2016年9月27日 (火曜日)

オーケストラ・ナデージダ ルビンシテイン、グラズノフ他 ロシア音楽

ルビンシテイン / ピアノ協奏曲 第4番 ニ短調
ラフマニノフ / ヴォカリーズ
スヴェトラーノフ / 3つのロシアの歌
アリャービエフ / ナイチンゲール 
グラズノフ / 交響曲 第4番 変ホ長調
ピアノ:ナターリヤ・コーリチェヴァ
ソプラノ:中村初惠
指揮:渡辺 新  オーケストラ・ナデージダ

(2016年 9月25日 タワーホール船堀 大ホール)
.
前日に続き連チャンでアマオケ三昧。初めて聞くオケだが、こちらはロシアものと北欧ものを専門にされるオケだそうである。考えてみると、ロシアや北欧もの専門のアマオケはたくさんあるのだが、他の国(イタリア専門とか)はあんまりないな。やはり日本人は北の国の音楽を愛する傾向にあるのかもしれない。
.
イギリス音楽専門オケだってあってもいいのにな。
.
船堀というところに行ったのも初めてである。語感や字面から言って釣り掘とかありそうな感じ。ボートレース場とかはあるみたいだが(駅に降りたとたんにギャンブルおっさん臭がすごくしたのはそのせいか)。ホールは駅のすぐ前にあり、ポケモンジムになっているし、のっけからポケモンが大漁であった。ついでにいうと、ホール内は携帯も遮断してないのでポケモンができる(嬉)。そもそもコンサートホールでもないのだろう。ピアノの音はやや硬い印象。
.
ロシアのピアニストが出演するとあって(全く知らないけど)、珍しく前方左側をゲット。ルビンシテインは聴いたことあったかな。こういう「あんまり有名じゃないけど聴いてみると結構いい曲だな」的なピアノ協奏曲が好きだ。ナマで聴けてありがたいし、おそらく一生もうナマで聴くことはないだろう。ピアニストは終始楽しそうで、最後に「ニッポンダイスキ~」と叫んで帰った。かたことの日本語覚えて可愛いな、とか思ったら終演後ロビーで普通に関係者と日本語しゃべってたので、しょっちゅう日本に来ているか日本に滞在したことあるのかも。
.
ピアノ協奏曲の次はロシア歌曲集。大好きなピアノも歌ものも聴けるなんて、なんて贅沢なコンサートなんだろう(券タダで貰ったのに)。しかし、出演の歌手の方は三日前に?喘息を患ったという話で、そういえばあの名曲「ヴォカリーズ」であんなに硬い発声なのも不思議に思ったし残念だなあと思った。普段はもっと清澄なコロラチュラなのだろう(と、思いたい)。しかし、調子悪いながらも高い声はちゃんと出してたので、根性だなあと思った。珍しい曲が多いから代役いなそうだし。
.
意外な名曲というか、掘り出し物だったのはあのエフゲニ・スヴェトラーノフの若かりし頃に作った歌曲である。オーケストレーションもとてもきれいで琴線に触れる感じで、今日のようなお嬢さんが歌うのにお似合いの、とても可愛らしいいい曲だった。どっから探してくるの。
.
最後は交響曲。盛りだくさんである。全く予習しなかったので初耳なのだが、この曲はホントにいい曲で、私のツボをつんつんついてくるので、なんかちょっと泣きそうになってしまった。第1楽章の静かに始まるところから、弦楽器の哀愁のあるメロディ、それから木管楽器が明るいメロディを吹き始めるところなんてとても素敵できゅんきゅんする(←死語)。まあ、派手ではないけど美しいメロディにあふれていて、ヨーロッパの普通の家庭に掛けてある風景画のような風情。
.
アマオケだからまあ・・・とか思うことが普段はたまーにあったりするけど、この日はすごく感動したしいいコンサートだった。まあ、今回はたまたま私の好きそうな音楽が並んでいたからかもだけど。ありがとうございました。
.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月25日 (日曜日)

