2022年10月 1日 (土曜日)

装いの力―異性装の日本史 松濤美術館

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水曜日に無理やり有休を取り、「何か面白そうなものやってないかな」と思ってネットを見たら見つけた美術展。「ずいぶん攻めた企画だなあ」とは思ったものの、「平日だからガラガラだろうな」と勝手に思ってたけどそうでもなかった。私は午前中に入ったので第1展示室に入ったところで15人くらいの人がいたかなあ?と思ったけど、12時過ぎたらずいぶん人がいて大盛況だった。平日でこんなんだから土日はめっちゃ混んでるんだろうな。ちなみにこのご時世だが平日なら予約なしで入れる。

展示は第1展示室と第2展示室?に分かれており、第1展示室は能から歌舞伎までの日本における女装・男装の歴史であり、ヤマトタケルなどの日本の古典の書籍や着物から三人吉三などの歌舞伎の木版画など。前に三人吉三の舞台を見たなあ、あれはかっこよかったなあとかしみじみ思い出していた。勘三郎さん・橋之助さん(現・芝翫さん)・福助さんが三人の吉三を演じたんだったんだ。そうそう、女装の吉三が出てきたな。

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第二展示室は、明治時代?から現代までの女装・男装の歴史。今となっては別に女装や男装の人は普通に見かけるが、明治時代はよく男装の人が捕まったりしてたらしい(という新聞の切り抜き多数)。展示はLBGTの人の話ではなく(まあそういう人もいるんだろうけど)あくまで女装や男装が趣味だったり、芸術的視点からの異性装の歴史である。私は美術の学校に行ってたし、比較的そういう人も見かけたのでそんなに珍しいとも思わないのだけど、やっぱり女装の人が今や普通にテレビに出て違和感なくなっているのは結構最近かなって思う。美術学校時代のバイト先に女装の大学生の男の子がいて、よくカラオケ行ったりして楽しかったな、浴衣にハイヒールはいてきたりして。元気かな。おうちが料理屋さんで、舞の海さんがお店に取材にきてついでにサイン貰ったな。

自分の好きな美術家の村山知義さん(近隣に彼の美術館があり、行った事がある)の展示があったり、女優さん等の服装でセルフポートレートを作品としている森村泰昌さんなど。森村さんというととくに面識はないんだけど、昔通ってた美術学校のクラスメート(女)が前に通ってた関西の美大で先生が森村さんで、そのクラスメートが「男性ヌードを描きたい」とぽつりと言ったところ、「私を描きなさい」と目の前でするするっと服を脱ぎだしたって話をして驚愕したけど、作品を見ると「ありえるかな」とも思う。

色々な展示の中で、やっぱり衝撃的だったのが最後の最後の奥の部屋のドラァグクイーンの人々と思しき展示で。入口で「性的な表現も含む展示ですのでご了承ください」的な注意書きもあったけど、ドラァグクイーンとか最近気になってて面白かった。シャンソン歌手のシモーヌ深雪さんという人、独唱会とかあるのか(チラシを貰ってきた)。

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写真は写真を撮ってもいいスポット。一人で行ったので自分は撮れず。

他に興味深かった展示
・塩原温泉のおいらん清ちゃん。召集令状も来て軍服姿の写真もあった。
・女装のストリッパー。
・リボンの騎士、ベルサイユのばら、ストップ!!ひばりくん!の原稿(ベルばらは原画)
・昭和44年のピーターさんの主演映画「薔薇の葬列」の映像。最高にポップで美しい。
・女装趣味の人の専門誌「ひまわり」など。
区立の美術館でこんな攻めた企画は渋谷ならではなのかな。

12時半くらいに場内が老若男女で混んできたしお腹も空いたので、出ようとしたらロビーのベンチで水色ワイシャツ・灰色ズボンの制服姿の高校生男子が2人、楽しそうに談笑してたので、ずっと見ていたい気分になった。いや我慢したけど。

食べログで調べて点数の高いラーメン屋さんに。鶏そばラーメンTONARIさん。カウンター8席のみ。幸運なことにすぐ入れたがそのうち外で待つ人もあり。さっぱりした塩ラーメンを頂いた。美味しかった・・・でもなかなか神泉にまで行く事ないしな。

