるかもしれない。アルビン・フリースという作曲家もよう知らんのだが、見て見ると(聴いてみると)これはなかなか、私の大好物な音楽なのである。もうなんか、ストライクゾーン過ぎて聴いていて胸がウッって詰まっちゃうくらい。作風としてはR・シュトラウスに影響を受けまくった感じで、ツェムリンスキー、いやシュレーカーに近いのかな。子供向けとは言え、お子さんを連れた(ウィーンの耳の肥えた)パパやママにも十分楽しめる音楽となっている(と思う)。もちろん無調ではない。

ペルシネットとは何ぞや?と思われるかもしれんが、ぶっちゃけ根っこの物語はディズニーの「塔の上のラプンツェル」と同じである。まあ、子供向けなのでかなり端折ってある。


<あらすじ>

貧乏な夫婦。妻は身ごもっているが体調が悪くなり魔女の薬草が必要になるが、それを買うお金がない。そこで交換条件として魔女は生まれてくる子供を自分の子として育てることを提案。貧乏な夫婦はそれを受け入れざるを得ない。魔女は生まれてきた娘ペルシネットを高い塔の上に住まわせる。魔女の留守中はカラス(元は人間)が見張りをしているのでペルシネットは外の世界を知らない。


ペルシネットの長い髪をはしご代わりにして魔女が出かけている間に、ふと通りかかった王子様に見初められ、ペルシネットは髪の毛を垂らして王子様を自分の部屋に上げてしまう。恋に落ちる二人。そこへ魔女が帰ってきて怒って娘を塔から追放、娘の耳を聴こえなくし、王子の目を見えなくしてしまう。離れ離れになった二人は一年もの間お互いを探しあうが、ある日とうとうめぐり逢う。それを見た魔女は最初は激怒するが、二人の必死な思いを見て感動し突然二人を許す。二人を巡り合わせたカラスも呪いを解かれ元の人間に戻される。何故か元カラスは魔女に結婚を申し込む。ペルシネットの両親もここで現れてペルシネットと王子の結婚式をあげてめでたしめでたし。


演出も映像を使っていてまるで飛び出す絵本のような風情だし(舞台で高い高い塔を表すのやそれを登る魔女を表すのもアニメーションの映像を使っていて楽しい)、無論オケはウィーンなのでめっちゃうまい。こういうのを見て育つウィーンの子供たちは羨ましい(などと言うと、「日本なんてアニメーションの放送をすぐみられるし日本語もわかるし幸せじゃないか」とヨーロッパのアニヲタに言われそうだが)。

前半はまあ、ディズニーっぽいかなと思うけど(東京ディズニーランドの入口でえんえんとかかっている音楽ってR・シュトラウスっぽいしね)、最後のシーンはほぼモーツァルトの魔笛なので(カラスのコスチュームもそれっぽいし)ウィーンだなあって思う。

ただ、惜しいのは王子様がアフリカ系の人で(人種差別しているわけではないが)、ここは金髪痩身の美しい王子様にしてほしいなあ。子供向けだし・・・とは思った。しかし小さいころから「オペラって、実際はこういうものだよ」って教えておくべきなのかなあ、とも思う。

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なんか流行ってるみたいなんでやってみたんだけどどうですか?(こんな本はありません)

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2019年12月21日 (土曜日)

また外れた

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あー、また外れましたよオリンピック。3回くらい申し込んだんだけど、1個も当たらない。亀有の神社に願掛けに行ったけど全然関係なかった。もうなんか行ける気がしない。

しかし。パラリンピックの閉会式の演出が、コバケンさんなのがわかって俄然楽しみになってきた(もちろん「炎のコバケン」ではなく、ラーメンズのほうだ)。たまたまだけど、券が取れて本当によかった。どんなんなるんだか想像もつかないけど。演劇好き、サブカル好きの人々よ、私はパラリンピックの開会式と閉会式に行きます。行きまーす(嬉)。どうでしょう羨ましいですか?? (←周囲に羨ましがられたことがないのでよくわからん)

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2019年12月15日 (日曜日)

映画「アムステルダム・オリンピック大会」(1928)/弁士・伴奏付上映

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弁士:佐々木亜希子 
伴奏:永田雅代

宝町にある「国立映画アーカイブ」において「ポーランドの映画ポスター」展が開催されているのを知り、「これは行かなくちゃ」と思って調べたら、先月より「オリンピック記録映画特集」をやっているのを知った。「これも行かなくちゃ」とは思ったものの、もう半分くらい会期は過ぎているし、丁度年末調整期間とかぶっているので行きたいものはほぼ行けない感じ。

アーノルト・ファンクの「銀界征服」(サンモリッツ大会)も、大好きなモントリオール大会のも観られない。来週の土日に上映される有名な「民族の祭典」「美の祭典」はビデオ持ってたし、東京(1964年)や札幌(1972年)は観たことあるので、わざわざ観に行かなくてもなあ。行くかもだけど。

ということで、とりあえず昨日アムステルダム大会の映画を観に行った。受付で整理券を貰って上映30分前に番号を呼ばれて順番にお金をはらって会場に入る。観客はほとんどおじいちゃんだったので、平均年齢は75歳くらいかな。

アムステルダム大会のこの映画は上映時間が192分と大変長く、まあベルリンの二つに分かれてるのやつよりは短いものの、3時間超という長丁場(途中休憩あり)。それでももともとはもっと長く、全11巻のうち何巻かは時代と共に劣化して失われていたので、これは残された映像の中から再編成されたもののようである。字幕とかは後付けのようだ。