ハチャトゥリアン「ガイーヌ」他 オーケストラ・ディマンシュ

ボロディン/交響曲第2番 ロ短調
ハチャトゥリアン/バレエ音楽《ガイーヌ》(ガヤネ)より
指揮/金山隆夫 オーケストラ・ディマンシュ

(2016年9月24日 すみだトリフォニーホール)
.
昨日行かせて頂いたアマオケさん。初めてである。
短い印象を。
.
・よほど子供観客&連れてくる親御さんに恨みがあるらしい。それに関するものすごく丁寧なアナウンス(おしゃべりしたり、走り回ったりしないでね、等)があり、渡されたプログラムにもわざわざ子供向けの大きな字でふりがな付きの解説が載っていた。まあ、私のような大人(バカクラヲタ)でもこれは大変ありがたく、いいなとは思った。(最近アマオケさんの小難しい解説書に辟易していたもので。あたしみたいに学力ない人もいるんだから、あまり演奏されない曲はこんなふうに優しい解説書にしてほしいです。)
.
・「ガイーヌ」のバレエ曲抜粋という大変珍しい(しかも長い。70分)プロだったので、指揮者のお気遣いで、学校にあるOHP用スクリーンに「今、この曲ですよ」的な表示がずっと出ており。親御さんがきっと「今、ここだよ」的なことをずっと説明するのを避けるためか。
.
・ハチャトゥリアンの「剣の舞」以外の曲を演奏するのが日本ではよほど珍しいのか、アルメニア駐日大使のコメントがプログラムにあり。まあ、ショパンとシマノフスキ以外のポーランドものを演奏されるのも相当珍しいので同じようなものか。
.
・しかしやっぱり「剣の舞」が待ち遠しい。最後から2番目だった。
.
・最初2階席にいたんだけど、後ろにずらりと並ぶ小学生女子が不安だったので(演奏中ガチャガチャする)、休み時間に3階席(一人席)に移動。
.
----
.
・終演後、友人が演奏会のハシゴに行ってしまったため、早々に帰路へ。いつもの近所の薬局でトマトジュースをまとめ買い(一個54円)。ここは何か買うとオマケにいつも絆創膏を1枚くれるんだけど、いつも買うので顔を覚えられているのか、この日はなんかヘンな携帯マスコットをくれた。実は仕事中コピー紙で手を切ることが多く絆創膏をもらえるのがうれしく思っていたので、「え、これいらない(絆創膏ください)」って言えなくて「ありがとうございます」ともらってきて、携帯につけてみたけどなんか微妙で。ふきふきするとスマホ画面がきれいになるのでまあいいか。

1474768844286.jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月23日 (金曜日)

ピーターラビット展 BUNKAMURAザ・ミュージアム

1474601976284.jpg

昨日、行ってきた。友人が会社で招待券をもらってくれたので(いい会社である。ウチの会社はそんなことめったにない)ありがたく行かせて頂いた。
.
意外かもしれないが、私は幼少期にピーターラビットの絵本で育った。・・・っていうと「さすが、ハイソサエティな英国好きのご両親に育てられたのね」とか思われるかもしれないが、うちはただの大工の家庭である。たまたま母親がピーターラビットの絵本を書店で見つけて気に入って買ってきただけである。
.
そもそもピーターラビットの絵本の原本は手のひらサイズのちっちゃなちっちゃな絵本なのだが、私の買ってもらって持ってたのは「ガキがこんなちっちゃな絵本で満足するわけない」と思った日本の出版社が、背景を書き加えて大きく作り直したものである。A4判くらいだったかな。「ピーターうさぎのぼうけん」って題で、ピーターとその兄弟、プロプシー、モプシー、コトンテールがマクレガーさんの農園に紛れ込んで、命からがら逃げ出して来るって内容である(おそらく第一作)。
.
私の持ってたその絵本は、とてもきれいにできていて原作の雰囲気を壊すことなく作ってあったから、私と母親はその本が大好きでしょっちゅう読んでいた。小学生のときだか中学生のときだか忘れたけどデパートでやはりピーターラビット展をやってて、母と私は大喜びで出かけた。けれど、原作は本当はホントにちっちゃなちっちゃな絵本で、ちょっとだけがっかりしたのを覚えている。
.
昔行ったそのピーターラビット展は全くの子供向けで、原画の展示とかなかったんだけど、今回はベアトリクス・ポターの原画の展示がほとんどである(初めて日本に来たらしい)。昔はそんなに印刷技術は発達してなかったから、この原画を忠実に再現できたかなあ・・・と思ってしまうほど原画は細密であり、濃淡とか微妙である。本当は一つ一つじっくり見たかったものの・・・一つ一つの絵はもちろんとてもちっちゃいものだし、絵本なので一つ一つ説明や文章を読んだりするから、なかなか順番が回ってこない。いやはやホントに混んでいたのである。もっとちゃんと見たかったなあ。ものすごく可愛かったもので。私は猫好きなので猫の絵など本当に悶絶してしまうほど可愛かった。
.
印象的だったのは、昔の日本でも翻訳版?と思しき紙芝居と絵本で、紙芝居のマクレガーさんなんて原作とは似ても似つかないし、うさぎもぜんぜん違うし。絵本ではプロプシー・モプシー・コトンテールが太郎・次郎・三郎かなんかになってた・・・ようだった。
.
お土産コーナーがこれまた大変で。「この展覧会でしか買えません」というようなものもたくさんあって、一人だったらとめどなく買ってしまいそうだった。でもまあ、友人と二人で「ここは、大人なんだから我慢して、ちょっとだけ記念に買って帰ろう」ということになり。私は「まあ、券はタダでもらったのだから、そのぶん何か買ってもいいよね」とか言いながら、ピーターラビットの絵の入った「そばちょく」を購入。お蕎麦だけでなく、これでお茶とか飲んでもいいかも。ちっちゃくて非常に可愛いので気に入っている。
.
ミュージアムから出ると文化村の一画に絵本の中の風景的なものが作ってあり、記念写真を撮れるようになっていた。友人が「(そこに立って)撮ってあげるよ」とか言うんだけど、意味がわからない。私がここで撮っても何になるのだろう。私はうさぎでもないし、ここは湖水地方でもないよ。