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女装とかではないんだけど、ちょっと前にYouTubeで見かけてものすごく気に入ってしょっちゅう観ている動画がある。レオナルド・ヴィンチという作曲家(レオナルド・ダ・ヴィンチとは無関係とか)のバロックオペラ「アルタセルセ」の中のアリア。このオペラはカウンターテノールが多数出演しみんななんか凄い化粧で衣装もキラキラしいのだが。実はAmazonで全曲DVDを注文したが、どうも海外に注文してしまったらしく(前にポーランドの100年のCD36枚組は無事届いたのに)いまだに届かない。日本で買えばよかったな。フランコ・ファジョーリさんうますぎる、いつか生で聴いてみたい。猫耳のフワフワカツラなのにカツラ脱ぐとM字ハゲのおっさんなのすごい。歌唱は高音から低音まで美しくてすごい。すべてが完璧。あまりにうますぎて最後に指揮者が笑っちゃうのも好き。

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2022年9月24日 (土曜日)

ブラームス/ドイツ・レクイエム ヴァイグレ/読響

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第621回定期演奏会
ダニエル・シュニーダー:聖ヨハネの黙示録(日本初演)
ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
読売日本交響楽団
ソプラノ=ファン・スミ
バリトン=大西宇宙
合唱=新国立劇場合唱団
(2022 9.20〈火〉サントリーホール)

(ずいぶん放置してしまったが、今更感想。珍しく平日に券を取っていた。この日は有給休暇を取得していたのであるが、どうしても仕事が休めず急遽出社。頼み込んで定時であがって会社からサントリーへ。慌てていたためメガネを会社に忘れてしまった。まあまあいい席だったので字幕はぎりぎり見えたけど、難しい漢字は読めず。)

現代曲と古典曲のカップリング。合唱とソプラノとバリトンで編成が同じだから、という理由で?ヴァイグレは何度かこの組み合わせの演奏会をしているらしいが、なんというか・・・正直言うと一曲目はブラームスのオケ曲の何かを配置して声楽陣にはドイツ・レクイエムに集中させてあげたかったなあ、とか思ってしまう。

初めて聴くシュニーダーとやらの聖ヨハネの黙示録。なんか色々と不思議な音楽体験。現代曲にありがちの、打楽器がたくさん(私の席からは見えず)。途中まで歌詞は「7つの封印の書」みたいな内容、途中から「666」って数字が何度も出てきてオーメンか。また後の方は何故か唐突にルンバ調なリズムでライオンキング感。面白い曲だとは思ったけど仕事で疲れていたせいか、ちょっとうとうと。

休憩のあと、なんか落ち着くブラームス。この曲聴くのたったの二度目。唯一持っているCDはテンシュテットの名演集にたまたま入っていたもの。そもそもピアノ協奏曲以外はブラームスを聴かない人間なのでわざわざCD買ったりしない。もちろん生演奏では初めて。なので名演なのかどうかはわかるけどテンポとかそういうこまかいことは他と比べようがない。

ということをふまえて。

大変に音量を抑えた始まりで(私がそう思っただけ?)、ダイナミックレンジを大きく取る作戦か(←違)。新国立劇場合唱団は相変わらず素晴らしく、やや少ない人数ながら美しいハーモニーに癒される。偶然にも前日は英国女王の葬儀。葬儀はBS-NHKで最初から最後までしっかりと見ていたけれど、何というかこの演奏会の時の方がエリザベス女王のことをしみじみと思い出していた。イギリスとあんまり仲のよくないドイツのレクイエムにもかかわらずね。いやとにかくまあ、なんといい曲なのだろう。最後は「指揮者がタクトをおろすまで」拍手はもちろんなかったのだけど、タクトをおろすまでの間がとにかく長くて・・・それでもその間は誰も拍手しなかったからやっぱりサントリーのお客さんはしつけができているよね。

初めて聴くファン・スミさんは平昌オリンピックでオリンピック賛歌を歌われてたという事で、「あー!あの人かー!」いややっぱり覚えてないわ。ドイツレクィエムの唯一持ってるCDのソプラノがジェシー・ノーマンって重量級だったんで全然違う印象。若々しく清々しい歌声が印象的。

実のところ大西さん目当てで行ったので、ますます素晴らしい歌唱で感動したのですが、大西さんのコンサート全部行ってたらお金が追いつかない。引っ張りだこは嬉しいけど。次はジョルジョ・ジェルモンを聴きに行くんだぜ。