長いうえに白黒、そして何よりまだ無声映画の時代だったので、弁士と電子ピアノ伴奏がついた。この長丁場を女性二人は乗り切った。この催し、他の音声あり映画(トーキー以降)の映画は520円で観られるが、今回の弁士・伴奏つきのは1050円。いやこれって実はすごく安くないですか? だって生の語りと生演奏付きですよ。国立の施設だからかなあ。しかし、いびきをかいて寝てた人も結構いて、いやこれはしかたないかな。私もこのところ仕事が重くて若干うとうと。

しかしまあ、見慣れているベルリンオリンピックより更に8年前である。今あるオリンピックとはかなり違う。まず女性の参加は恐ろしく少ない。東洋人は日本人だけのようだし、今や大活躍の黒人さんもあんまり・・・いないかな。

大きなイベントの一つである聖火リレーも、あれはヒトラーが(戦争で他の国に攻め込むルートを確認するために)考えだしたやつだからもちろんまだないし、何より一番びっくりしたのは金銀銅メダルは閉会式にまとめて配ってたってことである。競技ごとの国歌演奏と国旗掲揚はあったけど。まあ、今より全然競技は少なかったからかもしれんけど、閉会式に時の女王さま?が一位の選手に「ホイ、ホイ」とばかり片手で手渡していた映像が残っていてなんか笑ってしまった。メダルには首にかけるリボンもなんもついてなくて、ホントにただのメダルで。受け取る人も普通に片手で受け取っててなんかおせんべいでも配られてる感じだった。2位はなんか王室のもうちょっと下のほうの殿下?が配って、3位はオリンピック会長が配ってた。

この大会での「初めて」は開会式から閉会式までずっと聖火台に火がともってたこと。あと初めてコカ・コーラがスポンサーになったのもこの大会らしい。いやそんなに昔からコカ・コーラあったんかい。

私は「いだてん」を観てないので(最初は頑張って観ていたが、3回くらいで力尽きた。そもそも大河苦手。・・・最終回はBSで今日観た。)日本のオリンピック参加についての細かいいきさつは知らないのだけど、とにかくこの中に突然日本人が出場し、少ない人数の中から金メダル2人(織田幹雄、鶴田義行)、銀メダル1人(人見絹枝)獲得しているのは本当にすごいことだし、誇らしいと思う。


マラソン(まだ男子しかない)は3人も出場し、1人は途中棄権したものの他の2人はずっと先頭集団にいた(そのため結構映像に残っている)。山田兼松は最後の方まで1位を死守していたものの、ヨーロッパの石畳に慣れていなかったため足を痛め、惜しいことに4位であった。もう一人の津田晴一郎は6位であった。テレビや通信などまだ発達していなかったので、競技場の観客たちは最後まで「1位は日本人」だと信じており、実際は黒人の選手が逆転して1位で走ってきたので、黒髪に黒い肌の選手が日本人だと思って声援を送ってたらしい。あんまし日本人見たことなかったんだろうな、オランダ人。

・・・というように色々と昔のオリンピックについてわかって面白かった。まあ日本人以外の選手は水泳のジョニー・ワイズミュラー位しか知らんのだけど、彼以外もなかなか昔のいい体のイケメンの西洋人が観られて大変目の保養になった。映画館の観客は「元・昔の映画好き青年」の集まりだったのか、弁士さんがワイズミュラーが映画「ターザン」の俳優だということを語ると「おおっ」と声を上げていたりした。あたしは知ってたけど。

まあ、今みたいに黒人の方の出場がほとんどなかったために、陸上は何故かフィンランド人が強くて、今と違うなあと思った。あと、オランダは乗馬が強かったらしく、映画も最後のほうはえんえんと乗馬のシーンで最初は「うーん、退屈」と思ったけど、見慣れると馬って美しいな、来年もしかしたら馬事公苑まで観に行ってもいいかな、とまで思った。

それにしても、弁士という仕事をしている人が現在もほそぼそといらっしゃるのだなあということに感銘を受けた。今、ロードショーで「カツベン!」という昔の活動弁士さんを描いた映画をやっているようだが、興味を持ったので観たいなと思った。

それと、弁士さんがおすすめしてたハンガリーの水球映画「君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956」は是非観たいな、と思ったんだけとアマプラには無さそうだ(DVDは高そう)。YouTubeで予告編見たけどすげえ好きな感じだった。どっかでやんないかな。キネマ旬報シアターとか。


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映画が始まる前にポーランドの映画ポスター展をみたのだけど、なかなか芸術的であった。しかし日本映画のポスターはどう見ても日本っぽくないものばっかりでほぼ見慣れているポーランド美術なもんで「うわっめっちゃポーランド!」って思った。7人の侍とか姿三四郎とかなんかすげえ・・・面白い感覚だなと。ゴジラなんかもなあ・・・違う意味でかっこいいかな。他にブルース・リーの映画のポスターもあってかっこよかった。

常設展と両方で250円で入れるのだけど、日本映画の歴史をつづった常設展もとても面白かった。いろいろな珍しい映像や機材などを見られて、(大昔の)映画の好きな人だったら結構楽しめるかと思う。上映前に30分くらいいしか時間がなかったのであんまりゆっくり見られなかったけど今度また行ったらじっくり見ようと思う。また、係員のおねいさんたちがとても親切だった。

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