1474601979902.jpg

.
----
.
来年、またびわ湖に行こうと思ったので、友人を誘ってみたが「どうしてびわ湖まで行ってワーグナーのオペラなんか。私はUSJに行きたい。」というので、びわ湖で(一人で)オペラ見て次の日は友人と京都観光、次の日はUSJで遊びまくって東京に帰る、などという無謀な旅行になりそうで怖い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月22日 (木曜日)

ラングストレム 交響曲第2番他 オーケストラ<エクセルシス>

ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927)
(大浦智弘による管弦楽編)
スヴァーリエ(スウェーデン)
トゥーレ・ラングストレム (1884-1947)
交響曲第2番 ニ短調 「わが祖国」
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927)
交響曲第2番 ト短調 Op. 34

指揮:大浦智弘 オーケストラ《エクセルシス》
アンコール曲:ステーンハンマル 交響的カンタータ「歌」~間奏曲

(2016年 9月10日 杉並公会堂)
.
給与計算で忙しく、二期会トリスタンもあったために感想文が遅れてしまい申し訳ない。せっかく券をいただいたのに(いつもありがとうございます)。
.
(新しいPCはとても書きづらい。早く慣れないと。すごくボタンが薄いので押しづらいのだ。しかもWindows10がさっぱりわからない。メモ帳の出し方をネットで調べるという・・・)
.
今回はスウェーデンプログラム。いつも珍しい曲をするアマオケさんなのだが、一時期私もスウェーデンものにはまっていたので、今回の予習は楽であった。今回のプログラムは全部CD持ってるぜ。「スウェーデン」なんて最初のほうは歌詞つきで歌えるし(北欧歌曲集のCDを買うと大体入ってる)、ステンハンマルなんて二種類CD持ってるし(まあ、このオケにしたらステンハンマルなんてかなりメジャーな方だと思うが)、ラングストレムは交響曲全集持ってる。ただ、ラングストレムは第3番ばっかり聴いていたので(自身の歌曲と同じメロディなので、ロマンティックで聴きやすい)、2番はハテナ?と思ったので予習がちょっと必要だった。
.
この日大変残念なことに、なんかのコンサートとかぶったのだろうか、いつもより観客が少ない。マイナーな曲だからとか、へんぴなところにあるホールだからとか、そういうことでもない気がする。面白いのにもったいないなあ。
.
演奏は、いつも通り(曲への愛を感じる)であり。ナマで聴くのは初めてであるし、おそらくラングストレムはもう一生ナマでは聞けなそうである。CDもそんなにないので(まあ、広島の「聖地」に行ったことがないのでよくわからんのだが)、本国でも有名なのかどうか。2番も祖国への愛が感じられるいい(聴きやすい)曲である。
.
ところで、私のラングストレムの曲の全体的な印象は「何を聞いても作曲家の孤独感を感じる」というものなのだが、この演奏会の打ち上げの時に団員さん等に述べたところ誰からも(まっっっったく)共感を得られなかった。夜、北欧の大きな空の下に独りぼっちで夜空を見上げてる感じがしないだろうか。あたしの感性がおかしいのかなあ。そこが好きなんだけど。
.
アンコール曲、大変美しい。
..
・打ち上げでちょっとだけ指揮者の方とお話しできてうれしかったです。うふ。
.
・前に「ラフ」という作曲家の演奏をしたという、京都のアマオケの方が聞きにいらしてたので(私は聴きに行かなかったが知人2人がわざわざ京都まで出かけたのは知ってた)、初対面だが少し(かなり)お話しをした。まあ、同じようなスタンスのオケということではるばるいらっしゃったようである。ラフって最初ラフマニノフの略なのかと思ったくらい全然しらなくて、この日も「ああ、レフの曲やったオケですよね」とか言ってしまった。惜しかったよね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年9月19日 (月曜日)