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一昨日、残業中に姉からLINEが入っていたので珍しいな、と思ったら父親が(町内会の輪投げ?の練習中に)転んで頭打って救急車で運ばれたとのこと。「ひえー」と思って実家に電話かけたら、父は「大した事ない(8針縫ったけど)。」とのこと。しかし高齢なので心配して翌日フレックスで早退(在宅勤務だったが)、家の近所の(ちょっといいほうの)お寿司のテイクアウトやらスーパーで餃子やらレトルトカレーやらを買って20分ほど歩いて実家へ。途中でUberEatsの自転車に2人も抜かれて、本当に情けなくて泣きそうになった(実家着いて注文すればよくね?的な)。父親はびっくりするほど軽傷で、眉毛にちっちゃい絆創膏を貼ってあったくらい。ただ美味しいお寿司を両親と食べて相撲見て帰っただけだった。まあ・・・元気ならいいか。

UberEatsというと、ちょっと前まで「別に2~3分でも歩けば美味しいお店がたくさんあるところに住んでるし、スーパー近いし美味しい料理を自分でも作れるし、持ってきてもらうぶんお金かかるのに人に食べ物を運んでもらうのは何だか怠け者みたいでいやだな。」と思っていたが、いろいろな宅配アプリを携帯に入れて、クーポンを使って注文すればわりとお得だな、と思うし、私が注文すれば労働が生まれて助かる人もいるし、100円くらいチップもあげるし、そんなに悪いことではないかな、と思うようになった。

<今まで、お得だったと思うもの>

・UberEatsマーケットで2500円以上頼むと半額になる?とかいうクーポンがポストに入ってたので、普段は高くて買わないジョンソンヴィルのソーセージ3パックセットを購入、他にトイレットペーパーとか色々持ってきてもらって1200円ほどお得になった。30分くらいで持ってきてもらえる。

・「Menu」(おそらくauと提携、auスマートパスのユーザーは送料タダ)で1200円×2回分のクーポンを貰い近所のスーパーで注文してお米を2回持ってきてもらった。auユーザーのためMenuは何度か使用しているのだが、いつも同じ配達員が来るので若干恥ずかしい。

・PIZZAの宅配など別に昔からあるし珍しくはないけど、うちの近所の美味しいイタリアン(食べログの百名店に毎年選ばれるような店)のピザが、クーポン使って500円引きでアツアツで届いたときはとても嬉しかったし流石に「ド〇〇ピザ」とか「ピ〇〇ッ〇」とかとは格が違うな、と思った。激うま。

・毎月500円のコンビニの〇ー〇ンのデリのクーポンが貰えるので、あまり期待しないで「唐揚げBOX」を頼んでみた。唐揚げ16個で1180円(クーポン使用前)とのことだったがこういうのは写真サギが多いと思ってちゃっちいのを想像してたら、結構な大きさの箱で、まあまあの大きさのアツアツの唐揚げがちゃんと16個入っていた。一度にはもちろん食べきれなくて残りは冷凍して1週間くらいお弁当のおかずにしたりした。なかなかおいしかったのでまた注文したい。

↓美味しかったピザ。

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2022年9月18日 (日曜日)

トップガン&トップガンマーヴェリック 連続上映(ネタバレほとんどなし)

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公開からずいぶん経っているが、最近友人が「大変によかった」と激賞していたのと会社のおにゃのこも見ていて「絶対映画館で観た方がいいですよ」とのことだったので、全く興味なかったけど観に行くことに。

飛行機爆音系なのでどうせなら思いっきり音のいい映画館で、と思って川崎チネチッタのサイトを見てたら、ちょうど新旧トップガンを続けて上映するとのことで(川崎だけじゃないけど)、ちょうどいいからこれに行く事に。関東地方でのトップガンマニアは「チネチッタのライブザウンドで観るのが一番!」的な感じで多く書かれていたので、なおさらいいなって思った。昨日行ってきたのだけど、土曜日でまあまあ混んでいたのであまり人のいない前から6番目にした。人と間隔を空けたいので。

合計4時間を超える鑑賞時間で、17分ほど休み時間があったくらいだが全然退屈しなかった。さすがはハリウッドの王道映画である。1986年の旧トップガンは「オープニングのロゴがやっぱり今より古い感じがするな~」とは思ったけど、リマスター版とのことで画像はなかなか奇麗だった。そしてまだ若いピート役トム・クルーズの肌がつやつやしているのと(シワとかほとんどない)、ヒロイン・チャーリー役のケリー・マクギリスの美しさ、そして同僚パイロットたちの美しい筋肉美をおおいに楽しんだ。どっちかっつーとずんぐりしているトム・クルーズよりも、ライバルであるアイスマン役のヴァル・キルマーのほうがスタイルもよくかっこいいなあと思って見てた。