スピーカーを買う。

新しいパソコン、びゅんびゅんサクサク絶好調です。
でも。せっかくドルビーシステムのパソコンを買ったのに、所詮薄っぺらいノートパソコン。そんなにいい音はしないよねえ。
.
ということで。
いい音を再現できるよう、外付けのスピーカーを買いに休日出勤の帰りに家電量販店に。もうね、私最近「家電芸人」並みに電気屋さんが好きになってきたから。
.
で。
いろいろ見たんだけど、安いのはそれなりの音しかしないんだよね。
.
そんなこんなで、某お坊さん御用達のスピーカーを購入。やあ、やっぱり儲かってるお寺にあるようなやつだからね、値段もちょっとお高いわけ。音もいいわけ。
..
横幅たったの18センチなのにですよ。おうちがムービーシアターになったり、ムジーク・フェラインになったりロイヤルアルバートホールになったりするんですからね。文明ってすごいねえ。お豆腐食べながらとか、お米とぎながら、お風呂入りながらとかでもドゥダメルやティーレマンの演奏会場にいるんだよ。無線だからね。
.
そのうえこの子、11か国語もしゃべれるの。英語やドイツ語だけでなく、オランダ語もポーランド語まで話すんだよ。うちのはもちろん日本語対応に設定したけどね。坊主はんぱねえわ。
 
 
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2016年9月18日 (日曜日)

トリスタンとイゾルデ 二期会

ワーグナー:歌劇「トリスタンとイゾルデ」
トリスタン:ブライアン・レジスター
イゾルデ:横山恵子
マルケ王:清水那由太
クルヴェナール:大沼 徹
メロート:今尾 滋
ブランゲーネ:加納悦子
牧童:大野光彦
舵取り:勝村大城
若い水夫の声:新海康仁
ヘスス・ロペス・コボス指揮
読売日本交響楽団
二期会合唱団
(東京文化会館大ホール)
.
過去記事:カンブルラン/読売日響 トリスタンとイゾルデ①
.
まず、大変喜ばしいことに本日やっと新しいパソコンが届いた。そんで今もうこうして使っている。最初の「わいはい」接続には思いのほか苦労した。「こんなにつながらないんじゃ、もしかしてわいはい飛んでないのかも」とか疑ったくらい。つながらない原因は、電気屋の書いてくれた手書きのIDパスワードの数字が間違っていたからであった。自分のところに届いたメールで確認して正しいのでやってみたらすんなりと接続できた。これが最初からあってれば、3分くらいでできたはず。
.
まあ、○ッ○○○ラのおにいちゃんも親切にしてくれたし、ずいぶんといいパソコンを5万円ちょいで売ってくれたのだから、文句は言わないとしよう。
.
で。本日行ってきたトリスタン。昨年、カンブルラン指揮の読響の演奏会形式のに2回とも出かけて、たいそう素晴らしかったので、また鑑賞することにした。正直、日本人キャストは今更感(←失礼!)もあったのだけど、歌唱もかなりのレベルだったと思った。
.
第1幕。さほどいろんなものがあるわけでもない簡素な舞台装置。舞台には二枚の壁が合わさっていて、波の模様が全体に書いてある。中央には井の頭公園とかにあるくらいの簡素なボートとオールが2本。ボートにたたずむイゾルデと、ボートの外にブランゲーネ。海の中で溺れちゃうぞブランゲーネ。
.
そんで私、横山女史の舞台姿と簡素な舞台を見て、「ああっ、昔懐かしい新バイロイト様式のようじゃ!まるでビルギット・ニルソン!」とか思ってふつうに観ていたんだけど。
.
となりに座っていたご夫婦の奥様が第一幕終わったあと、怒りながら「あたし、許せないわ。もうちょっとお姫様みたいな人ならいいのに、これじゃ感情移入できないわ。声はいいけど。」と。(ごめんなさい)
.
私もはたと気づく。中学生の時からワーグナーをふつうに聴いていたし、写真とかでヒロインの姿を見たりしてたので、正直ワーグナーのヒロインはニルソンみたいな人が普通だと思ってた。まあ、リゲンツァとかデルネシュ、はたまたW・マイアーみたいに声も素晴らしくて美女のイゾルデなんて奇跡でしょ。
.
だって横山さんなんて今回のチラシのライプツィヒ公演の写真の現地イゾルデよりよっぽど可愛かったじゃない。そして声は力強さも女性らしさもあり、素晴らしい。第1幕からかなり飛ばしてたので「最後まで持つのかなあ」と少し心配になったけど、大丈夫。やっぱりパワーが大事ねワーグナーは。
.
(池田香織さんも実は聞きたかったんだけど・・・予算オーバーのため見送り。評判よいので残念。)
.
しかしまあ、今回も素晴らしいと思ったのはやっぱりブランゲーネ役の加納さんで。まあ、加納さんのブランゲーネは観るの2度目なんだけど、今回の演出がかなりブランゲーネに重きを置いていたようで、苦悩するイゾルデを敬ったり、慰めたり、はたまた毒薬を飲ませるようにイゾルデに言われて悩んだり、苦肉の策で惚れ薬を飲ませてしまった時とかの戸惑いの演技が秀逸であった。舞台女優並みでしょ。いや、オペラ歌手ってある意味舞台女優か。
.
あと、クルベナール役の大沼さんもホント素敵でしたわ。「ダナエの愛」のときもかっこよかったのだけど、今回はもっとやんちゃな若々しい演出であった。まるで遠い昔の白黒映像の(YouTubeとかでたまにボロボロ落ちてる)F=Dの映像みたいな感じ。とても可愛らしい。
.
トリスタンは・・・思ったより歌えてた。まあ「歌えてた」以上のものはないけど。びわ湖よりは全然まし。
,
第2幕。壁紙が変わり、今度はルノアールの絵の拡大版みたいなグリーンの点描画の拡大みたいなの。そんで裏返しにされたボートとオール。マルケ王とちっともうまくいってないイゾルデ(当たり前か)。で、ろうそくの火を消して赤いスーツに身を包んだトリスタンが嬉しそうに登場。なんか・・・もうここらへんになるとなんだかカンブルランの時の演奏会形式が懐かしくなってしまった。なんかなあ・・・見ててむずがゆくなってくるんだよね、演出なんてなくていいのに(←じゃあ、何故見に行った)。
.
まあ、演出で「おお」と思ったのは2幕の最後でトリスタンとイゾルデが相次いでナイフで自分の両目を切ったとこで(イテー)、私はちょっとだけ「え」とか言ってしまった。あとは思ったより普通の演出かな。あ、愛の二重唱の通常カットあり上演でした。
.
第3幕。なんか現代美術の「おっきな筆で書きなぐったような」壁紙。中央にはやっぱりボートだが、今度は真ん中で折れている。オールも折れていて、そこらへんに散らばっている。ボートの中で寝ているトリスタン。グレーのスーツ姿のクルベナール。かっこいい。なんかクルベナールばっかり見てしまう。もうトリスタン役には興味がなくなってしまった。
.
牧童役の人が白いスーツで白いお帽子をかぶってて、しょっちゅう帽子を脱ぐんだけど、何アピールなんだろう、つるつる頭に後光が射して(ごめんなさい)きらきらしてた。演出上何か意味あるんかなあとか注目してたんだけど、ただ禿げてただけだったみたい(ごめんなさいごめんなさい)。
.
トリスタンは黒い目隠しをしてたんだけど、イゾルデが到着したと聞いて目隠しを取る。もうなんかめっちゃ歓喜だったんだけど、そこらへんになるともう私トリスタン役にはやっぱり興味がなくって、「ただおっきな外人が勝手に苦しんでる」みたいな感覚に陥った。いやあ、ここんとこの読響はホントに素晴らしかったなあ。「こんな音も出してたんだ」とかいろんな新たな発見があった。このオペラの主役はオケなんだなあ。
.
イゾルデが目隠しして登場。まあ、周囲では普通に修羅場を演じ、クルベナールは自分で自分を刺したりして死んでしまう。ブランゲーネはグレーのスエットみたいな素敵なスーツで登場。あーゆー服ほしいな。
.
イゾルデの愛の死で、「最後どんなどんでん返しが??」とか思ってわくわくしてたんだけど、ヒロインは折れたオールをつなぎ合わせて、ボートもつなぎ合わせて、ボートの中で歌って終わり。結構普通。横山さんはいつもながらメタリックな声で素晴らしい。日本人では最高レベルのイゾルデでは。
.
マルケ王が若干「若すぎるかなあ」って思ったけど、みなさんよかった。あらかわバイロイトで大活躍の今尾滋さんもメロートで頑張ってた。
.
ちょっと残念に思ったのは二期会合唱団が(上演中もカーテンコールも)まったく顔を出さなかったこと。舞台裏では普段着だったのでしょうか。演出とは言え、もっと舞台上に出てきて歌ったほうが男声合唱の迫力があるのに。もうちょっと聞こえたかったなあ。
.
オケは(何度も言うけど)素晴らしかったし(ホルンとかクラリネットとかとくに)、いつもながらよい音であった。カンブルランと比べて、指揮はごくごく普通のテンポだった。
.