映画館行く前にYouTubeでの「トップガントリビア」みたいなのを見てから行ったので観ながら「なるほどなあ」とは思った。これから連続上映を見る人はこれを見てから行くといいよ。ベッドシーンは、アメリカでの試写会の時にはなかったんだけど「なんでベッドシーンないの?」って観客から抗議がきたので付け加えられたのだとか。ヒロイン役の人はもう次の映画の撮影に入っていたので、髪の毛がブロンドからブラウンになってたもんで暗い部屋で撮影されてたし、別の追加シーンでは髪の色をごまかすために突然帽子を被ったりしてる。

さて、続編のマーヴェリックだが、(前作観ないで観た人は)「相変わらずトムはかっこいいなあ」とか思った人が大部分だろうが、何しろ36年も経っているので続けて観ると「いやいや、やっぱりずいぶん年は取ったな」とは思う。あいかわらずかっこいいことはかっこいい。渋いセクシーなおっさんになっている。前作同様あいかわらずバイクをぶっとばしているが、画面に映るバイクのおしりの「KAWASAKI」の文字に「わーい、なんか川崎の映画館で観てるから嬉しい」とか思ってしまった(関係ないけど)。あと、前作では出てこなかったPCやiPhoneなど普通に出てきて「文明の発達は凄いな」とか思った。


旧トップガンに出ていたヒロインの女優さんは現在はどうも外見のイメージが変わってしまったらしく(西洋人はしかたないね)、続編はジェニファー・コネリーが新しく相手役で出演。シングルマザーで飲み屋のおかみさんをしているという役。ベッドシーンは(文句の出ないうちに)一応あり。続編は旧トップガンと色々なシーンをリンクさせているので、続けて見ると「ああ、これは旧トップガンでも出てきたあのシーンね」って思い出しながら観れる。飲み屋でさんざんな目に遭わせてしまった人が、翌日教官として配属されて生徒が気まずいとか、ビーチバレーのシーンがビーチラグビー?になってたりとか。もちろんマーヴェリックだけ観ても十分に楽しめるようにできているけど、「あ、元親友の息子さんが・・・(感動)」とか「あのセクシーでかっこよかったアイスマンが。。。(涙)」とか10倍くらい感情移入しちゃうので連続上映おすすめ。

旧トップガンから続投のアイスマン役のヴァル・キルマーが続編でも出演しているけど、この俳優さんは(プライベートで)のどのがんを発症して声を失っていたらしく、演技うまいなと思ってたけど家帰ってWikipedia見てびっくりした。AI技術により会話はできるようになったみたい。

などとまあ・・・色々説明するよりも「テレビじゃなくて映画館で観た方がいい」って思うし、できれば音のいいなるべく大きなスクリーンで追加料金を払ってでもみたほうがいいし、ついでに言うと川崎チネチッタは追加料金なしで低音のがんがん利いたよい音で大きなスクリーンで見られるので、行ける距離に住んでる方はかなりお勧め。3000円で新旧観れますし。なんかもうクライマックスの爆撃シーンはあまりの音の大きさと迫力で(座席が・・・ぶるぶる震えるのよ)口をあけたまま半分固まって見ていた。難しいことは何にも考えずに轟音と迫力の大画面に身をまかせるのがよろし。

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2022年9月11日 (日曜日)

エリザベス女王の崩御に寄せて

エリザベス2世(エリザベスにせい、Elizabeth the Second、1926年4月21日- 2022年9月8日)は、イギリスのウィンザー朝第4代女王(在位: 1952年2月6日 - 2022年9月8日 )、その他14か国の英連邦王国及び王室属領・海外領土の君主。イングランド国教会の首長(英語版)。全名は、エリザベス・アレクサンドラ・メアリー(Elizabeth Alexandra Mary)。

早朝お亡くなりの知らせを聞いたとき、日本に住んでいながら「エリザベス女王の存在のないイギリスを見ることになるとは。」としみじみ思った。会社から戻って、リットン指揮の「戴冠式テ・デウム」のCDを久々に聴いてちょっとしんみり。初めての海外旅行がロンドンだったし、そのときはたまたまバッキンガム宮殿の内部公開の時だったので観ることができた。