----
.
初めて上野でポケモンGOやってみたんだけど(もうレベル22なの!)、ポケストップが「ヘラクレス像」とか「カレーの市民」とかで芸術的で上野らしいなあと思った。レアポケモンのハクリューを初めてゲットしたぜ。ピカチューは山手線内で逃した残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

世の中は3連休ですが。

楽しい連休を過ごしている民たちよ、こんにちは。

普通の会社員の方は3連休のようですね。

私は1連休、いや、最早連休ですらありません。

原因は、今月の暦にあります。日本政府は「日本の民たちよ、働きすぎじゃ。そうじゃ連休をあげよう。楽しまれ。」と、お休みを与えました。それがかえってあだとなり(祝日は銀行休み、給料日が23日)、こんなに働く結果となりました。私、これでもこのところ暇だったんだ。結構友達と遊んだりしてたし。

昨日は夜10時まで働いて・・・電車に乗ったらまわりはみんな酒臭いし。いや、自分が酔っぱらってる時だってあるんだからなんとも言えませんけど。

はあ。

日本中の総務・労務関係の方々、頑張りましょう。

‐‐‐‐‐

全く別件ですが、此のところ更新されている、歌舞伎役者さんの奥様の話題の某ブログですが、思うところがあり、たまに読ませて頂いてます。

私も二度ほど、検診でガン疑われたことがあったから。

でも、私の場合はどっちも徹底的に調べてもらったし、片方は手術までして、「良性です」って言われてほっとしたし。

もう片方はニューガン検診で。女医に「どうしてこんなになるまでほっといたんですか!!」ってこっぴどく怒られて。帰り道にもう気持ちは真っ暗で。頭の中ではカスリーン・フェリアの歌声が流れ、「わたし、同じ病で死ぬのかあ」とか思って。

で、専門のクリニックに再検査に行って、最新の機材でありとあらゆる検査をしたんだけど、結局「それ」の中身はただの水で(!)。注射器でぎゅーぎゅー絞り出された挙げ句(いたいよ)、「まあ、全然大丈夫でしょうけど、生検もしましょう(せっかくここまで来たんだから)」と、なんか「にく」の一部を取られて(いたいよ)、詳しい検査をしてもらって、後日「なんともない」と言われたんだった。

なんともない人が、ここまで検査するのに、なんともある人が(授乳中とは言え)生検もしないなんて。

正直びっくりした。全然知り合いじゃないのに凄く残念。ただただもう、残念。時を戻してあげたい。

‐‐‐‐‐

「盛り土」が話題ですが、盛り土と聞くとメイエルホリドを思いだし、「さてメイエルホリドってなんだっけ?」と、Wikipediaを調べてしまう、悲しいクラヲタ。


| | トラックバック (0)

«パソコンを買う