イギリス音楽が好きだった(今もだけど)関係上、英国王室関係のCDはちょっとはある。すでに(遠い昔に)ご紹介したCDだけど写真で。昔の記事はいま読むと恥ずかしいんだけど。

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エリザベス女王戴冠式のCDは、ロンドンに住んでた友人から(ハロルド・ムーア・レコードで買って)送ってもらったもの。今や映像までYouTubeで観ることができる。便利な世の中になったものだ。ただし、音は全然CDのほうがいい。みんな大好きウォルトンの「宝玉と勺杖(ほうぎょくとしゃくじょう)」もYouTubeだと途中からだし音が悪い。CDはちゃんと全曲入っている。

まあそれにしても戴冠式ってウォルトンやヴォーン=ウィリアムスがまだ生きてた時の映像なんだよなあ、って思うと感慨深い。この時の首相はチャーチルだったし。女王が亡くなった日にBSNHKでワールドニュース見たけど、フランス国営放送のニュースではシャルル・ド・ゴールだのポンピドーだのもはやフランスの施設のほうを思い出すような人が出てきて「すごい昔」感があった。

チャールズ3世が国王になって、お札もお金も切手も?変わるというのが何だかさみしいし、またこの規模で戴冠式が催されるのか、そしたら音楽はまた作曲されるのかな、誰が?アデス?タネジ?パヌフニク(娘)?マシューズ?ファーニホウ?それともマッカートニー?ブライアーズ?タヴナーは亡くなってるし・・・想像がつかない。そもそも現代音楽苦手なので良く知らないんだけどね。

写真はロンドン旅行の時の残りのお札。今はもう変わってるんだろうな(というかもうすぐチャールズ国王の肖像になるのか)。このお札はウィーン旅行の時の10オイロ紙幣とともに何故かいつもの通勤カバンの中に入っている。

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2022年8月27日 (土曜日)

第20回東京音楽コンクール 声楽部門・本選

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第20回東京音楽コンクール 声楽部門 本選出場者

〇黒田祐貴(バリトン) KURODA Yuki, Baritone
E.コルンゴルト:オペラ『死の都』より「私の憧れ、私の空想(ピエロの歌)」
G.マーラー:『子供の不思議な角笛』より
「起床合図」
「美しいトランペットが鳴り響くところ」

〇前川健生(テノール) MAEKAWA Kensho, Tenor
G.ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より「我が祖先の墓よ」
R.シュトラウス:オペラ『ばらの騎士』より「厳しさに胸を装い」
G.ヴェルディ:オペラ『リゴレット』より「彼女がさらわれた!~ほほの涙が」

〇川越未晴(ソプラノ) KAWAKOSHI Miharu, Soprano
G.ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』より 狂乱の場「あの方の優しい声が、私の心に響いたわ!〜苦い涙をこぼしてください」

〇池内響(バリトン) IKEUCHI Hibiki, Baritone
W.A.モーツァルト:オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より「カタログの歌」
V.ベッリーニ:オペラ『清教徒』より「ああ!永遠に私は貴女を失った」
G.ヴェルディ:オペラ『ファルスタッフ』より「夢かまことか」

園田隆一郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団
(8月26日 東京文化会館大ホール)

音楽コンクールはピアノとヴァイオリンしか観に行った事ないので、声楽部門は初めて。ヴァイグレ指揮の二期会で2年続けてワーグナーの舞台で主要な役を歌われた清水勇磨さんを見聞きして素晴らしいと思い、でも全く知らなかったので「海外で長年経験を積まれたベテランで、最近日本に帰ってこられたから知らないのかな」とか思って調べたら2015年に東京音楽コンクール1位とあった。えー、じゃあまだまだ若手でいらっしゃたのね→東京音楽コンクールってすごいのね!(今更)と思い、観に行くことに。

本選に残った方々と曲目を確認してびっくり。大好きなコルンゴルトの「死の都」のピエロの歌が歌われるじゃないですか!この曲をオケ伴奏で聴けるなんてラッキー。あと、二期会の「ルル」でアルヴァ役を歌われた前川健生さんが出場とな。えー、だってアルヴァって準主役じゃないですか。でもコンクール出るのかあ、これは聴きものだと思った。

(演奏順)
1.黒田祐貴さん(バリトン)。「鬼のパンツはいいパンツ」の動画でお馴染み(なのか?)だが、すでにCDデビューもされている。コルンゴルト歌われてる時点で私の中では優勝。イタオペが圧倒的に多い出場者の中でコルンゴルトとマーラーというオーストリア物で勝負しててかっこいい。温かみのある美声もさることながら、舞台俳優のごとき長身で痩身、舞台映えしそうだ。舞台で是非見てみたいがどこかに所属してないのかな。

2.前川健生さん(テノール)。二期会に所属されているのですでに何度か舞台は見ている模様。私の記録があるだけでシュトラウスの「ダナエの愛」、前記の「ルル」など。とくにアルヴァ役は難役なのに(っていうかこのオペラ自体とんでもないのだが)頻発する高音をびんびん響かせて素晴らしかったのを覚えている(その後飼われた猫さんに「るる」と名付けたそうだ)。いやもう「薔薇の騎士」のテノール歌手のアリアを歌ってくれて、オケ伴奏のあのフルートの序奏を聴いただけで嬉しくてウルウル(←え)。リゴレットの有名なアリアで得意の高音を響かせてもううっとり。また二期会の舞台で拝見できるといいな。

3.川越未晴さん(ソプラノ)。何曲か歌う出場者の中で、「ルチア」狂乱の場という難曲中の難曲の長丁場1曲で勝負。清楚で可愛らしい外見で舞台映えしそうだ。最初はやっぱり緊張感に溢れていてなんかお母さんだったら耐えられない、かわいそうで客席から逃げ出しちゃうかもって思ったりもした(何故か親目線)。しかしだんだんのこの悲劇の主人公が憑依した感じで、難しいフルートとのデュエットもピタリとこなし素晴らしかった。それにしてもなんという心臓だろう。

4.池内響さん(バリトン)。こちらのバリトンも長身でスタイルがよい、「カタログの歌」から表情豊かに歌い(関西人なので芸人さん?ちょっと見取り図の盛山さんぽい)、聴衆の心をわしづかみに。やっぱり選曲は大事だと思った。そのあと続く2曲のイタオペのアリアで、響き渡る低音の美しさにもうノックアウト。コンクール観に行って「次にお金出してでも観に行きたい」って思うのが私の中の審査基準なんで、「聴衆賞」の1票は彼の投票箱に。

<審査結果>

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第1位
池内響(バリトン) 

第2位
前川健生(テノール)

第3位
黒田祐貴(バリトン) 
川越未晴(ソプラノ) 

聴衆賞
池内響(バリトン) 

皆さん順位がついてまずホッとした。自分が投票した池内さんが1位と聴衆賞だったのでよかった。それにしても審査員が錚々たるメンバーで、紹介されたときになんだかテンションが上がってしまった。市原多朗さん、伊原直子さん、大倉由紀枝さん、大島幾雄さん(部門審査委員長)、高橋薫子さん、永井和子さん、堀内康雄さん、彌勒忠史さん、吉田浩之さん、久保田真澄さん。なんかもう1曲づつ歌ってほしいくらい。とくに子供の頃から憧れのディーヴァ、伊原直子さんを久しぶりに舞台で拝見。お元気そうで嬉しい。皆さんこのご時世でマスク装着でそれは残念。

表彰がほぼ終わったあと、観客席に慌てて入ってきた女性二人に「優勝はどなたでした?」「聴衆賞は?」と聞かれて「池内響さんです」と答えると飛び上がって喜ばれていたので、池内さんのファンなのかな、ぜんぜん関係ないけど私も喜ばれて嬉しかった。

今朝、Twitterを漁ってたら声をかけて頂いた方と思われるつぶやきを偶然見つけた。

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餃子召し上がっていたんですね。上野の昇龍有名ですね、行った事ありますよ。残念ながらTwitterやってないのでお返事できないけど(お返事は求めてないだろうけど)。9月9日のコンサート私も行きたいけど、仕事の関係で行けなそうで残念。

 

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2022年8月26日 (金曜日)

芸術✖️力 ボストン美術館展

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あったのかなかったのかわからないお盆休みの代わりに、今週は2日ほど有給休暇を取った。そのうち火曜日に上野のトビカンでやっているボストン美術館展へ。

しかし大失敗。乗り換えの山手線内で気が付いた。メガネ忘れた。取りに帰るのももうめんどうくさく、まあ悪いのは左目だけで(0.1ない)、右目は普通に見えるのでなんとかなるだろうと思って(予約もしてしまったし)そのまま行く事に。

ひさしぶりに回らないお寿司ランチ。ひところ築地に2度ほど行ってたのでやっぱり・・・やっぱりちょっと落ちるなあ。しかし築地は値段が倍したので仕方ない。近所のパック寿司よりはぜんぜん美味しい。

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さて東京都美術館。ボストン展はびっくりするくらい・・・空いていた。いや学生はバリバリ夏休みのはずだから混んでるだろうと思ったけど。人生リタイア組のおじいさん?または老夫婦が多かった。あと何人か「夏休みの宿題」らしきお子さんがメモを取ってたりとか。

まあ、空いているのはありがたい。めっちゃ混んでいたら絵画や説明に近寄ることもできないし、何も見えなかっただろうし。作品ごとにいちいち「ド近眼」っぽく超近寄って鑑賞。しかも作品を傷めぬよう、場内はものすごく暗かったため余計見えなかった。

展示品はなんというか・・・日本、エジプト、ヨーロッパ、インドと多岐にわたって展示されていたので・・・正直言って「私、何を見に来たのだろう」とぼんやりした気分でいた。ラストに飾ってあった増山雪斎という画家の日本画が、おそらく若冲と間違えたんだろう(私が)、それらの絵はよかった、あとは狩野派の絵がたくさんあったのもなかなかよかった。

日本史と古文が苦手なため、絵巻ものとか見ても「?」だし。なんか遣唐使の物語絵巻が大々的に展示されており、「遣唐使として中国行ったけどなんか高床式の建物に幽閉されて、囲碁やったことないのに建物の格子状の天井で勉強させられて試験でやらされて、負けそうだったけど碁石を一個食べたお蔭で勝っちゃった(てへぺろ)」みたいなのを見た(面白くはなかった)。

エル・グレコの宗教画は「目が悪くても色合いで遠くから見てもすぐグレコだってわかるのねん」と感動した。あと、金持ち所有の宝石アクセサリーはさすがに奇麗だった。金持ちは何故宝石に走るのかわからん。

グッズ売り場はなんかガラガラでさみしかった。何も買わなかった。ガチャガチャほしかったけど細かい金がなく、くずすのもめんどうくさくてやらなかった。そもそも何のガチャだったのか覚えていない。

ボストンがあんなに空いていたのに・・・リニューアルまもない西洋美術館はめちゃくちゃ人がいたので、そっちに流れたのね、なるほどなあと思った。

実はこれ書いてる今日も有給休暇なんで、またこれから上野へ。東京音楽コンクール声楽の決勝へ。誰が勝ち進むかも知らんうちに券はとってあったのだけど、なんとコルンゴルトのアリアが歌われると知りテンションマックスだ。

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会社で従業員の前職の源泉徴収票を眺めていたのだが、何故かお茶の水のディ〇〇・〇〇オンの雑居ビルの会社の転職者が多くて「何でだろう、昔よくここで中古レコード買ってた」とつぶやいたら、一緒に働いている20代のおにゃのこが、「え、レコード買うんですか?」と驚かれた。なんでも彼女は最近レコードにハマっているらしい。若いのに不思議だなと思った。

「こないだレコードプレイヤー買ったんですよ。レコードはお茶の水のディ〇〇・〇〇オンで買いました」とにこやかに語っていた。彼女は彼氏もいるし普通のおにゃのこなのになんか趣味が微妙に自分と合ったりするのがよくわからない。お互い美術好きで、前も山田五郎さんのYouTubeの熱心なリスナーということでびっくりしていたことがある。私も前から好きでよく見てたので。


何のレコード買ったのかと聞いたら、プレスリーとプラターズとビートルズだった。ジャケ写見せてもらって「あ、サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドじゃないか!」と驚愕した。

しかし「レコードは針をたまに替えなきゃならないよ。減っちゃうからずっと使えないんだよ。私はいつも電気屋にナガオカの針頼んでたけど。今もあるんだろうかナガオカ(←あります!)。」と言ったら驚かれた。「え、針って替えるんですか?調べてみます」とのこと。教えて良かった。

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2022年8月22日 (月曜日)

ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭2022 リンク集

ショパン国際音楽祭(Fundacja Miedzynarodowych Festiwali Chopinowskich)

Recital fortepianowy
AIMI KOBAYASHI
Johann Sebastian Bach (1685–1750)
II Partita c-moll BWV 826 (17リンク
Sinfonia
Allemande
Courante
Sarabande
Rondeaux
Capriccio
Johannes Brahms (1833–1897)
4 Klavierstücke op. 119 (1893)
Intermezzo h-moll Adagio
Intermezzo e-moll Andantino un poco agitato
Intermezzo C-dur Grazioso e giocoso
Rapsodia Es-dur Allegro risoluto
Fryderyk Chopin (1810‒1849)
Scherzo h-moll op. 20 (1834–1835)
Scherzo b-moll op. 31 (1836–1837)
Scherzo cis-moll op. 39 (1839)
Scherzo E-dur op. 54 (1842–1843)

Recital fortepianowy
KYOHEI SORITA
Fryderyk Chopin (1810‒1849)
Rondo à la Mazur op. 5 (1825–1826)
3 Mazurki op. 56 (1843–1844)
H-dur
C-dur
c-moll
Ballada F-dur op. 38 (1839)
Largo Es-dur (1847)
Polonez As-dur op. 53 (1842–1843)
Franz Schubert(1797–1828)
Sonata fortepianowa A-dur D 959 (1828)
Allegro
Andantino
Scherzo. Allegro vivace
Rondo. Allegretto

ショパンの生家にて日曜リサイタル(Sunday Chopin Recitals in Żelazowa Wola )

14 August 2022
Aimi Kobayashi
Programme:
Fryderyk Chopin:
24 Preludes, Op. 28
Scherzo in B flat minor, Op. 31

3 July 2022
Martín García García
Programme:
Fryderyk Chopin:
Impromptu in G flat major, Op. 51
Mazurkas, Op. 50
No. 1 in G major
No. 2 in A flat major
No. 3 in C sharp minor
Prelude in A flat major Op. 28 No. 17
Prelude in E flat major Op. 28 No. 19
Prelude in F major Op. 28 No. 23
Sonata in B minor Op. 58

26 June 2022
Hyuk Lee
Programme:
Fryderyk Chopin:
Nocturne in B major, Op. 62 No. 1
Waltz in A flat major, Op. 42
Scherzo in C sharp minor, Op. 39
Barcarolle in F sharp major, Op. 60
Etude in C sharp minor, Op. 10 No. 4
Etude in E major, Op. 10 No. 3
Polonaise in A flat major, Op. 53

ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭(18th Chopin and his Europe International Music Festival)

14-31 August 2022
14.08.22
Programme:
Stanisław Moniuszko
Nijoła
https://youtu.be/UfB4i4QM4us
Moniuszko Hall of the Teatr Wielki – Polish National Opera
Inaugural concert
Performers:
Natalia Rubiś soprano
Paweł Konik baritone
Krzysztof Bączyk bass
Roman Chumakin baritone
Paulina Boreczko mezzo-soprano
Kalina Młodożeniec
Kacper Pniewski
Jerzy Radziwiłowicz reciter
Danuta Stenka reciter
Podlasie Opera and Philharmonic Choir
Violetta Bielecka choir director
Artos Choir – children’s voices
Danuta Chmurska choir director
Europa Galante
Fabio Biondi conductor

Warsaw Philharmonic Concert Hall
Piano recital
Performers:
Alexander Gadjiev piano
Programme:
Fryderyk Chopin
Prelude in C sharp minor Op. 45
Polonaise-Fantasy in A flat major Op. 61
Sonata in B flat minor Op. 35
Robert Schumann
Fantasie in C major, Op. 17

Warsaw Philharmonic Concert Hall
Piano recital
Performers:
Martín García García
Programme:
Johann Sebastian Bach
Partita in B flat major, BWV 825
Ferenc Liszt
Sonata in B minor, S. 178
Fryderyk Chopin
Waltz in E minor, WN 29
Waltz in C sharp minor, Op. 64 No. 2
Waltzes, Op. 34
No. 1 in A flat major
No. 2 in A minor
No. 3 in F major
Sonata in B minor, Op. 58

Moniuszko Hall of the Teatr Wielki – Polish National Opera
Performers:
Kyohei Sorita piano
https://youtu.be/r198ker8Hmw
Programme:
Johann Sebastian Bach
Chaconne in D minor BWV 1004 (arranged by Ferruccio Busoni)
Johannes Brahms
“Es ist ein Ros entsprungen” in F major Op. 122 No. 8 (arranged by Ferruccio Busoni)
6 Klavierstücke, Op. 118
Fryderyk Chopin
Prelude in C sharp minor Op. 45
Piano Sonata in B minor Op. 58



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